ヒイラギ/真木冬憂里

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&font(#6495ED){登録日}:2021/12/30 Thu 19:17:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 15 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(lime,black,b,20){私は私が&ruby(たの){楽}しく&ruby(ラク){楽}してPKしたいのっ!ねっ、分かる!?}} &bold(){ヒイラギ/&ruby(マキ){真木}&ruby(フユリ){冬憂里}}は&bold(){『[[シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~]]』}の登場人物。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *概要 [[作中のゲーム>シャングリラ・フロンティアに登場するゲーム]]&bold(){「[[シャングリラ・フロンティア>シャングリラ・フロンティア(架空のゲーム)]]」}のプレイヤーであり、ユニーク・モンスター『ゴルドゥニーネの一人である「イスナ」の協力者。 そして何より、作者から直々に&bold(){&font(red,black){「カス、ゴミ、こいつがいるから他のプレイヤーのヘイトが薄らぐ、下劣装置」「汚い秋津茜」「フレイザード系女子」}}などと言わしめるほどの、&bold(){超ド級のクズ}である。 エリアボスの「泥掘り」に野良パーティーで挑んでいた時に責任転嫁や暴言などをやらかし、早々に地雷プレイヤーと認識されてしまってからは弱いものいじめとPKに手を染めるようになる。 一時期はPKクラン「阿修羅会」に属しており、序列5位と高い地位にいたが、そこでも特に度し難い手合いとして扱われており、京極曰く&bold(){&font(#8f6552){「断じて友達にはなりたくないがあまりにも突き抜けすぎていて、逆にこの人物がどういう末路を辿るのか? という好奇心を集める、ある種カリスマのようなものを持っていた((珍獣のドキュメンタリーとも言える))」}}と述懐している。 その後の経緯は不明だが、サンラク達がシャンフロを始める頃には[[阿修羅]]会から離れてフリーのPKとなり、PKKからの追っ手を振り切った末に、現在は新大陸で活動中。 作者によると阿修羅会晒しスレの&bold(){常連}であったと仄めかされており、オルスロット、ペンシルゴン、サバイバアル、京極に並ぶ&bold(){晒しスレトップ層の一角。} ただし&bold(){&font(red){関わった人間がなぜかみんな本当に嫌そうな顔をする}}らしく、扱いとしては&bold(){名前を言ってはいけないあの人。} *人物 気弱を装いつつもその実は毒の滲む言葉で喋る、&bold(){&font(red){ナチュラルボーン唯我独尊私以外見下し女}}。思ったことすぐ口にする他、言葉の最後に&bold(){&font(lime,black){「ね?」}}と強調する癖がある。 十数年生きてきた中で&bold(){&font(lime,black){『自身の行動は全てが「善」として肯定されるべきものであり、否定するすべては「悪」』}}という、&bold(){&font(red){最悪の人生哲学}}を持ってしまっている。 小学生の頃には&bold(){&font(lime,black){「危険から遠のき、揺るがぬ安定を堅持し続けたならば敗北が自分に近づいてくることは絶対に無い」}}という真理に目覚め、&bold(){苦労は他人任せにして美味しい所だけ掻っ攫う}というハゲタカと揶揄されても仕方ないような生き方をしている。 さらに&bold(){&font(lime,black){『人間、結局のところ泣けば何とかなる』}}という真理も見出しており、その&bold(){&font(red,black){限りなくドス黒いが故に純粋な感情}}で得た&bold(){「涙脆さ」}で、&bold(){&font(red,black){人生で何度かあった交友関係の悉くを「泣き潰して」きた}}という。 リアルでは現役高校生。 外見はいいのだが、&bold(){見た目に誘われてナンパを仕掛けて来た[[チャラ男]]が真顔で現地解散するくらいの&font(red){超ド級地雷女。}} 具体的には泣き落としと責任転嫁と要領の良さと外面の良さで人生のあらゆる困難を突破してきた剛の者。 &bold(){[[何事においても自分は例外、自分は特別>鬼舞辻無惨]]………ともすれば社会に排斥されかねない傲慢さを振りまきながらも見目の良さと、[[スライム]]よりも柔軟で鋼鉄よりも強靭なメンタリティで乗り切ってきた女である。} #openclose(show=※以下その実例){ ・虐められても&bold(){爆速で先生にチクる。}具体的には教科書隠されても先生が来た瞬間に&bold(){&font(lime,black){「すいませーん!教科書がなくなったんですけどォー!!」}}ってアピールしてクラスをギスらせる。 ・虐めた奴の親に直談判しに行くなど、&bold(){「正当防衛」を悪用しまくる。} ・イジメに対して嫌がらせで対抗しつつ、&bold(){「私は可哀想」を絶対に曲げない[[人の形をした被害者意識の塊。>半天狗(鬼滅の刃)]]} ・陰口叩かれても&bold(){&font(lime,black){「私は陰口叩かないからこいつらより上等」}}ってマジで思っている。 ・リアルでも&bold(){「話が通じない」}と複数人から言われているようだが、&bold(){意に介していない。} } こんな性格なので友達などいるはずもない((作者曰く「焼野原を超えてもはやクレーター」))が、&bold(){&font(lime,black){「楽しければ人生勝ち」}}だと思ってるし、&bold(){実際その理論で言えば勝ち組ルート爆進している。} なんだかんだそこそこ世渡り上手でもあり、上っ面の友人未満顔見知り以上の人間関係で生きている。 一方、&bold(){&font(#8f6552){「まぁ何言おうと戦ったら私の方が強いし???」}}みたいな無言マウントオーラを漂わせてる[[京極>京極/龍宮院京極]]は苦手なタイプ。 &bold(){&font(lime,black){「きょーごくちゃんにもまだ勝てない」「不意打ちに強くなっててズルい」}}とも発言しており、PKし合う仲の京極に負け続けている疑惑がある。 *ゲームプレイヤーとして プレイヤーとしての詳細な型は不明だが、&bold(){プレイヤースキル自体は決して低くない}と作者も公言している。 だが、&bold(){&font(red){その精神性によるネットゲームにおけるモラルのなさが全てを台無しにしている。}} 上述の通り、相手への配慮など欠片も持ち合わせていない性格なので、&bold(){責任転嫁や暴言も辞さない}ことからネトゲでは地雷プレイヤー認識を受け、下手すれば垢BANされてもおかしくないレベルである。 一方でプレイヤーキラー(以下PK)としては、 ・PKすることで得られる実利を求める。 ・不意打ちでプレイヤーから装備やアイテムをせしめる事を楽しむ。 ・誰に何を言われようが&bold(){一時間もすればきれいさっぱり忘れているような鋼鉄のメンタル} が噛み合っているため、向いていると言わざるを得ない。 PKそのものを楽しむ[[アーサー・ペンシルゴン>アーサー・ペンシルゴン/天音永遠]]やサバイバアルに近いメンタリティでありつつも、PKによる利益を目的とするオルスロットにも近い、&bold(){&font(red){阿修羅会に所属していたプレイヤー達をカテゴライズする要素を全て濃縮したようなプレイヤーである。}} また、密航に成功して旧大陸から脱出したり、京極とかの交友関係のおかげでPKKから逃走できたりと&bold(){「乱数の[[神]]に愛されてるタイプ」}との事。((それ故に作者の認識は「汚い[[秋津茜>秋津茜/隠岐紅音]]」。)) 彼女に関わった[[サンラク>サンラク/陽務楽郎]]からは&bold(){&font(#6495ED){「世紀末円卓((作中でも描写のあったPKの巣窟と化しているクソゲー「ユナイト・ラウンズ」のこと))適性があるよ、[[幕末>辻斬・狂想曲:オンライン]]とかは向いてないけど」}}と評価している。 *プレイヤーキャラクター「ヒイラギ」 「シャングリラ・フロンティア」における冬憂里の女性型アバター。名前の由来はおそらく自分の名前を捩ったもの。((真木 冬憂里 → 真「木 冬」憂里 → 柊(ヒイラギ))) 元々武器は短剣をメインとしていたそうで、他にも[[手斧>斧]]や牽制用に短刀を扱う。 ステータスを含めたビルドはジョブとスキルなどを併用した&bold(){隠密からの先制攻撃とそこからの攻めの”[[暗殺]]”、及び敗北時の逃走保証}という&bold(){PK特化の構築}をしている。「相手が対応する前にHPを削り切る」というコンセプトの為に、&bold(){隠密からの一撃にリソースの殆どがつぎ込まれている。} 元々プレイヤースキルは決して低くない上に、&bold(){武器・アクセサリー・ジョブ・スキルのシナジーが噛み合っている。} しかし、確実な暗殺のために周到に準備が必要なため、&bold(){皮肉にも自らの戦法である奇襲をそっくりそのまま返してくる敵こそがヒイラギにとっての天敵となる。} **アクセサリー #openclose(show=代表的なもの){ ・&bold(){&ruby(バルディール・シークレット){賊王の隠し部屋}} 賊王と謳われた大盗賊バルディールが大いなる財宝を秘したとされる不思議な指輪。 効果はもう一つのインベントリで、その容量はプレイヤーの基礎インベントリと同量であり、この追加インベントリ内に入れたアイテムは重量に影響を与えない。&font(l){劣化インベントリア} ・&bold(){&ruby(レビントリガー){封雷の撃鉄}・&ruby(ハザード){災}} サンラクから奪ったアクセサリー。 詳細はサンラクのところに書いてあるのでザックリ説明すると、使用時にデメリットとして自身の挙動を過剰にする代わりに、恐るべき速度を生み出す装備。 当初はその仕様に混乱していたが、最大限活用することで超高速戦闘が可能なことに気付くとえらく気に入り、作中では[[自爆]]することなく活用している描写もある。 } **武器 #openclose(show=代表的なもの){ ・&bold(){&ruby(ギルタ・ブリル){煌蠍の籠手}} サンラクから奪った両腕用の籠手。 詳細はサンラクのところに書いてあるのでザックリ説明すると、遠距離攻撃が可能な上、条件次第で超強力な一撃を放てる【&bold(){&ruby(イクシードチャージ){超過機構}}】という機能を持つ極めて頑丈な籠手。 能力を検証したヒイラギは【超過機構】の威力をいたく気に入った模様。 } **スキル #openclose(show=代表的なもの){ ・&bold(){ステルスアサルト} 隠の大地で習得できるスキル。 戦闘開始時から&bold(){最初の一回目の攻撃はあらゆるヘイトを受け付けない。} シャングリラ・フロンティアにおいてモンスターからの注目を意味する「ヘイト」は、厳密にはプレイヤーにもある種の気配として認識されるため、&bold(){視界に入らない限りは絶対に気付かれない。} 逆に、視界に入れば気づかれるのが欠点ではあるのだが…。 ・&bold(){&ruby(カモフラ―ジェン){隠閉巧索}} エクゾーディナリー・モンスター「ステルテラー・カメレオン"&bold(){&ruby(カモフラ―ジェン){隠蔽工作}}"」の撃破で獲得可能なスキル&bold(){&ruby(エグゾーディナリースキル){不世出の奥義}}。 発動してから&bold(){一度目の攻撃を命中させるまでプレイヤーの姿を[[物理的に透明化させる>隠蔽能力]]。} &bold(){前述のステルスアサルトの欠点を完全に補っているため、&font(red){併用すると完璧な不意打ちを可能とする。}} } **[[魔法]] #openclose(show=代表的なもの){ ・&bold(){&ruby(キリングジョーク){笑えるような死を!}} 隠し職業「殺戮の鬼札」の固有魔法。 効果適用中に限り、プレイヤーによってHPをゼロにされた場合、直前にセーブしたセーブポイントに体力が半分の状態で[[復活]]できる。 効果が適用される時間が十秒と極めて短いものの、&bold(){シャングリラ・フロンティアで唯一、プレイヤーにキルされるペナルティを回避できる手段。} ただし、使用条件として&bold(){「非戦闘状態」}の時に&bold(){「あらかじめ復活するセーブポイント」}で発動しなければならないため、不意打ちには弱い。 } **職業 #openclose(show=一覧){ ・&bold(){&ruby(キリングジョーカー){殺戮の鬼札}} ヒイラギのメインジョブで、上位職業「暗殺者」から一定以上のカルマ値とレッドネーム中に10人以上のプレイヤーをキルする事を条件に派生する隠し最上位職業。 二種類ある「ジョーカー」ジョブの片割れ。((もう片方は「[[怪盗]]」ジョブから派生する「華麗なる鬼札(スティルジョーカー)」)) 条件を整えさえすればPKKのぺナルティを回避できる強力な固有魔法を持っている。 ・&bold(){&ruby(ステルスフォース){隠の大地}} ヒイラギのサブジョブで、自然環境における潜伏、奇襲に特化した最上位職業。レンジャーから派生する。 戦闘中の地形に応じた強化効果を得ることができる&bold(){&ruby(ガイアフォース){大地讃頌}}という固有スキルを持つが、この職業の本命は&bold(){就職する事で多様なステルススキル、及び魔法を習得できる所}にある。 } **称号 #openclose(show=一覧){ ・&bold(){最大罪業} ヒイラギが取得した、隠しステータスであるカルマ値をプレイヤー内最高まで上げる事で獲得できる称号。 キル数で言えば阿修羅会リーダーであったオルスロットの方が多かったりするのだが、&bold(){&font(lime,black){キル数が多い上に自分が勝てる相手にしか喧嘩を売らなかったためにカルマ値はヒイラギの方が高い。}} &ruby(ホルダー){最大}称号に似ているが、&bold(){厳密には最大称号ではない。} というのも、「称号のため」を大義名分にした虐殺を危惧したゲーム調整担当の天地律が、&bold(){一週間かけて}同じくゲーム管理者の継久理創世を説得して最大称号ではないものとした、という[[裏設定]]がある。 } *活躍 &bold(){&font(red){※本編のネタバレありますので注意!}} **「誰そ彼の蛇」 サンラクを見かけて以来狙いをつけていたらしく、まずは「蛇の林檎」新大陸支店に身を寄せていた&ruby(オーガスタ){王我星}に、同じゴルドゥニーネの協力者と言う形で接触。 王我星を唆してあらかじめ指定した新大陸の大樹海((正式名称「ペンヘドラント大樹海地帯」))にサンラク達を誘いこむ。 ここには大樹の根本から地下の小空洞に行くことができる穴が各所に点在しており、ヒイラギだけが知っている隠しエリアがある。そこでサンラクに不意打ちによるPKを狙っていたのである。 そこにイスナと共に潜伏していたヒイラギは、&bold(){ユニークモンスター「無尽のゴルドゥニーネ」}(以下ボスドゥニーネ)の乱入という想定外の事態に陥りつつも、穴の入り口からイスナに狙撃させるなどのちょっかいをかけつつ、ボスドゥニーネとの戦闘中だったサンラクをPKすべく、不意打ちを喰らわせる。 サンラクに食いしばりが発動して即死させられず、逆に反撃を喰らってしまうも、咄嗟にサンラクを非難する。&bold(){自分から攻撃しておいて攻撃されると非難するという支離滅裂さ}に、さしものサンラクも一瞬混乱してしまい、隙を突いたボスドゥニーネによってサンラクは死亡。ほどなくヒイラギもボスドゥニーネに倒された。 サンラクの直接のPKは果たせなかったが、直前に行われていた&bold(){クソアプデ}((死亡時に装備してた武器、防具、アクセサリーがその場にドロップ、30分くらいは所有権が残ってるので本人しか拾えないけど、それを過ぎると誰のものにもなるというもの))の影響でボスドゥニーネが去った後の戦場にはサンラクの装備品がドロップされており、あらかじめ近くに簡易セーブポイントを作っていたヒイラギはまんまとサンラクの装備品を奪うことに成功。 その際、サンラクのトレードマークともいえる&ruby(ハシビロコウの覆面){正眼の鳥面}も落ちていたが、こちらは&bold(){&font(lime,black){「気持ち悪っ」}}と&bold(){踏みにじった上で放置した。} **「私の名前は」 久々に登場したが、サンラクから奪ったレア装備に味を占め、ボスドゥニーネの再襲撃を知ったことで、戦闘のドサクサに紛れてのサンラク再暗殺を目論んでいた。&bold(){だが、} #center(){ &bold(){&font(#8f6552){やぁヒイラギ}} &bold(){&font(lime,black){えっ、あ………京極ちゃん? こ、こんばんは?}} &bold(){&font(#8f6552){じゃあとりあえず天……じゃないや、戦ろうか}} &bold(){&font(lime,black){えっ}} } &bold(){偶然エンカウントした旧知の京極から突然襲撃を受ける。} デスペナを回避するスキルは突然の奇襲で使えず、PKであるヒイラギには強制ログアウトの手段も使えない。((何らかの事情でリアルに可及的速やかにログアウトしなければならない場合、作中のVRゲームは強制ログアウトを選択することが出来る。シャンフロも例外ではないが、シャンフロにおいて強制ログアウトはゲーム内において「突然死」にカウントされ、PKであれば「突然死」に加えて「PKK」判定が適用される。つまり、全アイテムをその場でぶちまけてしまう上に、PKペナルティも受けてしまう))何とか攻撃をしのぎながらイスナの援護射撃に期待するも、&bold(){なぜかイスナが動く気配がない。} 内心、強武器と強アクセサリーを実戦で使ってみたい欲求があった((作者のTwitter情報))ため、会話によって京極の油断を誘いつつ、封雷の撃鉄・災を用いた超高速の一撃を試みるが、 #center(){ &bold(){&font(lime,black){な、なんで…………}} &bold(){&font(#8f6552){”抜き身”だよ? 臨戦態勢に決まってるじゃないか}} } 不意打ちに反応された上、逃走を試みる瞬間を狙われて大技を喰らってしまう。 追い詰められたヒイラギが取った策は… #center(){ &bold(){&font(#8f6552){俳句……じゃなかった、遺言くらいなら聞くよ?}} &bold(){&font(lime,black){…………して、}} &bold(){&font(#8f6552){うん?}} &bold(){&font(lime,black){どうして……ひぐっ、こんな……っ! 酷いことするのぉ………?}} } &bold(){リアルでも使ってきた泣き落としであった。}さらに京極が如何に酷いことをしたのか、自分が如何に被害者であるかを懇切丁寧に説明していく。((ついでにイスナがどこかでサボっている事に対する[[怒り>怒り(感情)]]もちゃっかりぶつけた)) 常人であれば手が出てもおかしくない暴論のオンパレードに対し、 #center(){ &bold(){&font(lime,black){ねぇ、ねえっ! 聞いてるのっ!?}} &bold(){&font(#8f6552){うん、ちゃんと聞いてるよ。つまり悪いのは全部僕ってことでしょ?}} &bold(){&font(lime,black){え……う、うん}} } 京極は至極あっさりと自身の非を認めた。&bold(){だが、続く言葉はヒイラギの理解を遥かに越えるものであった。} #center(){ &bold(){&font(#8f6552){でも実は悪いのは僕じゃないんだ}} &bold(){&font(lime,black){……え?}} &size(20){&bold(){&font(#8f6552){&ruby(・・・・・・・・・・・){天がやれって言ったから}}}} &bold(){&font(lime,black){………んん? えっ、と………そういう名前の、プレイヤー?}} &bold(){&font(#8f6552){ううん、&ruby(・){天}だよ。スカイ}} } &bold(){[[幕末マインド>辻斬・狂想曲:オンライン]]に染まりきった京極には、ヒイラギの泣き落としなど一切通じていなかった。}((Twitterによると幕末には「泣き落とし天誅」なる天誅方法もある。説明文から察するに知識として得ていたか、経験済みだった模様)) さらに、自身に躊躇なく襲いかかる京極の理由が&bold(){ヒイラギからすれば&font(lime,black){「……頭おかしくなった?」}と言わしめるほどの謎理論}であったことに愕然としながら、自分が散々言われてきた「話が通じない」という言葉の意味が如何なるものかを理解させられるヒイラギ。&bold(){そして、その時は訪れた。} #center(){ &bold(){&font(lime,black){待って待って待って待って!アイテムあげるからマーニあげるから待って待って待って待って待って待って待って待っ───}} &size(20){&bold(){&font(#8f6552){───天誅}}} &bold(){&font(lime,black){て、}} } 最期の[[命乞い]]も京極には&bold(){&font(#8f6552){「随分字余りな辞世の句だ」}}としか思われず、京極の刃はヒイラギの首に狙い違わず振り抜かれ、&bold(){PKKを免れ続けてきたヒイラギは遂に&ruby(PKK){天誅}される。} その場にはこれまで自身がPKしてきたプレイヤー同様に、それまで貯めこんできたアイテムやマニーが大量に、それこそ現役のPKである京極が驚くほどに残された。((通常のインベントリだけでなく、アクセサリーの追加インベントリの分もペナルティ対象となった模様)) おまけにその回のラストシーンではイスナが京極に降伏する事を選んでおり、解説によると「騒動に首ツッコむ(ので自分がとばっちり喰らう)のがいやなのでここはあえて傍観、でも勝ったらそれでもついていったよ!(意訳)」だそうな。 なお、2022年の除夜ゲロによると、この敗北で完全に萎えて、&bold(){&font(lime,black){「二度とやらんわこんなクソゲー」}}と&bold(){ログアウトしてしまった}、との事。 なお具体的な敗因は&bold(){「強武器と強アクセサリーを実戦で使ってみたい欲求を向けた相手が幕末志士だった」「まだ脳みそが現代の頃の京極なら勝ててた、でも今あいつ幕末だから……」}ということらしい。 ちなみに問題の幕末に関しては&bold(){&font(#ff0000){「幕末のノリを他ゲーに持ち出すのはNG。持ち出したら切腹案件」}}という暗黙のルールが存在しており、もしこの顛末が幕末を知る者にバレた場合京極がどうなるのかは未知数である。 *余談 作者によるとキャラクターコンセプトは&bold(){&font(#e0218a){「救いようのないディプスロ」}}らしく、ディープスローターが&bold(){&font(#e0218a){闇}}ならヒイラギは&bold(){&font(lime,black){泥}}だとも語っている&footnote(実際ディプスロはかなり病んでかつ別ゲームで大問題を起こしているが、「人脈を作れる」・「取得技能で普通にゲームプレイをしている」・「(歪んでいるが)主人公を愛しているので彼の頼みなら聞く」と、とりあえず現状「友達や仲間はいないが下僕はいて、能力は信用されている」扱いとなっている。)。&bold(){「好かれるキャラじゃないけど[[ゲーム]]である以上は絶対こういうキャラいるよね」}ということで登場に踏み切ったとの事。 追記、修正は泣き落とし天誅を回避してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,16) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ここら辺の本編読んでいないからわからないけれど、「虐められても爆速で先生にチクる」っていけないことなのか? -- 名無しさん (2021-12-30 19:25:39) - 「天がやれといったから」で退場させられるのは、たしかにあの幕末ゲーらしいw -- 名無しさん (2021-12-30 19:32:44) - 流石に幾ら何でも装飾過多気味じゃないか? セリフ部分は良いとしても強調に赤太字をここまで多用されると目がチカチカするというか -- 名無しさん (2021-12-30 19:48:17) - マジモンのやべーやつに目を付けられて退場するって芝浦淳に似ている -- 名無しさん (2021-12-30 20:00:43) - とりあえずこいつにはインガオホー!!という言葉が相応しい(キリッ -- 名無しさん (2021-12-30 20:20:02) - 何でこんなPK向けにあつらえたかの様な隠しジョブがあるんだ… -- 名無しさん (2021-12-30 20:44:21) - ファッションイカレは本物のイカレには敵わない -- 名無しさん (2021-12-31 00:03:01) - デフォルトされてるけどリアルでこういう人種いるよね…。ネットとか見てもやってても(コイツほど酷くは無いが)「自分は正しい」って謎のご都合先入観持ちがちになっちゃうし -- 名無しさん (2021-12-31 15:03:41) - ↑デフォルメじゃね?これがシャンフロの既定値とか嫌だわ… -- 名無しさん (2022-01-08 20:47:30) - サンラクじゃなく京極がやるんだ、と思ったら発言とか見ていくうちに「あ。ダメだこの人。幕末に染まってやがる」ってなって笑った -- 名無しさん (2022-04-19 10:18:50) - ↑10 こいつのヤバいとこはその下見ればわかる通り、その「いじめ」が当人がやらかした事に対する(集団での)「クレーム」とかだったりする可能性があるとこ。 所謂ヒス嫁とかあの手の人種を濃厚に煮詰めた感じのタイプ -- 名無しさん (2022-06-21 14:30:25) - 本人は大概にサイコだけど真性の幕末サイコキラーには勝てなかったで御座るの図 -- 名無しさん (2022-09-29 16:41:33) - 声優誰がやるのかな -- 名無しさん (2024-04-13 21:24:44) - ↑3 だが、例示されてる「教科書隠し」等なら、初手教師陣相手にヘルプ求めるのは普通のことだと思うが。他生徒の前で言うのも、問題を隠蔽させないためには大事な手だよ。どうも作者氏は、いじめに対する偏見があるように思う。 -- 名無しさん (2024-12-26 14:07:41) - ↑というか、ヒイラギ関連のエピソードや設定の言文をいくつか読んだが、未だイジメうんぬんの情報が出てこない。何話だろうか? -- 名無しさん (2024-12-27 11:49:56) - ↑いじめ関連はTwitter情報かと -- 名無しさん (2024-12-31 17:50:20) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2021/12/30 Thu 19:17:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 15 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(lime,black,b,20){私は私が&ruby(たの){楽}しく&ruby(ラク){楽}してPKしたいのっ!ねっ、分かる!?}} &bold(){ヒイラギ/&ruby(マキ){真木}&ruby(フユリ){冬憂里}}は&bold(){『[[シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~]]』}の登場人物。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *概要 [[作中のゲーム>シャングリラ・フロンティアに登場するゲーム]]&bold(){「[[シャングリラ・フロンティア>シャングリラ・フロンティア(架空のゲーム)]]」}のプレイヤーであり、ユニーク・モンスター『ゴルドゥニーネの一人である「イスナ」の協力者。 そして何より、作者から直々に&bold(){&font(red,black){「カス、ゴミ、こいつがいるから他のプレイヤーのヘイトが薄らぐ、下劣装置」「汚い秋津茜」「フレイザード系女子」}}などと言わしめるほどの、&bold(){超ド級のクズ}である。 エリアボスの「泥掘り」に野良パーティーで挑んでいた時に責任転嫁や暴言などをやらかし、早々に地雷プレイヤーと認識されてしまってからは弱いものいじめとPKに手を染めるようになる。 一時期はPKクラン「阿修羅会」に属しており、序列5位と高い地位にいたが、そこでも特に度し難い手合いとして扱われており、京極曰く&bold(){&font(#8f6552){「断じて友達にはなりたくないがあまりにも突き抜けすぎていて、逆にこの人物がどういう末路を辿るのか? という好奇心を集める、ある種カリスマのようなものを持っていた」}}と、&bold(){珍獣のドキュメンタリーを鑑賞するような扱い}だった事を述懐している。 その後の経緯は不明だが、サンラク達がシャンフロを始める頃には[[阿修羅]]会から離れてフリーのPKとなり、PKKからの追っ手を振り切った末に、現在は新大陸で活動中。 作者によると阿修羅会晒しスレの&bold(){常連}であったと仄めかされており、オルスロット、ペンシルゴン、サバイバアル、京極に並ぶ&bold(){晒しスレトップ層の一角。} ただし&bold(){&font(red){関わった人間がなぜかみんな本当に嫌そうな顔をする}}らしく、扱いとしては&bold(){名前を言ってはいけないあの人。} *人物 気弱を装いつつもその実は毒の滲む言葉で喋る、&bold(){&font(red){ナチュラルボーン唯我独尊私以外見下し女}}。思ったことすぐ口にする他、言葉の最後に&bold(){&font(lime,black){「ね?」}}と強調する癖がある。 十数年生きてきた中で&bold(){&font(lime,black){『自身の行動は全てが「善」として肯定されるべきものであり、否定するすべては「悪」』}}という、&bold(){&font(red){最悪の人生哲学}}を持ってしまっている。 小学生の頃には&bold(){&font(lime,black){「危険から遠のき、揺るがぬ安定を堅持し続けたならば敗北が自分に近づいてくることは絶対に無い」}}という真理に目覚め、&bold(){苦労は他人任せにして美味しい所だけ掻っ攫う}というハゲタカと揶揄されても仕方ないような生き方をしている。 さらに&bold(){&font(lime,black){『人間、結局のところ泣けば何とかなる』}}という真理も見出しており、その&bold(){&font(red,black){限りなくドス黒いが故に純粋な感情}}で得た&bold(){「涙脆さ」}で、&bold(){&font(red,black){人生で何度かあった交友関係の悉くを「泣き潰して」きた}}という。 リアルでは現役高校生。 外見はいいのだが、&bold(){見た目に誘われてナンパを仕掛けて来た[[チャラ男]]が真顔で現地解散するくらいの&font(red){超ド級地雷女。}} 具体的には泣き落としと責任転嫁と要領の良さと外面の良さで人生のあらゆる困難を突破してきた剛の者。 &bold(){[[何事においても自分は例外、自分は特別>鬼舞辻無惨]]………ともすれば社会に排斥されかねない傲慢さを振りまきながらも見目の良さと、[[スライム]]よりも柔軟で鋼鉄よりも強靭なメンタリティで乗り切ってきた女である。} #openclose(show=※以下その実例){ ・虐められても&bold(){爆速で先生にチクる。}具体的には教科書隠されても先生が来た瞬間に&bold(){&font(lime,black){「すいませーん!教科書がなくなったんですけどォー!!」}}ってアピールしてクラスをギスらせる。 ・虐めた奴の親に直談判しに行くなど、&bold(){「正当防衛」を悪用しまくる。} ・イジメに対して嫌がらせで対抗しつつ、&bold(){「私は可哀想」を絶対に曲げない[[人の形をした被害者意識の塊。>半天狗(鬼滅の刃)]]} ・陰口叩かれても&bold(){&font(lime,black){「私は陰口叩かないからこいつらより上等」}}ってマジで思っている。 ・リアルでも&bold(){「話が通じない」}と複数人から言われているようだが、&bold(){意に介していない。} } こんな性格なので友達などいるはずもない((作者曰く「焼野原を超えてもはやクレーター」))が、&bold(){&font(lime,black){「楽しければ人生勝ち」}}だと思ってるし、&bold(){実際その理論で言えば勝ち組ルート爆進している。} なんだかんだそこそこ世渡り上手でもあり、上っ面の友人未満顔見知り以上の人間関係で生きている。 一方、&bold(){&font(#8f6552){「まぁ何言おうと戦ったら私の方が強いし???」}}みたいな無言マウントオーラを漂わせてる[[京極>京極/龍宮院京極]]は苦手なタイプ。 &bold(){&font(lime,black){「きょーごくちゃんにもまだ勝てない」「不意打ちに強くなっててズルい」}}とも発言しており、PKし合う仲の京極に負け続けている疑惑がある。 *ゲームプレイヤーとして プレイヤーとしての詳細な型は不明だが、&bold(){プレイヤースキル自体は決して低くない}と作者も公言している。 だが、&bold(){&font(red){その精神性によるネットゲームにおけるモラルのなさが全てを台無しにしている。}} 上述の通り、相手への配慮など欠片も持ち合わせていない性格なので、&bold(){責任転嫁や暴言も辞さない}ことからネトゲでは地雷プレイヤー認識を受け、下手すれば垢BANされてもおかしくないレベルである。 一方でプレイヤーキラー(以下PK)としては、 ・PKすることで得られる実利を求める。 ・不意打ちでプレイヤーから装備やアイテムをせしめる事を楽しむ。 ・誰に何を言われようが&bold(){一時間もすればきれいさっぱり忘れているような鋼鉄のメンタル} が噛み合っているため、向いていると言わざるを得ない。 PKそのものを楽しむ[[アーサー・ペンシルゴン>アーサー・ペンシルゴン/天音永遠]]やサバイバアルに近いメンタリティでありつつも、PKによる利益を目的とするオルスロットにも近い、&bold(){&font(red){阿修羅会に所属していたプレイヤー達をカテゴライズする要素を全て濃縮したようなプレイヤーである。}} また、密航に成功して旧大陸から脱出したり、京極とかの交友関係のおかげでPKKから逃走できたりと&bold(){「乱数の[[神]]に愛されてるタイプ」}との事。((それ故に作者の認識は「汚い[[秋津茜>秋津茜/隠岐紅音]]」。)) 彼女に関わった[[サンラク>サンラク/陽務楽郎]]からは&bold(){&font(#6495ED){「世紀末円卓((作中でも描写のあったPKの巣窟と化しているクソゲー「ユナイト・ラウンズ」のこと))適性があるよ、[[幕末>辻斬・狂想曲:オンライン]]とかは向いてないけど」}}と評価している。 *プレイヤーキャラクター「ヒイラギ」 「シャングリラ・フロンティア」における冬憂里の女性型アバター。名前の由来はおそらく自分の名前を捩ったもの。((真木 冬憂里 → 真「木 冬」憂里 → 柊(ヒイラギ))) 元々武器は短剣をメインとしていたそうで、他にも[[手斧>斧]]や牽制用に短刀を扱う。 ステータスを含めたビルドはジョブとスキルなどを併用した&bold(){隠密からの先制攻撃とそこからの攻めの”[[暗殺]]”、及び敗北時の逃走保証}という&bold(){PK特化の構築}をしている。「相手が対応する前にHPを削り切る」というコンセプトの為に、&bold(){隠密からの一撃にリソースの殆どがつぎ込まれている。} 元々プレイヤースキルは決して低くない上に、&bold(){武器・アクセサリー・ジョブ・スキルのシナジーが噛み合っている。} しかし、確実な暗殺のために周到に準備が必要なため、&bold(){皮肉にも自らの戦法である奇襲をそっくりそのまま返してくる敵こそがヒイラギにとっての天敵となる。} **アクセサリー #openclose(show=代表的なもの){ ・&bold(){&ruby(バルディール・シークレット){賊王の隠し部屋}} 賊王と謳われた大盗賊バルディールが大いなる財宝を秘したとされる不思議な指輪。 効果はもう一つのインベントリで、その容量はプレイヤーの基礎インベントリと同量であり、この追加インベントリ内に入れたアイテムは重量に影響を与えない。&font(l){劣化インベントリア} ・&bold(){&ruby(レビントリガー){封雷の撃鉄}・&ruby(ハザード){災}} サンラクから奪ったアクセサリー。 詳細はサンラクのところに書いてあるのでザックリ説明すると、使用時にデメリットとして自身の挙動を過剰にする代わりに、恐るべき速度を生み出す装備。 当初はその仕様に混乱していたが、最大限活用することで超高速戦闘が可能なことに気付くとえらく気に入り、作中では[[自爆]]することなく活用している描写もある。 } **武器 #openclose(show=代表的なもの){ ・&bold(){&ruby(ギルタ・ブリル){煌蠍の籠手}} サンラクから奪った両腕用の籠手。 詳細はサンラクのところに書いてあるのでザックリ説明すると、遠距離攻撃が可能な上、条件次第で超強力な一撃を放てる【&bold(){&ruby(イクシードチャージ){超過機構}}】という機能を持つ極めて頑丈な籠手。 能力を検証したヒイラギは【超過機構】の威力をいたく気に入った模様。 } **スキル #openclose(show=代表的なもの){ ・&bold(){ステルスアサルト} 隠の大地で習得できるスキル。 戦闘開始時から&bold(){最初の一回目の攻撃はあらゆるヘイトを受け付けない。} シャングリラ・フロンティアにおいてモンスターからの注目を意味する「ヘイト」は、厳密にはプレイヤーにもある種の気配として認識されるため、&bold(){視界に入らない限りは絶対に気付かれない。} 逆に、視界に入れば気づかれるのが欠点ではあるのだが…。 ・&bold(){&ruby(カモフラ―ジェン){隠閉巧索}} エクゾーディナリー・モンスター「ステルテラー・カメレオン"&bold(){&ruby(カモフラ―ジェン){隠蔽工作}}"」の撃破で獲得可能なスキル&bold(){&ruby(エグゾーディナリースキル){不世出の奥義}}。 発動してから&bold(){一度目の攻撃を命中させるまでプレイヤーの姿を[[物理的に透明化させる>隠蔽能力]]。} &bold(){前述のステルスアサルトの欠点を完全に補っているため、&font(red){併用すると完璧な不意打ちを可能とする。}} } **[[魔法]] #openclose(show=代表的なもの){ ・&bold(){&ruby(キリングジョーク){笑えるような死を!}} 隠し職業「殺戮の鬼札」の固有魔法。 効果適用中に限り、プレイヤーによってHPをゼロにされた場合、直前にセーブしたセーブポイントに体力が半分の状態で[[復活]]できる。 効果が適用される時間が十秒と極めて短いものの、&bold(){シャングリラ・フロンティアで唯一、プレイヤーにキルされるペナルティを回避できる手段。} ただし、使用条件として&bold(){「非戦闘状態」}の時に&bold(){「あらかじめ復活するセーブポイント」}で発動しなければならないため、不意打ちには弱い。 } **職業 #openclose(show=一覧){ ・&bold(){&ruby(キリングジョーカー){殺戮の鬼札}} ヒイラギのメインジョブで、上位職業「暗殺者」から一定以上のカルマ値とレッドネーム中に10人以上のプレイヤーをキルする事を条件に派生する隠し最上位職業。 二種類ある「ジョーカー」ジョブの片割れ。((もう片方は「[[怪盗]]」ジョブから派生する「華麗なる鬼札(スティルジョーカー)」)) 条件を整えさえすればPKKのぺナルティを回避できる強力な固有魔法を持っている。 ・&bold(){&ruby(ステルスフォース){隠の大地}} ヒイラギのサブジョブで、自然環境における潜伏、奇襲に特化した最上位職業。レンジャーから派生する。 戦闘中の地形に応じた強化効果を得ることができる&bold(){&ruby(ガイアフォース){大地讃頌}}という固有スキルを持つが、この職業の本命は&bold(){就職する事で多様なステルススキル、及び魔法を習得できる所}にある。 } **称号 #openclose(show=一覧){ ・&bold(){最大罪業} ヒイラギが取得した、隠しステータスであるカルマ値をプレイヤー内最高まで上げる事で獲得できる称号。 キル数で言えば阿修羅会リーダーであったオルスロットの方が多かったりするのだが、&bold(){&font(lime,black){キル数が多い上に自分が勝てる相手にしか喧嘩を売らなかったためにカルマ値はヒイラギの方が高い。}} &ruby(ホルダー){最大}称号に似ているが、&bold(){厳密には最大称号ではない。} というのも、「称号のため」を大義名分にした虐殺を危惧したゲーム調整担当の天地律が、&bold(){一週間かけて}同じくゲーム管理者の継久理創世を説得して最大称号ではないものとした、という[[裏設定]]がある。 } *活躍 &bold(){&font(red){※本編のネタバレありますので注意!}} **「誰そ彼の蛇」 サンラクを見かけて以来狙いをつけていたらしく、まずは「蛇の林檎」新大陸支店に身を寄せていた&ruby(オーガスタ){王我星}に、同じゴルドゥニーネの協力者と言う形で接触。 王我星を唆してあらかじめ指定した新大陸の大樹海((正式名称「ペンヘドラント大樹海地帯」))にサンラク達を誘いこむ。 ここには大樹の根本から地下の小空洞に行くことができる穴が各所に点在しており、ヒイラギだけが知っている隠しエリアがある。そこでサンラクに不意打ちによるPKを狙っていたのである。 そこにイスナと共に潜伏していたヒイラギは、&bold(){ユニークモンスター「無尽のゴルドゥニーネ」}(以下ボスドゥニーネ)の乱入という想定外の事態に陥りつつも、穴の入り口からイスナに狙撃させるなどのちょっかいをかけつつ、ボスドゥニーネとの戦闘中だったサンラクをPKすべく、不意打ちを喰らわせる。 サンラクに食いしばりが発動して即死させられず、逆に反撃を喰らってしまうも、咄嗟にサンラクを非難する。&bold(){自分から攻撃しておいて攻撃されると非難するという支離滅裂さ}に、さしものサンラクも一瞬混乱してしまい、隙を突いたボスドゥニーネによってサンラクは死亡。ほどなくヒイラギもボスドゥニーネに倒された。 サンラクの直接のPKは果たせなかったが、直前に行われていた&bold(){クソアプデ}((死亡時に装備してた武器、防具、アクセサリーがその場にドロップ、30分くらいは所有権が残ってるので本人しか拾えないけど、それを過ぎると誰のものにもなるというもの))の影響でボスドゥニーネが去った後の戦場にはサンラクの装備品がドロップされており、あらかじめ近くに簡易セーブポイントを作っていたヒイラギはまんまとサンラクの装備品を奪うことに成功。 その際、サンラクのトレードマークともいえる&ruby(ハシビロコウの覆面){正眼の鳥面}も落ちていたが、こちらは&bold(){&font(lime,black){「気持ち悪っ」}}と&bold(){踏みにじった上で放置した。} **「私の名前は」 久々に登場したが、サンラクから奪ったレア装備に味を占め、ボスドゥニーネの再襲撃を知ったことで、戦闘のドサクサに紛れてのサンラク再暗殺を目論んでいた。&bold(){だが、} #center(){ &bold(){&font(#8f6552){やぁヒイラギ}} &bold(){&font(lime,black){えっ、あ………京極ちゃん? こ、こんばんは?}} &bold(){&font(#8f6552){じゃあとりあえず天……じゃないや、戦ろうか}} &bold(){&font(lime,black){えっ}} } &bold(){偶然エンカウントした旧知の京極から突然襲撃を受ける。} デスペナを回避するスキルは突然の奇襲で使えず、PKであるヒイラギには強制ログアウトの手段も使えない。((何らかの事情でリアルに可及的速やかにログアウトしなければならない場合、作中のVRゲームは強制ログアウトを選択することが出来る。シャンフロも例外ではないが、シャンフロにおいて強制ログアウトはゲーム内において「突然死」にカウントされ、PKであれば「突然死」に加えて「PKK」判定が適用される。つまり、全アイテムをその場でぶちまけてしまう上に、PKペナルティも受けてしまう))何とか攻撃をしのぎながらイスナの援護射撃に期待するも、&bold(){なぜかイスナが動く気配がない。} 内心、強武器と強アクセサリーを実戦で使ってみたい欲求があった((作者のTwitter情報))ため、会話によって京極の油断を誘いつつ、封雷の撃鉄・災を用いた超高速の一撃を試みるが、 #center(){ &bold(){&font(lime,black){な、なんで…………}} &bold(){&font(#8f6552){”抜き身”だよ? 臨戦態勢に決まってるじゃないか}} } 不意打ちに反応された上、逃走を試みる瞬間を狙われて大技を喰らってしまう。 追い詰められたヒイラギが取った策は… #center(){ &bold(){&font(#8f6552){俳句……じゃなかった、遺言くらいなら聞くよ?}} &bold(){&font(lime,black){…………して、}} &bold(){&font(#8f6552){うん?}} &bold(){&font(lime,black){どうして……ひぐっ、こんな……っ! 酷いことするのぉ………?}} } &bold(){リアルでも使ってきた泣き落としであった。}さらに京極が如何に酷いことをしたのか、自分が如何に被害者であるかを懇切丁寧に説明していく。((ついでにイスナがどこかでサボっている事に対する[[怒り>怒り(感情)]]もちゃっかりぶつけた)) 常人であれば手が出てもおかしくない暴論のオンパレードに対し、 #center(){ &bold(){&font(lime,black){ねぇ、ねえっ! 聞いてるのっ!?}} &bold(){&font(#8f6552){うん、ちゃんと聞いてるよ。つまり悪いのは全部僕ってことでしょ?}} &bold(){&font(lime,black){え……う、うん}} } 京極は至極あっさりと自身の非を認めた。&bold(){だが、続く言葉はヒイラギの理解を遥かに越えるものであった。} #center(){ &bold(){&font(#8f6552){でも実は悪いのは僕じゃないんだ}} &bold(){&font(lime,black){……え?}} &size(20){&bold(){&font(#8f6552){&ruby(・・・・・・・・・・・){天がやれって言ったから}}}} &bold(){&font(lime,black){………んん? えっ、と………そういう名前の、プレイヤー?}} &bold(){&font(#8f6552){ううん、&ruby(・){天}だよ。スカイ}} } &bold(){[[幕末マインド>辻斬・狂想曲:オンライン]]に染まりきった京極には、ヒイラギの泣き落としなど一切通じていなかった。}((Twitterによると幕末には「泣き落とし天誅」なる天誅方法もある。説明文から察するに知識として得ていたか、経験済みだった模様)) さらに、自身に躊躇なく襲いかかる京極の理由が&bold(){ヒイラギからすれば&font(lime,black){「……頭おかしくなった?」}と言わしめるほどの謎理論}であったことに愕然としながら、自分が散々言われてきた「話が通じない」という言葉の意味が如何なるものかを理解させられるヒイラギ。&bold(){そして、その時は訪れた。} #center(){ &bold(){&font(lime,black){待って待って待って待って!アイテムあげるからマーニあげるから待って待って待って待って待って待って待って待っ───}} &size(20){&bold(){&font(#8f6552){───天誅}}} &bold(){&font(lime,black){て、}} } 最期の[[命乞い]]も京極には&bold(){&font(#8f6552){「随分字余りな辞世の句だ」}}としか思われず、京極の刃はヒイラギの首に狙い違わず振り抜かれ、&bold(){PKKを免れ続けてきたヒイラギは遂に&ruby(PKK){天誅}される。} その場にはこれまで自身がPKしてきたプレイヤー同様に、それまで貯めこんできたアイテムやマニーが大量に、それこそ現役のPKである京極が驚くほどに残された。((通常のインベントリだけでなく、アクセサリーの追加インベントリの分もペナルティ対象となった模様)) おまけにその回のラストシーンではイスナが京極に降伏する事を選んでおり、解説によると「騒動に首ツッコむ(ので自分がとばっちり喰らう)のがいやなのでここはあえて傍観、でも勝ったらそれでもついていったよ!(意訳)」だそうな。 なお、2022年の除夜ゲロによると、この敗北で完全に萎えて、&bold(){&font(lime,black){「二度とやらんわこんなクソゲー」}}と&bold(){ログアウトしてしまった}、との事。 なお具体的な敗因は&bold(){「強武器と強アクセサリーを実戦で使ってみたい欲求を向けた相手が幕末志士だった」「まだ脳みそが現代の頃の京極なら勝ててた、でも今あいつ幕末だから……」}ということらしい。 ちなみに問題の幕末に関しては&bold(){&font(#ff0000){「幕末のノリを他ゲーに持ち出すのはNG。持ち出したら切腹案件」}}という暗黙のルールが存在しており、もしこの顛末が幕末を知る者にバレた場合京極がどうなるのかは未知数である。 *余談 作者によるとキャラクターコンセプトは&bold(){&font(#e0218a){「救いようのないディプスロ」}}らしく、ディープスローターが&bold(){&font(#e0218a){闇}}ならヒイラギは&bold(){&font(lime,black){泥}}だとも語っている&footnote(実際ディプスロはかなり病んでかつ別ゲームで大問題を起こしているが、「人脈を作れる」・「取得技能で普通にゲームプレイをしている」・「(歪んでいるが)主人公を愛しているので彼の頼みなら聞く」と、とりあえず現状「友達や仲間はいないが下僕はいて、能力は信用されている」扱いとなっている。)。&bold(){「好かれるキャラじゃないけど[[ゲーム]]である以上は絶対こういうキャラいるよね」}ということで登場に踏み切ったとの事。 追記、修正は泣き落とし天誅を回避してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,16) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ここら辺の本編読んでいないからわからないけれど、「虐められても爆速で先生にチクる」っていけないことなのか? -- 名無しさん (2021-12-30 19:25:39) - 「天がやれといったから」で退場させられるのは、たしかにあの幕末ゲーらしいw -- 名無しさん (2021-12-30 19:32:44) - 流石に幾ら何でも装飾過多気味じゃないか? セリフ部分は良いとしても強調に赤太字をここまで多用されると目がチカチカするというか -- 名無しさん (2021-12-30 19:48:17) - マジモンのやべーやつに目を付けられて退場するって芝浦淳に似ている -- 名無しさん (2021-12-30 20:00:43) - とりあえずこいつにはインガオホー!!という言葉が相応しい(キリッ -- 名無しさん (2021-12-30 20:20:02) - 何でこんなPK向けにあつらえたかの様な隠しジョブがあるんだ… -- 名無しさん (2021-12-30 20:44:21) - ファッションイカレは本物のイカレには敵わない -- 名無しさん (2021-12-31 00:03:01) - デフォルトされてるけどリアルでこういう人種いるよね…。ネットとか見てもやってても(コイツほど酷くは無いが)「自分は正しい」って謎のご都合先入観持ちがちになっちゃうし -- 名無しさん (2021-12-31 15:03:41) - ↑デフォルメじゃね?これがシャンフロの既定値とか嫌だわ… -- 名無しさん (2022-01-08 20:47:30) - サンラクじゃなく京極がやるんだ、と思ったら発言とか見ていくうちに「あ。ダメだこの人。幕末に染まってやがる」ってなって笑った -- 名無しさん (2022-04-19 10:18:50) - ↑10 こいつのヤバいとこはその下見ればわかる通り、その「いじめ」が当人がやらかした事に対する(集団での)「クレーム」とかだったりする可能性があるとこ。 所謂ヒス嫁とかあの手の人種を濃厚に煮詰めた感じのタイプ -- 名無しさん (2022-06-21 14:30:25) - 本人は大概にサイコだけど真性の幕末サイコキラーには勝てなかったで御座るの図 -- 名無しさん (2022-09-29 16:41:33) - 声優誰がやるのかな -- 名無しさん (2024-04-13 21:24:44) - ↑3 だが、例示されてる「教科書隠し」等なら、初手教師陣相手にヘルプ求めるのは普通のことだと思うが。他生徒の前で言うのも、問題を隠蔽させないためには大事な手だよ。どうも作者氏は、いじめに対する偏見があるように思う。 -- 名無しさん (2024-12-26 14:07:41) - ↑というか、ヒイラギ関連のエピソードや設定の言文をいくつか読んだが、未だイジメうんぬんの情報が出てこない。何話だろうか? -- 名無しさん (2024-12-27 11:49:56) - ↑いじめ関連はTwitter情報かと -- 名無しさん (2024-12-31 17:50:20) #comment(striction) #areaedit(end) }

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