プラグイン

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プラグイン - (2013/09/12 (木) 16:52:42) の編集履歴(バックアップ)


@wikiにはいくつかの便利なプラグインがありますぞwwwwwwwwwwwwwwwwww







これ以外のプラグインについては@wikiガイドを見る以外ありえないwwwww
=>http://atwiki.jp/guide/


盆も過ぎ夏休みも終盤を迎えようとしているとある高一の正午。
カーテンを閉め切った薄暗い部屋で毛布にくるまりぼーっと画面を眺めていた。
「燃える太陽背中に背負い!唸る心はハートフルプリズム!
皆の希望を守るため!貫く己のマジカル☆ハート!
魔法少女マジカル☆ココル、ただいま見ッ参ッ!!
喰らえ、マジキチ☆ストリィィィイイイム!」
「な、どこから現れやがっ ぐぎゃあああああ!」
画面の向こうで神出鬼没な速攻攻撃で相手の不意に強烈な光線攻撃をぶちかましているのが、弱気を助け巨悪をくじく元気ハツラツ魔法少女ココルちゃんだ。
ピンクの髪にフリフリなドレスをまとった可愛らしいその見た目からは想像もできないほどの連続攻撃は、敵の反撃をゆるさない。その持ち味にちなんで、通称マジキチ☆ココルちゃんと呼ばれている。
「もう悪いことしちゃだめなんだよ!?」
「うぎいい、もうしませんんんん」
ココルちゃんはその敵を抹殺せんとする凶悪な連続攻撃とはうらはらに相手をしとめず、更生の機会を与える超絶優しい一面も持ち合わせている。
ちなみにココルちゃんの住む世界はこちらとは別の世界、「マジk…(以下長いので略

謎の解説を頭の中で唱えているうちに、気づけば現実の世界はおやつの時間を迎えようとしていた。
ああ、今日もまた不毛な一日を過ごしてしまうのか。
最近は朝遅く起床→PC→飯→PC→夜遅く就寝のループに突入している。
嗚呼、悲しきことかな。されど我PCす、故に我あり。
いと暇なり、まことやパズドラせんと思い立ちて我スマホをつけにk
いかんいかん。言語が古語になってしまうとは、ついにこの生活のなかで頭がおかしくなってしまったのかもしれない。
「はあ、マジキチ☆ボンバイエぇ…」
ふとそんな事をつぶやく。
この言葉をピンチの時につぶやけばココルちゃんが助けに来てくれる。
詳細については先ほど解説済みのはずだ。
そんなこんなでスマホの電源をつけるとけたたましい着信音とともに大量のメッセージが画面に陳列された。
――小鳥遊くーん、もうすぐ始まるよー?
――お前…無言で遅れるってこたあ、指の何十本かちぎる覚悟はできてるんだろうな。
――小鳥遊殿終了のお知らせ、部長が激おこぷんぷんドリームの模様
一瞬体がフリーズする。



 というところで俺の目は覚めた。
学校へ行く準備をする前に少し寝てしまったようだ。
「さっきまで三時だったのに」
さきほどまで三時をさしていた時計の針が、今はだいたい四時をさしていた。二時間以上の大遅刻だ。俺は、もう急いでも仕方がないので、のんびり準備をすることにした。
 学校へ行く途中、よくできた夢だったな、とみていた夢のことを考えた。多分アニメのみすぎだろう。現実であんなことが起きるはずがない。あれ?これってフラグじゃね?
結局何も起こらなかった。残念だ。
 なんとか四時半までに、学校へ着くことができた。それにしても暑い。溶けそうだ。気が進まないが行かなければならないので、部室に向かう。文芸部の部室は二階のとある教室だ。一階から二階への階段の前についた。なんだか足が重い気がする。そうか、二階が俺を拒絶しているのか。なら行かないほうがいいな。携帯電話を取り出しメールを打っていると、
「明日(ぬくい)君、君はそこで何をしているのかな?」
厄介な奴に見つかってしまった。逃げよう。
 捕まってしまった。連行されまいと抵抗したのだが、無駄だった。とりあえず、部室に着くまでは反省の色をしめすために黙ってついていくことにする。これで俺の罪も多少軽くなるだろう。この計画完璧すぎる。
部室前__
ここまで来たらもう入るしかないだろう。ドアを開けて中に入ると部員全員の顔が一気に俺のほうに向く。こわい。さっきまでは、冗談をかましてやろうと思ったが、この空気の中では空気を悪くするだけだろう。もし、ここで冗談を言える奴がいるなら、そいつは勇者か、よっぽどの馬鹿だろう。俺は遅刻した理由(言い訳)から話すことにした。
「実は、かくかくしかじかで…だから遅れました。すみませんでした!」
許してもらえただろうか。いや、許してもらえているはずだ。階段の前で携帯を出していた理由を言ったら、空気が悪くなった気がきっと気のせいだろう。
 あいている席につき、校庭をみると、炎天下の下、野球部が練習をしている。クーラーの効いている部室から校庭をみていると、なんだか勝ったような気がしてくる。インドア万歳。ふと大事なことに気がついた。まだ自己紹介と文芸部員の紹介をすましていないのだ。誰に対してするのかわからないが、なんとなくしなければならない気がした。