機動戦士ガンダムSEED DESTINY

登録日:2010/05/18(火) 21:19:42
更新日:2019/07/05 Fri 18:33:31
所要時間:約 11 分で読めます





戦う意思が、未来を変える。

機動戦士ガンダムS(シード)DESTINY(デスティニー)




機動戦士ガンダムのテレビシリーズの一つであり、『機動戦士ガンダムSEED』の直接の続編。2004~5年放送。全50話。

視聴者の間では、DESTINYを『運命』と単純に和訳するか、若しくは“デス”から『死』と書き、『種運命』、或いは『種死』と表記される。
読みは両方「たねです」。
SEED(種)の次だがSPROUT(芽)ではない。発芽せずに割れるからであろうか。

前作が『21世紀のファーストガンダム』標榜していたことから、本作では『機動戦士Ζガンダム』をオマージュしている。
現在福田己津央が監督として手がけた最後のアニメとなっている。

2016年6月号の企画でアニメージュから最優秀賞を授与された。

【あらすじ】


前作の戦争から2年、世界は一時の平和を取り戻していたかに見えた。

プラントのコロニー〈アーモリー・ワン〉は新造戦艦の進水式を間近に控えていた。
しかし、その新造戦艦に搭載される予定だった新型MSが所属不明の部隊に強奪されてしまう。
新型MSの中でも極秘だった〈インパルス〉は奪取された機体の奪還に出撃する。



【登場人物】


シン・アスカ
CV.鈴村健一
主 人 公。
つるの剛士ではない
赤服を纏うエースパイロット。
オーブ出身の移民であり、二年前の攻防戦の際に両親と妹を失っている為、オーブに対して複雑な感情を持つ。
死んだ妹の携帯電話を形見として持ち歩いている。

非常に直情的な性格であり、誰彼構わず自分の思ったことをストレートに表現して顰蹙を買うことも多い。
MSの操縦技術は高く、インパルスのパイロットには遺伝子研究の専門家でもあるデュランダル自ら指名されている。

発表時は「前作へのアンチテーゼ」としてデザインされたキャラクターである旨を説明された。


レイ・ザ・バレル
CV.関俊彦
シンと同期の赤服。常に冷静であり、感情の起伏が乏しい。
パイロットとしての能力はシン以上と言われる。
デュランダルに心酔しており、自分の目指す世界を創るために彼のために尽くす。
……のだが、彼と会う時の表情を見る限りただならぬ関係に見えてしまう。

当初は声優の名前が伏せられており、発表された時はもしや?思った人も多いだろう。

乗機は白いカラーリングのザクファントム。


ルナマリア・ホーク
CV.坂本真綾
アホ毛巨乳、改造制服のいわゆる現代っ子。
シンやレイと同じく赤服だが、劇中では目立った活躍はあまり無く、よくネタにされた。
アスランに興味を持ち、度々アプローチを図るものの特に進展は無かった。
乗機のザクウォーリアには赤のカラーリングが施されているが、特に3倍で動く事はない。
それどころか、射撃の腕が悪いのにガナーウィザードで出撃するなど突っ込みどころが多い。

ミニスカ巨乳、真綾ボイスといった種死随一のエロ要員であり、最後までシンを裏切らなかった唯一の良心。
中の人がリアルでも夫婦になったりと、ある種の運命を感じずにはいられない。


◆メイリン・ホーク
CV.折笠富美子
ルナマリアの妹。ミネルバのオペレーターを担当。
インパルスのパーツを射出する際はシンによく名前を呼ばれる。
普段は大人しいが、時には強気の行動に出る事もあるなど、後半で見せ所を作った。


カガリ・ユラ・アスハ
CV.進藤尚美
オーブ代表。アーモリー・ワンを訪れ、また強奪事件に巻き込まれる。
前作では泥沼の人間関係を繰り広げるアークエンジェル内で彼女の存在はある種の清涼剤となっていたが、今作では逆にその性格が仇となり空回りしてしまう。
指導者としての未熟さばかりが露骨に描写された上に、彼氏との関係が最終的に有耶無耶にされる羽目になる。


◆アレックス・ディノ
CV.石田彰
カガリのSP。正体は皆ご存知のあいつ
やはり今回も悩んだり、迷ったりする。


タリア・グラディス
CV.小山茉美
新造戦艦〈ミネルバ〉の女性艦長。エビを巻き付けたような特徴的な髪型をしている。
シンをはじめとしたアクの強いクルーに振り回される苦労人。
デュランダルとは元々恋人同士であった。しかし……


ギルバート・デュランダル
CV.池田秀一
現プラント最高評議会議長。中道派の穏和な人物。
洞察力、先見性に優れ、高いカリスマ性も持つ。
自らの手で戦争のない世界を目指す1人だが、その裏では……。
ちなみに本作にシャアが出たから00にアムロが……ん、あれはファンg(ry


ネオ・ロアノーク
CV.子安武人
特務部隊〈ファントムペイン〉の指揮官。
シリーズ恒例の仮面キャラ。見た目は怪しいけど割と部下思いで気さくな性格。
前作で死んだあの人と同じ声優で顔を仮面で隠している。まさかあの人の訳がないと思ったらあの人だった。


ステラ・ルーシェ
CV.桑島法子
ファントムペインのパイロットで紅一点。金髪巨乳。
普段はぼんやりとしている不思議ちゃんだが、戦闘時は目付きが険しくなり攻撃的に変貌する。
種死版フォウ・ムラサメ的な立ち位置でガイアに乗る。
フォウで桑島ボイス※という二重の死亡フラグを持っていたため当初から心配されていたが……

※桑島法子は前作において二人のキャラクターを担当していたが、器用に両方とも死んだ。


スティング・オークレー
CV.諏訪部順一
ファントムペインのパイロット。奪取したカオスに搭乗。
生体CPUの中では精神が安定しており、アウルやステラを纏めるリーダー格な立場。
戦闘では同じく高機動系の機体に乗るアスランと張り合うことが多かった。

通称はオクレ兄やん。ウホッ良いオクレ


アウル・ニーダ
CV.森田成一
ファントムペインのパイロット。アビスを乗機とする。
地球に降りてからは、潜水可能な特性を活かしてミネルバの一行を苦しめた。
童顔かつ無邪気で子供っぽさが残る。

お前は死ねよ!とか言ってたら真っ先に……


キラ・ヤマト
前作(と後半)の主人公。
前作で豹変していると指摘された性格は本作でさらに輪をかけたものとなっている。
戦いから離れて暮らしていたが、ラクスが暗殺部隊に狙われたため再びフリーダムに搭乗。
元々前作から人気のあるキャラであったが、本作でさらに多くのファンを獲得するに至る。


ラクス・クライン
前作(と後半の)ヒロイン。
キラと共に暮らしていたが、再び始まった戦争により行動を開始する。
前作のようなポワポワした雰囲気は、今作ではあんまり感じない。


ミリアリア・ハウ
CV.豊口めぐみ
どっかの色黒の元カノ。
前作でアークエンジェルのオペレーターを務めた後はジャーナリストとして活躍していた模様。


ミーア・キャンベル
CV:田中理恵
デュランダルがラクス不在を隠蔽する為に用意した偽のラクス。
ただし、彼女の平和への想いは間違いなく本物だった…。
ちなみに本物よりも巨乳。かわいい。



【用語】


《コーディネイター》
生まれる前の遺伝子操作によって能力を向上させた人間の総称。それに対し、遺伝子操作していない人間は「ナチュラル」と呼ばれる。
倫理的な観点や、ナチュラルに比べて秀でた才覚を持って生まれてくることに対する劣等感等から、主にナチュラルから差別・迫害された歴史を持つ。

《プラント》
地球から移住したコーディネイター達が暮らす砂時計型スペースコロニー群。
前大戦後、穏健派が主流となったものの、高い技術力により依然国力以上の戦力を保有している。

《Z.A.F.T(ザフト)》
プラントを支配する政治結社とそれに所属する軍。義勇兵集団なので階級が存在せず、軍服の色で白が隊長、緑が一般兵と区別されている。
赤服は軍学校の卒業上位10名に与えられるエリートの証。
部隊名には隊長の名前が使われる。

《地球連合軍》
地球の反コーディネイター国家を中心とした国際秩序組織。
前大戦後、強制併合された国家はユニウス条約によって解放されているが、以前大きな軍事力を保有。
ブルーコスモスとの関係もより強い物となり、彼らの私兵である「ファントムペイン」が幅を利かせている。

《オーブ連合首長国》
「他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入しない」という理念を持つ中立国。
コーディネイター、ナチュラル問わず、国民として受け入れる数少ない国。
ただそれだけに両者間の確執もあった事が語られている。
新たな政治体制を敷くものの、地球国家としての立場に再び翻弄されることとなる。

《ブルーコスモス》
「青き清浄なる世界のために」を題目に、反コーディネイターを標榜する市民団体。
コーディネイターに対するテロ等も辞さない危険な組織だが、その題目に共感した地球連合の人間は数多く、
ブルーコスモスの盟主が戦争にも介入できるほどに強い影響力を持っている。

《ヤキン・ドゥーエ戦役》
前作「機動戦士ガンダムSEED」にてコズミック・イラ70年から71年にかけて行われた戦争。

《ユニウス条約》
C.E.72年3月10日に締結。
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦後にユニウスセブンにて地球連合・プラント間で締結された停戦条約。
主にニュートロンジャマーキャンセラーやミラージュコロイドの軍事利用の禁止などの内容である。
MSの保有制限が含まれており、戦局に応じてMSの種類を増やすのではなく一機のMSの汎用性を高めたいわゆる「使い回し」がきく機体が条約締結後に量産されるようになるほか、「法的にMSとみなされないMS」の実証試験もなされている。
ファーストガンダムの南極条約が「宇宙世紀版ジュネーヴ条約」なら、本条約はさしずめ「コズミック・イラ版ヴェルサイユ条約」といったところか。



【登場MS】


本作では「セカンドシリーズ」にカテゴライズされる新型の機体が登場する。
また、ザフトがこれまで主力としてきた「ジン」「ゲイツ」には「ザク」や「グフ」に代替わりしている。しかし「ダガー」は「ジム」に代替わりしなかった
やはり正式に『ガンダム』の名前を持つ機体はいない。

インパルス
前半主役機。
三機の戦闘機が合体する事でMSとなる。
だが、機能付加等の積極的理由ではなく、ユニウス条約回避という大人の事情でやむなく搭載した合体機構である。
上半身と下半身は戦闘機にほとんど見えない。

前作のストライクと同じく、バックパックの換装で性能が変化する。
フォースシルエット、ソードシルエット、ブラストシルエットの3種類が用意されている。


セイバー
戦闘機形態に変形する赤いガンダム。公開当初はパイロット不明だったが、色でバレバレだった。
たいして活躍する機会に恵まれなかった上にキラに達磨にされた可哀想な子。


カオス
特殊能力なしで使えるドラグーン系武装を持つ。変形するのだが、バル○リーのガウォ○ク形態にしか見えない。
「重力下でオールレンジ攻撃を使おうとしたら、推進剤が大量に必要になって端末がデブになった」というマヌケな設定を持つ。*1


ガイア
バクゥのような四つ足の獣型に変形する黒いガンダム。
地上での戦闘での高い機動力が持ち味だが、C.E.73当時のMS、ましてやハイエンドモデルとしては珍しく単独で空を飛べず、
海中では本来の力を出し切れないため、海での戦いが主だった地上編前半では大抵母艦で留守番しているなど少々不遇だったが……?


アビス
水中での使用を念頭に置いた機体。
潜水モードに変形可能で、左右肩部のバインダーで身体を覆い隠すだけのお手軽さ。
水泳部MSを先に投入した側 が、 相手側の後発水泳部に押されてきた ため、 更にそれらに対抗する 」べく開発されたという珍しい経歴のMS。


デスティニー
後半におけるシンの乗機。
剣、大砲、翼とインパルスの装備をこれでもかと載せているてんこ盛り機体。
要求も「これまでのガンダムシリーズの主役機の特徴を全て乗せる」よう要求されたてんこ盛り具合。
悪人面な上に目下にピエロ風の赤化粧。恰好良いのだが、とても主役機のデザインとは思えない、悪のガンダムっぽいデザインである。


レジェンド
レイの機体。前作ラスボスのプロヴィデンスの後継機であり、デザインや武装が酷似している。


ストライクフリーダム
キラの新機体。タイトルバックを寝取った事実上の後半主役機。
というか、一部媒体では本作の主役機系図が「インパルス→ストライクフリーダム」となっていたりもするので、さもインパルスの後継機と勘違いしそうになる。
ライフルを腰に収めるとレールガンが使えなくなったり、ドラグーンを射出しないと最高速度が出せなかったり色々おかしい。
企画段階では「スーパーフリーダム」という名前だったが、諸事情あって変更された。


∞ジャスティス
アスランの新機体。
全身にビームサーベル系の武器を多数備えたサーベルの塊のような機体。一部からはファトゥム最強説が唱えられる。
企画段階では「ナイトジャスティス」という名前だったが、諸事情あって変更された。



【スペシャルエディション】


前作と同じく一部新規映像を追加した全4部の総集編。作画監督はキャラデザの平井久司が担当し、アフレコは全編新規収録。
三ヶ月間隔でテレビ放送とDVD発売が行われた。

◆スペシャルエディション 砕かれた世界
〈PHASE-1~13〉

◆スペシャルエディションⅡ それぞれの剣
〈PHASE-14~28〉

◆スペシャルエディションⅢ 運命の業火
〈PHASE-24~42〉

◆スペシャルエディションⅣ 自由の代償
〈PHASE-43~50〉



【主題歌】


  • OP

  • 挿入歌
vestige-ヴェスティージ-』(FINAL PLUSではOPに昇格)
『焔の扉』
『Fields of hope』
『Quiet Night C.E.73』
『深海の孤独』
『Zips(UNDER:COVER Ver.)』(スペシャルエディションのみ)

  • ED
『Reason』
『Life Goes On』
『I Wanna Go To A Place...』
君は僕に似ている





「ミネルバ、メイリン、デュートリオンビームを!それから追記・修正を射出準備!早く!やれるな?」

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