ファイナルファイト

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ファイナルファイト - (2022/06/17 (金) 18:06:13) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/03/24(水) 06:04:25
更新日:2024/04/21 Sun 10:48:21
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                   ㍉    ll          ヽ`ニニ´ '        べ二ス  \f ト-‐ワ-‐z_     |   |\「
                  ㍉  ll                         \i__i/ __     ーく------<\  /   ,|  |
                   |{  ll                            人_〉     \___\〉く‐-‐く ̄ >┘
                      ヾ Jj                              \/               ̄ ̄
                     ¨

ちょうはんざいとし メトロシティ
ここは へいわも ちつじょもない。

あるのは ぼうりょくと 死 だけだ。




                ノ~ ̄ ̄ ̄`へ、__
                   代ヾ~~~~~~ミ    \
              ∠, 、__,..-、  ミ    ',
              ヽ/ ヽrッ=、    ミ ,__ {
              ノ .__、`      リ/  j |
              r`ヽ'ー-、   ィー B/ .|
              ゝー─-┘  /  `〈  /
              / ̄`ーー′   /  `〈
              ゝ、___  ィ     \
                |〈.:.:.:.:.:.:.:   /     \、
                ', `.:.:.:.:.:       ィーー ̄ ̄ヽ
              ,__/ ',.:.:.:.:.:    ,xイ ̄        \
         ,xイ ̄f `ヽ ,ィー                  \
        / /  /   /        ヘ              ヘ
       / ./  /    ゝ─       ',               ヽ
      { /  {  {  Y´           ヘ               |
      /   {  {  /             \             |
      {  |  |  |            .:.:.:.:\、___      ノ
       ', f二二j,人         .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:j\.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:    |
       へ }回 }l  丶    .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|           `|

市ちょう マイク・ハガーは、シティを
せいぎあるまちに するため、
きょだいな ぼうりょくしゅうだん マッドギアに、
てっていてきな こうげきを くわえた。

だが、かれをまっていたのは、
もっとも ひれつな ほうふくだった。


1989年のことである・・・

[市長に電話がかかってくる]

ハガー「ん、わたしだ マイク・ハガーだ!」

「へっへっへっ 市ちょうさんよ はじめて お耳にかかるなあ
 おっと きるとこうかいするぜ。
 なにせ むすめのいのちが かかっているからなあ。」

ハガー「なに!ジェシカに なにをした!きさまは だれだ!」

「まぁ あせるな。そこにある TVをつければ わかるかもよ。」

[捕われて半裸のジェシカが映る]



             /彡二二ニニ、  \  \ \  `ヽ ヽ
            /彡二二ニニヽ  \  \  \ \ヽ  | l
           / 彡三ミミ  ヽ \ \  \  \ \!  i
          ノ ィ⌒ヽ ヽ \ \ ヽ  ヽ_   ヽ  ヽ \
            |  ィヽ\ \ \ `  、   `ー─--- 、ヽヽ
            ト  | l⌒ ヽ、\ \_  `ー─── 、  ヽ ト,
             〉 | ト、  ,r─‐‐‐ `  、 二二 ヽ \ ', ヽ
            / /  h、l    r┬彡    `ヽィ、\\ l l l  |ヽ
             ゝ 川 | /              | ヽ \\ | | ヽ
             | |   l_         /'  ト、ハ \\\\\
          ____,ゝヽ__ノヽ ‐:::‐     / /  /| _||____ ヽ ヽノ
    /     / /  、   ヽ __   ´  /   /    リ      | | ̄  ヽ
   /       | |    \                       | |     ヽ
    |         | |     `   _           _    ´  | |        ;
   ヽヽ      | |          `ヽ     ,  ´       | l       /
    \ヽ    | |                            | |  l   /
      :. ヽ   | |  ,.      .           ,.     、 | | l    /
        l  Y  i          丶      ,        ノ  Y  /
       l  |  ふ                     rソ´   |/
         l  |   ヾてぅ        ;  ;'      rんノ       |
         ヽ !     ヾ乙っ      : :     ィらソ       l
          l       ヾ乂ぅっ  .:  :.  んソ             |
          :..         ヾふ_ノ   乂ソ               ノ
          ゝ           ノl><l             /
            l` 、‐------‐ ´      ` ‐‐ ------ ┐'

ハガー「きさまぁ~」

「あんたは やりすぎた。まちは いままでどおり
 おれたちマッドギアの すきにさせてもらうぜ
 これ以上 けいさつを かいにゅうさせるなら、
 ジェシカのいのちは ないとおもいな。」


――――――


コーディー「なにっ ジェシカが さらわれただと!」

ガイ「ジェシカ?!」

コーディー「ああ おさななじみだ。
      マッドギアめ おれが ぶっつぶしてやるぜ!」

ガイ「なんと ひきょう きわまりない!
   せっしゃも すけだち いたす。」

(OPより抜粋)



本作はカプコンが1989年に販売した横画面横スクロールアクションゲーム(ベルトスクロールアクション)。

システム基板はCPS1。全6面構成、2人同時プレイ可能。

8方向レバーで選択したキャラクターの操作。
アタックボタンで攻撃を行い、ジャンプボタンでジャンプをする。
2つのボタンを同時押しすると、体力を少し消費して無敵効果のある必殺技を繰り出す。



【概要】


ベルトスクロールアクションの傑作と呼ばれ、アーケードで大ヒットを飛ばし、後に複数の家庭用ハードに移植された。
大勢迫ってくる敵を単純な操作でぶっ飛ばすことができ、その爽快感は他のアクションゲームを凌駕していた。
スーパーファミコン版は容量の都合によりガイや4面や2人同時プレイがカットされたにも関わらずキラーソフトとなり、ハードの売り上げにも大きく貢献した。
後に逆にコーディを削除してガイを入れた「ファイナルファイト・ガイ」も発売された。
更に後年にメガドライブ拡張機種であるメガCD版の「ファイナルファイトCD」が発売
こちらは3人で遊べる上、2人同時プレイも可能というシステム的にはオリジナルに近い仕様だったのだが
操作性およびグラフィックの悪化等により劣化移植の扱いを受けてしまっている。
次世代機を持っていないプレイヤーの要望を受け、SDキャラ化させた「マイティファイナルファイト」がファミコンで発売された。
続編として1993年に「ファイナルファイト2」が、1999年にアーケード用3D対戦型格闘ゲーム「ファイナルファイトリベンジ」が作られた。

その人気は衰える事を知らず、稼働から30年以上も様々な媒体に移植され続けている。

ゲーム自体の難易度は非常に高めで、敵が一人ひとり癖のある動きをしてくるため完璧なパターン化は難しい。
本作の人気絶頂期には、ゲームの高難易度ゆえに発生した、いわゆる「連コイン」と呼ばれる行為がゲームセンターで問題となった事もあった。
だがゲームに仕込まれた幾多のテクニック(下記参照)を知ることでより先に進むことができ、敵の配置を覚えてスクロールの加減を行えれば安定して進むことが出来る。
そのため圧倒的な人数で攻めてくる敵とステージの長さに反して、慣れれば1コインクリアも可能である。

高度なアドリブ能力と冷静な状況分析能力が求められ、スコア争いも奥が深いゲームに仕上がっている。

元々ストリートファイターの続編として作られていたこともあってか、この作品からストリートファイターシリーズに参戦したキャラクターも多い。
GBA版やアプリ版ではZERO3版コーディーやZERO版ガイが逆輸入された(グラフィックとステータスの違いだけでモーションは同じ)。


◎基本攻撃


  • コンビネーション
アタックボタンの連打でコンボを繰り出す。
コンボの締めとなる打撃が当たると敵をダウンさせることが出来る。

  • コンボ投げ
前述のコンビネーション中に締めの打撃の直前の攻撃が当たった瞬間に、レバーを背後方向に入れてアタックボタンを押すと敵を投げて締める。

  • つかみ
敵にある程度接近した状態でレバーが入っていれば自動的につかむ。
つかみ打撃や投げをここから繰り出すことが出来る。
ハガーは敵をつかんだまま歩ける。

  • ジャンプ攻撃
ジャンプ中にアタックボタンを押すと、いわゆる飛び蹴りを放つ。
各キャラとも長いリーチを持ち、一撃でダウンに持っていけるが威力は小さい。

  • 武器攻撃
    • ナイフ:ガイ、ハガーは投擲武器として使い捨て。コーディーのみ近接時に手持ち武器として刺突攻撃が可能。
    • 日本刀:リーチが長めの日本刀。ガイが使う場合のみ更に攻撃判定が広くなり、一方的な壁ハメが可能になる。
    • 鉄パイプ:上記刃物より攻撃力は低いがリーチは長い。ハガーが使う場合のみ攻撃力が刀と同等に、更に素早く振り回せる。
道中に落ちていたり、敵が落としたりした武器を拾い使用する事ができる。
武器での攻撃はパンチなどの通常攻撃に比べるとスキはあるが攻撃力がやや高くリーチも長い。
当てると必ず相手のダウンを奪えるので大量の敵を相手にするとき有効。

  • ドロップアタック
ジャンプ中にレバーを↓に入れてアタックボタンを押すと各キャラ固有のドロップアタックが出る。
当たり判定が大きく、コーディーとガイは固めに使える。
ハガーはバックジャンプと組み合わせることで、進行方向とは逆の方向に敵を跳ね飛ばせる。

  • メガクラッシュ
必殺技。Aボタン・Bボタン同時押しで発動し、一定時間無敵になって周りを攻撃できる。
ただし攻撃が敵にヒットした際に体力を微量に消費する。のけぞり状態でも使えるので、どちらかと言えば緊急回避に近い。

  • バックジャンプ
ジャンプボタンを押した瞬間にレバーを後ろに入れると、通常より速く長いジャンプが出来る。
素早い移動に便利な他、ここから出すドロップアタックは敵が反応しづらい。マニュアルになく隠し技に近い。
バックジャンプ中にコーディーは膝蹴り、ガイは肘落とし、ハガーはボディプレスしかできない。


◎キャラクター紹介


【プレイヤーキャラクター】


ナイフの使い手でマーシャルアーツの達人。オールマイティなバランスキャラ。
ゲーム中のデモ画面に表示されるプロフィールに「このゲームのしゅじんこう。」と明確に表記されている。
パンチが得意で、平均的な能力を持ち扱いやすい。近距離でナイフを振ると、投げずに刺すことが出来る。
自称「普通に生きられない男」。それでもこの頃は真面目な好青年だったのだが……。
メガクラッシュは「ダブルキック」。

  • ガイ(GUY)
コーディーのジム仲間のスニーカー忍者。前述の通りマッドギアには何の因縁もないが義侠心からこの戦いに参加した。
歩行スピードやジャンプが最も速く、壁に向かってジャンプして蹴ってジャンプしている際に蹴りを出すことで三角蹴りを繰り出すことが出来る。
反面、攻撃力と防御力が低いが日本刀の攻撃範囲が広い。GBA版リメイクではでは防御力が高く調整された。
SFC版では容量が足りない為にリストラされる憂き目にあい、後にコーディーの代わりに彼を入れた『ファイナルファイト・ガイ』が発売されることになった。
『ストリートファイターZERO』シリーズには主人公のコーディを差し置いて1作目から出演を果たす。
メガクラッシュは「旋風脚」。『マイティファイナルファイト』や『ファイナルファイトリベンジ』では手裏剣も使う。

  • マイク・ハガー(MIKE HAGGAR)
通称“戦う市長”。
本作の主人公的存在。元ストリートファイターのくせに市長。
元プロレスラーの国会議員が実在するのだからストリートファイターの市長が居ても別に不思議ではない。ないのだ。*1
ドロップアタックで出せるフライングボディアタックなどのプロレス技を駆使して戦う。
通常投げのバックドロップの他に敵をつかんでから「ジャンプ→アタック」と入力することで高威力のパイルドライバーを出すことが出来る。
さらに鉄パイプを素早く振ることが可能。大勢に囲まれてもメガクラッシュ「ダブルラリアット」により全方位かまわずぶっ飛ばす。
ただ攻撃力は最も高いが、全てにおいてスピードが遅く防御力も低い。リーチは長いが押し寄せる敵を止められない。
最も扱いづらいキャラクターだが、ファイナルファイトの爽快感と醍醐味を体言化しているのは彼と言っても過言ではない。
エンディングで妻とは死別していることが明らかにされている他、同社の『マッスルボマー』シリーズにも出演している。


【雑魚キャラクター】


ブレッド、ダグ

何の特徴もない雑魚。シャツを着た白人がブレッド、スキンヘッド黒人がダグ。

ジェイク、シモンズ

ベストを着た雑魚。弱いくせに跳び蹴りをする。
青い服を着たヒゲ面がジェイク、黄色い服を着たサングラス黒人がシモンズ。

J、TWO-P

見た目は弱そうだが、ボクシングが得意なパンク雑魚。軽快なフットワークで素早く動き回って、殴りかかってくる。
青のバンダナと黄色の上着、青のジャージを着用した金髪がJ。ツーピーはサングラスと橙色の上着と緑のジャージを着用したモヒカン男。

アクセル、スラッシュ

ライダースーツを着た大柄な雑魚。通常攻撃はガードしてしまう。阿部さんやケンシロウに見えるとか言ってはいけない。
非常に攻撃力の高いハンマーナックルや蹴り技で攻撃してくる。出現したら速やかに投げ技で潰そう。
アクセルは灰色の服と赤のバンダナを着用した長髪の男。スラッシュは焦げ茶色の服を着用した短髪で褐色肌の男。

G.オリバー、ビル・ブル、ワン・フー

肥満体の雑魚。しかしダッシュからの頭突き攻撃は脅威。
複数一斉に画面外からジェットストリームアタックをしてくる。
青いズボンがオリバー、灰色のズボンがビル、緑色のズボンがワン。

ハリウッド、エルガド

ナイフ使いの長身痩躯の雑魚。しかもスライディングキックやジャンプナイフ突きまで使う。
ハリウッドのみ体力が低いが火炎瓶を投げる赤い服のタイプがいる。
画面外からジャンプ攻撃してきたり、異常に立ち直りが早く倒れた次の瞬間には起き上がっている。
オレンジ色の服と帽子がハリウッド。薄黄色の服とヘアバンドのヒゲ面がエルガド。
『ストリートファイターZERO』シリーズではロレントの部下として登場する。

ポイズン、ロキシー

アーミーハットにタンクトップにホットパンツを着用したパンクスギャル。空中殺法が得意。
一見すると巨乳ギャルに見えるが……アメリカ版では(詳しくは後述)。
後にポイズンは『ストリートファイターIII2nd』シリーズにサブキャラクターとして登場する。
『ウルトラストリートファイターIV』ではプレイアブルまで昇格し、『V』にもDLCで続投。
ロキシーも『V』のアビゲイルのストーリーにてサブキャラとして登場している。
ちなみに髪色がオレンジの方がロキシーで、ピンク色の方がポイズン。

アンドレ一家

長男アンドレ、弟のアンドレJr.、パパのF.アンドレ、祖父のG.アンドレ、叔父のU.アンドレがいる。
もはや中ボスと断言してもいいくらい最強の雑魚。アンドレ・ザ・ジャイアントがモチーフ。どう見ても2m以上ある。
巨漢で掴み技、ヒップドロップ、体当たり、パイルドライバーなどダムドに肉薄する戦闘能力と体力を持つ。
『III2nd』シリーズ以降はヒューゴー名義となり、同シリーズや『ウルIV』などにてプレイアブルキャラクターとして登場する。
どれがどのアンドレだか不明。全員クリソツだが五つ子ではない。

【ステージボス】


ダムド

1面ボス。
金髪グラサンのレゲエ風でちょっとオラウータンっぽい顔の大柄な黒人。ダムド様。
ジェシカを誘拐し上記のデモで手の込んだ宣戦布告をした。
体力が高い以外は普通だが大柄な体格に似合わず身が軽く、体力が減ると一旦建物に逃げて口笛で雑魚を呼ぶ。
跳び蹴りしながら復帰してくるので注意。ストロベリー・サンデーが大好物(SFC版の説明書より)。

ソドム

2面ボス。
リングで待ち構える勘違いアメフトサムライ。日本刀二刀流で向かってくるので非常に攻撃力が高い。
その上通常の打撃技に対して異常に高い防御力を持っており、掴みからの打撃か投げを決めないとごくわずかしか体力を奪えない。
武器の日本刀は奪えるが、素手になると当たり判定の広いタックルを使って奪い返してくるので非常に厄介。
多くのプレイヤーの壁となった。なおこのボスステージのみリング上での戦いであり、雑魚キャラが登場しない。
『ストリートファイターZERO』では刀を十手に持ち替えて日本文化を思いっきり勘違いしたエセサムライとして登場。
しかし『ZERO3』の彼のエンディングでは日本人組を凌駕する侍魂をみせ、ナッシュに”彼こそ本物のサムライ”と認められた。

エディ.E

3面ボス。
マッドギアと手を組む悪徳警官。警棒の威力が痛いが、かと言って近寄れば掴み殴りをしてくる。
体力が減るとこちらから逃げるように移動し、間合いを取って使いだす高威力かつ射程が広い拳銃が脅威。
なお開幕に吐き落とす噛みかけのガムは、体力を大きく回復し、かつ満タン時に食べると高得点(こんなモン食ったら逆に体力低下しそうなもんだけど…)。
銃撃はフレンドリーファイヤする判定で、流れ弾が当たったザコ敵が即死したりする。好物は血のしたたるステーキ。

ロレント

4面ボス。
元軍人。ボスの中では一番背が小さい。
エレベーターを縦横無尽に飛び回り、手榴弾を投げてくる。
意外と棒術によるリーチも長いので注意。また飛び蹴りや投げ技も使う。
その動きを捕えるのはかなり難しい。防御力が低いのが唯一の弱点か。倒されるとなんと手榴弾で自決する。
SFC版と『ファイナルファイト・ガイ』には登場できなかったが、続編の『ファイナルファイト2』の5面ボスとして再登場した。
彼も『ストリートファイターZERO2』からストリートファイターシリーズにプレイアブルキャラクターとして出演。
アメリカ国民を全員軍人にすることで究極の国防と平和を目指す。
要するに[[アウターヘブンを作ろうとしている>ビッグボス/ネイキッド・スネーク]]らしい。

アビゲイル

5面ボス。モヒカン刈りの大男。マッドギア随一の怪力の持ち主であり、同時にマッドギアでは最も頭が悪い。
モーションはアンドレの使い回しだが、ほぼ即死の投げやダッシュパンチを使う理不尽なまでの強敵。体力も異常に高い。
初心者はここでコンティニューを繰り返す。ボスキャラクターでは唯一『リベンジ』には登場しない。
後に『ストリートファイターV』シリーズにプレイアブルキャラクターとして登場する。

ベルガー

ラストボス。
表向きはメトロシティの大企業の社長だが、マッドギアの総帥でもある。巨大企業の総帥であると同時に、マッドギアを裏から操っている。
連発式のボウガンを使い、最初は車椅子に乗りながらジェシカをにしているが、車椅子を破壊されると攻撃が通るようになる。
尚、ベルガーを攻撃すると人質のジェシカが悲鳴をあげるが、これによるペナルティは一切ない。構わず殴れ。
瀕死になると突き落としてくださいといわんばかりに窓際でピョンピョン跳びながらボウガンを連射するだけになる。
ちなみにボウガンの矢はタイミングを合わせれば通常攻撃で打ち落とせる。 


◎テクニック


パンチはめ

コンビネーションの際に投げに繋がる打撃を出すまでに背後に振り返り、その打撃を空振りさせることで

ジャブ→ジャブ→ボディーブロー(空振り)→ジャブ→ジャブ……

と一方的に攻撃を加え続けることが出来る。
ただし攻撃中の背後はほぼがら空きなため、敵を誘導して上手くまとめて行うのが理想。

一定以上の連打力と正確なレバーさばきを必要とし、はめを外すと敵のカウンターをまともにもらってしまう。
連付きボタンがあれば攻撃連打ボタンを押しっぱなしにしてレバーをガチャガチャするだけでそれっぽく出来るので楽。

ゲームバランスを壊しかねないテクニックだが、実際にはパンチはめを行い続けること自体がかなり難しい。
加えて、これさえ出来ればクリアが安定するというものではないため、結果的に本作の「有効なテクニック」の一つとしてとどまっている。

なおハガーは攻撃スピードが遅く1回攻撃を当てるたびに振り向く必要があり、実用的でない上に敵からの攻撃を非常に受けやすい。
これがハガーでの攻略が難しい原因の一つでもある。
『ストリートファイターZEROⅢ』ではコーディのスーパーコンボ「ファイナルデストラクション」として採用された。

固め投げ(地上)

打撃を1~2発当てて相手を硬直させ、その隙に一気に近寄ってつかむ。
ここから投げに持っていったり、つかみ打撃を仕掛けたり出来る。
前後の動きだけで可能な安全性の高いつかみであり、攻撃をガードする敵などはここから片付けてしまうのがベスト。

固め投げ(ドロップアタック)

コーディー、ガイのドロップアタックは敵をダウンさせることなく移動攻撃を行える。
これを利用し、ドロップアタックを当てて固めると同時につかむ。地上固めに比べより短い時間で固めてつかめるのが利点。
バックジャンプと組み合わせることで強さが増す。

投げ無敵

このゲーム、一見無防備に見える投げ技の最中は実は無敵になる。更に投げた方向に敵がいる場合、その敵もダメージを受けてダウンする。
よって囲まれた際は率先して投げを狙うのも良い。ただし投げ終わった後に無防備な隙が発生するので注意が必要。
…ただしハガーのみ投げ技の動作が完全に終わるまではもちろん、投げ終わった後の一瞬の時間も無敵。バックドロップやパイルドライバーでごり押しが可能。


宝石錬金

アイテムコンテナ*2の他、シャンデリアなどは破壊される瞬間にレバーかジャンプボタンの入力があると金塊や宝石に変化する。
この2つは得点アイテムの中でも高い得点を得ることができるため、スコア稼ぎの他エクステンドに用いられ、この技を使うだけでもスコアが跳ね上がる。

ただしタイミングがたった2フレームと非常にシビアで、プレイ中はレバガチャに賭けるしかない。
ゲーマー御用達のゲーセンなどでは筐体に「錬金ボタン*3」が用意されている場所も存在し、オブジェクトから安定して金塊・宝石を出せる。

余談


ちなみにアメリカでは女性を殴ることが差別や虐待の様に感じるという抗議があったが、「実はあれ、男」とカプコンが返事したのでポイズンはニューハーフということになった。
日本でも女性のままだいや男性だと度々議論が起こり、公式でも『ストリートファイター×鉄拳』にて女性と表記されたかと思えば『鬼武者Soul』では無表記だったりと曖昧。
ただエロ方面では使い勝手がいいのでストII系の薄い本では大抵シーメールキャラで登場する。

もともと『ストリートファイター』の続編という事で開発されたのだが、あまりにもゲーム性が変わりすぎたので別IPとしてリリースされたというのは有名な話。



「あんたは やりすぎた。このこうもくは いままでどおり おれたちマッドギアの すきにさせてもらうぜ。」
…なんてことにならないよう、追記・修正をお願いします。



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