電撃戦隊チェンジマン

登録日:2009/12/07 Mon 21:55:39
更新日:2022/08/16 Tue 22:58:43
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「レッツチェンジ!」




電撃戦隊!

チェ!!


『電撃戦隊チェンジマン』とは、1985年(昭和60年)2月2日から1986年(昭和61年)2月22日まで全55話が放送された特撮テレビドラマ。「スーパー戦隊シリーズ」第9作にあたる。


目次


【概要】

前作『超電子バイオマン』が、宇宙から降り注いだ未知のエネルギー「バイオ粒子」を帯びた者の子孫で構成されているのに対し、本作のメンバーは地球から発生した伝説の力「アースフォース」を身に付けた若者達で構成されている。
また、『バトルフィーバーJ』以来の、構成メンバーに黄色がいない戦隊でもある。

過去に鈴木武幸が語ったところによれば、1982年に『宇宙刑事ギャバン』が始まって以来、スーパー戦隊シリーズは常に少なからずメタルヒーローシリーズの事を意識しながら製作していたようなところがあったが、
宇宙刑事シャイダー』でシリーズにいったん区切りが付いたこともあり、「それならば、戦隊も思い切って宇宙刑事のような宇宙的スケール感のある作品をやってみよう」と満を持して着手した意欲作だったとのこと。

本作が放送された85年当時は円谷プロダクションのウルトラマンシリーズも停滞気味であったが、
その事もあってか主人公らが所属する地球守備隊の制服のセンスや宇宙人のデザインなど、どことなくウルトラシリーズを思わせるような要素もそこかしこに見受けられる(これらのデザインは『バイオマン』に引き続き出渕裕が担当した)。

前作から徐々にビデオ合成によるSFXが採り入れられるようになったスーパー戦隊シリーズであるが、本作も中盤を過ぎた辺りから頻繁にビデオ合成が用いられるようになり、現在のCG技術にも繋がるような意欲的な描写がそこかしこで試みられている。

侵略者と戦う地球人、様々な惑星の住民から構成された悪の大組織、それぞれ独自に行動原理がある、邪悪な者もいれば善良な者もいる宇宙人など、様々な思惑が絡むスケールの大きなストーリーは好評をもって迎えられ、
まだインターネットが個人運営のファンサイト主流だった時代では、「歴代で最も面白かったと思う戦隊作品」「歴代で最も強そうに見えた悪の組織」の人気投票でもトップ常連に喰い込むほどだった。

話数は全55話。
及び劇場版が2作存在し、これは『秘密戦隊ゴレンジャー』に次ぐ長さであるが、これは番組の人気ゆえというよりかは、次『超新星フラッシュマン』の製作が遅れていた事で取られた緊急措置である(1ヶ月分に相当する4話が追加された)。
が、結果的にその延長で丁寧に尺を割いて描かれた終盤のストーリーが本作の人気に貢献したのもまた事実である。

ナレーションには『超人バロム・1』の田中信夫を起用。
当時は同じくテレビ朝日系の『川口浩探検隊』のナレーションを担当しており、本シリーズへの出演は、『ゴレンジャー』第14話以来10年ぶりとなる。
後の『鳥人戦隊ジェットマン』『超力戦隊オーレンジャー』と並ぶミリタリー色の強い職業軍人戦隊であるが、
その設定や壮大なストーリー展開に反してメインの登場人物5人及びゴズマの幹部は明朗かつお茶目なキャラ付けがなされており、先述の2作品に比べると堅苦しくなり過ぎない軽快な雰囲気が保たれている。
回によっては、もはや不良軍人にしか見えないほどのハッチャケっぷりなのが玉にキズだが…。
主題歌を手掛けたのは元・ザ・スパイダースで『太陽にほえろ!』や『名探偵コナン』のテーマで知られる大野克夫。

石川県では当初TBS系列の北陸放送で放映されていたが、9月で打ち切られた。
新聞に投書が寄せられるほど苦情があったためかフジ系の石川テレビで最終回まで放映されたが、終了後は1991年の北陸朝日放送開局までスーパー戦隊シリーズは未放映となった。


【あらすじ】


地球守備隊の日本支部では、各部隊から集められた精鋭たちが、鬼軍曹と呼ばれる教官・伊吹の指導のもと、日夜厳しい訓練に明け暮れていた。
が、あまりにも熾烈を極める訓練をワケも分からぬまま受けさせられる理不尽さに耐えかねた隊員たちは不満を爆発させ、その場から逃げ出してしまう。

そのさなか、星王バズーが率いる数々の異星人が集まった宇宙帝国「大星団ゴズマ」の地球侵略が始まろうとしていた。
逃げ出した先で食糧調達をしようとしていた隊員達はゴズマの戦闘員であるヒドラー兵に強襲され、次々にやられて絶体絶命のピンチに陥ってしまう。

その時、地球から突如としてが放たれ、それに包まれた剣飛竜をはじめとした5人の隊員は、強化服をまとった戦士へと変身していた。
自分達の身に起きたことに驚く5人だが、戸惑いながらも戦ってみると、襲い掛かるヒドラー兵やゴズマの怪人「宇宙獣士」をいともたやすく撃退してしまう。

5人は伊吹に召集され、これまでの訓練の真意や「電撃戦隊」の存在などの事情を説明される。伊吹は、電撃戦隊の長官でもあったのだ。
こうして5人は、「チェンジマン」としてゴズマの地球侵略に立ち向かうことになった。




【登場人物】


《地球守備隊》

※チェンジマンのメンバー名は全て伝説上の生物名を冠しており、名乗りの際にはその生物のシルエットが出る。

チェンジドラゴン/剣 飛竜(つるぎ ひりゅう)(演:浜田治希)
元日本支部航空部隊将校。高知県出身*1
と射撃、そしてオートバイの腕前は抜群。
リーダーとしての資質には恵まれており、先陣を切って勇敢に戦う。
そのぶん傷つきピンチになるような場面も多いが、精神力補正による火事場の馬鹿力がハンパなく、ここぞという時に驚異的なド根性を発揮する。
その一方で暴走しすぎることもあり、第5話で勇馬が軍の上層部に詰問されていると知った時は、義憤にかられてバイクで強引に検問を突破し、そのまま廊下→会議室までバイクで突っ込んでまで勇馬を助けに行った。
高校時代は野球部のエースであり*2、魔球「ドラゴンボール*3」の使い手として鳴らしていたが、ドラゴンボールはあまりに危険を伴う技であり、チームメイトに怪我をさせた負い目から野球を辞めた過去を持つ。
彼がそのような事情から野球を辞めた一方、「一度でいいからドラゴンボールを打ち破ってみたい」という想いを抱きながら若くして無念の死を遂げた高校球児が当時沢山いたらしい*4
後述する翔(チェンジグリフォン)が大の女好きでありながら女性絡みでたびたび酷い目に遭わされるのに対し、彼は作中で様々な異星人の女性に少なからぬ好意を寄せられており、にもかかわらずそのことごとくを容赦ないくらいにスルーしていくという天然フラグクラッシャー。

大学時代はラグビー部に所属しており、スカイフォース入隊を目指していた。

必殺技:ドラゴンアタック、ドラゴンサンダー、ドラゴンキック、ドラゴンソード


チェンジグリフォン/疾風 翔(はやて しょう)(演:河合宏(現:高橋和興))
元日本支部レンジャー部隊将校で、素早さと技に長ける。
二枚目でクールを気取るサブリーダー……なのだが、実際は女の子にモテることを生きがいとする残念なイケメンで、本人は「フェミニスト」を自称している。
気取り屋ゆえに独断専行も多く、「地球守備隊に入れば女の子にモテると思ったのに、こんな事やらせやがって(発言大意)」と大真面目な口調で上官に喧嘩を売った男なんて彼くらいのものであると思われる。
第6話では宇宙獣士マーゾの標的にされた女子高生の所属校である桜が丘女学園に対してもかなり鼻の下を伸ばしたり、第42話では高校生になったナナの通う名門中の名門女子高・修学院女子高等学校の学園祭に大はしゃぎするほどの反応を見せた。
黙っていれば格好がよいという典型的二枚目半だが、情に厚い熱血漢で涙もろい性格でもある。
訓練中だろうと戦いの最中だろうと、何かにつけて常に櫛(コーム)を携帯して髪型を整えようとするキザな一面がある一方で、決めるべきところは決める職業軍人らしい豪胆さを持つ男。なお、櫛は敵に投げつけたり、倒れたヒドラー兵の髪をセットしたりと些細なネタに事欠かない。
東北出身のために時々訛りが出たり*5、水泳が苦手だったりするのが玉にキズ。
物語中盤からはチェンジドラゴンの「シャトルベース(チェンジロボ)発進!」の後に気合を込めて「フンッ!」と合いの手を入れるようになる。
モテるために奮闘しても大抵は叶わず、女性が絡むとロクな目に遭わないことが殆どだが、何故か相手が幼女だとプラスに働くことが多く、この手のキャラの宿命でファンからロリコン呼ばわりされることも。
が、その甲斐あってか、放送当時は彼に本気で憧れていたという女の子の視聴者も少なくなかったらしい。

その後、改造実験帝国メスに拉致されたり、超人機の親友になったり、茨の忍者になったり、殺人ロボット軍団を有するマフィアを率いたりと大忙し。

なお彼の名前に入っているグリフォンとは上半身が鷲、下半身がライオンの生物で、ディオニュソスの酒を守っていると言われている。

必殺技:グリフォンアタック、グリフォンマグマギャラクティ


チェンジペガサス/大空 勇馬(おおぞら ゆうま)(演:和泉史朗)
元日本支部陸上部隊将校。
卓越したメカニックと爆弾技術のエキスパートであり、痩身ながら怪力の持ち主で、肉体派の一面も持つ射撃の達人。
電撃戦隊のムードメーカーだが、追い詰められて弱気になってしまうこともあり、特に第35話ではパワーアップして三獣士を引き連れたアハメスの圧倒的な猛攻に完全に心が折れた結果、
ただの活火山による地震をアースフォースの兆候だと勘違いし、何の根拠もない都合のいい妄想で「あのアースフォースを浴びればきっとパワーアップできる」と火山の噴火口に飛び込む寸前まで行ってしまうという痛々しい姿を見せた(ちなみに、この回のサブタイトルは「地球よ!助けて!」)*6
また、どういうわけか格上の強敵と不利な状況で戦わされる機会が妙に多い。
最終回ではゴズマスターに大量に現れたヒドラー兵に手を焼き、怒ってチェンジソードを地面に何度も叩きつけるなど、どこか子供っぽいところもある。
かなりの食いしん坊でもあり、第3話や第5話を見る限りとんかつが大好物。
第5話ではパトロール中に宇宙獣士ピカラの故郷である水晶惑星ビカーラのかけら=結晶Xをこっそりネコババした*7のがバレても、悪びれもせずに「カネになると思ったか」「電撃戦隊をやめたらとんかつ屋やりたいんだ」等と爆弾発言をかましたりている。
が、第40話ではシガール星のお菓子ロボットが生み出したお菓子の家に目を輝かせたり、第42話では修学院女子高等学校での学園祭のおでんを美味そうに平らげたりと、美味いものなら基本的に何でもいけるようだ。
また、第8話の冒頭でゲストキャラの少女から痴漢と間違えられたことから任務そっちのけで痴漢の濡れ衣を晴らそうと躍起になったり、重傷を負って病院に担ぎ込まれた身でありながら「僕は注射が嫌いなんです!」とそんな事ばかり気にしていたり、言動のムチャクチャっぷりでは翔にも負けてはいない。

実は大の音痴でありカラオケが苦手だが、とあるエピソードでは、ゲストキャラの少年と一緒にその音痴な歌で多大な成果を挙げた。


名前に入っているペガサスとは勿論ギリシャ神話でペルセウスが乗る有翼の馬である。

必殺技:ペガサスアタック、ペガサスイナズマスパーク


チェンジマーメイド/(なぎさ) さやか(演:西本ひろ子)
元日本支部作戦部隊将校。
その明晰な頭脳で敵や状況を冷静に分析し、緻密な作戦を立てる参謀格。ヘリチェンジャー2の操縦もお手の物。
本作における萌え要素担当で、「えーい☆やーっ☆とぉーっ☆」という妙に可愛らしい掛け声を発しながら戦う姿が印象的だが、他作品の清楚系ヒロインに比べると性格は割と活発な方。
真面目であるがゆえに融通が利かないところもあるが、色恋沙汰に関してはうるさい等、やはり年頃の女性らしい一面も。また、6話では、絵が巧い(鉛筆画のデッサン)という意外な特技も披露していた。
12話では、母親と子どもの絆を引き裂くゴズマの作戦に激しい怒りを見せ、ゲストキャラの子ども達との交流を通じて急激に母親としての素質を開花させていった
変身後の担当カラーを意識してか私服は上下白で統一されており、しかもミニスカであるため、アクションシーンにおいては「宇宙刑事シャイダー」のアニーや「時空戦士スピルバン」のダイアナに匹敵するほどのパンチラを繰り広げ、多くの男子の目を釘付けにした特撮ヒロインの鑑。
「他の4人よりちょっぴり力が弱い」と雑誌に書かれた通り、変身後もピンチに陥ることが多かった。
第6話や第12話で触手に縛られる、第18話、第41話で敵に誘拐される、第22話で鏡に閉じ込められるなどよく敵に捕まる。
第20話では怪魚ピラーニに胸を噛みつかれて「キャッ、エッチ!やめて!あぁん!」と悲鳴をあげた。

名前に入っているマーメイドとは勿論人魚のことだが、この名称は女性の人魚にしか使えない(男性の人魚はマーマンという)

必殺技:マーメイドアタック、マーメイドビッグウェーブ、マーメイドタイフーンウェーブ


チェンジフェニックス/翼 麻衣(つばさ まい)(演:大石麻衣)
元日本支部諜報部隊将校。本作におけるヨゴレ担当。
ショートヘアの見た目に違わず、男勝りの行動派ヒロインであり、普通の不良程度の相手には全くビビらない。
普段はお喋りかつ天真爛漫な性格で、さやかと呑気に雑談に興じているような場面も。
元諜報部隊所属だけあってか、「敵を欺くにはまず味方から」とでも言わんばかりに絶妙なタイミングで盗聴マイクを他のメンバーに仕込み、そこから事件の核心に迫ったこともある。
また、バイクの運転も得意。15話では、事件の鍵を握る目撃者が地元で一番の腕利きライダーであったことから、彼を炙り出すため、そこら一帯の暴走族に片っ端からライダーバトルを挑み、一人で全員撃破するという快挙を成し遂げた。
が、その一方で、6話で女子高の美術部員に扮してさやかと共にデッサンを描いていた時には、さやかが本格的な絵を披露している一方で、彼女は「へのへのもへじ」程度で済ませていた*8
さやかの絵を一瞥しての「……やるじゃない」は本作における屈指の笑いどころ。
なお、この回で披露された彼女の制服姿は、宇宙獣士から「お前らスケバンか!?」とツッコまれ、本人は不満を露わにしていたが、ぶっちゃけ本当にそうにしか見えない*9
20話では他のメンバーに噛み付いた怪魚ピラーニに何故か避けられている*10
名前のフェニックスとは不死鳥の事だが、日本では中国の鳳凰と混同されやすい。

必殺技:フェニックスアタック、フェニックスファイヤーアタック、フェニックスファイヤーボンバー

五人は共通装備として光線銃のチェンジソードを使用。に分離させることも可能で、その状態で星状に並べ強烈な閃光を出すクロスハリケーンを使うこともあった。
電子機器で操作されているらしく、30話では宇宙獣士デリカルのマグネシャワーによって使用不能になったことがある。


★伊吹長官(演:藤巻潤)
「電撃戦隊」を率いる地球守備隊の指揮官で、隊員たちにとっては父親のような存在でもある頼もしい長官。
口数は少なく、普段は慎重にメンバー達の様子を見守り、ここぞという時に的確なアドバイスをするようなスタイルを得意とする。
また、他の隊員たちが知らないような宇宙人や古代の伝説にまつわる情報に非常に詳しい。
戦いに臨む姿勢は極めて厳しく、第1話では、事情があったとはいえ訓練生たちに常軌を逸したシゴキ(少しでも動きが乱れた者には機関銃で問答無用に発砲する、食事休憩すら許さない、何を尋ねられても「口答えするな」と一蹴する)を施し、その結果全員に愛想を尽かされるという失態をやらかし*11、それ以外にも妙なところで無茶振りが激しい人物であるが、日常パートでは大らかで優しい一面も見せる。
本人が自力で戦ってもその戦闘力はかなり高い。

ストーリー終盤で、実はヒース星人ユイ・イブキだったことが判明。
本作の真の主役と言っても過言ではない。
本編に出てこない回が何度かあるが、その際は、OPの映像には出てくるのに役名&俳優名の字幕が表示されないという、過去の戦隊シリーズには無かったヘンな措置が取られている。


《チェンジマンの協力者》

★リゲル星人ナナ(演:早川美也子(13・14話、32・33話)→柴田時江(33、42・43、51~55話)
天才的な頭脳を持つテクノ惑星リゲルの少女。見た目は小学生程度であるが、高度な医学の知識を持ち、機械の操作や開発もお手の物。
地球人でありながら、その野心からゴズマに加担した熊沢博士の養女として育てられ、現実を知らされないまま悪事に利用されるが、事件が解決し、熊沢博士が死亡した後は田村一家に引き取られ普通の小学生として健やかな日々を過ごす。
しかし、リゲル星人は成長する段階でそれを浴びた者をパワーアップさせるリゲルオーラを発するため、その力を求めるギルークとアハメスに狙われる。
リゲルオーラが発動後、女子高生の姿に急成長。ゴーストギルークに狙われるが剣に救われて、彼に惹かれるようになる。


★メルル星人さくら(演:茂野幸子)
花や動物を愛し、街の子どもたちから慕われている心優しきメルル星人の末裔の少女。咲きかけの花をたちまち満開にしてしまうなど不思議な力を持っている。
メルル星は『天国のように愛に満ちた星』とされ、あらゆる生命体の闘争心を無くす特殊能力を持っているがゆえ、その存在が自らの野望の妨げになると考えた星王バズーによって遠い昔に滅ぼされてしまった。
が、マリア像にも似たメモリードールの力によってさくらが覚醒。背中に翼が生えて慈愛の力でチェンジマンとゴズマの戦いを鎮めようとするも、あと一歩のところで深手を負ってしまう。
かろうじてメモリードールの力によって無事に蘇生したさくらは地球の平和をチェンジマンに託し、生き残った他の仲間を探して宇宙の平和を守るため旅立った。

ナナとさくら以外にも、チェンジマンと心を通わせるゲストもたびたび登場している。
詳細は該当項目にて。


《アースフォース》

チェンジマンの力の源となっているもの。
伊吹長官曰く「地球が危機に晒された時に、地球自身が発すると言われている不思議な力」であり、伊吹長官は前々から目を付けて独自に調査をしており、その発現を心待ちにしていた。
第2話で説明されたところによると、これまでの人類史上にもアースフォースを身に付けた人間はたびたび現れており、その驚異的な能力を目の当たりにした人々がインスピレーションを触発され、ドラゴンやグリフォンといった伝説獣を創作したといわれている(チェンジマンのスーツがそれらの意匠を反映しているのはそのため)。
また、第7話においては「古代の地球に宇宙人が訪れ、色々な文明と子孫を与え、神として崇められた」こともある、という説が劇中で紹介されていたが、アースフォースという力自体も、かつてアトランティス大陸に住みついていたアトランタ星人という宇宙人がもたらした物(彼らにとっての呼び名はアトランタフォース)であると語られている。


《巨大戦力》

★シャトルベース
巨大戦に移行する際、チェンジドラゴンの号令を受け、富士山麓内に存在する電撃戦隊秘密基地から発進される移動母艦。
艦内には大勢の地球守備隊隊員が搭乗しており、各システムのチェックは彼らが担当する。
自動操縦・長期間の惑星間航行も可能で、終盤ではチェンジマンの基地代行も務めた。


チェンジロボ
ジェット戦闘機のジェットチェンジャー1、ヘリコプターのヘリチェンジャー2、大型戦車のランドチェンジャー3、これら三機のメカが
「合体・アースコンバーション!」
の合体コードとともにそれぞれ頭と太もも、胸と両腕、両足に変形し合体するとんがり頭のロボット。

必殺技は電撃剣スーパーサンダーボルト。
その発動BGMや、繰り出す時のコマンド入力操縦桿の動きが脳内再生余裕という当時の視聴者も決して少なくない。



《大星団ゴズマ》

星王バズーが率いる、全宇宙にその名を轟かせる恐怖の混成エイリアン軍団。
全宇宙の惑星の征服を目的に宇宙の星々を次々と滅ぼし、その生き残りを自軍の戦力として取り込み、さらなる侵略を進める。

組織の規模は強大で、地球にやって来た部隊も一方面軍に過ぎない。

地球遠征軍は戦艦ゴズマードを拠点とし、ゴズマ戦闘機や宇宙各地から呼び寄せた宇宙獣士を地球に送り込む。戦隊シリーズでも指折りの大規模組織でありまた、初めて敵幹部が裏切り、戦隊の味方となった敵組織でもある。


★星王バズー(演:桑原一人/声:加藤精三)
大星団ゴズマの支配者。
機械に首だけが接続されたような手足のない姿をしており、その姿を見た全ての生物が恐怖を感じるという。
だがその姿はあくまで立体映像である。
その正体は心を持った星・ゴズマスター。いくつもの「星」の王だから「星王」なのである。
額から光線を発射する他、宇宙獣士化光線で様々な異星人を宇宙獣士に変えることができる。


ギルーク司令官(演:山本昌平)
大星団ゴズマの銀河系方面軍司令官で、ギラス星の出身。
ギラス星最強の武人で、かつては星王バズーに立ち向かったこともあったが、その力に屈服させられてしまいゴズマの傘下へと加わった。後述するアハメスは同胞であり、彼女が絡むと目立ちたがり屋になる感情的な一面も見せる。
失敗続きを挽回するために20話ごろを境に自らも前線に立って戦闘に加わるようになり、ギラス星の鋼鉄で鍛えた長さが異なる二振りのギラス剣を携え、戦闘の際はギラス二刀流を駆使して戦い剣を交差させて光線を発射する。
33話でパワーバズーカでギラス剣を折られ、バズーによって宇宙の墓場に追放されるが…。

★ゴーストギルーク(演:山本昌平)
38話から登場。宇宙の墓場に追放されたギルークが、そこで死にかけていた宇宙獣士サドスの体を乗っ取ったもの。
目や胸の赤い部分から光線を発射する。
半分幽霊ということもあってか神出鬼没で、奇襲戦法を得意とするが、この世に留まっていられず長時間は活動できないのが弱点。そのため、なんとかして実体を手に入れようと悪戦苦闘する。
第40話では特殊な性質を持つシガール星のお菓子に目を付け、お菓子の家を貪り喰らうというシュールな姿を見せつけた。

★スーパーギルーク(演:山本昌平)
第43話から登場。ギラス星の黒ミサによりナナから強引にリゲルオーラを引き出したゴーストギルークが、それを浴びて実体化したもの。
悪魔のスーパー能力を身に着け、胸から赤い光線を発射し、ギラス剣に代わり仕込み杖を武器に使い、杖からの光線でドーム状のハードウォールを作り出し、剣の先から赤い光線を発射して隕石を降らせるスペースバスターという技を使う。また赤い光球に変身する事も可能。
この頃になってくると、もはやギルーク司令官だった頃の矜持(故郷復興への夢や仲間想いな一面)は完全に消え失せており、48話からはチェンジマンを倒せる宇宙獣士を作り出すために、胸からの宇宙獣士化光線で幹部を次々を宇宙獣士に変えていく。 


★副官ブーバ(演:岡本美登)
ギルークの副官として現場で指揮を執る幹部で元・宇宙海賊(その出自ゆえか、ゴズマの主要幹部の中で唯一殆どのパーソナルデータが不明)。バズーに敗れゴズマに参入した。
いかにも悪役らしくドスの利いた声で饒舌によく喋り、尺の都合で説明不足になりがちな本編内容を巧みに補完する、視聴者にとってはありがたい存在。「たわけェ!」が口癖。
宇宙海賊という前歴からどんな乗り物も乗りこなせると豪語しており、特にバイクが得意。
左胸からの光弾、左手からの光線、ブーバ活人剣など様々な技を持つ。また、人間に変身する能力もあったりなど、その戦闘力は極めて高く、ギルークの副官としてチェンジマンを幾度となく窮地に追い込んだ。
愛用する武器はブルバドス。元々はのような形をした武器だったが、9話でチェンジドラゴンに真っ二つにされて以来、11話から大きなスパナのような形をした二代目へと変わった(この二代目は先端から光線を発射することも可能)。その後40話で誤ってゾルデガスを浴びてドロドロに溶けてしまい、新たに三代目に変わった。
いかにも“誇り高き武人”といった悪のライバルキャラであるが、お茶目なシーンも無いわけではなく、第13~14話ではギョダーイの想定外の行動に露骨にテンパって慌てふためき、21話で失神したシーマが自分のところに倒れ込んできた時は地味に嬉しそうにしていた*12。また、かつての海賊仲間への面倒見は非常に良い。
シーマには少なからず想いを寄せているらしく、終盤では彼女を気遣い見事な漢っぷりを見せた。

夕陽の中でチェンジドラゴンと最後の一騎討ちに臨む回は、本作屈指の名場面として今なお語り継がれている。

「チェンジマンの強敵、宇宙海賊ブーバ地球に死す。年齢不明、生年月日不明、生まれた星も不明…。」

何気にそのキャラクターデザインは、あの映画『プレデター』にも影響を与えた(プレデターのデザイナーであるスティーブ・ウォンも公認)。
と言われているが、どんなに調べても書籍やインタビュー動画などのソースが全く出て来ず、唯一雑誌『宇宙船』の『プレデター』公開当時の記事にて両者のデザインの類似性に触れた記述があった、ということぐらいである。
その件が当時の特ヲタの間で尾ひれがついて広まり「デザイナー自身が日本の特撮好きでブーバをモチーフにしたことを認めている」といった話に置き換わったものと思われる。
また同時期に公開された『ロボコップ』ではデザイナーが『ギャバン』をモチーフにしたことを認めているのもこの誤解に拍車をかけている物と思われる。
後のエイリアンハンターや、赤い忍者や、勉強や計算が苦手なマフィアのボスとは関係ない。


★副官シーマ(演:藤枝かな/声:飯田道郎)
元アマンガ星の王女。
ブーバ同様ににギルークの副官として活躍する。
姫となるための教育方針として、幼くして母親から引き離され、「愛よりも憎しみを、平和よりも戦う事を教え込まれて育った」(ギルーク談)らしく、そのためか、肉親の愛情というものに対して激しい嫌悪を抱く*13
女性なのに声だけ男というシュールな特徴を持ち*14(声を担当した飯田は『科学戦隊ダイナマン』のダークナイト役でも有名)、状況によって男性の声になったり女性(演じる藤枝本人)の声になったりする。
武器はステッキで先端から光線を発射する。第18話では左手に宇宙獣士ギルバのボールを装着して戦った。
ゴズマの傘下の有力な侵略者にして宇宙的大スターでもある宇宙獣士・トーラ・ボルタの大ファンであり、第21話では彼の登場に野太い声のままキャーキャー言っていたが、彼のグラサンの下にある素顔(ひどくタレ目)を知ってからというもの、途端に掌をひっくり返してしまった。

ブーバの計らいでゴズマを去り、チェンジマンの仲間になってからは終始女性の声となった。
どうやら、男声になっている間は悪の心が表に表れており、そのぶん戦闘力が上がっていたらしく、敵だった頃に比べて弱体化してしまったが、それでも雑魚退治要員などで活躍した。
なお、終盤の味方化して以降の声こそが演じた藤枝の地声。一説によると、あまりにも善い人っぽそうな声をしているために「この声で悪の女幹部は無理だ」という判断から“声だけを別人が吹き替える”というアイデアが生まれたらしい。


★女王アハメス(演:黒田福美)
第17話より登場。
白い陣羽織と銀髪、そしてネコミミ左右から伸びた突起の髪飾りが特徴。
かつてはギルークと同盟を組み、バズーに抗戦していた元アマゾ星の女王。
右手の人差し指と中指から光線を放ち、手に持ったは光線を発射でき更にに変形する。また異次元空間を作り出すことも出来る。たまたま監視していたゲーター曰く「冷酷非情な性格」で、事実目的の為なら手段を選ばない。
当初は独自のルートでギルバなど配下の宇宙獣士を呼び寄せ、ギルーク達とは別行動をとっていた。
その後、第32話で本性を現し、リゲルオーラを浴びてパワーアップし、パワーバズーカも通用しないバリア・ハードウォールを作り出せるようになり、右手の指から五色の破壊光線・ハードアタックを発射できるようになった。
第34話から追放されたギルークに代わって司令官となり、第39話から赤い陣羽織を着用するようになった。
彼女の退場回となる第53話「炎のアハメス」は、一言では言い表せない彼女の心情を垣間見ることの出来る名エピソード。


★航海士ゲーター(声:増岡弘)
母艦ゴズマードの航海士でナビ星の出身。口から光線を発射できる。
第21話で単身赴任の身の上であることを公言しており、故郷には身重の妻・ゾーリー(声:高坂真琴)と息子のワラジー(声:大原和彦)がいる。
今作における悪役側のコメディリリーフであり、作戦が絡まないときは呑気にリゲル星人のナナの遊び相手をしてあげていたりと、どうも元から根は悪い人物ではなかった可能性がある(大星団ゴズマには、サラリーマンのような感覚で従事していたのだろう)。メカを使えないヒドラー兵の代わりに中継カメラなどの様々な装置を使う。
地球で生まれた娘・クックと家族を守るために、ゴズマを最初に裏切った幹部でもある。
百獣戦隊のナレーションに声が似てる。
名前はおそらく、航海士という事で出身星と合わせて「ナビケーター」と思われるが、妻と子どもは完全に履物である。


★ギョダーイ(声:渡部猛)
ギョダーイ星の原始生物。大きな頭に細長い脚が生えたような体つきをしており、口の中に巨大な単眼を持つ。
「ギョダ~~イ!」、もしくは「ギョ〜ッ、ギョ〜ッ」という声を発する以外に特に言葉は話せない。
この単眼から放たれる光線には一度死亡した場合も含めて生物の組織を活性・巨大化させる作用があるが、どうやらこの能力を使うと体力を著しく消耗するらしく、普段は四六時中寝てばかりいる*15
その知能は牛程度であり、性格もおとなしく、あくまでもゴズマに利用されているだけで本人に悪意は無い。
が、13話では彼の為に精製された濃縮栄養剤の過剰摂取によって極度の興奮状態に陥り、敵味方の双方を大混乱に陥れてしまった。また24話ではアハメスが呼び寄せた宇宙獣士キーガに寄生され、ゴズマードから脱走しパワーアップするためにガードレールや自動車などあらゆる鉄を食べまくったが、地球守備隊のミサイルを飲み込んだことでキーガが分離し、さまよった後ゲーターたちによってゴズマードに連れ戻された。
実は最終回ではメルル星人さくらと並ぶ超重要な役割を担っており、もしもコイツを助けて同行させなければチェンジマンは恐らく敗北していた。


★宇宙獣士
ゴズマの主戦力で、元々その姿の者とデモスの様に宇宙獣士化光線によって宇宙獣士に変えられた者との二種類が存在する。
ゾビー、ウーバなど幹部たちの関係者も多い。
個人によって知能に差があり、オーズの様に人語を喋ることが出来ない者もいる。
基本的に武器を持たず、個々の超能力を使い作戦の遂行や戦闘を行う。

★アハメス三獣士
リゲルオーラを狙うアハメスが呼び寄せた直属の部下。三名とも作戦遂行のための能力を持たない純粋な戦闘要員。

  • ギザン(声:桑原たけし)
第32話から第36話まで登場。胸から電磁フラッシュ、左腕からキラーダーツを発射する。
第36話でパワーアップしたパワーバズーカで、パワーウォールを破られ巨大化。
両肩からの光線やキラーダーツで攻撃するも、電撃剣スーパーサンダーボルトで倒された。

  • ジェラー(声:坂井すみ江)
第32話から第35話まで登場。
口からピンク色の渦巻き状の光線・スネークストーム、目からサイコビームを発射する。また髪の毛を絡ませて電撃を流すスネークヘアー、掌で赤い光球を作り出し爆発を起こすサイコバスターという技を使う。
35話でフェイントにより、パワーバズーカを受けて巨大化。
ハードウォールを通り抜ける特殊能力でチェンジロボを苦しめるが、攻撃の隙をつかれ電撃剣スーパーサンダーボルトで倒された。

  • ダブン(声:飯塚昭三)
第32話から第34話まで登場。巨大な岩を軽々と投げつけるほどの凄まじい怪力と強靭な肉体が自慢で頭突きが得意技。頭を振り回し、ゴリラのようにドラミングを行う癖がある。
第34話でパワーバズーカで倒され巨大化し、球状のハードウォールに閉じ込められたチェンジロボをアハメスと共に攻撃するが、クークの犠牲によって出現したアースフォースによってハードウォールが破壊され、電撃剣スーパーサンダーボルトによって倒された。

★ザドス(声:岸野一彦)
第44話に登場。かつてバズーによって宇宙の墓場に追放されたがそこでギルークと合体し、ゴーストギルークとなって生き延びる。ギルーク分離後は復活してその配下として、顔から作り出すザドスホールからゾノス、ボルタといった宇宙獣士やヒドラー兵の亡霊を宇宙の墓場から呼び寄せ人間に憑依させ魔界都市『ギルークシティー』を作り出す。
その他に攻撃手段として口から光弾を発射する。
巨大化後は胸から岩を発射して攻撃し、ザドスホールから宇宙獣士の亡霊を呼び出すが、電撃剣からの光線でザドスホールを攻撃されサンダーボルトで倒された。

★ズーネ(声:飯田道郎)
第49話に登場。シーマがスーパーギルークによって宇宙獣士に変えられたもの。頭のコブラからの光線で石をダイヤモンドに変えることが出来、それによって人々を争わさせる作戦を実行する。
攻撃の際には頭の蛇からスネークビーム、左の掌から大蛇を出す。
しかしワラジーが笛で吹く故郷の星を想う歌によってアマンガ星の事を思い出し、分離。その後押さえつけていたヒドラー兵数名を吸収合体。
顔が蛇になり、口から赤い球状の爆弾を吐くようになった。
その後チェンジマンのパワーシュートを受け、パワーバズーカで倒されキョダーイによって巨大化。
チェンジロボとの戦いでは、スネークビームで攻撃し口からの大蛇で締め上げるが、フルパワーで大蛇を引きちぎられ風車斬りとスーパーサンダーボルトの前に敗れ去った。

★ジャン(声:依田英助)
第50話に登場。バズーによってジャンゲランが宇宙獣士に変えられたもの。
口からブリザードアタックを吐き、目から光線を発射する。またゲランと合体してジャンゲランの姿になることも可能。
ゲランと共にチェンジマンと戦うが、ドラゴンの策略で誤ってゲランを凍らせてしまいその隙にパワーバズーカで倒され巨大化。
ブリザードアタックでチェンジロボを氷詰めにするもフルパワーで氷を砕かれ脱出される。その後口からツララミサイルを発射して攻撃するも、電撃剣・ブリザード返しで反撃され電撃剣・スーパーサンダーボルトに敗れ去った。

★ゲラン(声:丸山詠二)
第50、51話に登場。ジャン同様にジャンゲランが宇宙獣士に変えられたもの。
口からファイヤーボールや火炎を吐くほか、目から光線を発射する。
実は単為生殖が可能で、51話でスーパーギルークの命によりネオジャンゲランを誕生させようとするも、チェンジマンに阻止されて巨大化。
チェンジロボをファイヤーボールや火炎で攻撃するもチェンジシールドで防がれ、風車斬りとサンダーボルトの前に敗れる。

★メーズ(声:黒田福美)
第53話に登場。バズーとスーパーギルークの宇宙獣士化光線によってアハメスが宇宙獣士に変えられたもの。モチーフは鏡獅子。
空を飛び、手に持った武器でパワーバズーカも跳ね返しリング状の光線を発射。更に目から赤い光線を発射し攻撃する。途中からアハメスが分離し、弱体化。言葉を発することはなくなりパワーバズーカで倒され巨大化。

★ギラス(声:山本昌平)
第54話に登場。ゴスマードに単身乗り込んだドラゴンの攻撃で重傷を負ったスーパーギルークが最後の力で変身した、ゴズマ最後の宇宙獣士。
両腕と一体化した二本の、胸の赤い丸から発射する光線、そして刀を交差させて発射する光線が武器。

★ヒドラー兵
戦闘時に呼び出されるゴズマの戦闘員。巨大な卵から生まれ、リング状のを武器に戦う。第17・第18話では右手に光線を発射できる宇宙獣士ギルバのボールを装着して戦った。
知能は低く、他作品の戦闘員のようにメカの操縦のような器用な真似は出来ない。また人語を喋ることが出来ず、人間への変身能力もない純粋な戦闘要員。
顔からヘンな粘液みたいなものを垂らしながら襲い掛かってくるというグロテスクな演出は、当時の子どもたちにメカクローンに負けるとも劣らないトラウマを植え付けた。
胸にあるパイプ状の器官が弱点で、そこをやられると青い光やガスを放出しながら消滅する。

★戦艦ゴズマード
戦艦ゴズマードの本部となる宇宙要塞戦艦。54話で地球に侵攻し、下部から稲妻を発射してシャトルベースを撃墜した。

★ゴズマ戦闘機
名前の通りゴズマの戦闘機。機首からビームを発射して攻撃する。
基本は自動操縦だが人間による操縦も可能で50.51話ではゲーター、54話では剣が乗り込んだ。

★宇宙怪鳥ジャンゲラン
第32話でアハメスが呼び出した双頭の怪鳥。右の首から吹雪、左の首から火炎を吐き翼を羽ばたかせ嵐を巻き起こす。
第50話でバズーの宇宙獣士化光線によって宇宙獣士ジャンとゲランに変えられた。

★ネオジャンゲラン
第51話でスーパーギルークが誕生させようとしていた宇宙で最大最強の怪鳥。
卵の状態でゲランの吐く火炎で目覚め、その後高温高熱のマグマの中に送り込まれその中で生き残ったものが成長しネオジャンゲランとなる。その際にあたり一面が壊滅するほどの凄まじいエネルギーが発生する。

《宇宙海賊》

★ギガラ(声:丸山詠二)
第29話で登場。かつてはブーバとコンビを組んでおり、現在は一匹狼の宇宙海賊。アハメスと結婚するために黄金の蝶を求め地球に飛来。ブーバと再びコンビを組み黄金の蝶を奪うためにチェンジマンと戦う。
口から赤い毒ガスを吐き、、トゲ付きの鎖、ブーメランといった武器を作り出して攻撃する。
その後パワーバズーカで倒されキョダーイによって巨大化し、チェンジロボと交戦。
パンチや回し蹴り、頭突きやブーメラン、剣と斧で攻撃するも、風車斬りで剣と斧を落され、スーパーサンダーボルトの前に敗れた。

★ジール(演:橘美奈子)
第48話に登場。かつてブーバやギガラの仲間だった女宇宙海賊で、ブーバを探しに宇宙船で地球に飛来。宇宙獣士化の影響で動けなくなった彼に代わり、額の宝石から発射する光線やレイピアでチェンジドラゴンと戦うがブブカの投擲を誤って受け重傷を負う。その後、チェンジマンに助けられ宇宙船にいるブーバの元に連れていかれるが、そこに現れたスーパーギルークの宇宙獣士化光線を防ごうとして死亡する。
その亡骸はブーバによってどこかへと葬られた。

★ブブカ
第48話に登場。ジールと共に飛来した宇宙海賊で、鎧に身を包み大鎌と槍が合体した武器を使う。槍の部分の穂先は発射することも可能。劇中一言も発することがなく、何を考えているのか分からない不気味な存在。
実は密かにゴズマ傘下の宇宙獣士となっており、バズーの命令でチェンジマンと戦う。
チェンジビクトリービームで鎧を破壊され、パワーバズーカで倒され鎧なしの状態で巨大化。
得物を武器にチェンジロボと戦うがスーパーボルトで倒された。


【『海賊戦隊ゴーカイジャー』では】

物語の陰でバスコ・タ・ジョロキア大いなる力を奪われてしまった事が判明。
チェンジマンファン涙目である。

そして第49話にチェンジグリフォン/疾風翔が登場。
絶望的だったゲスト登場を実現してくれたため、当時のファンは歓喜の声をあげたという。



【余談】

  • 飛竜役のキャストだが、浜田が選ばれるまではキャスティングが非常に難航したらしく、適任者を見つけられなかった場合は「チェンジマンは軍隊所属なのだから、変身前でもアクションシーンをこなせる人でなければ」という理由から『大戦隊ゴーグルファイブ』や『ダイナマン』にも出演していた春田純一に白羽の矢が立った事もあった。
    実際、春田も本作のためにスケジュールを一年間調整していたのだが、直前になって無事浜田に決定した。なお、春田はというと同時期に放送されたメタルヒーローシリーズの『巨獣特捜ジャスピオン』のレギュラーとして出演する事になったという。

  • ストーリー性を重視した作風である上に、前作のように「敢えて名乗りシーンを極端にシンプルにすることによって尺を稼ぐ」という奥の手も使えなくなってしまったためか、名乗りシーンが省略されずにフルで披露された回数が実は非常に少ない。
    また、巨大メカの発進→合体シークエンスも省略されることが多かった。
    この“名乗りシーンや発進シーンが省略されがち”という傾向は、以後も数年に渡って続いていくこととなる。

  • 副官ブーバを演じた岡本美登は自身が倒される第52話の撮影を終えた日の夜、交通事故に遭い、頭蓋骨骨折と脳挫傷の重傷を負った。俳優としての仕事も半年間休業するほどだったが、奇跡的に回復している。
    なお、このことについて岡元本人は「ブーバが身代わりになってくれたのだろう」とコメントしている。

  • 某音楽番組にての櫻井翔は「チェンジマン(特にチェンジペガサス)が憧れのヒーローである」と語っていた。

  • 今となっては有名な話だが、本作の主題歌や挿入歌を歌った“KAGE”というのは、当時、自身がボーカルを務めていたバンド・LAZY(レイジー)が解散して間もなく、ソロ活動を模索していた頃の景山浩宣(後の影山ヒロノブ)である。
    当時はアニソン(特ソン)への進出に抵抗感もあったという影山であるが、ハードロックバンド出身というそのボーカルセンスを活かした主題歌は当時非常に斬新で好評をもって迎えられ、彼自身の今後のキャリアにも影響を与えることとなった。

  • 後年のインタビューによれば、ゴズマのモチーフは学生運動であり、メインライターの曽田博久が学生運動に参加していた頃の経験をモデルにして描かれたとの事。
    恐らく曽田が生まれた年代などを考慮すると“全共闘世代”の洗礼を受けていることは間違いなく、この経験は『チェンジマン』のみならず、氏の生み出した様々な悪役に影響を与えたものと思われる。

  • 『ジャスピオン』と同じくブラジルではかなりの人気を誇る作品である。ブラジル出身の総合格闘家のホドリコ・グレイシーは、日本のPRIDEに参戦した際にOP曲の「電撃戦隊チェンジマン」を入場曲として使用しており、花道でポーズも決めていた。



ハートに火をつけて燃え上がらせて追記・修正!
08.超電子バイオマン←09.電撃戦隊チェンジマン→10.超新星フラッシュマン
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最終更新:2022年08月16日 22:58

*1 演じた浜田氏も高知県出身である。

*2 演者の浜田自身も野球経験者。

*3 勿論、同名の世界的大ヒット漫画とは関係ない。本編を観る限り、『球がフォークボールのような急降下をした後に再浮上してキャッチャーの手に収まる』という投法であり、その投球フォームは、何気にチェンジドラゴンの名乗りの決めポーズに酷似している。

*4 通信カラオケで本作の主題歌を選曲すると流れる映像は、実はこの回に由来する。

*5 演じた河合氏は青森県出身。

*6 が、さすがのアハメスも、まさかこれが単なる妄想だとは気付かず、彼の言葉を真に受けて一瞬怯んだため、結果的にそのおかげでチェンジマンは命拾いしたのだが。

*7 これがきっかけで、孫娘のマリアを人質に取られたジョンソン司令官から電撃戦隊解散命令を下される危機に陥った。

*8 目的はあくまでも女子高生に変装して敵に接近することであったため、デッサンの完成度にこだわる必要はないと割り切っていたのか、それともガチで絵がヘタだったのかは不明。

*9 麻衣を演じた大石は元々他の東映特撮では悪役を演じる側だったこともある。

*10 全く噛みつかれなかったわけではない。

*11 これで訓練何日目だったのかは明言されておらず詳細は不明だが、逃げ出した隊員たちに多数の死傷者が出ていることを考えると、どんな責任を取らされたとしても不思議ではない。

*12 もっとも、それは彼女が宇宙獣士ボルタに悩殺されたためであり、ぬか喜びであった事に気付いて激怒していたが

*13 が、終盤の展開を見ると、心根は優しく穏やかな性格だったりするなど設定に矛盾も見られる。

*14 基本的に女性口調であり、一人称も「私」である。

*15 13話でその体内が解析される場面があるが、それを見る限り、「頭部に脳と内臓が一緒にある」という特殊な構造の体ゆえに消化器官が弱く、エネルギー摂取の効率が非常に悪いらしい