概要
頭のカブトムシのような角と、腹部の盾のような鉄板を特徴とする動物系の魔物の子。
(完全版11巻に収録された『ガッシュカフェ』により、公式的に「動物系の魔物」と明言されている)
リーヤが地面に手を付いて相手を角でつつくのは「友好のしるし」であり、気に入られた証拠である(第198話)。
作中でこれが行われた相手は
ガッシュ・ベル(第198話・第209話)と
ウマゴン(第228話)だけである。
また、少年サンデー版の単行本22巻の中扉(『
金色のガッシュ!!20周年ありがとうなのだ!ブック
』でも閲覧可能)では、アリシエに対して行われている姿が見られる。
誰かを認めた時は状況を選ばずに行うのか、こちらの中扉絵においては子供達を救うために岩を担ぎ上げている最中のアリシエをつついている。
パートナーのアリシエは、リーヤから貧しい村を守る戦士と評される人物(第203話)。
村や家族のためにならば迷わず命を捨てられる性格をしている。
「戦人」は「村を敵から守る時の姿」であり、一切の甘さを捨て、魔物との戦いにすら生身で渡り合う戦闘力を発揮する。
一方で、
術カードは豊富な割に、使いやすいカードが乏しい傾向にある。
特に攻撃術はあまり攻撃を通しやすいカードがなく、コストパフォーマンスこそ良くても大した見返りを見込めないカードが多め。
味方魔物との連携が必須になるが、
かばえない効果を持つ
S-601 シャオウ・ニオドルクが攻撃術としては一番のカードとなるだろう。
防御術は割と優秀な傾向にあるものの、このゲームにおいて防御術が不遇がち、尚且つリーヤは「別ページから術を使う」効果がないので防御術を活かし辛いというのが問題の一因と言える。
よって、術に関しては味方魔物に任せる事も視野に入れて魔本を構築していきたい。
代表的なカード
魔物カード
MPを3払う事で、このターンのエンドフェイズに「相手に相手の場のカード1枚を捨て札にさせる。ただし、相手の場のカードが1枚なら捨て札にしなくても良い」効果を【スタンバイ】させる。
相手に選択権があり、適用までにタイムラグもある事から、活用の難易度は少々高めとなるカード。
魔物以外のカード1枚除去となるようだとMP3は重い一方で、魔物を選ばざるを得ない状況にできれば低コストでの
魔物破壊として働く事が見込める。
相手の選択肢を狭められるように
E-070 黒い覇道等で積極的に除去を行いながら使うようにしたい。
MP1で合計魔力8000・2ダメージの攻撃または防御を行う事ができ、このターン中に自分が「アリシエ」の効果を使っていれば1ターンに2回まで使用可能となる。
MP1で2ダメージが出せる
格闘効果というだけでも最低限の水準は十分に満たしており、それが1ターンに2回も使えるというのはかなり優秀。
中でも
アリシエ(戦人)《戦人》との相性は抜群で、「使用を宣言する→」効果によってこちらの2回使用条件を満たせる上、
格闘効果同士で連携も取れる。
S魔物カード
MP1で自分の魔本の好きなページか捨て札から
パートナーカード「アリシエ」1枚を場に出す効果を持つ。
アリシエ《本物の男》との相性がとても優れるカード。
このカードを使うなら
アリシエ《本物の男》を使い回して魔物とパートナーの効果をロックしていくのが基本となる。
また、場で腐らせないように注意する必要があるが、「バトル・インの確認」に対して
アリシエ《覚悟の選択》を呼んでくるというのも選択肢となる。
捨て札からも呼び出せるので、1枚ずつ入れておくだけで十分に機能し、魔本のページを節約できるというのも嬉しいポイント。
W魔物カード
場にある限り、「自分の
W魔物は相手の効果では捨て札にならない」効果と「自分は
かばえない時も
W魔物でかばえる」効果を適用する。
魔物破壊と
かばえない攻撃の両方を1枚で対策できるカード。
最大限活用しようとすると
W魔物を大量展開する必要があるのが難点だが、
E-174 エレメント束ねてを使えばカバーする事もできる。
一応、このカード自身が
W魔物なので、他に
W魔物を入れていなかったり、妨害されて出せなかった場合でも、このカードだけが恩恵を受ける使い方はできる。
VS魔物カード
VS魔物カード(アリシエ)
※「リーヤ」の魔物カードとしては扱われないので、「リーヤ」の術カードが使えない点には注意。
パートナーカード
捨て札にすると、このバトル中の相手の術1つを無効にし、そのコスト分、自分のMPを減らせるだけ減らす。
カースド版を
E-197 呪いを受けし者の適用下で使うと、MPを減らす対象が相手になる。
MPを消費してしまうリスクはあるものの、相手の術を無効にできるカードなので非常時の防御手段としては有効。
特に
リーヤ《死なせるもんか》を使う場合には、そういった用途で運用しやすい。
カースド版は
MP枯渇を兼ねられる点は優秀なのだが、真ルールではバトル中に
E-197 呪いを受けし者が使えなくなったので、バトルに入る前に使用し、尚且つこのカードを展開している必要がある。
当然、その状況で相手が術を使ってくれる可能性は無いも同然なので、牽制以上の働きは見込めない。
捨て札にすると、相手の魔物1体を選び、次のターンのエンドフェイズまで、その魔物の「魔物の効果」とその魔物のパートナーの効果を封じる効果を【ステイ】させる。
【ステイ】効果ではあるものの、2ターンに渡って魔物及びそのパートナーの効果を封じられるのはかなり頼もしい。
捨て札からも呼び出せる
リーヤ《死なせるもんか》との相性は抜群に良いため、基本的にはそちらとのコンボで使い回したいところ。
アリシエに重ねるという「場に出す条件」を持ち、「使用を宣言する→」で合計魔力8000・2ダメージの攻撃または防御が行える。
貴重な
格闘効果を持つパートナーカードで、その効果も使用条件・合計魔力・ダメージ量・攻守両用と全ての面でハイスペックな性能を誇る。
リーヤ《野性の血》との相性は非常に高いが、このカード自体のスペックが高いので他のリーヤに付けて使っても活躍できる。
ただし、下に重ねる「アリシエ」が必要となり、除去されれば2枚分のディスアドバンテージを負う事になるので、除去効果には注意が必要。
なお、カードには
S魔物と同じプリズム加工がされているが、このカードは
S魔物のような扱いをするルール・テキストはないので
E-080 スカイダイビング等で展開はでき、下に重ねたカードの効果は使用不可能となる。
術カード
―第1の術「ガルバニオ」
MP1で魔力+1000・2ダメージの攻撃術で、追加でコストを1増やすごとに魔力を+1000できる(いくらでも追加できる)効果を持つ。
追加コストは術を使うタイミングで払う必要があるので、防御されたから追加で払うというプレイはできない。
MP1で2ダメージが出せる術としては使えるが、同様に使える
S-602 バルド・ニオセンの方が優先する価値は上だろう。
こちらを使うなら残りMPを調整できる事をメリットにできるように構築したい。
―第2の術「ガンズ・ニオセン」
MP2で魔力+3000・1ダメージの攻撃術で、追加でコストを2増やすごとにダメージの回数を1回増やす(追加できるコストは4まで)効果を持つ。
最大でMP6で1ダメージ×3を出せるが、コストパフォーマンスは低め。
他の魔物やイベントカードの
ダメージをふやす効果で補わない事には、実用に厳しいカードとなるだろう。
―第3の術「ゴウ・アムルク」
MP1で魔力+3000・1ダメージの攻守両用術で、防御に使うと魔力を更に+3000する効果を持つ。
基本的にはMP1で魔力+6000の防御術として考えたいカード。
サブの用途として攻撃にも使えるので完全に腐る事態にはなり辛く、「攻防ページ」構築にも役立てやすいのがポイント。
―第4の術「ラージア・シルニオ」
―第5の術「シャオウ・ニオドルク」
MP5で魔力+6000・3ダメージの攻守両用術で、「直前のターンに、自分が他の魔物の術で防御」しているか「このターンに、自分が他の魔物の術で攻撃」していれば
かばえない効果が付く。
条件付きだがリーヤにとっては唯一の
かばえない効果を持つカード。
「他の魔物の術」が条件となるので、リーヤでは条件を満たせず、味方魔物でも
格闘効果では駄目という点に注意。
基本的には、同じ見開きに味方魔物の術を配置して連携させるのが良いだろう。
コストは5と最大術としては低い方なので、最終ページ以外でも使いやすく、連携も見込みやすいのは大きなポイントとなるか。
―第6の術「ガルドルク・ニオルク」
MP2で魔力+2000・1ダメージの攻守両用術で、防御で使うと魔力勝負の勝敗にかかわらずダメージを1減らす効果を持つ。
防御し切れない高魔力の攻撃も確実にダメージを減らす事ができ、攻撃として使う事もできる術なのが特徴。
しかし、リーヤには防御に特化した、より優秀な術が複数あるのが難点。
特に攻撃にも使う事ができて、防御成功も期待しやすい
S-535 ガンズ・ニオセンが大きな壁と言えるだろう。
―第7の術「バルド・ニオセン」
MP1で魔力+2000・2ダメージの攻守両用術で、このバトルの「効果の使用」の時に、MPを1減らすごとにこの術の魔力を+2000できる(減らせるMPは3まで)効果を持つ。
魔力を増やせるのが「効果の使用」のタイミングというのが大きく、防御された時に不足分を追加して突破が狙える。
S-534 ガルバニオと比較するとこちらは上限があるが、魔力+8000という上級術クラスの魔力ならそう簡単に防がれる事はないので、採用価値はこちら優勢となるのに変わりはないだろう。
防御にも使用でき、その時にも魔力を上げられる。
その場合のコストパフォーマンスは悪い方となるが、いざという時に防御に使えるのは悪くない。
―第8の術「ディゴウ・シルシオ」
―第9の術「ピック・ガルニオ」
このターン中に自分が「アリシエ」で攻撃していれば使えるという「カードのルール」を持つ、MP1で魔力+2000・1ダメージの攻撃術で、「相手の魔本にダメージ」か「このターン中の自分の「アリシエ」による攻撃のダメージを「かばった」相手の魔物1体を選び、捨て札にする」効果のどちらかを使える。
使用条件により、
アリシエ(戦人)《戦人》または
ザルチムVSアリシエ《鬼気迫る》(+一部のカード)が必須となる。
魔本に1ダメージを与えるだけでは力不足なので、捨て札にする効果を極力狙いたいところ。
しかし、相手がかばうかは相手次第な上、ダメージではなく「効果による捨て札」なのでメタ効果でも防がれやすいという、課題が多めなカードとなる。
一応、かばわれなかったり、捨て札メタ効果を突破できない場合には魔本に1ダメージを選べるので、使用条件さえ安定して満たせるなら腐る心配は少ない。
―第10の術「ゴウ・ニオドルク」
MP1で自分のターンに使う非バトル術で、次の自分のターンのエンドフェイズまで「《格闘》使用を宣言する→合計魔力8000で攻撃(相手の魔本に2ダメージ)、または防御する」効果をリーヤに付与する【ステイ】。
3ターンに渡って続くので、MP1で計4ダメージ分の攻撃と防御1回分を得られる。
リーヤの攻撃手段としては最もコストパフォーマンスで優れるが、【ステイ】なので
取りのぞく効果を相手が用意していると、一度も役に立たないまま解除されるリスクもある。
―第11の術「ニドルク」
MP1の魔力を持たない防御術で、魔力勝負の勝敗にかかわらず、「相手の攻撃のダメージを1減らす」効果と「このバトル中、自分のリーヤは2ダメージ以下のダメージを受けない」効果の両方を使用する。
リーヤがかばえる状況であれば3ダメージ以下の攻撃を無力化可能で、
かばえない場合でも被害を軽減できる。
確実にかばいたいなら
ウマゴン&リーヤ《大きな違い》とコンボさせるという手もあり、リーヤの有力な防御術の一つとなる。
相性の良いカード
勿論、魔物・パートナーに強力なカードがある分、少数のカードだけで役割を果たしていけるので自由度は高い。
ここに挙げている例以外でも色々と試してみる価値は高いだろう。
関連カードリスト
+
|
魔物カード |
―魔物カード
―S魔物カード
―W魔物カード
―VS魔物カード
|
関連リンク
最終更新:2024年09月29日 17:36