登録日:2012/01/21(土) 01:08:30
更新日:2024/02/02 Fri 16:43:10
所要時間:約 5 分で読めます
「vestige-ヴェスティージ-」とは、T.M.Revolutionの楽曲である。
作詞は井上秋緒、作曲は浅倉大介。
T.M.Revolutionにおいては久々のバラード調の曲で、歌詞からも哀愁が漂っている。
曲名は英語で「傷痕」を意味し、「傷は治っても痕は一生残る」という意味で付けられた。
シン・アスカのテーマとして作られた、最初のOPである『ignited -イグナイテッド-』の対極として、キラのテーマを福田己津央監督が求め、作られた。
しかし、実際に完成した曲を聴いてみると、キラだけでなく、C.E.に生きる全ての人達のテーマソングと言える曲という、嬉しい誤算となっていたと福田監督は発言している。
そのためか、「本来はシンのテーマ」であると誤解されることもしばしば。
<プロモーションビデオ>
ストーリーもかなり完成度が高いので必見。ロケ地は代々木公園で行われた。
一人の人間の女性が恋人を失い、哀しみに暮れていた。
後を追って自殺しようとした所、西川兄貴演じる天使によって救われる。
それがきっかけで、彼女は天使に心を惹かれていく。
それから天使は正体を隠して、女性の元を訪ねるようになった。
同じ時間を過ごしていくうち、天使もまた女性に想いを寄せるようになる。
だが、天使は「人間と恋に落ちてはならない」という掟があった。
天使は掟と感情の板挟みに迷うが、意を決して自分の正体を打ち明ける。
女性はその事実に驚きながらも、自然と愛を受け入れる。
その夜、二人は結ばれた。
しかし、幸せは長く続かなかった。
掟を破ったことで天使の身体は病に蝕まれ、翼からは羽根が散っていく。
そしてある日、天使はボロボロの翼で天から堕ち、地上に叩きつけられた。
二度も大切な人を失った女性は、彼の亡骸を見て涙する。
その日、天使が自分の正体を明かした日のように、世界に白い羽根が降り注いだ――――
[アニメーション]
『FINAL PLUS』では3〜4期のOP映像をベースに、SEEDシリーズからのカットの流用も多い。
ハイネもいるよ!
人によっては「MADじゃん」と突っ込まれたりする。
あとテロップが「朝倉大介」と誤植されたことは地味に有名(正しくは「浅倉」です)
しかしその一方で新規カットも多い。
まず初めの部分ではストライクフリーダムと∞ジャスティス…キラとアスランのツーショットから始まる。
…あれ?このアニメの主役って誰でしたっけ?
夕暮れの廃墟で携帯電話を大事そうに握り締めるシンと、彼の様子を見守るルナマリア。
背景にはデスティニーとインパルスが並んでいる。
ラウとレイを見つめるデュランダル。終盤で明かされた3人の関係が良く分かる場面である。
ネオとは何だったのか
寄り添いあうムウとマリュー。背景はSEEDのカットにも登場したあの巨乳の女性がいる。
「受胎告知」のイメージだろうか。
特にぶっ飛んでいるのが素っ裸でリボンぐるぐる巻きなキラとラクスのカット。『FINAL PLUS』が深夜放送だったのも頷ける…。
それと重なるように、アスランとカガリのシルエットは手を取り合っている。
サビの戦闘場面は新規作画で、かなり気合が入っている。このクオリティを本編でもやってくれれば…おっと誰か来たようだ
∞ジャスティスのアンカーが見られるのはこのOP映像だけ!
[余談]
- カップリング曲は、あの『戦国BASARA』のオーモーイーガーに定評のある「crosswise」である。
- CDにはおまけでハイネのザフトの身分証が付属する。
- 福山雅治の月9主題歌と同じ日に発売されたが、種補正もあり福山雅治を抑えてのオリコン1位を獲得した。
- 同年迷走を続けていた紅白歌合戦がスキウタアンケートにてどういう訳か(恐らく種補正)男性部門60位台にこの曲がランクインしていた。
- 西川さん本人はT.M.Revolutionの「HITE BREATH]]」が男性部門TOP10に入ったため紅白に7年ぶりに出場した。
- ガンダム無双2やスーパーロボット大戦Zでも使われており、デスティニーガンダム等にもこの曲を設定することができる。
特に後者ではデスティニー及びレジェンドのデフォルトBGMとなっており、ストフリ等AA組には前半から使用されていた『Meteor-ミーティア-』引き続きが割り当てられている。
もちろん彼らのBGMをこの曲に設定することも可能。
ちなみに、『第2次スーパーロボット大戦Z』では種運命系の機体は全て『vestige-ヴェスティージ-』になっている。
追記・修正をお願いします。