登録日:2009/06/15(月) 21:18:35
更新日:2022/05/11 Wed 21:51:04
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何も出来ないって言って、何もしなかったら、もっと何も出来ない。何も変わらない。何も終わらないから
僕達は何と戦わなきゃならないのか、少し、解った気がするから
【概要】
一人称は
「僕」で基本的に大人しい性格。
遺伝子操作により、高い能力を持つ『
コーディネイター』である。
劇中に登場した資料によると、日本風の名前に違わず人種はモンゴロイド系との事。
【搭乗機】
【SEED】
当時16歳。
普通の工学生として中立国オーブのコロニー、ヘリオポリスに住んでいた。
成績は優秀な方。 それを良い事に、ゼミの教授から頼まれ事を頻繁に押し付けられているらしい。
ザフトのヘリオポリス襲撃に巻き込まれ、
偶然出会った女の子を最寄の避難シェルターに入れた事で自身はシェルターに入り損ねた為、
マリュー・ラミアスの計らいにより、一時、地球連合製新型MS『GAT-X105
ストライク』に乗り込む。
この時、不完全な状態だったストライクのOSを
戦闘中に即興で実戦投入可能なものに書き換えて戦闘を行い、
標準装備の武装であるアーマーシュナイダーで相対したミゲルの駆るジンを撃破した。
しかし、キラがコーディネイターである自分を基準にして、ストライクの性能を限界まで引き出せる様にOSを書き換えた事で、
ストライクはナチュラルには(ナチュラルとしては屈指のエースパイロットである
ムウ・ラ・フラガにすら)扱えない機体となり、
- 彼と友人を保護した強襲揚陸艦アークエンジェルの戦力がストライクと宙間戦闘機(MA)のメビウス・ゼロのみである事
- ナチュラルにも扱えるようなOSに書き換えてしまうとストライクの性能が活かしきれず、事実上戦力が低下してしまう事
- アークエンジェルに搭乗している地球連合のパイロットはムウしかおらず、状況からしてパイロットの補充も絶望的な事
から、今のままのOSでストライクを十全に扱えるキラは、友人たちを守るためにもやむを得ずストライクのパイロットとなり、
当人は不本意な形のまま、地球連合とプラント、ナチュラルとコーディネイターの泥沼の戦争に関わっていくこととなった。
その戦いの中、キラはプラントの軍事組織であるZ.A.F.T.に所属する
親友と、戦場で不幸な再会を果たしてしまう。
元々戦争とは関係のないコロニーの学生であったのに否応なく、しかも敵との戦力差が歴然という過酷な戦場に投入されている事、
かつての親友や本来同胞であるコーディネイターたちとの望まぬ戦いを強いられ続けている事が、キラの精神を徐々に追い詰めていき、
精神的に余裕がなくなってきたことでピリピリし、友人たちとの関係に問題が生じた事もあった。
なお、この頃にアークエンジェルが偶然確保したという形で
ラクスと初めて出会っており、交流を交わしている。
その為、アークエンジェルの副長であるナタルが民間人の彼女を人質にしようとした事に反感を抱き、無断で彼女を助けている。
これは、軍法に照らせば銃殺刑に処される程の重大な違反行為だったが、前述の通りキラはアークエンジェルにとって居なくてはならない存在である事と、
そもそもラクスを利用しようとした事自体も本来軍規的に見て黒だった事、更にキラ自身は軍人ではない為に軍法に基づく裁判や罰則を適用出来ない事もあり、
マリューの取り成しで事無きを得る。
そんなキラに、彼自身も憧れていた
少女が
婚約者を捨てて接近していく。
度重なる戦いで身も心もボロボロだったキラは、元々彼女に憧れていた事もあって、次第にその少女―フレイに心を開いていく。
元々余りコーディネイターに対して良い感情を持っていないフレイがコーディネイターである自分に接近してきた事にキラも驚いていたが、
実際のところ、フレイがキラに近付いたのは、彼女の父であるジョージ・アルスター事務次官を死なせたキラにその罪を償わせると共に、父を殺したコーディネイター達にも復讐する為に、
『コーディネイターであるキラに同胞達をなるべく殺させた上で、キラにも悲惨な死を迎えて貰う』べく、自分を彼の戦場に行く理由の一つにさせようとしたのだった。
自らの貞操を擲ってまでのこのフレイの思惑に嵌ったキラは、平時でもストライクのコクピットで寝泊まりする程危うい気持ちのまま戦場に立ち続けるが、
ヘリオポリス襲撃の時に見かけた少女、カガリとの思わぬ再会と交流を通して、荒れていた心情が落ち着いていくと共に、
アンドリュー・バルトフェルド達との出会いと戦いを経て、未だ状況に流されるままではあれど、自分と仲間を守る事しか考える余裕が無かった心境に変化が表れ始める。
そして、気持ちが安定していった事と薄々フレイの真意に気付き始めていた事、そのフレイも徐々にキラに惹かれつつある事と当人がそれを認められずにいた事が、
アークエンジェルのオーブ入港の際のとある出来事で両者の決定的なすれ違いを招き、二人の偽りの関係は終わりを告げた。
しかし、以前からアークエンジェルを付け狙っていたクルーゼ隊改めザラ隊との戦いは、キラの状況に構うことなく激化していく。
オノゴロ島出港後の戦闘では、イージスを庇う形で割り込んで来たブリッツを撃破する大戦果を挙げるも、
アスランの絶叫を聞いたキラはブリッツのパイロットがアスランの親しい同僚だった事を悟り、改めて彼の敵となった事を実感したキラは、
疎遠になったフレイにすがったり、自身の状況を本当の意味で理解できないムウたちに相談することも出来ず、一人思い悩む。
その影響で、次の出撃でアスランのイージスと対峙しても戦意は余り無かったが、
援護に来たトール・ケーニヒが駆るスカイグラスパーをイージスが無造作に撃墜・戦死させた事で激怒したキラはSEEDを発現。
鬼神の如き猛攻でアスランを追い詰めるも、その変化で自分は今までキラに手加減されていたと誤解したアスランも怒りからSEEDを発現。
初のSEED発現者同士、それも嘗ての親友同士による死闘を繰り広げてしまう。
キラアアアアアアア!!
アスラアアアアアアアン!!
この戦闘でストライクのコクピットハッチはビームサーベルによりコクピット内部が露出し、イージスもまた頭部を片腕を斬り落とされていた。
しかし、遂にMA形態のイージスに組み付かれ、剥き出しのコクピットに至近距離からビーム砲を撃ち込まれ――
――ようとした所で、イージスがバッテリー切れに陥る。
それでもアスランは止まらず、イージスの自爆装置を作動。 ストライクも大破し両者相討ちという結末となった。
実はこの戦いの直前、喧嘩別れした気まずさもあって距離を置いていたものの、追い詰められていくキラを見ていられなかったフレイが、
出撃前のストライクに駆け寄り、慌しい状況下と前述の気まずさで上手く話せなかったものの、キラと「帰ってから話す」約束を取り付けていた。
もしもキラがイージスとの戦いから無事に生還していれば、一度すれ違った彼らが新しい関係を築いていく切欠となったかもしれないが、
結果としてキラは帰還できず、フレイと関係を修復することが叶わなかったばかりか、これが二人が生身で会話を交わした最後の機会となってしまった…。
その後、アスランは片腕を骨折した状態で意識を失っている所をキラの捜索に来たカガリらオーブ軍によって発見されるが、
キラはストライクのコクピット内には居なかった。
熱によってストライクの内装はドロドロになっており、自爆前に脱出していたアスランでさえ負傷して意識を失っていた事から、
遺体の発見こそ出来なかったもののアスラン、カガリ、そしてアークエンジェルのクルー全員からも、キラの生存は絶望視されていた……。
しかし、重傷を負いながらもキラは生きていた。
戦闘時の損傷でストライクのコクピットが露出してしまっていたものの、緊急用セーフティーシャッターによってイージス自爆時の爆風から守られ、
内装が溶け出す程の高温に達していたコクピットから、偶然居合わせたジャンク屋のロウ・ギュールに助け出されていた。
その後、ロウからキラを預かったマルキオ導師により、プラントのクライン邸に移送され、そこで目を覚ます。
目覚めた直後はストライクで多くのザフト兵…同胞を撃ち、コーディネイターである自分を差別せず接してくれたトールを守れなかった自分が生き延びた事に苦悩していたが、
ラクスの厳しくも優しい言葉を聞いた後は「何のために、何故戦うのか」と考えながら療養し、戦争の激化に伴い「戦争を止めるために戦う」事を決意。
その決意を受けたラクスからザフトの新型MS
フリーダムを託され、プラントから地球へ戻った。
かつての母艦であるアークエンジェルとは、
サイクロプスの存在を知り、アラスカ基地から脱出しようとする中でのザフト部隊との戦闘中に合流。
この時、アークエンジェルは軍本部の転属命令を無視して帰って来たムウと共に、サイクロプスの範囲外から逃れるべく行動していたが、
事情を知らないザフトの猛攻により艦の損傷は進んで行き、推力低下によって艦の姿勢を維持できなくなったところに、艦砲の合間をグゥルに乗って潜り抜けたジンが肉薄。
ブリッジにマシンガンを向けられ、最早これまでとブリッジクルーが諦めたタイミングにフリーダムで駆け付けた。
この時の、挿入歌『Meteor』をバックに、アークエンジェルのブリッジを庇うかのように翼状のメインスラスターを展開したフリーダムを映すカットはまさしく名シーンと言えるだろう。
こうしてアークエンジェルの窮地を救ったキラは、フリーダムの性能を発揮して艦を護衛し、サイクロプスの範囲外に脱出しようとするのを手助けしつつ、
オープンチャンネルで周囲の連合・ザフト両軍にアラスカ基地にサイクロプスがあり、それがもうしばらくすると起爆するであろうことを伝え、脱出するように呼び掛けた。
残念ながら、脅威を伝えた人々の中にもサイクロプスの脅威から逃れられなかった人も出てしまったが、アークエンジェルと共にサイクロプスの爆破範囲から逃れることには成功。
事実上連合軍上層部から見捨てられ、帰ることもできなくなったアークエンジェルのクルーや友人たちと共に、これからどうするべきかを模索していくことになった。
なお、アークエンジェルに戻ったキラはアスランとの決戦前に交わしたフレイとの約束を果たすべく彼女を探すが、彼女はアラスカ基地にて離艦しており、約束を果たす事は叶わなかった。
その代わりにというべきか、フレイとの関係で疎遠・険悪になっていたサイと話し、お互いの心の内を曝け出した事で和解。 再び友人関係に戻る事が出来たのであった。
戦争を止めるために戦う事を決意してからのキラは、頭部や武装、手足を狙い、なるべく人を殺さない戦い方をしている。
『ハイマットフルバースト』と呼ばれるフリーダムの火器一斉射でも、長距離から複数機に同時に攻撃しつつ、致命傷は避けるという神業テクニックを行っている。
なお、「人を殺したくないと言いながら戦艦を真っ二つにしている」等と叩かれる事もあるが、
キラは「なるべく人を殺さない」ようにしているだけであって、「何が何でも人を殺さない」と明言しているわけではない事を一応述べておく。
実際問題、戦場で「一切人を殺さずに戦う」ことは、武装解除後に敵勢力に襲われるなどの二次被害も考慮すればまず不可能であり、
続編『DESTINY』でも、それ以外に方法がないと判断すれば躊躇なく相手のパイロットが死にかねない攻撃を行っている。
上記のやり玉にあげられている「真っ二つにした戦艦」というのも核攻撃隊の母艦であり、放置すればより多くの犠牲者を出す事は必至であった事も考慮すべきであろう。
(一応この母艦は製作側によると「無人」とのこと)
この後、アークエンジェルと共にオーブへ移動。
ウズミ・ナラ・アスハとの今後の動向を相談した上で、アークエンジェル共々オーブ軍に協力する。
マスドライバーとモルゲンレーテを狙ってオーブに攻撃を仕掛ける地球軍部隊を迎撃。
ストライクダガー部隊を次々に撃破していく様は、アストレイ三人娘から羨望と畏敬の目で見られていた。
しかし、地球軍が投入した
三馬鹿との3対1には苦戦を強いられ、
不意を突かれかけた所で元々フリーダム撃破任務を帯びていたアスランが駆るジャスティスと合流、そのまま共闘し、撃退に成功する。
互いに親友を殺され、また親友同士で本気で殺し合った両者も遂に和解。 戦争を止めるためにお互いの力を合わせていく事となる。
終盤で、彼は様々な実験と犠牲の末に作り出された最高のコーディネイター『スーパーコーディネイター』であり、両親であるヤマト夫婦も本来の両親ではない事が明かされた。
自身を根底から揺るがすその事実に思い悩むも、それでも自分は自分であると、前に進む事を選び戦いに臨んだ。
しかし、そんなキラに更なる過酷な現実が襲い掛かる。
三馬鹿との戦闘中、キラはザフトに保護されていたフレイと、戦場という最悪の場所で再会してしまったのだ。
捕虜を返すという名目で救命艇に入れられたフレイをキラは無我夢中で助けようとするが、フレイの言動に興味を持ったアズラエルの指示で救命艇を保護しようとした三馬鹿に妨害され、
更にフレイを助ける事ばかりに意識がいってフリーダムが小破した事を危惧したアスランにそれ以上の深追いを制止され、フレイをアズラエルとナタルが乗るドミニオンに奪われてしまう。
愛機のフリーダムと共にボロボロになったキラはエターナルに着艦した直後に倒れてしまい、目が覚めた後もフレイを助けられなかった事・自分の出生の事で苦しみながらも、それを隠そうとしていた。
しかし、キラの虚勢を見抜いていたラクスが「泣いて…良いのですよ。だから人は…泣けるのですから」と口にしたお陰で、キラは悲しみや苦しみを吐き出す様に大声で泣く事が出来たのだった…。
その後もキラはフレイを助ける事を諦めず、フレイもキラが生きていた事を彼の通信で知り、再会を強く望みながらドミニオンクルーとして戦場に残り続けるが、
ドミニオンはアークエンジェルと壮絶な砲撃戦を繰り広げた後に撃沈してしまう。
フレイはナタルの最期の指示で他のクルー達と救命艇に乗せられて難を逃れており、遂にキラのフリーダムがその救命艇を保護出来る距離にまで近付いた――
――その時、
ラウ・ル・クルーゼの
プロヴィデンスガンダムが放ったドラグーンの一基が放ったビームが救命艇を直撃。
キラの目の前で、フレイはその両手をキラに伸ばしながら、爆発に呑まれてその命を散らしてしまった。
救いたいと強く願っていた彼女を目の前で喪った事、彼女に自分は何も出来ていなかったと後悔し続けていた事でキラは戦意喪失手前にまで追い込まれるが、
自分勝手な意志でフレイを翻弄し、遂にはその手で殺害したクルーゼへの怒りと憎しみから踏み止まり、プロヴィデンスに挑み掛かった。
尚、アニメでは死亡したフレイの霊魂がキラの下に向かい、『私の本当の想いが、貴方を守るから』と告げた直後にキラが再起した様な演出になっていたが、
このシーンを良く見るとキラとフレイは会話をしておらず、監督も、『フレイの言葉はキラに届いていない』とコメントしている。
もはや止める術はない!地は焼かれ、涙と悲鳴は新たなる争いの狼煙となる!
人が数多持つ予言の日だ!
そんなこと…!
それだけの業、重ねて来たのは誰だ!君とてその一つだろうが!!
……それでも!守りたい世界があるんだっ!!
そして訪れたクルーゼとの最終決戦では、身勝手な人の暗い業から産まれたが故に世の全てを憎み、分かり合う事などの一切を拒む彼の言葉やプロヴィデンスの性能に翻弄されつつも、
それでも世界を喪いたくないという思いから諦めず戦い、フリーダムを大破されられつつも、プロヴィデンスのコクピットにビームサーベルを突き込んで撃破することに成功する。
プロヴィデンスとの激闘の後は大破したフリーダムのコクピットから宇宙空間に流れ出ながら、これまでの戦いに思いを馳せて涙を流す。
その後、彼を救出しに現れたカガリとアスランが乗るストライクルージュに発見され、保護されたところで、『SEED』の物語はいったんの幕を下ろした。
僕達は…どうして…こんなところへ、来てしまったんだろう……
僕達の……世界は……
尚、後日談である「星のはざまで」において、
- マルキオ導師の孤児院の前でぼんやりとした表情で海を眺めている
- アスラン達とマルキオ導師が食事を取っている間、食事に手を付けていない
- アスランと流れ星を眺めていた時、「不思議…だよね。 僕は、何でこうして生きて…食べたり眠ったりしてるのかな…。 生きてる…から?」という発言をする
- マルキオ導師の孤児院に帰る時、上を向いて歩くアスランに対して、キラは下を向いて歩いている
等の傷心の様子が描かれており、終戦直後は心身ともににボロボロに成り果て生きる意欲が失われかけた状態だったと思われる。
【SEED DESTINY】
18歳。
前大戦で負ってしまった心の傷を癒すため、マルキオ導師の孤児院で母のカリダやマルキオ導師、
ラクスと共に隠遁生活を送っていた。
そのため、前作から表舞台に現れる事は無かったが、旧ザラ派によるユニウスセブン落下テロ事件が発生。
そして、自身達の身にもラクスの暗殺を目的にしたコーディネイターの特殊部隊の襲撃により平穏な生活は終わり、再びフリーダムに乗り込み撃退する。
その後、オーブ政府首脳陣を説得しきれず、ユウナ・ロマ・セイランと政略結婚させられそうになった
カガリを救出し、
そのままアークエンジェルのメンバーと共にオーブから脱出する事になった。
その後はスカンジナビア王国に匿われる形で潜伏していたが、
テレビ放送で
ミーア・キャンベルがラクスの影武者として
ギルバート・デュランダルに協力し活動していた事から、
ラクスの命を狙った暗殺部隊がデュランダルの差し金ではないかと考え、プラントに不信感を持つ事になった。
この後、地球連合に協力する形でザフトと戦闘を行おうとしていたオーブを止めようと、オーブが他国で戦闘する度にフリーダムで武力介入を始める。
そして連合とザフトの、戦乱を無暗に拡大させようとする行為等を食い止めようとした。
勿論、これまで通り急所を外した戦い方であり、行動そのものは前大戦と同じ事をしている訳だが、前大戦とは状況が異なる為、特にザフト側からは批判の声が大きかった。
戦場でいきなり武装解除させられて放置されれば当然敵から狙われてしまい、寧ろ武器を持っている時よりも撃墜される危険性が高まる上、
アークエンジェルやフリーダム(キラ)の目的が彼等をよく知らない者達からは不明だった為(※呼び掛けてはいたが上手く伝わっておらず、何より各陣営の立場上の問題が大きく、情報操作で隠されたりもしている)、
武力介入される側からすれば厄介この上ない存在にしか見えなかった。
しかし、情勢が余りにも混迷していて手をこまねいていては手遅れになる事、前述のラクス暗殺未遂にザフトのいずれかが関わっている事はほぼ確実という事もあり、
キラを含めてアークエンジェルのメンバーの意志がブレる事は無く、結果としては自身らが守りたいものを守るという信念を通しつつ、その中において被害を少なくしていっている。
要するに、オーブが連合に吸収されない様に動き、そして連合とザフトが本格的な殲滅戦に移行させない様に彼等が出来る範囲で努力をしているのである。
その為、周囲からは行動の意図が不明に見えても、彼ら自身の行動理念は前大戦時から変わりないと言える。
性格はSEEDの時と比べ様々な経験を乗り越えた為かやや悟りを開いた様な感じになっており、言動が非常にストレートになっていたり、時には正論+理想論なんて事も。
元々、「カガリの為にもただ燻ってないで何かしてやりたい。 自分で何かを成したい」と考えてオーブを飛び出したアスランには非常に強く響いているのだが、
彼等の想いが他者にそのまま伝わるものでもなければ、彼等は政治への関りが薄かった事もあり、何より各勢力の思惑の都合から事態が終結する事には中々繋がらなかった様だ。
ハイネ・ヴェステンフルスが戦死した事もあって、アスランとの対面も物別れになってしまう事になる(暗殺されそうになった事を伝える等、懸念は伝えたが)。
その後、クレタ沖での戦闘に介入し、アスランのセイバーと激突する事になり、彼に自らの行いを批判されるも、
逆に彼にカガリ(+オーブ)と彼自身の現状を訴え、「決意の違い」も決定的な差となる形で、フリーダムでセイバーを修復不能になるまでに破壊した。
クレタ沖での戦闘後、オーブ軍の残党を回収する形で行動していたキラ達は、ロゴスの意を受けた大西洋連合が、
勧告も無しにデストロイガンダム(ステラ搭乗)がベルリンの町中を薙ぎ払って虐殺している事を知り、現場へと向かう。
ステラに呼び掛け続けるシンの声が届き、デストロイは一時的に沈静化するも、静観していた自分の機体が視界に入った事でステラが再び恐慌状態に陥り、
懸命なシンの声掛けも虚しく、再びデストロイで無差別攻撃を開始しようとした為、目の前にいたインパルスやベルリンの町を守るべく、
臨界状態にあったスーパースキュラの砲口にビームサーベルを突き込んで破壊・誘爆させ、デストロイを撃墜する
しかし、スーパースキュラの砲口がコックピット近くにあった事もあり、ステラは爆発の影響を受けて致命傷を受け、救出したシンに看取られて戦死。
この一件が決定打となって、シンには深い憎悪を抱かれてしまい、
その後の
エンジェルダウン作戦にて連戦と大軍のザフト軍から一人で艦を守るキラは、徹底的に自分の動きを研究して対策を練ったシンの奇策や気迫とミネルバのバックアップにより圧されて窮地に追い込まれ、
退却しようとするところを衝いて対艦刀での特攻を仕掛けて来たインパルスを捌き切れず、機体の胴体付近を貫通されて撃墜されてしまう。
その後は暫くの間、戦えない状態が続いていたが、宇宙にいるラクスがザフトの襲撃を受けていた事から、ストライクルージュにブースターを取り付けて宇宙へと上がり、
フリーダムに代わる新型『
ストライクフリーダム』を手に入れ、再び戦場へ。
因みに、本機に搭乗してからは劇中被弾回数はほぼ0である。
襲い掛かりながら突然「自分はラウ・ル・クルーゼだ」と言い放つレイに動揺するキラだったが、クルーゼとレイの違いに気付いたキラは「その命は君だ! 彼じゃない!」と訴えかけ、
その言葉で動きの止まったレジェンドにフルバーストを叩き込み戦闘能力を奪い、そしてデュランダル議長のいる宇宙要塞メサイアに突入した。
……流れが余りにも自然且つスムーズ過ぎる所為で、セクシーコマンドー等と言われてしまう事もあるが、
あくまでもレイを諭した形であり、この言葉と後の言葉がレイの行動に多大な影響を与えた。
最後はデュランダル議長に自分の決意を示し、今のままの世界を望んだ。
だから明日が欲しいんだ! どんなに苦しくても、変わらない世界は嫌なんだ!
FINAL PLUS版、HDリマスター版では、オーブの慰霊碑跡にてシンと和解しており、アスランとの3人で新しい平和な世界を築く事を決意した。
この場面では最高評議会の招聘を受けたラクスに付き添ってプラントへ行き、エピローグではザフトの客将扱いなのか白服を纏っていた。
ゲーム等の掛け合いから推察するに、本編終了後はシン達と共に戦いを続けていた模様。
作中で18歳という若さながら少尉~准将という歴代ガンダム主人公トップの出世を果たした。次点は39歳までに中将の
フリット・アスノ。
だが、軍事的な勉強・訓練を受けたわけではないため、アスランには「モビルスーツに乗る事しかできない」と言われている。
准将という一見やたら高い階級にもしばしば突っ込まれる。
作中では任命の理由は特に説明されていないが、ゲーム等の発言を見るに国家元首の弟だから相応の地位という事か。
ただ深掘りすると准将は将官としては最下級であり、決して好き勝手出来る階級ではなく少しの無茶は出来る程度の階級である。
そのため立場と権限を考えると妥当な階級と言える。(准将が存在しない場合は少将がこれに値する場合もある)
ドラマCDでは慣れないザフト本部で軽い放置プレイを喰らい、更に一人迷子になったりしている。
「だって、道を知らないんだから仕方ないでしょ」と言い放つ姿にイザークも暫し閉口した。
オーブにある官舎でラクスと一緒に住んでいるが、送り迎えが徹底しているので道が全く覚えられないのだとか。
また、幼少期の思い出から、アスランからは「訓練を積む気もあるか怪しく、あいつの部下は苦労するだろう」と危惧されている。
尤も、元々一般人としての道を歩む筈が、無理矢理兵士の道を歩まされて、
今更ただの民間人にも戻れなくなっているが故の現在の立場でもあるので、良く考えると余り笑い事ではなかったり止むを得ない部分も多い。
スーパーコーディネイター
彼が特別とされる由縁として、スーパーコーディネイターである点が挙げられる。
このスーパーコーディネイター製造の計画だが、元々は「凄いコーディネイターを作ろう」なんて目的ではなかった。
第1世代コーディネイター製造が富裕層の間で割とメジャーだった時代、より高い能力や望みに近い調整をして貰えるようにと、一層金を掛けて、高精度の調整をしていた層も結構居た。
しかし、どれだけ資金を積んでも、受精卵に遺伝子調整を施して母胎に戻すと、その初期調整からどうしても幾ばくかズレる問題があった。
望んだ容姿や求めた身体スペックと違う、と製造元にクレームが来るだけならともかく、
''「調整失敗したから要らない。 捨てる」''なんて事態まで起きて孤児が増える社会問題へと転じつつあった為、
「母胎という不確定要素の影響を受けず、調整した設計図に100%沿ったコーディネイターを安定して作れる人工子宮」の開発計画が始まった。
この計画はコーディネイター製造の中心地でもあった遺伝子研究用コロニーメンデルの研究員――ユーレン・ヒビキが主導で行い、
途中資金提供を受ける為の
違法行為を行ったり、失敗が続いていたらしいが、遂に完成の目処が立つ。
この頃には既にユーレンは「この人工子宮で、可能な限りの最高レベルの調整を自分の子供に施してみたい」という妄執と言っても良い願望を抱いており、
妻に無断で双子の受精卵の内片方をぶっこ抜いて人工子宮に移植。
そうして誕生したのが、キラ・ヤマトである。
つまり、「スーパーコーディネイター」は、その語感とは裏腹に、必ずしも既存のコーディネイターを超えているという訳ではない。
「遺伝子調整が設計図通りに出来た」という話なので、パーフェクトコーディネイターの方が内容的にはしっくりくるかもしれない。
但し、研究成果の検証を行う意図から、高い調整を施してどの程度のズレが生じたかで判断していた様で、生存した
失敗作も含め、戦闘用等の高い能力を目指して調整されたコーディネイター以上の潜在能力を有する。
赤ん坊時代に双子の片割れと共に母の胸に抱かれている写真がある為、生後暫くは実の親に育てられた様だが、
その後物心つく前にそれぞれ養子へ出され、やがて実の両親は生死不明となってしまった。
そして、スーパーコーディネイターの成功例はキラのみとされている為、内容的にも結果的には希少性的にもスーパーコーディネイターと言える存在となっている。
尚、コーディネイターと言えど能力を適切に鍛えなければ優れた能力を発揮する事は無い。
幼少期のキラは、親友のアスラン・ザラが世話焼きな性格だった事もあって、宿題一つにしても彼に頼る傾向が見られ、
これによって自己研鑽を放棄気味であった為に、この頃はスーパーコーディネイターとしての真価が発揮されずにいた。
アスランと離れた後は、進学したヘリオポリスの学校で電子工学を専攻しており、
彼の素質を見抜いたカトウ教授によって独自の課題や手伝いを課されて結果的に独力で特別授業をこなし続けるに等しい環境に置かれた為、
コンピュータ言語を一線級以上に扱える様になっていった。
更に、キラが師事したカトウ教授はナチュラル用OSの開発計画に携わっており、
彼の課題を通じてストライクのOSに関連したプログラミングのノウハウを知らず知らずの内に吸収していたことも、
彼が即興でピアノでも弾くようにモビルスーツのOSを自在に書き換える域に至った一因であり、訓練無しにいきなりMSを乗りこなしてみせた要因である。
そうしてモビルスーツのソフトウェア面に精通していたキラが偶然とは言え実機に乗り込んだ結果、
未完成だったナチュラル用OSを即座に書き換えて自分向けに最適化し、操作に対する反応を高めて人型の機体を自分の身体同然に操ってしまった。
そこから今度は実戦で極限状態の体験や戦闘経験を積んでいった為に、あっという間に歴戦の猛者と戦えるまで腕を上げて行った。
初めてストライクに搭乗した時点でモビルスーツ操縦の適性は高かったのだが、自軍の戦力がMSとMAそれぞれ一機しかない為に戦闘ではどうしてもキラの方に負担が偏ってしまう、
自軍を付け狙ってくる敵部隊がストライクの兄弟機である『G』四機+αという強さの為に、彼等の攻撃を凌ごうとすればストライクもキラも毎回限界ギリギリの戦闘を強いられてしまう等、
かなりの極限状態に置かれ続けた結果、並のパイロットでは対応すら出来ない程のエースパイロットに成長してしまったのである。
更にキラがコーディネイターに関係のない彼本来の能力の一端として
SEEDという稀有な力を持っていたことも、パイロットとしての飛躍的な成長を後押ししている。
しかし、コーディネイターとして彼を生み出した研究者である父の元で、
他者の勝手なエゴの塊で誕生した
男と戦場で出会い、雌雄を決する事になったのは何とも運命的である。
戦闘面
文字通り作中では「最強のパイロット」(本編の登場人物からも評され、またSEED関係者曰くキラとその次に
叢雲劾があの世界では最強のパイロットとのこと)。
本編でも様々な神業と言えるものを披露し、
- 戦闘最中にストライクのOSの書き換え(同様に砂漠の戦闘中の際にはその環境に対応するOSに変更して、砂漠の戦闘に優れたバクゥを圧倒した)
- 飛来するビーム(の弾幕の雨)を斬ったり、相手が先に出したビームに後だしで当てる
- 『ハイマットフルバースト』( ミーティアフルバースト)の正確な射撃能力
- 対艦刀を白刃取り
など、他のガンダム世界でも時に行われているものもあるが物凄いことを近距離・遠距離問わず一通りやってのけている。
また作中で
「SEED」「スーパーコーディネーター」「空間認識能力」の3つの強力な能力を併せ持っている唯一の人間である。
フリーダム搭乗後のなるべく戦闘力だけ奪う戦い方も機体性能とこれら卓越した技量による実力差があるため可能という前提条件によるものであり、
実際に実力差があまりない上に緊急時だった最終決戦時の
オルガにはミーティアの大型ビームサーベルで容赦なく破壊しに向かっており(仕留めたのはアスラン)、
エンジェルダウン作戦時のシン相手にはその技量と作戦(動きを分析され、分離機能も活用され、果てにはパーツが補給される)とが相まってそれどころではなくなっている。
レイが乗るレジェンド相手にもデスティニーとの連携もあって苦戦し、初戦はそれどころではなかった。
…が、最終話の様に隙あらば瞬時に戦闘力だけを奪う判断をするなど、余裕からの舐めプというよりも、自身も危険に巻き込みかねない程にその姿勢はかなり徹底している。
アニメ以外の媒体での扱い
■漫画(コミックボンボンの高山瑞穂版)
自爆寸前のアラスカからの撤退を叫ぶシーンで、フリーダムの武装を捨て無防備になって捨て身の説得を試みる展開になっている。
DESTINYでも、デストロイ相手に格闘戦で圧倒するシーンや、ジブリールを追い詰めるべくシンと一時休戦して共闘する展開も。
■ゲーム
基本的に強キャラとして描写されるが、アムロ達の様な歴戦のパイロット達からは精神的な未熟さを指摘され、成長していくキャラとして描かれている。
DESTINY枠で参戦すると、原作での天然な部分が拡張されてか
ド天然ボケ、空気が読めない・読まない、ナチュラル鬼畜
なキャラになっている。
一方で、偶にクルーゼに対してすら毅然と相対する熱血漢になっている事も。
無印Zでの扱いは正直余り良いものではなかったが、それ以降では改善された。
第3次α
初登場作品。DVEの収録も行われている。
シンジや
カトルと友人となった事から、やめてよね事件では彼等に諌められた。
クルーゼとの決戦後、シンジがゲンドウによって人類補完計画の人柱にされかけた時は、彼を助けようと率先して出撃している。
ただ、第3次αの時点で既に1年戦争~逆シャアまで通過し、尚且つガンダムWのエピソード(TV版及びEndless Waltz)等も消化済み。
人型兵器が充分に運用されている世界であり、マジンガーZの様なスーパーロボットも多数いる。
その為、ファンからは「わざわざ嫌がっている民間人のキラをパイロットとして使う様な状況では無かったのでは?」という意見が出ている。
J
やめてよね事件を筆頭とする本編における葛藤・苦悩に関する描写を殆どカットしている。
また、フレイを殺害したクルーゼに対して激昂。
クルーゼから自身の存在そのものを否定された時には「それはあなたの方だ! そんなにこの世界が憎いって言うなら!」と真っ向から反論する等、本編や第3次αに比べて感情的なセリフが多い。
W
前作のJと違い、版権ボスに対し言い負かされるかの様な描写が多い。
本作ではSEEDの名有りキャラクターの殆どが生還する結末になっており、人の死による成長が無くなってしまった為ではあるが、フレイと和解し、フラグ次第でトールとニコルも生還。
姉であるカガリと共に、
もう一人のスーパーコーディネイターと対峙する機会を得る等、if要素が多い。
Zシリーズ
原作における言動や行動等を環境の違いを考慮せずにほぼそのまま再現し、それを様々なキャラクターから批判させるという展開になっている。
ランド編では立場が似通っているという事もあって、フリーデン、月光号クルーを始めとしたアウトサイダー組とはそれなりに良好な関係を築いていた。
そんな中で
エニルから迷いを抱いて戦う危うさに苦言を呈されたりもしている。
逆にセツコ編では、主要部隊がザフト組である事もから、当初の印象は最悪レベルだった。
更に、ムードーメーカーとなっていたハイネ・ヴェステンフルスが戦死して逝った事で、アークエンジェル組に対する反感や敵意はMAXに。
原作での武力介入行動を温厚な
ロランやスーパーロボット組等からも徹底的に糾弾される事になる。
これに関しては、Zシリーズの舞台が人間以外にも多種多様な脅威が存在し、且つ情勢が極めて不安定な多元世界の中で不可解ともいえる行動であり、
原作同様の行動を取れば原作でのザフトの反応と同じ様に批判を浴びても仕方ないという意見もある一方、
滅多に怒りを露わにしないロラン等のキャラにまで(行動の理由も深く考えずに)キラに罵声を浴びせるのは度が過ぎているといった意見もある。
そもそもの話として、原作と状況が余りにも違うのに特に理由付けもせずにそのままやらせる事自体がヘイトであるという意見もあり、Zシリーズ完結後の現在でも非常に意見が分かれる所。
その後、両主人公のルート共に最終的にはカミーユがシンに言っていた言葉をハリーから聞かされた事で、自らの無差別武力介入について謝罪し、シンとも和解。
これ以降、事ある毎にズレた発言をしては周囲からツッコまれる天然キャラとしての地位を確立し、自軍部隊に馴染んでいく。
また、自軍参加当初に今迄の行動から自軍に馴染めなかった際、キラケンから「キラキラコンビ」の結成を持ち掛けられ、その時はスルーしていたが、
実は満更でもなかったらしい事が続編で明かされる事に。
第2次Zでは新規参戦勢とも良く絡み、アムロやCB勢、ロランとの援護台詞も豊富。 何とアスランとの合体攻撃も追加。
宇宙世紀とC.E.のガンダムキャラと共に、OZに所属。
懐柔政策を進めるレディを
トレーズ様の意志について語り諭す驚きの役回りも。
キラキラコンビも健在な様で、特に再世篇では何かとキラケンの言葉に同意を示す等すっかり馴染んでいる。
第3次Zでは、シンやアスランと共にザフト所属の筈なのだが会話パートの顔グラとカットインのパイロットスーツはオーブの物。
参戦は中盤。 単機でプラントから出撃→大気圏突入→オーブの危機に駆け付けるという原作を彷彿させる様な登場を見せる。
また、フレイを目の前で亡くした光景を今でも悪夢として見るらしく
MIXが連れ去られ、荒れるアンディを激励する場面も。
シンとの確執は無い様で、互いに冗談を言い合える程にまでなっている。 お互いパートナーが不在な為、特に顕著。
天獄戦争ではクライン家とクロノの関係をラクスから聞かされるが、自分の信念を貫く為に戦い続ける事を決意する。
リリーナ救出後には無防備に寝ている
ヒイロの寝顔を写真撮影するというブッ飛んだ天然っぷりを披露したりした(尚、データは
お兄様に消去された模様)。
残念ながらキラケンはリストラされてしまいました。
K
比較的早くに加入し、ストフリも中盤に登場。
戦場への介入行動は殆ど行わず、キャラデザ繋がりのファフナーパイロット達の引率者になったり、ボケ役。
22話のボケ台詞は必見。
L
Kとは逆に、加入時期は遅め。
原作通り慰霊碑の前でシンと出会うのだが、この時点で既にif展開となっており、
「幾ら花を植えても、人はまた吹き飛ばす」という嘗ての危うかった頃の自分やアスランと良く似たシンの言葉に理解を示しながらも、
「そんな事を繰り返してはならない。 いつまでも花が咲いていられる世界を作らないと」と返答し、シンからも共感されている。
ラクス暗殺未遂事件の際に現れたアンノウンの存在から
GreATの暗躍を知り、自軍に合流するまでは彼等の追跡を行う。
ベルリン戦においてステラを助けようとするシンをキラがサポートし、ステラ救出に成功する原作とは異なるif展開が発生。
ベルリンの街への破壊行動を止める為にデストロイに攻撃を行い、それを見たシンが激昂するなど原作通りの確執が一旦は発生するのだが、
撃墜間際になるとシンの意図を察してデストロイを抑え込み、ステラの救出に助力した為、
この確執は
出来て数分で9割9分崩壊し、ストーリーも原作とは違う方向へシフトしていく。
シンもこの事で恩義を感じた為、「俺はステラを助けるのに協力したあの人と戦えるのか…?」とエンジェルダウン作戦には消極的に。
エンジェルダウン作戦ではシンを攻撃するのかと思いきや、横から割り込んできたクトゥルフの攻撃からシンを庇って共闘する等、
「デュランダルはアークエンジェルをどうにかしたい」、「アークエンジェル側はラクス暗殺犯の裏にいるのはデュランダルではないかと疑っている」という状況ながら、現場レベルではお互いに敵対を避ける方針を続ける事になる。
キラもシンを助けるだけでなく、時にはシンに助けられて叱咤激励され、お互いに認め合う信頼関係を結ぶ。 対立した原作とは対照的に、共闘する展開になった。
また、こちらもJ程ではないものの熱血の素質を秘めており、イクサー1達クトゥルフの民を苦しめ続けていたビッグゴールドに対して存在そのものを否定するレベルで激しい怒りをぶつける姿が見られる。
尚、上記の通りラクスが暗殺されそうになった為、デュランダルの事を疑ってはいたが、Lのデュランダルも原作とは異なり、同盟相手のセントラルからラクス達の暗殺を指示されて嫌々やっている状態だったので、
彼の謝罪を受けて「やろうと思えば出来た筈なのに、本気で自分達を殺そうとはしなかった」と同情的な対応をしている。
UX
本編終了後。 その為会話パートでの顔グラではザフトの制服の襟が見える。 でもパイロットスーツはオーブの物。
初登場時はレクイエムを修理しており、プレイヤーから
「お前何してんの!?」とツッコまれた(その理由は終盤に明かされる)。
正式加入は第二部からで、
ELSとの対話に失敗した
刹那を救う為に、アスラン、
グラハムと共に颯爽と登場。 アスランとの合体技コンビネーションアサルトを披露した。
シンとアスランがクロスオーバーの面で活躍している為、やや影が薄め。その代わり、ツメスパでは出番が多めになった。
石神が
アーニーの階級を昇進させようと提案した際、自身の階級についてネタにされる場面も(当のアーニーはというと、昇進の件は辞退したが)。
シンとの仲も良好で、中断メッセージではそんな「花が咲き続ける世界を守る為に戦う」二人の会話が綴られる。
が、ストフリ初登場時のシンの反応は恐怖に震えてるように見えなくもないという声も
EDでは何の説明もなくソレスタルビーイング号にのりこみ、(
アレルヤ&
マリーを除く)CBと共に外宇宙へと旅立った。
これは「コーディネイター=調整者」の使命を果たすために「イノベイター=革新者」と共に対話の旅へと旅立ったとする説が濃厚。
その為、
ファフナー組扱いされるシンやルナマリア、アスランとは違い、ガンダム00組扱いされる事も。
V
本編終了後で、「オーブの白き疾風」という異名が付いている。
シンとは和解していないらしく、互いに多少蟠りを残している。
今作でも00組と良く絡み、特に刹那とは互いにストライク・エクシアの時から出会っていた間柄。
因みに、立ち絵流用の都合なのか制服・スーツはオーブの物。
初登場で
ヴィルキスと共に現れ、
アンジュと良く絡む等、ある意味期待通りの扱いとなっている。
ACE:R
本編終了後。
アスラン・シンと三人で異世界に飛ばされてしまう。
シンと協力して戦うという本編では有り得なかったストーリー。 寧ろ兄弟の様に仲が良い。
ランカの「キラッ☆」を聞き、「僕を呼んだわけじゃないよね…?」と呟いたりとお茶目。
X-Ω
SEED初期からの参戦。
今作では何と南十字島に漂流してきており、そこをタクト達に助けられている。
戦う事を恐れていたが、ティターンズが南十字島に侵略してきた事、自分の為ではなく他人の為に戦うタクトの姿を見て、キラもスガタやワコを守る為にストライクに乗り込む。
この場面、何と利害の一致からかあしゅら男爵とストライクが並び立ち、ティターンズに立ち向かう姿が見られる。
タクトと共に自軍に加入する際、アークエンジェルがティターンズの配下になっている為にクワトロ達から取り調べを受けるものの、自らの境遇と戦う覚悟を伝え、戦場に向かう。
GENERATION of C.E.
DESTINY放映中に発売されたゲーム。発売当時までのASTREYシリーズも網羅しており、現在まで続く専用BGMや声の初出が多い。
今作では途中まで時系列に忠実に沿った内容だが、ステラの搭乗するデストロイガンダムを撃破して以後のルートが分岐する。
原作通りのエンジェルダウン作戦が行われるルートでは、展開が異なりキラはここで死亡する。後にラクスがその敵討ちとしてザフトに攻撃を仕掛けるなど仰天の展開も。
その他のルートでも、終始シンが主人公で徹底されたルートなのでロクな目に会わない。
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- スパロボVでの「だってさ、アスラン様」には爆笑したなホント、黒いよ准将ww -- 名無しさん (2018-09-22 17:27:03)
- 種リマスター見てたら序盤の方ずっと精神的に追い詰められてたな -- 名無しさん (2018-09-22 18:12:44)
- 監督の人か脚本の人か忘れたけど、「キラはフレイもラクスも好きではない」って語ってたんだっけ。なんか変な感じもするけど、フレイとラクス(後カガリあたりも)はキラの支えになってただろうから、好きとはちょっと違う思いを抱いたのかもしれないなって -- 名無しさん (2018-09-29 13:01:22)
- ↑ 言ってたねえ。超人的というか隔世的というか、境遇を考えたらしょうがない気もするけど1歩引いた目で見てる印象はあるなぁ -- 名無しさん (2018-11-12 14:15:08)
- どこぞでキラ・ヤマトインポ説とか見たけど、諸々擦り切れて恋とか愛とかそういう感情無くなってそうだもんなぁ……ある意味責任と義務の怪物というか(戦いたくはないけども、義務として戦うしその為の力も求めるし覚悟もする。だってもう人を殺しているのだから) 数少ない人間味が消耗し尽しての隠遁生活だったんだろうけども…… -- 名無しさん (2018-11-16 18:49:50)
- ↑4 そりゃアークエンジェル守れるのムウと自分だけでしかもメビウスゼロの武装じゃG相手じゃ通じないしな…その点ではファーストのアムロよりきつい -- 名無しさん (2018-11-16 19:27:31)
- ↑初代で言えばRX-78-2と同等クラスのMSが4機も追跡してくるって考えると、すげー無理ゲー臭がするわな… -- 名無しさん (2018-11-16 19:34:07)
- ↑増長したところに「代わりのパイロットは居る」と言えるWBと、「お前しか戦えないから戦ってくれ」と懇願し続けて増長させたAA、とかキラ依存度がヤバいし当然その分精神負荷もパナい。そもそもアスランの存在が「ザクなら人間じゃない」みたいな逃げ道まで封じてるし戦力以外でも全包囲体勢よ -- 名無しさん (2018-11-17 20:22:52)
- スパロボだと性格が「普通」に設定されることがあるせいでアスランやシンと比べて気力が上がりにくくてマップ序盤が厳しいことがあるのが悩みのタネ。フルバースト以外の高威力攻撃がP武器じゃないこともあり、ヒットアンドアウェイが必須と、一線で使うにはそれなりに愛が必要なキャラだと思う -- 名無しさん (2019-02-04 21:17:13)
- 注記がいいね。よく見かける変な言いがかりにだいたい対応できるようになってる。 -- 名無しさん (2019-03-15 14:27:51)
- まぁここはwikiだからよりいい記事にするための指摘・提案や情報書き込む場所であって個人の感想とか書く所じゃないからな -- 名無しさん (2019-03-15 14:48:07)
- DESTINYの最終話でデュランダルとの問答がそのまま前作のクルーゼに言い返しきれなかった部分に対応していることに気付いた人すげえよな。真剣に見てるんだなって思った。 -- 名無しさん (2019-06-20 08:58:19)
- 序盤は戦力少なくてフル稼動させられ見方からはコーディの偏見の目で見られてフレイの親父や避難民シャトル守れないと初っ端からハードモードすぐる -- 名無しさん (2019-08-03 21:45:50)
- SEEDは最初から最後までキラいじめの話だったよね…アラスカ~オーブ辺りで余裕持てたかと思ったらまたお辛い展開が始まるし…超強いけど、そのせいでどんどん不幸になってくの -- 名無しさん (2019-08-17 09:03:05)
- 確かにこの記事見て思ったけど「無理矢理兵士の道を歩まされて、 今更ただの民間人にも戻れなくなっているが故の立場」って確かに全くと言って良いほど笑えんな… -- 名無しさん (2019-10-21 14:35:29)
- 種も種死での立場もかわいそうなのにクロスオーバー作品でもボロクソに言われ更にはネットにも嫌いな人が沢山居て、ホントガンダムシリーズでもトップクラスに可愛そうな主人公だわ……好きなんだが -- 名無しさん (2019-11-19 07:41:41)
- ↑そもCE世界の民度がシリーズトップクラスに最悪だって事を分かってないのが多すぎる。種にしろ種死にしろ横からでも止めないと人類滅亡待った無しだし、あの世界 -- 名無しさん (2019-12-14 23:15:49)
- 知らぬさ仮面の件でメンタル完全にぶっ壊れて種死の時点でもメンタルが回復していないという事を知ると可哀想に思える……と言うか、周りの大人が絶滅戦争溶かしまくる民度のせいでキラ世代がその尻拭いしないと滅びるという世紀末具合 -- 名無しさん (2019-12-24 12:33:35)
- キラが精神的に歪まなかったのって義両親の教育によるところが多いよな。戦争に巻き込まれる前まではサイ達とも普通に接していた訳だし。 -- 名無しさん (2020-05-23 20:54:25)
- キラ自身は能力以外の面では英雄としての適性は低いというかまるで駄目、繊細で自罰的な性格といい視野が狭く具体的なトラブルが降りかかるまで動かない行動方針といい、そんな人間がゲロと涙こらえながら戦わなきゃいけないCEがやばすぎるんだけどね -- 名無しさん (2020-06-23 10:45:53)
- 報告にあった警告無視のコメントを削除 -- 名無しさん (2020-07-12 23:29:14)
- 妻に最高のコーディネーターであることが幸せなのか、と詰られて、よりよいものこそ幸福をもたらすから人々は進んできた、と強弁してたが、高過ぎる能力のせいで重責を押し付けられ、最高の能力を持っていても所詮は一人の人間で限界があることを突きつけられ、廃人寸前まで追い詰められるくらい不幸になってるから、自分の作品に持論を否定されちまったな、博士 -- 名無しさん (2020-07-23 23:30:38)
- それこそ正にクルーゼの言うように「力しか見られていない」ってことなんだろうな。確かに才能はトップクラスだったけどそれだけでしかなかった。SEED自体がそういう世界観の作品ってのもあるんだけど、優れた力に対する反応が賞賛ではなく畏怖や嫉妬なのもエグい -- 名無しさん (2020-07-27 15:58:43)
- 優れた力を称賛されたってそれが嬉しいかはまた別問題、ってのも描かれてるけどね(ニコルを撃墜した後に整備班に褒められて「止めてください」とか) -- 名無しさん (2020-07-27 17:35:15)
- ↑ニコルの件は「相手も同じ人間であること」「殺されて悲しむ人(アスランたち)がいること」の理解に由来してるから少し違う。というか、この理解があるせいで力に対して嫌悪感を持ってて賞賛さえ素直に受け取れないのがキラ。あと賞賛の語尾に「コーディネイターだから」がつくってのもある -- 名無しさん (2020-09-11 05:01:31)
- ヘリオポリスの襲撃がなく、直接的な戦争・戦闘には巻き込まれなかったとしても、多分いつかは突出した能力を発揮してブルコスに目をつけられる、とか出自が公になって注目の的になる、とかにはなりそうで…どの道平穏な生涯にはならなそうだ -- 名無しさん (2020-09-18 10:40:38)
- 超強硬派のザラ派とブルコスが全力対立してて、それをさらにクルーゼが対立煽りしてる世界だから平穏に暮らすのは無理。キラがどう生きようとしてもいずれは戦争にかかわることになる。 -- 名無しさん (2020-09-18 12:55:53)
- 平和主義者だけどどこか自己優先な思考傾向あるよな。運命での介入もそうだけど、親友の機体を怒りから達磨にしたり、種の時も当初はただ平穏な生活に戻る為に戦ってたり(それが悪いとは言わんが)、所々でも人の話より自身の理屈を上に置いてる節がある。間違えはしたけど基本的に誰かの為に戦いたがるシンや、自分の正しさを信じられず迷ってばかりだけどだからこそ俯瞰で見れるアスランとはある意味真逆。 -- 名無しさん (2020-09-30 07:50:18)
- 何もしないで無事に収まる状況ではなかったからね。運命でも平穏に過ぎていればあそこまで派手な立ち回りをせずに済んだ。 -- 名無しさん (2020-09-30 11:33:44)
- ↑↑平和主義者というか原理に近い自由主義者。自分から他者の自由を侵害しに行くことはないが、自身の自由が侵害されたら容赦なく抵抗する。全体を意識する功利主義者とは正反対だから他者(全体)からだと利己的に見えるし功利主義の資質を持つ軍人とはどうしても真逆になる。 -- 名無しさん (2020-10-07 11:57:26)
- でもストライクの操縦奪ったのもゼミ仲間守るため、フリーダムで駆け付けたのもAAを助けるためで、身近な人限定とはいえ他人のために動いてることが多いぞ -- 名無しさん (2020-10-10 18:46:31)
- 身近な人限定どころか我が身を惜しまずたまたま居合わせた怪しい少女を心配して追いかけた挙句シェルターに入れたり、ラクスを助けたり、自分よりも誰かの為に動いてばかりだぞ -- 名無しさん (2020-11-09 01:45:49)
- サイクロプスの時にザフト兵助けたりもあるし、自分の手が届く範囲の人たちをできる限り救おうとしてる感じだよな。だからこそ、一歩届かなかったエルや届いたはずなのに救えなかったフレイの件が重すぎるわけだが -- 名無しさん (2020-11-12 21:29:41)
- THE EDGEではエンジェルダウン作戦でキラはシンにオノゴロ島での戦いの時のアスランを幻視していた…過去のトラウマを引き摺りつつも自分も他者のトラウマの元となってしまったという…前作でも示された地獄の螺旋は簡単に断ち切れ無いという事を示していた。 -- 名無しさん (2021-05-26 14:20:09)
- 最近は漸くある程度評価が安定してきた印象 -- 名無しさん (2021-05-26 18:41:47)
- もう15年位前になるがスパロボJでのキラの言動の一部が『北米版SEED』っぽい描写(製作スタッフは意識でもしていたのかな?)になっていた。どこぞの界隈でネタにしている人間が居た。 -- 名無しさん (2021-05-28 02:50:08)
- 『北米版』ではクルーゼに対し『アンタはイカれてる』『落ちろ』『死ね』と続編の主人公シンも逃げ出しそうなセリフを吐いている。このネタはかなり前になるが本でも取り上げられていた。 -- 名無しさん (2021-05-28 02:58:03)
- スパロボzに関しては、頭、腕、足がコクピットのパイロットだっているし批判されても仕方ない気がする -- 名無しさん (2021-05-28 04:14:40)
- 未だに無印でのストライク搭乗時のセーフティシャッターのネタを引きずっている人間が居た。無印でのストライクで大気圏突入した時は相当ダメージが入っていたのにオノゴロ島の戦いの時はコックピ -- 名無しさん (2021-05-30 17:26:13)
- ↑1 誤爆したスマン ↑1 続き コックピット剥き出しでイージスの自爆攻撃を耐えれる筈は無いのにまだ言っていた。もうアニメ放映から20年位経つのだが…。 -- 名無しさん (2021-05-30 17:30:31)
- モンゴロイド系っていうけど、主要キャラは大体同じ顔してるからなぁ……髪型と目の色変えたら性別さえ分からなくなる -- 名無しさん (2021-05-30 17:41:29)
- 新作でまた戦いに駆り出されるのか -- 名無しさん (2021-05-30 18:27:36)
- ↑x2そりゃー、人種が入り混じる超未来のお話だからそうもなろう(宇宙世紀でもコテコテの日本人であるハヤトがレア者扱いされている)。おまけにコーディネイターは遺伝子操作で顔立ちが整えられる都合上みんな顔が似てくる(美形とされる顔は大概平均的な顔立ちとなる)。本作のハンコ絵気味な画風は一周回ってリアルなのだ。 -- 名無しさん (2021-05-30 18:53:11)
- アスランやクルーゼよりも刻の方が上なんか -- 名無しさん (2021-05-30 20:13:36)
- ↑×2 ナチュラルはカズイとか顔のバリエーション結構あるよね -- 名無しさん (2021-05-31 01:15:16)
- スーパーコーディネイターが禁止される理由は、母体でなく人工子宮で育てることが非倫理的なのか、それとも成功率が低いからだろうか?しかしコーディネイターが出生率問題を抱えているのを考えると人工子宮技術はその解決策としては有望に思えるし、成功率の低さというのも研究を続ければ改善できるだろう。そもそもコーディネイターは母体での妊娠がうまく行かないのであれば、自然妊娠より人工子宮が非倫理的ともあながち言えない気がする -- 名無しさん (2021-06-07 09:35:38)
- 本当は仲間たちと馬鹿やって面白おかしく暮らしたいのにそれが許されない世界 -- 名無しさん (2021-07-26 02:43:52)
- 当時は単純に種シリーズが叩かれててその結果叩かれてた感あるけど、近年改めて試聴して種世界の戦争の悲惨さとかに目を向けられてから、全体的に彼含め好意的にみられるというか、安定してみられるようになったよね…本気で彼の場合戦争に巻き込まれず技術屋でいられた世界であってほしかった…というか教授がナチュラルOSの関係者って時点で学生時代から詰んでる。こんなん戦争巻き込まれるの不可避やん。 -- 名無しさん (2021-07-31 00:57:38)
- ↑x3 禁止されたわけじゃないぞ。技術確立する上で胎児犠牲にしまくったのが非難され研究者ごとブルコスに消されただけ。さらに言えばキラが生まれた年にコーディ製造が(一応)国際的に禁止されたから需要が激減してる -- 名無しさん (2021-08-12 11:57:47)
- 冷静に考えると役職こそ准将になったけど、作戦指揮どころかMS隊の指揮とかの経験は特に無いんだよな -- 名無しさん (2021-10-24 16:46:28)
- 戦場でやってることは少尉の頃から変わってないんだよね。それで准将待遇の給与もらってるとしたらオーブの法律は本当に謎だよ。 -- 名無しさん (2021-10-24 16:53:37)
- まあ「一騎当千のエースパイロット」「(一応)首相の近親者」って点で名目上役職は高くなくちゃならなくて、給料も戦場の大活躍ぶりに見合った物…と考えるとわからないでもない。戦争のない時期?知らん、そんなものは俺の管轄外だ。 -- 名無しさん (2021-10-24 17:21:14)
- そもそも給料貰ってなさそうな気がする。戦後はラクスとプラントだろうからオーブ軍属なのちょっとの間だけだろうし -- 名無しさん (2021-10-24 18:04:11)
- 他所の何某にエースを好き勝手扱われない手段+カガリとしてはともかく・国としては痛くない「オーブ代表の近親者」かつ「過去の大戦の英雄」を最大限飾り立てるのに都合のいい、適度に権限の無い(少将以上でも大佐以下でもない)階級、って辺りたぶん名目上はオーブ艦隊の司令官だったんじゃないかな。エターナル組は仮にもプラント所属なのが重要だからオーブ艦隊の司令官になれないだろうし -- 名無しさん (2021-10-30 22:02:52)
- 国の代表であるカガリが -- 名無しさん (2021-12-28 16:27:25)
- ↑ミスった -- 名無しさん (2021-12-28 16:27:47)
- ↑9 そこの所はアムロやシャアと似ているんだよな。あの二人もパイロットとして最高峰の能力を持ち一部を除き周りから一個人としての自分じゃ無くて連邦の白い悪魔やジオンの赤い彗星としてしか見てくれない。 -- 名無しさん (2022-04-08 17:06:36)
- ↑×1シャア「指導者枠より、パイロットやってられるジオンの赤い彗星のほうが良いのだが」 -- 名無しさん (2022-04-08 20:19:16)
- タグに豆腐メンタルってあるけど境遇がヤバいだけで豆腐メンタルではなくね? -- 名無しさん (2022-04-08 20:30:41)
- ↑×1一般人のメンタルなら、まず病むだろう経緯だよな -- 名無しさん (2022-04-08 20:42:39)
- ↑7 本編中+外伝のXASTRAYでの描写を踏まえると、何の官職もない一般人だとキラの隠しておきたい素性の全てを知っているユーラシアの連中がキラを執拗なまでに狙ってくるのを庇い切れないというのもあるだろうな。万一ユーラシアに捕まったら、煮え湯を飲まされまくったガルシア指令あたりから凄惨な目に遭わされるのは想像に難くない。 -- 名無しさん (2022-04-15 17:01:53)
- 戦場に武力介入してミネルバのタンホイザーぶっ壊した結果、死体袋を量産したことは書かないの?キラの不殺を否定することと、功罪を伝える意味でも書くべきでしょ -- 名無しさん (2022-04-24 05:53:44)
- 追加した方が良いでしょうが、タンホイザー撃たなかった場合もっと死体袋量産することになっていたことも言及しないとですね -- 名無しさん (2022-04-24 10:08:29)
- 「裏切り者」「同族殺し」の十字架を背負った、ダグラムのクリン・カシムにも通じるところがあるヒーローだが、クリンと異なり自分で選んだ道「ではない」ためにしんどさのベクトルがだいぶ違う。 -- 名無しさん (2022-05-06 19:32:38)
最終更新:2022年05月11日 21:51