オズワルド＝ピカドール - 安価でオブジェクト製作スレ @ ウィキ | 二次創作

オズワルド＝ピカドール

概要

資本企業の研究者
性別:男性
年齢:60
名前:オズワルド＝ピカドール
性格:エリート至上主義者

解説

こけた頬と血走った目が特徴の白髪の壮年男性。ｴリートらしく瞳の色は薄い緑でセリフにひらがなを多用して話す。
『資本企業』におけるエリート開発研究の第一人者。自身もｴリートだが、資格だけで専用のオブジェクトは保有していない。
人格面はエリート至上主義を掲げ、エリートであれば勢力に関係なく「同胞」と見なして友人か家族のように接する一方で、非エリートの人間を「旧種」、「猿」と呼んで蔑視するなど大いに問題あり。
殺人を犯した父のせいで家族揃って周囲から嫌がらせを受け、母と妹と共に身を寄せ合いながらの暮らしを送る少年時代を送る。「男の自分が二人を守らねば」と強い使命感を持っていた。
そんな中、オブジェクト黎明期の混乱によって引き起こされた狂騒に呑まれた民衆たちによって、嫌がらせが直接的な暴力を含む迫害にまで発展。一家の中でオズワルドだけが家具の中に隠れてリンチから逃れる。しかし逃げ遅れた母と妹は彼の目の前で惨殺される。
ボロ雑巾のように成り果てた二人の死体の前で立ち尽くした彼は怒り以上に理性を抑制できず畜生同然に暴力を振るった民衆に対しての憐憫を覚えた。
「この下等な生物達を正しい方向へ導く『優れた人間』が必要だ」
程なく彼は人間以上の性能を人為的に付与された超人、「エリート」の存在を知って研究職を志し現在の思想に至る。

オズワルド＝ピカドールはエリートではない。確かに適合するための『手術』や『調整』を受けはしたが、瞳の色と口調が若干変わっただけで耐G体質や情報処理能力は適正値にまでは至っていない。要は只の「普通の人間」である。
彼が過去にリンチから逃れられたのは、一人分のスペースしかない隠れ場所から妹を突き飛ばして「差し出した」から。
所詮は自身も見下している薄汚い「旧種」や「猿」でしかないという事実に精神が耐えられず、自分でついた嘘を真実だと思い込んでバランスを保っている。

『原石』

オズワルド＝ピカドールが提唱するエリートとなるための『手術』や『調整』をせずともオブジェクトの操縦に耐えうる突然変異の人間。
『エルルーン』のエリートであるエルルーン＝シカルなどが例に挙げられるが、そもそも発見例が世界でも極めて少なく、発生原因も未だに不明と解明には多くの課題が残る。
しかし「『正統王国』のルーファス＝”ランスロット”＝ホワイトレディとトワイライト＝ホワイトレディとの間に誕生した赤子が超人的な能力を見せた」という噂を聞きつけたオズワルドがエリート同士を交配させた「2世エリート」を生み出す実験を1000以上行ったところ、偶然かは不明だが3例だけそれらしきサンプルが発現したものの、衰弱が著しく生後間もなく死亡している。