海賊戦隊ゴーカイジャー

登録日:2011/02/09 Wed 21:51:38
更新日:2022/04/27 Wed 16:44:59
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冒険とロマンを求めて、
宇宙の大海原を行く若者達がいた。


宇宙帝国ザンギャックに反旗を翻し、
『海賊』の汚名を誇りとして名乗る豪快な奴ら。


その名は…!





ゴー!!


概要

海賊戦隊ゴーカイジャー』は、2011年2月13日から2012年2月19日まで放送された特撮テレビドラマ。「スーパー戦隊シリーズ」第35作。
本作ではスーパー戦隊シリーズ第35作目を記念して、歴代戦隊との大規模なクロスオーバーが行われており、過去の34作が全て同一世界にあるという設定がなされ、ゴーカイジャーは過去の戦隊にも変身可能となっている。
モチーフは「海賊」。正義の味方であるスーパー戦隊らしからぬ肩書きを持つが、これは敵による蔑称で、その汚名を敢えて名乗る反骨精神にあふれた豪快なアウトロー・ヒーローという設定。また歴代に対する「海賊版」の意味合いも持つ(海賊モチーフとはいえなんとも皮肉なものである)。
これら歴代戦隊との差別化のため、掟破り感のある設定がなされた。

実際、ゴーカイジャーに人々や地球を守る気はさらさらなく、敵と戦うのも単にお宝探しの邪魔だから仕方なく。他にもカレーを食いそびれたためや、買い出しの邪魔などの理由(それでも最初から本質は正義漢)。
そんな彼らが「どうやって地球を守る戦士になっていくのか」というのが本作のテーマ。
一方でストーリーは基本的にシンプル。

なお誤解されやすいが、今作は" 第35作 記念作品"であり、放送中にスーパー戦隊シリーズ35周年を迎えた" 35周年 記念作品"は前作の『天装戦隊ゴセイジャー』である。
これはシリーズ初代の『秘密戦隊ゴレンジャー』のみ、放送期間が2年間だったため(さらに言うとその次の『ジャッカー電撃隊』は9か月で打ち切られたため、第3作『バトルフィーバーJ』まで1年ほどのブランク期間がある)。


本作と同じ過去作とのクロスオーバー作品である『仮面ライダーディケイド』が賛否を呼んだだけに、本作も前評判は賛否両論だった。
……が、終わってみれば、

  • 34のレジェンド戦隊全てからOB出演。*1
  • 過去戦隊を丁寧に扱った脚本・演出・音楽。
  • それでいてきちんとキャラの立ったゴーカイジャー&敵組織の面々。
  • 自分の色以外の戦士にも変身出来るように、各戦隊に女性用のスーツを制作という気合いの入れっぷり。

と丁重かつ豪快な、戦隊シリーズへの愛の詰まった35作目に相応しい記念作品となった。



あらすじ


銀河系を我がものにせんと、遂に地球へ魔の手を伸ばした『宇宙帝国ザンギャック』。
対するは、地球の平和と人々の笑顔の為に集結した34のスーパー戦隊。決死の覚悟でザンギャックに挑んだスーパー戦隊たちは、見事ザンギャック艦隊を撃退した。
しかしその代償に、34のスーパー戦隊たちは戦士としての戦う力を失ってしまう。
この戦いは『レジェンド大戦』と呼ばれ、人々に語り継がれていくことになる……。

――それから数年後。

復活を遂げたザンギャック帝国が再び地球侵攻を開始する。
その時、宇宙を旅する5人の若き海賊達が地球へ降り立った。

地球に眠るという宇宙最大のお宝を求めて……。



キャラクター

ゴーカイジャー6人の詳細はそれぞれ個別項目を参照。

ゴーカイレッド/キャプテン・マーベラス(演:小澤亮太)
海賊戦隊の若き船長。俺様キャラでアウトローな、歴代レッドでも特異な人物。
「赤き海賊団」の生き残りで、かつてはアカレッドの仲間だった。

ゴーカイブルー/ジョー・ギブケン(演:山田裕貴)
寡黙かつクールな性格の剣士。二刀流をメインに、五刀流まで使いこなす。
元ザンギャック兵士の脱走兵で、帝国には恩師を奪われた因縁がある。

ゴーカイイエロー/ルカ・ミルフィ(演:市道真央)
姉御肌の元盗賊。金と宝が好きなある意味一番海賊らしい人。
勝ち気で明るいが、貧困が原因で肉親を失った悲しい過去を背負っている。

ゴーカイグリーン/ドン・ドッゴイヤー(演:清水一希)
メカニック担当。ほぼ拉致のような形で仲間に入った一般人で気弱なところがある。
本作屈指の愛されキャラ兼ネタキャラ。ツッコミ役。母星はザンギャックに滅ぼされた。
なお、当該項目や彼が変身する戦士の項目でも説明するが、彼は他の戦士に変身した時の違和感がメンバー中一番顕著。
キャスト紹介ではハカセというあだ名も記載される。

ゴーカイピンク/アイム・ド・ファミーユ(演・小池唯)
ザンギャックに滅ぼされた星の王女であるファミーユ星人。
海賊には似つかわしくないおしとやかな少女。敵であろうと礼儀正しい。

ゴーカイシルバー/伊狩鎧(いかり がい)(演:池田純矢)
海賊達に憧れるスーパー戦隊大好きな通りすがりの地球人。
子供を助けて意識不明になった際、アバレキラー達からゴーカイセルラーを託され戦う力を手に入れた。

なお、彼ら六人は全員別々の星出身である。
『ジュウオウジャー』EDによると、住所は「宇宙」であるらしい。

ナビィ(声:田村ゆかり
ゴーカイジャーを支援するオウム型のサポートロボ。
詳しくは該当項目参照。



変身アイテム


レンジャーキー
ゴーカイジャーが変身するときに使う鍵。歴代戦隊のスーツを模したフィギュアから鍵に変形する。

モバイレーツ
レンジャーキーを差し込むことで、対応した歴代戦隊にも変身する。
ちなみにチェンジする時、「ゴォーー↑カイジャー!↑↑」と音声が1つ目と2つ目の文字の間を伸ばすので、激走戦隊カーレンジャーは原作そのままだったりする。と言うか元ネタである。



共通武器


●ゴーカイガン
ゴーカイジャーの共通武器その1。
見た目の通りの海賊銃であり、レンジャーキーを装填することで更に威力が増す。
蹴り飛ばそうがぶん投げようが決して暴発しない。

●ゴーカイサーベル
ゴーカイジャーの共通武器その2。カトラス状の刀で、これもレンジャーキーを装填することで威力が増す。ブーメランのように投げたり、ワイヤーを使ってぶん回すこともできる。

メンバー同士が互いに武器を交換したり、二刀流や二丁撃ち、果ては五刀流で戦うという事も可能。「レッツ・パーリィ!!」
なお、これらの共通武器は歴代戦隊に変身すると、その戦隊に対応した武器に変化するため使用不可能になる。



ロボ


ゴーカイオー
母船であるゴーカイガレオンを中心に、5機のゴーカイマシンが合体するロボ。

豪獣神
ゴーカイシルバーのロボ。
詳しくは該当項目、もしくは大いなる力にて



敵組織


宇宙帝国ザンギャック

全宇宙を恐怖と武力で支配しようと目論む悪の超帝国。
歴代戦隊の活躍で一時的に撃退されたが、再び侵略を開始する。

司令官ワルズ・ギル(声:野島裕史)
愛すべき殿下。詳しくは該当項目参照。

●参謀長ダマラス(声:石井康嗣)
凄まじい戦闘力と冷徹な頭脳を併せ持つザンギャック帝国最強の戦士。
ワルズ・ギルの補佐を務める為に派遣された。
時々、殿下に対する愚痴を漏らしていたことから視聴者達から勝手に野心家と思われていたが、実は誰よりも殿下の心配をしていた従者の鑑。


●開発技官インサーン(声:井上喜久子
声がエロいザンギャック帝国のマッドサイエンティスト。

●特務士官バリゾーグ(声:進藤学)
全身を機械化されたサイボーグ戦士。
行動隊長の選定は主に彼の役目。
ワルズ・ギルには忠実だが、何を考えているかわからない不気味な存在。

その正体はジョーの先輩にして剣の師匠である「シド・バミック」。
シド・バミックとしての記憶は完全に消去されているが、死によって魂は救われた。

ジョーの中盤からのことあるごとにシド先輩シド先輩言い出す理由は
新入ゴーミンとして働くはずのジョーが子供を殺すことを嫌がり
シド先輩とザンギャックから逃げることを選び、再開の約束を果たせないままでいるから。
ゴーカイジャー加入後だが、シドは改造された際に記憶を全て殺されていることをジョーは思い知り、
その後いろいろあって「教わった剣技を活かす」「バリゾーグとなった先輩を殺して魂だけでも救う」という願いから
最終的にはジョーの手の中で幕を引いた。

かに思えたが、ワルズは歪んだ形でもバリゾーグしか友情を持てない性格的な問題を抱えた情緒不安定な太子であったため、バリゾーグを破壊された事に常軌を逸した復讐心を燃やす事になる。
バリゾーグの存在意義はワルズの死とともにようやく消えたといえよう。

右目が無いのはシドが隻眼であったからである。

●皇帝アクドス・ギル(声:小川真司)
ザンギャックの皇帝でワルズ・ギルの父親。そしてラスボス。
カザリと同じくプレデター風であり、黒い。モチーフは大王イカ。

ワルズにはワルズの、アクドスにはアクドスのボス感があるのが作品を通した魅力であるが
ザンギャック皇帝は凶悪な見た目同様に非道で、決着の仕方も高評価である。
司令席に座ったままの状態で、マーベラスと鎧の二人掛かりの攻撃をいなすなど、その実力は計り知れない。

かつてはアカレッド声の主人公と共にウルトラマンになる男性や、ナレーション声な人造人間の宿敵にして黒い義体を纏う外道ラスボスだった。


行動隊長
侵略作戦を行う多種多様な異星人。身体の特性や作戦により武器の支給もしくは改造を受ける。
ガチからイロモノまで人材は豊富。

ゴーミンスゴーミン
ザンギャックの戦闘兵。
スゴーミンは巨大化、戦闘機やバイク等へ変形可能。
殿下の八つ当たりの被害者(達)でもある。

ドゴーミン
皇帝直属の親衛隊。行動隊長よりも強いらしい。
しかし、頭はあまり良くない模様。



第三勢力


バスコ・タ・ジョロキア(演:細貝圭)
マーベラスと同じく宇宙最大の宝を狙う男。詳しくは別項目。




レジェンド戦隊

34年間地球を護り続けてきたスーパー戦隊たち。詳しくは当該項目参照。



エピソード

レジェンド登場回は、その登場するレジェンドの作品がサブタイに何らかの法則がある場合、その作品のサブタイに即したタイトルになる。



劇場版



テレビシリーズ後の展開

東日本大震災に伴う休止の影響で撮影スケジュールに遅れが生じたため、最終回放送寸前の2012年2月まで撮影が延びた影響で、予定されていたVシネマ『帰ってきた海賊戦隊ゴーカイジャー』の制作は見送られた。
……が、シリーズ第40作目『動物戦隊ジュウオウジャー』にてシリーズ通算2000回の放送を記念して、まさかの客演!
2016年9月4日、11日と2週連続で活躍し、ジュウオウジャーの面々とゴーカイジャー以降の戦隊に変身して見せ、エンディングテーマ曲には「スーパー戦隊ヒーローゲッター2016」も公開。歴代レッドが大集結した。ただし一人だけハブられたレッドがおり、その事について役者がTwitterでボヤいていた。公式からは「あくまで公認だけだから」と説明された。

2019年2月17日から4週にわたって放送されたスーパー戦隊シリーズの特別番組『スーパー戦隊最強バトル!!』ではマーベラスが『ジュウオウジャー』の大和とW主演という形で活躍した。

そして同年4月、まさかの『スーパーロボット大戦X-Ω』にまでも参戦。
スーパー戦隊枠でジュウレンジャーに次いで登場、マーベラスと因縁のあるギャバンや同じアウトローなダークヒーロー、マジンカイザーSKLの海動と、敵対する宇宙海賊共やザンギャック達に立ち向かう。

余談

本作の人気を受けて、ゴーカイジャーを見終わっても楽しめる作品として製作された非公認戦隊アキバレンジャーのタイトル案には「海賊版戦隊ゴカイジャー」(誤解じゃー)というものもあったという。
というかアキバレンジャーの「大それた力」自体大いなる力のパロディである。


「Wiki籠もり…良くやってくれた…。掴み取れよ!今度は君たちの追記・修正を!」



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そして、2021年秋―――





「変わっちまったな……! オマエも、この星のヤツらも!!」







10年の月日がヤツらを変えた―――









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KAIZOKU SENTAI

テン・ゴーカイジャー




2021

期間限定上映




この星に、守る価値はあるのか。









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最終更新:2022年04月27日 16:44

*1 路線変更の項目で詳しく触れているが中には『マスクマン』や『ジェットマン』、『バイオマン』のように役者の殆どあるいは全員が引退している戦隊もいたため全てからの出演は無理だと放映当初は絶望視されていた。