概要
- このページではゲームの流れや基本システムなどについて解説する。
- このゲーム自体の概要やストーリーなどを知りたい場合はこのゲームについてを参照されたし。ここではゲーム的な側面について詳しく解説する。
ゲームの流れ
- このゲームについてでも書いた通り、基本的には迫りくる先生から逃げつつ学校中に散らばっているノートの問題を解き、全てのノートを回収して脱出するのがこのゲームの主目標となる。
- ステージが始まると、最初に先生が出迎えをしてくれる。この時の先生は友好的であり、まだ脅威は特にない。先生はあいさつと自己紹介を済ませた後、近くの教室に行ってノートを解くように指示してくるので、指示に従ってノートを解きに行こう。
- 教室に行ってノートを使うと、先生からノートについての説明が入る。この説明は一回しか流れないのでよく聞こう。そしてやるべきことがわかったらノートの問題を解いていこう。
- ノートにある全ての問題を解けばそのノートを回収することができる。基本的に正答することが前提になるが、誤答してもノートを回収することは可能である。ただし、一問でも誤答すると先生は激怒する。なお、ノートには基本的に一問だけ解けない問題が存在するため、最終的にはどうあがいても誤答することになる。
- 問題に誤答すると先生は激怒し、こちらを殺しにかかってくるようになる。このゲームはここからが本番であり、プレイヤーは先生から逃げながら全てのノートを回収する必要がある。
- 問題を誤答すればするほど先生の速度が上がるため、終盤はかなり厳しい戦いとなる。アイテムや戦略を駆使して全てのノートを回収しきろう。
- 全てのノートを回収すると先生とのファイナルチェイスに挑むことになる。形式はステージによって異なるが、いずれも猛スピードで迫る先生から走って逃げながら、ステージ脱出のための最後のミッションに挑む点は同じである。これを乗り越えればいよいよステージクリアとなるので、最後まで気を引き締めていこう。
- 無事にファイナルチェイスをクリアすることができれば、ついにステージクリアとなる。主人公は次の階へと進み、新たなるステージが解禁される。
基本システム
操作方法
- このゲームはキーボードとマウスを用いて操作を行う。操作方法はAEwVSとほぼ同じである。
- WASDキーで移動、マウスで視点の操作を行う。移動中に左シフトキーを押すことで走ることもできる。ただし、走るとスタミナを消費し、スタミナがなくなると走ることはできなくなる。
- なお、前後の移動は矢印キーで行うことも可能である。左右の移動は対応していない。
- ちなみに今作は後ろを見ながら走ることも可能である。
- リマスター版のバージョン1.2~1.23の間は、走ると正気度も減少する仕様だった。1.3.0以降は撤廃され、代わりにノートを解いている間に正気度が減少するようになった。
- Eキーで目の前のものを調べることができる。扉を開けたりアイテムを取ったりするときなどに使用する。
- Cキーを押すと深呼吸ができる。キーを押している間は空気を吸い込み、キーを離すと吸った空気を吐き出す。吸い込んでいる間は空気度が減少し、吐き出すと吸い込んだ量に応じて正気度が回復する。また、吸い込んでいる間は移動速度が減少する。
- マウスホイールを動かすかキーボードの1~4キーを押すと持っているアイテムを選択し、手に持つことができる。その状態で右クリックをすると手に持っているアイテムを使用することができ、Rキーを押すとその場に捨てることができる。
- ただし、ゴミ箱の前で右クリックを押した場合はアイテムを使わずにゴミ箱に捨てる。
- Qキーを押すとポーズメニューを開くことができる。ポーズメニューで出来ることは再開、設定の変更、タイトル画面へ戻る、ゲームを終了の4つで、ポーズメニューを開いている間は時間が停止するので、小休止を挟むことも可能である。
- リマスター版のバージョン1.2.2以降はTABキーを押すことでLevel Taskを確認することができる。Level Taskにはそのステージ内で何をすればいいのかが書いてあり、条件を満たし次第、順次更新されていく。
- しかし内容は割と大雑把なので、あまり気にしなくても問題はない。
UI

- この画像はこのゲームのプレイ画面である。これを元に説明を行う。
- 画面左下の緑色のバーはスタミナゲージである。走っていると減少していき、尽きると走ることができなくなる。その場に立ち止まると回復していくほか、Chocolate barなどの食べ物系のアイテムを使うことで回復することができる。
- 画面真下の赤色のバーは正気度ゲージである。Samaraの近くにいるなどすると減少していき、尽きるとゲームオーバーになる。深呼吸をすることで回復することができる。
- リマスター版のバージョン1.2以降は正気度が少なすぎるとノートを解くことができないようになった。また、Nurseが追加され、彼女を利用することで正気度を全回復できるようになった。加えて、深呼吸による正気度の回復量がかなり抑えられ、深呼吸だけで回復を賄うのが難しくなった。
- また、リマスター版のバージョン1.2~1.23の間は走っていると正気度が減少する仕様があったのだが、1.3.0以降は撤廃され、代わりにノートを解いている間に正気度が減少するようになった。
- 画面右下の水色のバーは空気度ゲージである。深呼吸で吸い込んでいる間は減少し、尽きるとむせてしまうが、特に不利な効果はない(*1)。何もしていなくても自然に回復していく。
- 画面右側の4つの丸はアイテムストレージである。アイテムを取るとこの丸の中に表示される。アイテム1個につき1枠を使用するため、アイテムは最大4つまでしか持てない。
- ストレージに付いている赤い枠(画像では一番上の丸についている)はカーソルを表し、カーソルを合わせるとそのアイテムを手に持つことができる。手に持った状態ではアイテム名が丸の左側に表示され、この状態ではそのアイテムを使用することができる。
- 画面上部の表示は集めるべきノートの数を表している。まずは表示で示されているノートを全て集めることが目的となる。
- リマスター版のバージョン1.4.2以降では、左下に体温ゲージがある。これは室温によって増減していき、最大値または最小値に達してしまうと死亡する。
- 一部の部屋は室温が他の場所と異なり、そこにいるだけで体温がどんどん増加または減少していくので、長居は禁物である。逆にそれ以外の場所では体温の増減は起こらないので、気にする必要はない。
- 室温が異なる部屋にノートがある場合、それを解いている間に死亡してしまわないかよく考えてから解くかどうかを決めるといいだろう。
ステージギミック
- ステージ上には様々なギミックがある。上手く生かせれば攻略の鍵となるかもしれない。
- ここではほとんどのステージに登場する汎用的なギミックを紹介する。
自動販売機
- 黒色の長方形の自動販売機。これに対して硬貨系のアイテムを使用すると、特定のアイテムに引き換えることができる。
- 具体的に言うと、25 centはSodaに、50 centはChocolate barに引き換えることができる。1 centは額が小さすぎるためか使うことができない。
- リマスター版の1.3.1以降は硬貨がアイテムに置き換わるのではなく、硬貨使用時にアイテムが下から出てくるという仕様になった。リアリティは増したが、アイテムを拾う手間が増えたので少し面倒になった。
給水機
- 灰色の給水機。調べることで水を飲み、スタミナを微量回復させることができる。
- 一度回復してから次に回復するまでの間には少しインターバルがあるため、連打しても回復量はあまり変わらない。
ゴミ箱
- 灰色の四角形のゴミ箱。このゴミ箱の近くで左クリックをすると手に持っているアイテムを捨てることができ、調べるとゴミ箱の中身を漁ることができる。
- ゴミ箱を漁ると一定確率でその中身をランダムに入手できる。この判定は調べる度に行われるので、中身が欲しい場合は連打することが推奨される。
- ゴミ箱の中身は玉石混合で、何も入ってなかったり、Used canなどのゴミ系のアイテムが入っていたりすることもあれば、Chocolater barなどの食べ物系のアイテムが入っていたり、Chickenが入っていたりすることもある。また、特定のゴミ箱にはBlue door keyが必ず入っている。
- とはいえ、有益なものが入っている確率は低いので、アイテムが欲しい場合も通り過ぎるときにさっと調べる程度で十分だろう。アイテムが欲しいならゴミ箱に執着するのではなく教室へ向かおう。
ロッカー
- 青色の長方形のロッカー。Lock pickを使うと開けられることがあり、開けたロッカーを調べることで中身を漁ることができる。
- 開錠の判定はLock pickを使うたびに発生するので、開ける際は連打推奨である。
- リマスター版では赤いデザインに変わった。
- 開ける手間がかかるくせに基本的には何も入っていないので、明らかにコストとリターンが釣り合っていない。基本的には無視で良いだろう。
- ただし、一部ステージの特定のロッカーにおいてはBlue door keyが入っていることもあり、それが攻略において重要な役割を果たすステージもあるので、完全に思考の外に放り投げてしまうのはお勧めしない。頭の片隅には置いておこう。
ベル
- 黒色の長方形のベル。壁に立てかけられており、3分ごとにベルが鳴り響く。
- ベルの音は授業時間/休み時間の切り替えを意味している。最初は授業時間であり、走るなどの校則違反の行為をしているところをPrincipalに見られると連行されてしまうが、その後にベルが鳴って休み時間になるとその間は連行されることがなくなる。詳しくはPrincipalのページを参照。
- 完全に無視することも可能だが、走るなどの行為が自由にできるかどうかを知れる貴重な手がかりなので、プレイを磨きたいのであれば活用したいところ。
- ただし、クラシック版においては一部のステージで時間の切り替えが正常に行われないバグがあり、それらのステージでは全く意味をなさないので要注意である。
- なお、このバグはリマスター版のバージョン1.4.0で修正されたので、リマスター版においては気にせずに活用していくとよい。
- 場所によってはベルが近くに一切配置されておらず、音が全く届かない場合もあるので注意したいところ。
- ただし、クラシック版においては一部のステージで時間の切り替えが正常に行われないバグがあり、それらのステージでは全く意味をなさないので要注意である。
- リマスター版のバージョン1.4.0以降はベルに近づくと今が授業時間か休み時間のどちらなのかが表示されるようになった。どちらか分からなくなってしまった場合は確認するといいだろう。
火災報知器
- 赤い箱の形をした火災報知器。リマスター版のバージョン1.3.0で追加された。
- ボタンを押すと警報が鳴り響き、その後は意味もなく報知器を押したとしてPrincipalに連行されることになる。現段階では押してもデメリットしかないので、通常は押すべきではないだろう。
- ちなみに余談だが、これを押した際はEmilyがこれを押す専用のモーションを行う。下の方を向くと見ることができるので、暇な人は見てみるといいだろう。どうみてもボタンまで届いていない
しそのまま移動するとスライド移動することにはご愛嬌
難易度
- このゲームはステージ開始時に難易度を選ぶことができる。
- 選べる難易度は簡単な順にPuss、Boi、Default、Brainiacの4つ。
- これらの難易度に加えて、「Teachers stop moving」というオプションを選択することもできる。
- このオプションを使うとノートを解いている間は時間が止まり、キャラクターたちが一切動かなくなる。このため、難易度は大きく低下するが、その代わりに実績やACoinは一切獲得できなくなる。ただし、これを使ってクリアした場合でも次のステージは解禁されるので、どうしてもクリアできないときは使ってみるといいだろう。
- なお、音楽ステージ(Music level)以降はこのオプションを使うことはできない。
- 各難易度の違いは以下の通り。
Pussモード
- 練習用の難易度で、他の難易度とはかなり仕様が異なる。
- 先生は必ずAngelica Wilkinsになり、常に尾行される。
- 挨拶はステージごとに異なる特殊なものになる。
- 激昂していないため接触しても死ぬことはない。
- 数学のノートがある場合、それらを全て集めると消える。
- BGMはどのステージでも専用のものに置き換わる。
- 問題を間違えても、数学ステージ(Math level)では誤答判定にならずにやり直しを求められ、それ以外のステージでは誤答判定になるが何も起こらない。
- 先生以外のキャラクターは一切登場しない。
- アイテムは一切登場しない(ファイナルチェイスで出現するものは除く)。
- ACoinは一切獲得できない。
- ノートを全て集めるとAngelicaがいなくなり、特殊なセリフと共に通常通りファイナルチェイスが行われる。
- クリアすると専用の実績がもらえるがクリア判定にはならず、次のステージは解放されない。
Boiモード
- クリア判定になる難易度の中では一番簡単な難易度。
- ノートの問題は内容が簡単であるか、問題数が少ない。
- 先生の追跡速度が遅い。
- ステージによっては先生の能力が解放されるタイミングが遅い。
- Samaraの髪の伸びる速度が遅い。
- Jimmyの拘束は簡単に振りほどける。
- KittieとErtoo Walkatosiaの出現タイミングが遅い。
- ACoinは通常通り獲得できる。
- クリアすると通常のクリア実績を取得したうえで次のステージが解放される。
Defaultモード
- 標準的な難易度。
- ノートの問題は内容が標準的であるか、問題数が標準的。
- 先生の追跡速度が標準的。
- ステージによっては先生の能力が解放されるタイミングが標準的。
- Samaraの髪の伸びる速度が標準的。
- Jimmyの拘束は簡単に振りほどける。
- KittieとErtoo Walkatosiaの出現タイミングが標準的。
- ACoinは通常通り獲得できる。
- クリアすると通常のクリア実績を取得したうえで次のステージが解放される。
Brainiacモード
- 挑戦者向けの最高難易度で、Defaultモードをクリアしていても苦戦するほど難しい。
- ノートの問題は内容が難しいか、問題数が多い。
- ステージによっては先生の追跡速度が速い。
- ステージによっては先生の能力が解放されるタイミングが早かったり、能力が強化されていたりする。
- Samaraの髪の伸びる速度が速い。
- Jimmyの拘束は振りほどくのに苦戦する。
- KittieとErtoo Walkatosiaが最初から出現する。
- ACoinは通常よりも多く獲得できる。
- クリアすると通常のクリア実績と専用の実績を取得したうえで次のステージが解放される。
オプション

- タイトルメニューやポーズメニューで「OPTION」のボタンを押すとオプションを変えることができる。
- 設定できる項目は以下の通り。
Screen Resolution
- 画面の解像度を変更できる。
- 選択できる解像度は1280*720と1920*1080の二つ。
- 「VSync Enabled?」の項目にチェックを付けるとVSync(垂直同期)をONにできる。ONにするとグラフィックボードのFPSがモニターのFPSと同じになるように調整される。
Language
- ゲーム内の言語を変更できる。
- 選択できる言語はアメリカ英語とイタリア語の二つ。
- なお、言語の影響を受けるのは字幕と一部のシステム表示だけであり、音声やステージの装飾、その他のシステム表示はそのままである。
- このせいでイタリア語を話すプレイヤーは英語を話すプレイヤーに比べて少し不利な状況になってしまっている。リマスター版では少し改善されたが、まだ完全な翻訳はされていない。
- これは余談だが、実はUntitled3には言語をイタリア語にしていると最初に流れるはずのテスト音声が流れないというバグがある。
だからどうしたという話ではあるが・・・
- リマスター版では当初、このオプションは消えてしまっていたが、その後のバージョン1.1のアップデートで復活した。
- ちなみにこの影響か、リマスター版ではオプションの配置がクラシック版と異なるものになっている。
Mouse sensitivity
- スライダーを動かすことでマウス感度を調整することができる。バージョン1.1.0で追加された。
- 感度を大きくすればするほどマウスカーソルの移動量が大きくなる。
ACoin
- バージョンalpha 0.0.5で追加されたシステム。
- ゲームを攻略していくとACoinというコインを獲得することができるのだが、ストア(Store)でこのコインを一定量支払うと特別なステージを購入することができる。
- コインを入手できる機会は主に以下のとおりである。ただし、Pussモードを選択した場合やTeachers stop movingのオプションを使った場合は一切獲得できない。
- ノートを回収する。AEwVSと違い、正答数に関係なくそのノートの全ての問題を解いてノートを回収すればコインを獲得できる。基本的に獲得数は1だが、音楽ステージ(Music level)のみ2となっている。また、Brainiacモードではこれに+1した数のコインを獲得できる。
- 落ちているコインを拾う。時々ステージにコインが落ちていることがあり、これを調べればそれだけでコインを獲得できる。獲得数にはムラがあり、少ないときは1しか獲得できないが、多いときは5も獲得できる。
- ステージをクリアする。ステージをクリアすると多くのコインを獲得できる。獲得できる量は基本的にステージや難易度を問わず50だが、数学ステージ(Math level)をDefaultモードやBoiモードでクリアした場合は10しか獲得できず、最終ステージ(Final era level)についてはクリアしても一切獲得できない。
- 購入できるステージについてはストア(Store)のページを参照のこと。
アカウントシステム
- バージョンalpha 0.0.7で追加されたシステム。ゲーム起動時にタイトル画面に表示されるログイン画面でユーザー名とパスワードを入力してログインすることで、そのアカウントとしてゲームをプレイすることができる。
- ログインしているとタイトル画面の右上に「Connected as (ユーザー名)」と表示されるほか、同様の表示がステージ開始時に右上に出る。
- これ以外に特に恩恵はないので、どうでもいいと思う者はログインやサインアップをする必要はない。
- なお、ログインしていない状態ではユーザー名の代わりに「Player」と表示される。
- アカウントを所持していない場合はサインアップすることでアカウントを作成できる。
- リマスター版ではシステムそのものが削除された。