超新星フラッシュマン

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超新星フラッシュマン - (2019/08/03 (土) 18:10:54) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/08/05(水) 20:54:37
更新日:2024/04/14 Sun 15:48:38
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2号ロボ初登場 80年代戦隊 80年代特撮ヒーロー ※土曜夕方18時です。 ある意味イエローが主役 もう一度ローリングバルカンだ!→普通に勝つ コードネーム呼び戦隊 スーパー戦隊シリーズ タイトルに戦隊がない テレビ朝日 ビターエンド フラッシュ宇宙の超新星 プリズムパワー マン戦隊 ラスト7話は戦隊屈指のシリアス長編 ラストは鬱←わずかながらの希望 レジェンド戦隊 中田譲治 井上敏樹 出渕裕 危険の意味なんて忘れたのさ 宇宙 島田満 広瀬匠 広瀬裕 悲しい結末 改造実験帝国メス 曽田博久 東映 残留孤児 特撮 田中公平 石塚運昇 石川県 第10作 終盤は鬱展開 自重しない回転 自重しない宙吊り 自重しない崖→水落ち 藤井邦夫 超新星フラッシュマン 超新星鬼 鈴木武幸 顔出し悪役が歴代1位の多さ



ある日、地球から5人の子供が宇宙の果てにさらわれた。

そして、20年後…!


1986


スーパー戦隊シリーズ第10作。
1986年(昭和61年)3月1日から1987年(昭和62年)2月21日までテレビ朝日系列で全50話放送された。
初の2号ロボが登場した戦隊である。また、前作までは軍からの選抜であったり、平凡な人間がある日突然血筋や素質を見抜かれる形で戦隊になっていたが、本作ではスカウトのような存在がおらずメンバー自身で自発的に戦隊が創設されたという新たなパターンを生み出した。この辺もマンネリ化を防ぐためか。
ダイナマン」からキャラクターデザインを担当した出渕裕が最後に関わった1980年代戦隊でもある。


◎あらすじ


全宇宙を旅し、さまざまな生態改造を続けてゆく改造実験帝国『メス』。
彼らの指揮下であるエイリアンハンターの一団は、辺境の星『地球』で現地生物の収集を行った。
時は地球暦1966年、その中に人間の子供達も含まれていた…
さらわれた幾人もの子供達のうち、わずかに5人だけが異星人・フラッシュ星人に救われ、遠く離れたフラッシュ星系の5つの星へ分かれて育てられた。

それから20年。
成長した5人は自分達をさらったメスが地球侵略を計画していることを知り、養親の説得を振り切って地球に帰還、親子の絆を引き裂いたメスへの怒りとともに、地球を守るべく、フラッシュ星のテクノロジーで武装した戦士・フラッシュマンとして戦う。


◎登場人物


ジン/レッドフラッシュ
23歳。強い使命感を持つフラッシュマンの天才的頭脳派のリーダー。
剣術が得意で、メカにも秀でている。個人武器は真紅に光り輝くプリズム聖剣で、必殺技はファイヤーサンダー(強化前)/スーパーカッター(強化後)。
メカ技術に関しては第6話で愛馬代わりのバイクであるフラッシュホーク・レッドを仲間から手渡されたパーツを使い修理する場面からも明らか。
エイリアンハンターに誘拐された日のことや自分の誕生日は覚えている。
フラッシュ星系の母星・フラッシュ星で育ち、彼らの科学を学ぶ。


ダイ/グリーンフラッシュ
22歳のサブリーダー。
岩山のフラッシュ星系の衛星・グリーンスターで育てられ、その環境のためか生身でも驚異的な怪力を誇る。
もともと拳で戦うのが得意のパワーファイターだが、地球でボクシングに興味を持ち、自らの戦闘スタイルに取り入れる。なお、その師匠は翌年の赤だったりする。
個人武器は両腕に装着されるガントレット・プリズムカイザーで、必殺技はローリングナックル(強化前)/スーパーピストン(強化後)。
一見無口で無愛想に見えるが、愛嬌があって楽天家。自然を愛する好青年。
銀帝軍ゾーンとは関係ない。
なお中の人は本作後一条総司令烏丸所長のいる劇団に入団(後にタイムイエローもマネージメント契約を結んでいる)。人命救助で表彰されてニュースになった事もある。
ゴーカイジャーではドンさんの担当。一応本家に準じた戦い方をしていたものの、やはり本家に比べるとパンチがない。


ブン/ブルーフラッシュ
20歳。砂漠の惑星であるフラッシュ星系の衛星・ブルースターで育つ。
そのため、水一杯で30日くらいなら生きていけるサバイバリティの高さと驚異的な俊敏性を持っている。
個人武器はスターダーツという六芒星状の手裏剣だが、最大の武器は自身の周囲をプリズムエネルギーで包み込み生成するプリズムボール。
ブルーはこの状態で自由自在に飛び跳ねてゾロー兵を吹っ飛ばす。必殺技はハリケーンボルト(強化前)/スーパーサイクロン(強化後)。
性格は調子に乗りやすい少年タイプ。なのでゴーカイジャーのジョーが変身した時には多少乖離が生じてしまう。まあ女子2人に比べるとマシだけど。


サラ/イエローフラッシュ
20歳。寒冷の惑星であるフラッシュ星系の衛星・イエロースターで育った為、寒さに強い。
洞察力、分析力に優れており5人の参謀格であるが、性格的には、大自然を愛するクールで幼げな芸術的で喜怒哀楽が激しく、猪突猛進する傾向もある。
変身前はショッキングビーズというビー玉でゾロー兵を弾き飛ばし、変身後はローリングバルカンのターゲット補足およびフラッシュキングのコズモソード射出など、メンバーに欠かせない存在。
個人武器は吹雪を放つ二対のプリズムバトンで、必殺技はスーパーブリザード(強化前)/スーパーバージョン(強化後)。
終盤は実質的な主役。
ゴーカイジャーではルカの担当。しかしお淑やか女子から姉御肌女子へと綺麗に逆転してしまう。


ルー/ピンクフラッシュ
20歳。超重力のフラッシュ星系の惑星・ピンクスターで育った、明るく元気で前向きで明朗活発な元気娘で勝気で男勝りで感情豊富でツンデレ気質なしっかり者でサバサバした性格のパンチラかつ露出系の(ハイレグ)競泳水着が着られるほどの体格を持つツンデレの大和撫子系なスポーツ少女の戦士。
地球の重力ならジャンプどころか空中を移動するくらい朝飯前の身の軽さを見せる。
個人武器は両脚に装着しジャンプ力を強化するプリズムブーツで、必殺技はジェットキック、ボンバーキック(強化前)/スーパータップ(強化後)。
柔軟性と身体能力が高いため、水泳や新体操が得意。水泳と水泳飛込みを応用した水中戦や柔軟性と身体能力を応用した新体操技が得意。
サラとはフラッシュ星にいた頃からの親友である。
後半以降は、前年の『電撃戦隊チェンジマン』のチェンジマーメイド・渚さやか同様に、ハイレグなパンチラアクションを披露した。
強気でかなりの食いしん坊だが、味音痴。
ちなみにリアルではピンクファイブ等のスーツアクターを務めた人と結婚したそうな。

残念ながら全員の両親を見つけることはできず、唯一サラだけ判明することとなった。
とはいえ、結局サラ自身は両親と顔を合わせることはできなかった。
でも、あれからおそらく反フラッシュ現象を克服し皆両親に会えたことだろうと考えることが望ましい。
ゴーカイジャーではアイムの担当。しかし姉御肌女子からお淑やか女子になり、ルカとは逆の乖離が生じてしまう。


◆マグ
フラッシュマンをサポートする高性能ロボット。
目から麻痺光線を放つ。腹部にモニターがある。
性格は体内にセットされるプログラムディスクによって変わる。一人称は最初は「俺」、その後は「僕」。
初登場時はラウンドベースの警備を担当しており、無断でベースに侵入した5人を攻撃した。
大破したフラッシュキングの復旧、獣戦士の能力を逆手に取る武器の開発、更には最終回で反フラッシュ現象で死にかけていたフラッシュマン達を救出するなど、何気に大活躍している。

〔巨大ロボット〕
フラッシュキング
タンクコマンド、ジェットデルタ、ジェットシーカーの三機が合体したロボ。
スターコンドルから射出されるコズモソードを構え、高速回転しながら獣戦士を斬り裂く「スーパーコズモクラッシュ」が必殺技。
15話で獣戦士ザ・ズコンダと相討ちとなる形で破壊される。戦隊ロボの初の大破は、多くの視聴者にトラウマを植えつけた。
映画『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』と『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』にも登場した。

◆フラッシュタイタン
戦隊シリーズ初の2号ロボになるフラッシュ星の戦士タイタンの形見のトラック。
タイタンが死亡後は彼に命を救われ、メスを裏切ったレー・バラキが所有していた。
タイタンボーイ/グレートタイタンに変形・合体する。

◆タイタンボーイ
フラッシュタイタンのトレーラー前部が変形したロボ。スピードはあるが非力であり単体で敵を倒すことが出来ない
ポストではない

◆グレートタイタン
タイタンボーイがフラッシュタイタン後部のコンテナと合体して完成する。
胸部のプリズムから放つ「タイタンノバ」が必殺技。その大きさだけで敵を威圧し、劇中では無敗。

冷蔵庫ではない。


改造実験帝国メス


◇大帝ラー・デウス
改造実験帝国メスの支配者。
顔は白い仮面、体は巨大な鎧に覆われている。
自分自身を完全な生命体にして全宇宙に君臨する為に、長い年月をかけて多くの人間を各惑星から捕獲し、大博士に改造して改造実験を行わせてきた。

大博士リー・ケフレン
宇宙最高の頭脳を誇る大博士で、遺伝子シンセサイザーを操って生命の改造を行い、今までにも多くの改造生命体や獣戦士を作り出した。
「命の芸術家」を自称している。
己の才に絶対的自信を持ち、文字通り生命改造実験に全てを捧げた狂科学者。

◇レー・ワンダ
広瀬悪役第1弾。ケフレンが作り出した幹部待遇の生命体。
巨大な翼を利用した滑空攻撃や、掌や目から放つ破壊光線が主な武器。
5種類の醜い宇宙生物の遺伝子から作られている。
中盤にて強化改造され、妖獣士ワンダーラに変身できるようになった。さらに時間を三秒止められるようになった。

◇レー・ネフェル
ケフレンが作り出した幹部待遇の生命体。
顔は人間だが、体は右半身が豹、左半身は鎧のような姿をしている。
常に携帯する金属棒からムチ状の光線と、指先からのショック光線が主な武器。
中盤に強化改造され、妖獣士ネフェルーラに変身できるようになった。

三年前は 地球を守る側 だった。

◇レー・ガルス
ケフレンが作り出した幹部待遇の生命体。
姿は完全に怪物であり、知能も低く、人間の言葉を話さない。
その代わり半身が機械と融合していることから生み出されるパワーは絶大である。

◇クラーゲン
地球のクラゲを元に作られた巨大生物。
巨大な眼光から、倒された獣戦士にエネルギーを照射し、再生巨大化させる。エネルギーを使い果たすと縮む姿がなんか可愛い。
後述のサー・カウラーが来た時、野生の本能で恐怖で放尿してしまった事もあり*1、その際ブルーフラッシュが被害を受けた。

◇サー・カウラー(演:中田譲治)
ジョージ悪役第1弾。暗黒のハンターとして名を馳せる宇宙人。
メスに招かれ、エイリアン・ハンターとして実験材料を集めまくる。
異星人の傭兵部隊を率いて、暗殺、テロ、謀略などの仕事を請け負うプロフェッショナル
最長15mにもなる伸縮性の電磁ムチと超金属の爪が武器。
ジン達を誘拐した張本人。
女性人気が高かったらしく、当時の少女漫画に彼をモチーフとした「坂浦」というキャラクターがいた。
怪獣保護部隊の隊長のレッドと対決した大教授とその大教授が転生改心した姿である、ペコポンを征服しそして、ペコポンを守るの赤ガエルとは、遠い親友である。

◇ボー・ガルダン
カウラーの副官として、共に宇宙を荒らしまわっていた男。
顔の右半面を覆う痣からの炸裂光線と、2本のガルドロッドが武器。


◎ラストに関するネタバレ






























実はケフレンもデウスによって改造された人間(地球人)







「反フラッシュ現象」
フラッシュ星で育った者は、他の星に長く居続けられない体質から起きるショック現象。
現地の生物に触れると電流が走り、草花も枯らし、太陽や水も受けつけなくなる。

かつて地球にきたタイタンも、この現象がもとで戦闘力が低下して命を落とした。
このことを知ったフラッシュマンはメスとの戦いだけでなく、20日以内に地球を去らねばいけなくなった。
最終回でメスを倒しながらも、反フラッシュ現象は解決できず、地球を去り、フラッシュ星に戻ることになる。
「いつか、フラッシュ星の科学で反フラッシュ現象を克服してまた地球に来よう」
というジンの言葉に希望を抱いて、彼らは戦い疲れた体を休め、カプセルの中で眠りについた。


◆時村博士
序盤からフラッシュマンに協力している博士。奥さんと誘拐されてない娘が2人いる。
20年前に子供をエイリアンハンターに誘拐され、それ以来タイムマシンの研究をしている。
タイムマシンの開発のみならず、遺伝子シンセサイザーの複製品を一人で造るなど何気に凄い人。

かなり記憶が曖昧で「誘拐されたのは男の子」と言ったが奥さんは「女の子だった」と証言している。
正解は奥さん。イエローフラッシュことサラが彼の誘拐された子供。サー・カウラーが死ぬ間際にサラに話した。

だが何故男の子と勘違いを…?


海賊戦隊ゴーカイジャー


ゴーカイジャーでは役者の都合か反フラッシュ現象の設定の問題でレジェンド回が作りにくかったのか、いつの間にかバスコに大いなる力を奪われていた。
バスコはわざわざフラッシュ星まで行って奪ってきたのだろうか……まあレジェンド大戦にも参加しているし、反フラッシュ現象を克服して地球に帰ってきていた可能性もあるが。
しかし49回にダイ/グリーンフラッシュが登場。
レンジャーキーを通して見守ってきたゴーカイジャーに正式に大いなる力を与えた。
まさかのゲスト登場に当時のファンは大歓喜である。
直後のインサーン戦ではアイムがゴーカイチェンジ。変身時のシャットゴーグルの演出も再現されていた。




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