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海賊戦隊ゴーカイジャー

登録日:2011/02/09 Wed 21:51:38
更新日:2026/07/22 Wed 17:15:19
所要時間:約 7 分で読めます


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1960年代以降生まれホイホイ 2010年代戦隊 2011年 20代ホイホイ 30代ホイホイ 40代ホイホイ 50代ホイホイ Project.R 『海賊』の汚名を誇りとして名乗る豪快な奴ら うあおー オリジナルキャスト登場 クロスオーバー ゴレンジャーハリケーン スパクロ スパロボ スパロボ参戦作 スーパー戦隊シリーズ スーパー戦隊ヒーローゲッター テレビ朝日 テレ朝の本気 ド派手な海賊ゴーカイジャー メタルヒーローとも共演 下山健人 不朽の名作 中澤祥次郎 井上敏樹 人気投票1位 仮面ライダーと共演 仮面ライダーディケイド 傑作 全世代ホイホイ 加藤弘之 動物戦隊ジュウオウジャー 地球文化との交流 坂本太郎 坂本浩一 大森敬仁 宇宙刑事ギャバン 宇宙帝国ザンギャック 宇宙海賊 宇都宮孝明 小池唯 小澤亮太 山下康介 山田裕貴 市道真央 平成戦隊 愛媛県 感動のラスト 戦隊版ディケイド 本名呼び戦隊 東映 東映の本気 東映特撮 松原剛志 歴代への愛がこもった作品 池田純矢 浦沢義雄 海賊のフリしてるヒーロー 海賊戦隊ゴーカイジャー 海賊版 海賊鬼 清水一希 渡辺勝也 爆上戦隊ブンブンジャー 特撮 石ノ森章太郎 石橋大助 神作 竹本昇 第35作 荒川稔久 荒川稔久の本気 記念作品 関智一 香村純子



冒険とロマンを求めて、
宇宙の大海原を行く若者達がいた。


宇宙帝国ザンギャックに反旗を翻し、
『海賊』の汚名を誇りとして名乗る豪快な奴ら。


その名は…!





ゴー!!


概要

海賊戦隊ゴーカイジャー』は、2011年2月13日から2012年2月19日まで放送された特撮テレビドラマ。「スーパー戦隊シリーズ」第35作。全51話。
本作ではスーパー戦隊シリーズ第35作目を記念して、歴代戦隊との大規模なクロスオーバーが行われている。
本作の最大の特徴としては何と言っても過去の34作の戦隊が全て現実に存在し、地球を守り続けてきたヒーローであるという世界観である。そしてゴーカイジャーは過去の戦隊にも変身可能となっている。

基本的にスーパー戦隊シリーズは、VSシリーズなどのクロスオーバー作品以外ではぞれぞれ完全に独立した別世界という設定なのだが、ゴーカイジャーの場合はその後のクロスオーバー等を見ても、クロスオーバーでも別世界である事がはっきりと描写されている『キュウレンジャー』『ゼンカイジャー』『キングオージャー』を除いて、ほぼ全ての戦隊が同一世界内に存在する世界のようである。
と思われていたが『テン・ゴーカイジャー』でキュウレンジャーのレンジャーキー一式が登場していることから、どうやらキュウレンジャーは本家とは別にこのゴーカイジャー世界にもいる模様。

なお、VSシリーズなどを初めとするこれらの複数の戦隊がいるクロスオーバー前提の世界は「レジェンド戦隊の世界」と呼ばれることもある。
更にゴーカイジャーの場合は戦隊に限らず、仮面ライダー・メタルヒーローなどとも後にクロスオーバーして世界観を繋げている。ただし、主に仮面ライダーと繋がる『スーパーヒーロー大戦』系の作品は、ゴーカイジャー本編との繋がりは薄い*1
なお、基本的には各テレビシリーズと同じ経験をした過去戦隊達がいる世界なのだが、彼等の力の源となる「レンジャーキー」や「大いなる力」、更にそれらによって彼等が代々守護している「宇宙最大のお宝」等々、元の各作品には無かった本作独自の設定や解釈もファンが解釈違いを起こさない範囲で多分に入っており、全く各テレビシリーズの戦隊達と同じという訳ではない*2

モチーフは「海賊」。正義の味方であるスーパー戦隊らしからぬ肩書きを持つが、これは敵による蔑称で、その汚名を敢えて名乗る反骨精神にあふれた豪快なアウトロー・ヒーローという設定。また歴代に対する「海賊版」の意味合いも持つ(海賊モチーフとはいえなんとも皮肉なものである)。
これら歴代戦隊との差別化の為に、掟破り感のある設定がなされた。

実際、当初ゴーカイジャーに人々や地球を守る気はさらさらなく、敵と戦うのも単にお宝探しの邪魔だから仕方なく。他にもカレーを食いそびれたためや、買い出しの邪魔などの理由(それでも最初から本質は正義漢)。
そもそも地球に来た目的も「宇宙最大のお宝」目当てであり、ザンギャックと戦うことになったのも成り行きと偶然に過ぎない。
そんな彼らが「どうやって地球を守る戦士になっていくのか」というのが本作のテーマの一つである。
このように、ストーリーラインは基本的にシンプルだが、その過程で描かれるドラマは濃密そのもの。一方で、宇宙最大のお宝の正体を暴くことが、本作の最大の謎にしてクリフハンガーとなっている。

なお誤解されやすいが、今作は" 第35作 記念作品"であり、放送中にスーパー戦隊シリーズ35周年を迎えた" 35周年 記念作品"は前作の『天装戦隊ゴセイジャー』である。
これはシリーズ初代の『秘密戦隊ゴレンジャー』のみ、放送期間が2年間だったため(さらに言うとその次の『ジャッカー電撃隊』は9か月で打ち切られたため、第3作『バトルフィーバーJ』まで1年ほどのブランク期間がある)。

プロデューサーは、『侍戦隊シンケンジャー』を手掛けた宇都宮孝明と大森敬仁。
メイン脚本は『鳥人戦隊ジェットマン』以降の多数の戦隊に関わり、『爆竜戦隊アバレンジャー』『特捜戦隊デカレンジャー』でメインを担当した荒川稔久。サブライターには石橋大助、下山健人、戦隊愛に定評のある香村純子が参加。ゲストライターとして、『ジェットマン』を手掛けた井上敏樹と『激走戦隊カーレンジャー』を手掛けた浦沢義雄が、それぞれがメインで担当していたレジェンド戦隊の回を担当している。
パイロット監督は『獣拳戦隊ゲキレンジャー』や『シンケンジャー』を手掛けた中澤祥次郎。その他、渡辺勝也、坂本浩一、加藤弘之、坂本太郎、竹本昇が監督として参加している。

本作と同じ記念作にして過去作とのクロスオーバー作品である『仮面ライダーディケイド』が賛否を呼んだだけに、本作も前評判はぶっちゃけ賛否両論だった。何ならディケイド以降もニチアサのクロスオーバー作品は賛否分かれがちなので、本作も似たような第一印象を抱く人は多いだろう
……が、蓋を開けて見れば、

  • 34のレジェンド戦隊全てからOB出演(映画のみの出演も含める)。*3
  • 過去戦隊をしっかりと理解した上で、丁寧にストーリーに落とし込んで掘り下げた秀逸な脚本と、それを彩る見事な演出・音楽。
  • それでいてそのレジェンド達に負けないくらいしっかりとキャラの立った、魅力的なゴーカイジャー&敵キャラの面々。
  • あまりにもクオリティが高すぎる各戦隊の数々のレジェンド回
  • 対してゴーカイジャー単独のエピソードも悉くクオリティが高い
  • 明確で訴求力のあるシナリオに、魅力的なキャラ達と丁寧に掘り下げられたレジェンド達が織り成す濃すぎるドラマ
  • 武器交換や連続ゴーカイチェンジによって多種多様に変化する、全く見ていて飽きない豪快な戦闘パート
  • 過去戦隊の技や武器まで使用しつつ、本家と全く同じではなくゴーカイジャーらしい動きや戦い方も取り入れたゴーカイチェンジによる海賊版過去戦隊
  • 更に自分の色以外の戦士にも変身出来るように、各戦隊に男性用/女性用のスーツを制作という気合いの入れっぷり

とキャラクター、脚本、演出等々、信じられない程に丁寧かつ豪快な、戦隊シリーズへの愛の詰まった35作目に相応しい記念作品となった。
記念作品としての完成度が高いことは言うまでもないが、純粋に海賊戦隊ゴーカイジャーの物語としての完成度も非常に高く、『侍戦隊シンケンジャー』等と並んで、戦隊ファンや特撮ファンからは歴代スーパー戦隊史上最高傑作と評されることも多い。

その人気は売上にも直結しており、ゴーカイジャーの玩具は変身アイテム、武器、ロボと全てが好調で、第3四半期の時点で既に前作『天装戦隊ゴセイジャー』の最終売上である92億円を上回り、シンケンジャーの最終売上にもほぼ匹敵する104億円を記録。そこからの最終的な売上は130億円で、『炎神戦隊ゴーオンジャー』を越え、歴代トップクラスの売上を達成した。
特に、小物アイテムである「レンジャーキーシリーズ」は、2012年上半期時点で通算2000万個以上を出荷し、歴代戦隊史上最高記録を打ち立て、その後数年間はシリーズ展開が続いた。

その人気ぶりは、放送から10年以上経っても全く衰えることはなく、2025年にNHKで開催された「スーパー戦隊大投票」では、作品部門において堂々の第1位を獲得。
更にキャラクター部門では、本作の主人公のゴーカイレッドが第2位、ロボ部門でも本作の1号ロボのゴーカイオーが第2位になる等、全部門でその他の作品とは別格と言える程の総合成績を叩き出した。

47戦隊×47都道府県」では愛媛県を担当。
瀬戸内海における海賊こと「村上水軍」で有名だった事が由来と考えられる。

ゴーカイジャーのレギュラーキャストは全員、後の作品でゴーカイジャーの役で再演した事はあるが、別役で東映特撮作品に出演したことがあるのは(代役を除き)『宇宙戦隊キュウレンジャー』のラプター283、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のチビガルー、『仮面ライダーゼロワン』のアイちゃんを演じた市道氏のみで、何れも別名義であるM・A・O名義での声の出演である。

あらすじ


全宇宙を我がものにせんと、遂に地球へ魔の手を伸ばした『宇宙帝国ザンギャック』。
対するは、地球の平和と人々の笑顔の為に集結した34のスーパー戦隊。決死の覚悟でザンギャックに挑んだスーパー戦隊たちは、見事ザンギャック艦隊を撃退した。
しかしその代償に、34のスーパー戦隊たちは戦士としての戦う力を失ってしまう。
この戦いは『レジェンド大戦』と呼ばれ、人々に語り継がれていくことになる……。

――それから数年後。

復活を遂げたザンギャック帝国が再び地球侵攻を開始する。
その時、宇宙を旅する5人の若き海賊達が地球へ降り立った。

地球に眠るという宇宙最大のお宝を求めて……。



キャラクター

ゴーカイジャー6人の詳細はそれぞれ個別項目を参照。

ゴーカイレッド/キャプテン・マーベラス(演:小澤亮太)
海賊戦隊の若き船長。俺様キャラでアウトローという、歴代レッドの中でもかなり特異な人物。
かつてザンギャック最大の反逆者と呼ばれた「赤き海賊団」の生き残りで、アカレッドの仲間だった。
かねてから「宇宙最大のお宝」を手にしたいという願望を持っており、その鍵となるレジェンド大戦で失われたスーパー戦隊達の力「レンジャーキー」を、アカレッドと共に宇宙中を巡って手に入れた。
「宇宙最大のお宝」を求めて地球に来ただけであり、地球を救う気はさらさらないという。
ただし、気に入らない奴は力の限りぶっ潰す!

ゴーカイブルー/ジョー・ギブケン(演:山田裕貴)
寡黙かつクールな性格の剣士。二刀流をメインに、五刀流まで使いこなす。
元ザンギャックの特殊部隊からの脱走兵で、帝国には恩師を奪われた因縁がある。
真面目だが真面目すぎるが故に変なところに引っ掛かったり、真面目に考えすぎておかしな結論に至る事もある。
マーベラスとは、初対面で互いに運命を感じる程に惹かれ合い、自身の背中を守る“相棒”として、マーベラスからは最も信頼されており、ジョーの方も彼の夢の旅を見届けることに誰よりも拘っている。

ゴーカイイエロー/ルカ・ミルフィ(演:市道真央
姉御肌の元女盗賊。金とお宝(特に宝石類)が大好きなある意味一番海賊らしい人。
勝ち気で明るいが、ザンギャックによって滅ぼされた星の出身で、その極限的な環境が原因で肉親を失った悲しい過去を背負っており、自身の“夢”の為に対ザンギャック専門の盗賊として活動していた。
マーベラスに対するツッコミ(暴行)役であり、暴力チームの三名の中では話が通じる方。
アイムの事を妹分として可愛がっており、ハカセの事をどんくさい弟分としてこき使っている。
ジョーと並んでマーベラスの最大の理解者でもあり、他のメンバーが気付かない些細な彼の変化も、この二人だけは気付く描写が多い。

ゴーカイグリーン/ドン・ドッゴイヤー(演:清水一希)
メカニック担当。元はほぼ拉致のような形で仲間に入った一般人の修理屋で、気弱でかなり慎重な性格。通称ハカセ。
本作屈指の愛されキャラ兼ネタキャラ。ツッコミ役。母星は例によってザンギャックに滅ぼされた。
ムードメーカーでもあり、仲間同士であってもそれなりに摩擦が強いゴーカイジャーの面々の緩衝材となっている。
なお、当該項目や彼が変身する戦士の項目でも説明するが、彼は他の戦士に変身した時の違和感がメンバー中一番顕著。
キャスト紹介ではハカセというあだ名も記載される。というか、本編でも公式でも一貫してハカセ呼びされることが多く、鎧以外から本名で呼ばれる機会はほぼない。

ゴーカイピンク/アイム・ド・ファミーユ(演・小池唯)
ザンギャックに滅ぼされたファミーユ星の元王女。メンバーの中では唯一出身の星の名前が明かされている。
海賊には似つかわしくないおしとやかな少女で、敵であろうと礼儀正しく、言動の端々から育ちの良さが窺える。
メンバーの中で最も物腰が柔らかいので、基本的に彼女とハカセが対人交渉役となる。
普段はぽわぽわした人物だが、強い使命感を持って旅に加わった努力の人でもあり、根は非常に芯の強い女性である。

ゴーカイシルバー/伊狩鎧(いかり がい)(演:池田純矢)
スーパー戦隊に憧れる通りすがりの地球人。喜怒哀楽の表現が最も激しい、喧しいバカ。
子供を助けて意識不明になった際、アバレキラー達からゴーカイセルラーとゴーカイシルバーのレンジャーキーを託され、戦う力を手に入れた追加戦士枠。紆余曲折を経て海賊見習いとしてゴーカイジャーの一員になる。
スーパー戦隊の知識に異常に豊富なので、レンジャーキーを探し出すのに一役買っている。そしてその過程で歴代の戦士達に会うことを心の底から楽しんでいる

なお、彼ら六人は全員別々の星出身である。
『ジュウオウジャー』EDによると、住所は「宇宙」であるらしい。

ナビィ(声:田村ゆかり
ゴーカイジャーを支援するオウム型のサポートロボ。
頭をどこかにぶつけることで、目的の宝やその手がかりを占う「お宝ナビゲート」でゴーカイジャーを導く。
占い結果自体は正確なのだが、肝心の内容が曖昧過ぎる上に本人にもその意味が分からないので、毎回メンバーを悩ませたり呆れさせている。
加えて、出自はおろか動力源も不明で動き続けていたりと、割りと謎の多い存在。しかも「赤き海賊団」時代からアカレッドと共にゴーカイガレオンにおり、何気にマーベラスとの付き合いは最も古い。


変身アイテム


レンジャーキー
ゴーカイジャーが変身する際に使う鍵。
その正体は、歴代スーパー戦隊の力の結晶であり、普段はレンジャーモードと呼ばれる各戦士を象った人形の姿をとっているが、下半身部分を撥ね上げることで鍵の形をしたキーモードに変形する。
普段は、ゴーカイガレオン内部の居住区に置かれた専用の宝箱に保管されている。
ちなみに各レンジャーキーの力の本来の持ち主は、自分の力のキーを手にすることで、変身能力を初めとする全ての力を取り戻せる他、取り戻した力をまたキーに変えることも可能。

モバイレーツ、ゴーカイセルラー
携帯電話型変身アイテム。
本体に設置された鍵穴へレンジャーキーを挿し込んで回し、「ゴーカイチェンジ!」と叫ぶことで、ゴーカイジャー及び対応した歴代戦隊に変身する。
ゴーカイセルラーの方は、ディスプレイ部分にレンジャーモードのままキーを入れ、ディスプレイ部分を閉めて対応するボタンを押すことで、内部でスキャンした各戦士に変身できる(ボタンに描かれている16戦士以外の戦士にも変身可能)。
ちなみにチェンジする時、「ゴォーー↑カイジャー!↑↑」と音声が1つ目と2つ目の文字の間を伸ばすので、激走戦隊カーレンジャーは原作そのままだったりする。と言うか元ネタである。
また、ゴーカイセルラーには下の部分にも穴が空いており、そこにゴールドアンカーキーを差し込むことでゴールドモードに変化する。
ちなみにキーをセットしてから変身までに要する時間は、僅か0.1ミリ秒(10000分の1秒)である。

武器・装備


●ゴーカイガン
ゴーカイジャーの共通武器その1。
ハイパワーマケットタイプカスタム銃で、セットされたハイパワージェネレーターによってエネルギー光弾を生成、それを毎秒10発で連射する。300メートル以上の射程距離を誇る。
見た目の通りの海賊銃であり、下のボタンを押すことでゴーカイシリンダーが立ち上がり、そこにレンジャーキーを装填。それを倒すことで、フリントロック式にエネルギーを一撃着火し、破壊力を増幅した「ファイナルウェーブ」を発動できる。
ちなみに生成されるエネルギー光弾は、外見は普通の丸い弾丸で実体もある。ファイナルウェーブ時のものは各戦士の色を帯びたいかにも光弾というビジュアルだが、下記するゴーカイサーベルのファイナルウェーブの斬撃で、後ろから光弾を押すゴーカイブラスト&スラッシュができるので、やはり実体はある模様。

●ゴーカイサーベル
ゴーカイジャーの共通武器その2。
ハイパワーカットラスタイプカスタム剣で、ゴーカイガンと同じくセットされたハイパワージェネレーターによって、常時強力なエネルギーを刀身に伝達しており、これにより固い装甲壁をも切断する切れ味を発揮し、刃こぼれも起こさない。
これも下のボタンを押すことでゴーカイシリンダーが立ち上がり、そこにレンジャーキーを装填。それを倒すことでエネルギーを一撃着火し、破壊力を増幅した「ファイナルウェーブ」を発動できる。

これらの武器はメンバー同士が互いに武器を交換し、二刀流や二丁拳銃に切り替えるコンビネーション攻撃も見せており、基本的にブルー・イエローが二刀流、グリーン・ピンクが二丁拳銃、レッドが剣・拳銃を併用して戦うスタイルである。
加えて、どちらの武器もワイヤーを射出可能で、フックショットや鞭のようにぶん回す変則攻撃武器としても使用可能。
更にゴーカイサーベルとゴーカイガンは、片手に二つ以上持つことで連結型と呼ばれる形状に融合変形し、ナギナタ状だったり二連装拳銃だったり、挙げ句は五刀流に変形させて戦うという事も可能。「レッツ・パーリィ!!」
劇中では披露されなかったが、理論上は五丁拳銃も可能。

必殺技は、ゴーカイガンからは「ファイナルウェーブ・ゴーカイブラスト」。ゴーカイサーベルからは「ファイナルウェーブ・ゴーカイスラッシュ」。
派生技で「ファイナルウェーブ・ゴーカイブラスト&スラッシュ」、「ファイナルウェーブ・ゴーカイスクランブル」がある。
なお、これらの共通武器は歴代戦隊に変身すると、その戦隊に対応した武器に変化するので使用不可能になる。これらの武器は敵の攻撃を受けたりゴーカイチェンジを解除すると、元のゴーカイサーベルやゴーカイガンに戻る。

ちなみにゴーカイサーベルもゴーカイガンも、変身前でも使用可能で、赤き海賊団時代からマーベラスやアカレッドが使っていた。

●ゴーカイスピア
ゴーカイシルバーの専用武器であるハイパワートリプルタイプカスタム槍。
三叉槍型のスピアモード、銃型のガンモード、ゴールドモード専用の錨型のアンカーモードの3形態に変形できる万能な槍で、こちらも変身前でも使用可能。
スピアーモード時の必殺技は「ゴーカイ・シューティングスター」で、ガンモード時の必殺技は「ゴーカイ・スーパーノヴァ」。
ゴールドモード時の必殺技は、歴代の追加戦士のエネルギー体と共に敵を切り裂く、「ゴーカイ・レジェンドドリーム」と「ゴーカイ・レジェンドクラッシュ」の2つ。

●ゴーカイガレオンバスター
第32話から登場したゴーカイジャーの最強武器。5本のレンジャーキーの力を1つにする、ゴーカイガレオン型の左右二門式エネルギー砲バズーカ。
元はバスコ完全体に惨敗を喫したことを切っ掛けに、ハカセが試行錯誤の末に各メンバーのゴーカイシリンダーを組み合わせて開発し、更に鎧の「オーレバズーカに似ている」という発言をヒントに、オーレンジャーの大いなる力を使用することで完成した。

使用時にはゴーカイバックルを用いて召喚し、レバーを引くことで帆の部分がせり上がって照準器となり、5つのシリンダーに5本のレンジャーキーを挿入、引き金を引くことで必殺技の「ライジングストライク」を放つ。基本はゴーカイジャーのキーを使用するが、レジェンドのキーでも使用可能。
通常は初期メンバー5人で使用し、シルバーは隣で主にゴールドモードで必殺技を同時に放って連続攻撃する場合が多いが、誰か1人が不在の場合にはシルバーを加えた5人で使用する。6人あるいは4人以下での使用や連射も可能だが、人数が少ない場合は発射時の反動も大きくなる。

必殺技の「ライジングストライク」は、5本のレンジャーキーをセットし、「◯◯チャージ」(◯◯は最後尾のシリンダーに挿入したキーの色)の電子音声と共にエネルギーを収束、「ライジングストライク」の電子音声と共にゴーカイガレオン型のエネルギー弾を放つ最強必殺技。発射されるゴーカイガレオン型のエネルギー弾は、◯◯チャージの色と同じ色になる(ブルーチャージの場合は青色)。
様々なバリエーションがあるが、作中で主に使われるのは「レッドチャージ」で、「イエローチャージ」のみ作中未使用。ゴーカイシルバーのキーの場合は「スペシャルチャージ」で、アクドス・ギル戦で使用したオールシルバーのレンジャーキーでのライジングストライクは、必殺技音声が「派手にウェーブ」に変わった。

最強必殺技という触れ込みは伊達ではなく、作中では幹部を初めとするあらゆる強敵をこの武器で一撃で悉く撃破しており、ラスボスのアクドスすらもゼロ距離でのライジングストライクで沈めている。
ただし、本来のターゲットであるバスコに使用した際は、片手で軽々と跳ね返されてしまった。更にバスコ以上の実力を持つダマラスの場合は、致命傷を負って弱体化した状態でも一撃では倒れず、二撃目でようやく倒れる等、本作の敵キャラの中でも明確に規格外の化け物とされる2人には、この武器ですらも不十分だった。

●ゴーカイバックル
腰に装着している専用のベルトとバックル。
ナビィがカーギーロードと呼ばれるシステムで、キーを収納した宝箱とゴーカイバックルをリンクさせることにより、特定のレンジャーキーを思い浮かべるだけで、宝箱からそのキーがバックルに転送される。1度に複数のレンジャーキーの転送も可能。
ただし、このリンク作業を行わなければゴーカイバックルがあっても転送機能は使えないので、ゴーカイシルバーはメンバーと認められる前はこの機能を使用できなかった。
レジェンドへゴーカイチェンジした場合は、このベルトもレジェンドのオリジナルベルトへと変化するが、転送機能自体は使える模様。


ロボ


ゴーカイオー
母船であるゴーカイガレオンを中心に、5機のゴーカイマシンが合体して完成する戦隊ロボ。
詳しくは該当項目を参照。

豪獣神
ゴーカイシルバーの戦隊ロボ。
詳しくは該当項目、もしくは大いなる力を参照。

レジェンド大戦

宇宙帝国ザンギャックが地球に侵略に乗り出し、それを阻止すべく歴代34のスーパー戦隊が立ち向かった大事件。
ザンギャック側は膨大な数の艦隊と戦闘員達を大量に投入し、圧倒的な数の暴力に戦隊ロボは全て倒され、等身大戦においても戦隊側が圧倒的に不利と化してしまう。
この状況を重く見たアカレンジャーは「いくぞみんな!スーパー戦隊全ての力を結集して、地球を護るんだ!」と命令。
それに従った他の戦士は文字通り全ての力を結集し、戦士の体が炎となって一斉に突撃、アカレンジャーの「ファイヤー!」の掛け声で大量の戦艦を全て一掃した。

だが、その代償として全身戦隊戦士の力はレンジャーキーとなって宇宙全域に飛散し、レジェンド戦隊全員が戦う力を失った。なお各戦士の変身アイテムも終戦後に消滅している。
その後、宇宙にレンジャーキーが散ったのを見届けたアカレッドが、それを回収すべく追う過程で「赤き海賊団」を結成することになる。

因みに本放送時は、序盤のボウケンジャー〜ゴセイジャーまでの直近5戦隊がゴーミン達に立ち向かうシーンにて、スタッフのカメラマンと思わしき頭が映り込むというミスが発生した。
ただ、『199ヒーロー大決戦』及びBlu-ray等の円盤、配信では該当の部分は既に編集により消されており、現在は確認することができない*4

敵組織


宇宙帝国ザンギャック

全宇宙を恐怖と武力で支配しようと目論む悪の超帝国。
歴代戦隊の活躍で一時的に撃退されたが、再び侵略を開始する。

司令官ワルズ・ギル(声:野島裕史)
第二次地球侵略艦隊総司令官。愛すべき殿下。
詳しくは該当項目参照。

●参謀長ダマラス(声:石井康嗣)
凄まじい戦闘力と冷徹な頭脳を併せ持ち、「宇宙最強の参謀」という異名で広く知られるザンギャック最強の戦士。
元は皇帝アクドス・ギルの最側近で右腕とも言える存在だったが、ワルズ・ギルの補佐を務める為に派遣された。
ただし、殿下の能力は評価しておらず不穏な空気を出していたことから視聴者から勝手に野心家と思われていたが、何かあれば真っ先にワルズを心配したりと彼に対する忠誠心自体はちゃんとある。
一方で、ワルズの能力を評価していない姿勢が見え見えな上、自分の実力に対する絶対的なプライドから他人を見下しがちで、単に諌めるだけなら不要な余計な発言も結構する為、ワルズからは全く信用されておらず嫌われている。
おまけに一度自分が見下した相手のことは決して再評価しないタイプで、しかも自分の力を過信するあまり、最終的には自分が本気を出せばどうとでもできるとタカを括っている節もあり、参謀や補佐官としてはかなり問題が多い人物である。

●開発技官インサーン(声:井上喜久子
声がエロいザンギャックのマッドサイエンティスト。
ザンギャックの侵略用の兵器の開発や、行動隊長達の身体改造も担当しており、その為彼女も行動隊長の選出をすることが多い。巨大化ビームを開発したのも彼女で、本作の巨大化要員も担当している。
表面上はワルズに取り入ろうと媚を売っているが、内心では彼のことを見下しており、それを見抜いているワルズからは無下に扱われている。一方で、ダマラスのことは慕っており、彼からも信頼されている。
内心では、自身の開発した兵器で全宇宙の侵略を達成することで、宇宙で最も偉大な科学者になるという野心を持っており、ザンギャックに加わったのもその為。
役職を見ても分かる通り、本来は後方担当の幹部なのだが、意外に前線に出ることも多く、戦闘力はかなり高い。

●特務士官バリゾーグ(声:進藤学)
ワルズ直属の護衛官にしてサイボーグ戦士。ワルズの完璧な護衛という特殊任務を帯びている。
ワルズには忠実だが、何を考えているか分からない不気味な存在。
ただ戦闘力は非常に高く、行動隊長の選定も主に彼が担当しており、ワルズが心から信頼している数少ない部下である。

その正体は、ジョーの先輩にして剣の師匠である「シド・バミック」。
かつて、ジョーと共にザンギャックから脱走したシドを、ザンギャックの大科学者であるザイエンが改造した戦士であり、右目が無いのはシドが隻眼であったからである。
ちなみにその改造というのは、脳を含む生体部分を全て機械化し、記憶も人格も消去した上で、素体の能力だけ反映させるという非道極まりないもので、改造された時点でシド本人は既に死んだも同然であり、2度と元に戻すことはできない。

ワルズを守るという任務の為だけに動く存在であり、戦闘では一切余計な感情は差し挟まず、ただ命令通りにワルズの敵を排除するべく戦う。
能力そのものはシドの頃と何も変わらず、作中ではその強力な剣術でジョーやゴーカイジャーを圧倒している。

●皇帝アクドス・ギル(声:小川真司)
ザンギャックの皇帝でワルズ・ギルの父親。本作のラスボス
全身真っ黒で野獣のような恐ろしく、それでいて威厳に満ちた豪奢な容姿をしており、カザリと同じくプレデター風。

ワルズとは異なり、常に冷静かつ威厳に満ちた言動をしていて、その圧倒的なカリスマ性で巨大なザンギャックをまとめ上げている豪傑。一方で、失敗者には長年の付き合いの部下だろうが、一切情け容赦をしない冷酷な人物。
皇帝と言ってもワルズと違って、現在の宇宙帝国ザンギャックを1代で築きあげた生粋の叩き上げであり、全身は筋骨隆々で片目は失明しており、歴戦の猛者であることが窺える。
その戦闘力は圧倒的で、流石にダマラスよりは戦闘力では劣るようだが、司令席に座ったままの状態でマーベラスと鎧の二人掛かりの攻撃をいなし、ゴーカイジャーのゴーカイチェンジによる連続攻撃も、専用武器の「アクドソード」一本で捌き続けている。
他の幹部のように特殊な能力や身体器官の類いは無く、シンプルに基礎戦闘力をゴリゴリに鍛えたタイプだと言える。

かつてはアカレッド声の主人公と共にウルトラマンになる男性や、ナレーション声な人造人間の宿敵にして黒い義体を纏う外道ラスボスだった。


行動隊長
ザンギャックの侵略作戦を行う多種多様な異星人。
組織内では士官相当の連中で、身体の特性や作戦により武器の支給もしくは改造を受ける。
ガチからイロモノまで人材は豊富。

ゴーミンスゴーミン
ザンギャックの生体改造兵士
スゴーミンは巨大化、戦闘機やバイク等へ変形可能。
殿下の八つ当たりの被害者でもある。

ドゴーミン
皇帝直属の親衛隊隊員。最上位の生体改造兵士。
シンプルな戦闘力では行動隊長より強いらしく、上記のゴーミンやスゴーミンとは別格の実力を持つ。



第三勢力

バスコ・タ・ジョロキア(演:細貝圭)
ゴーカイジャーと同じく宇宙最大のお宝を狙う男。
ザンギャックに私掠船として登録されている宇宙海賊であり、かつての赤き海賊団の一員で、マーベラスを裏切った元仲間。

詳しくは別項目。

レジェンド戦隊

34年間地球を護り続けてきたスーパー戦隊達。

詳しくは当該項目参照。

主題歌

  • 「海賊戦隊ゴーカイジャー」
作詞:岩里祐穂 作曲:持田裕輔 編曲:籠島裕昌(Project.R) 歌:松原剛志
オープニングテーマ。
作詞:藤林聖子、荒川稔久 作曲・編曲:大石憲一郎(Project.R) 歌:Project.R(松原剛志、押谷沙樹、高橋秀幸、五條真由美、YOFFY、IMAJO、高取ヒデアキ、Sister MAYO、谷本貴義、NoB、岩崎貴文、大石憲一郎、籠島裕昌)
エンディングテーマ。1話ごとに1番→2番→3番→1番…と流れる箇所が変更されている。

劇場版



テレビシリーズ後の展開

東日本大震災に伴う1週延期の影響で撮影スケジュールに遅れが生じたため、最終回放送寸前の2012年2月まで撮影が延びた影響*5で、予定されていたVシネマ『帰ってきた海賊戦隊ゴーカイジャー』の制作は見送られた。
……が、シリーズ第40作目『動物戦隊ジュウオウジャー』にてシリーズ通算2000回の放送を記念して、まさかの客演!
2016年9月4日、11日と2週連続で活躍し、ジュウオウジャーの面々とゴーカイジャー以降の戦隊に変身して見せ、エンディングテーマ曲には「スーパー戦隊ヒーローゲッター2016」も公開。歴代レッドが大集結した。ただし一人だけハブられたレッドがおり、その事について役者がTwitterでボヤいていた。公式からは「あくまで公認だけだから」と説明された。

2019年2月17日から4週にわたって放送されたスーパー戦隊シリーズの特別番組『スーパー戦隊最強バトル!!』ではマーベラスが『ジュウオウジャー』の大和とW主演という形で活躍した。

そして同年4月、まさかの『スーパーロボット大戦X-Ω』にまでも参戦。
スーパー戦隊枠でジュウレンジャーに次いで登場、マーベラスと因縁のあるギャバンや同じアウトローなダークヒーロー、マジンカイザーSKLの海動と、敵対する宇宙海賊やザンギャックに立ち向かう。

そこから時は流れて2025年、クライマックスを迎えた『爆上戦隊ブンブンジャー』のバクアゲ43にてジョーがゲスト出演。
予めポスタービジュアルに宇宙海賊の旗が描かれていたことや、該当回の予告でブンブンが「あれは、ゴーカイジャー!?」と驚いていた事、またテレビシリーズ後の各種作品に登場する際はもっぱらマーベラスに出番が来る事から今回も…と思われていただけに、突然のサプライズにほとんどの視聴者が度肝を抜いた。
また、『爆上戦隊ブンブンジャー ファイナルライブツアー2025』でも、本人達こそ登場しなかったものの「惑星トリクル奪還にあたって宇宙海賊の協力があった」との言及があった。
因みにマーベラスは『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー アニバーサリー討論会』に登場。作品の特性上*6レジェンド戦隊が存在しない本作においてゼンカイザーと共に数少ない本人役での登場となる。

余談

なお、上記でも度々名前が出ている『非公認戦隊アキバレンジャー』は、そもそも本作の絶大な人気を受けてゴーカイジャーを見終わっても楽しめる作品として製作されたものである。
その為、当初のタイトル案には「海賊版戦隊ゴカイジャー」(誤解じゃー)というものもあったという。
というかアキバレンジャーの「大それた力」自体、大いなる力のパロディである。















そして、2021年秋―――





「変わっちまったな……! オマエも、この星のヤツらも!!」







10年の月日がヤツらを変えた―――









  、







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KAIZOKU SENTAI

テン・ゴーカイジャー




2021

期間限定上映




この星に、守る価値はあるのか。








[34 / 2010] P R E V [35 / 2011] N E X T [36 / 2012]
天装戦隊ゴセイジャー 海賊戦隊ゴーカイジャー 特命戦隊ゴーバスターズ

この項目が面白かったなら……\ド派手に行くぜ!/

最終更新:2026年07月22日 17:15

*1 これはゴーカイジャーに限らず、基本的にスーパーヒーロー大戦系の作品は良くも悪くも各テレビシリーズとの繋がりはあまり意識されてない

*2 例えばフラッシュマンやデカレンジャー等の地球外から来た戦隊も、本作ではあくまで地球の戦隊として描かれている。

*3 中には『マスクマン』や『ジュウレンジャー』、『バイオマン』のように役者の殆どあるいは全員が引退している戦隊もいた為、全てからの出演は無理だと放映当初は絶望視されていた。

*4 この件は公式の10周年記念特番「豪快発表特バーン!」でもネタにされていた。

*5 次作の『特命戦隊ゴーバスターズ』の放送が例年より遅い2/26スタートになったのも、『ゴーカイジャー』の撮影延期の影響と思われる。なお『ゴーバスターズ』の次作である『獣電戦隊キョウリュウジャー』では例年通りの開始時期に戻った。

*6 ゴジュウジャーは歴代戦隊が「ユニバース大戦」と言う戦いで作り直された後の世界のため、スーパー戦隊は考古学の対象レベルの存在となっている。