棒術(武術)

登録日:2012/07/03(火) 08:21:55
更新日:2025/03/25 Tue 19:04:46
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『棒術』とは、日本武術において長い棒を武器とする術のことである。
一応、日本以外にも『棒術』や、それに似た扱いをされる武術も存在するが、キリがない上に共通点も多いのでまとめてここに記載する。



【棒術とは】

平たく言えば『棒』を使った武術のことで、使用する棒の長さはだいたい「6尺(約180cm)」前後、直径は「八分(約2.4cm)」~「一寸一分(約3.3cm)」のものが多い。
ただし、これは流儀・流派によって違っていたりするので、統一されてるわけでもない。
そもそも、一口に『棒』と言っても『(4尺・120cm前後のもの)』があったり、中国武術では『棍』とも呼ばれていたりするので、定義はかなり曖昧である。
また警棒位の長さの短い棒を使用する『半棒術』『短棒術』も存在する。


【歴史】

歴史はかなり古いようだが、剣術に比べて資料は乏しいため、詳しい起源は不明……というか、「棒で攻撃」さえしていれば『棒術』と呼べてしまうので、定義するまでも無かったので、当初は書物などへの編纂がされなかったり記録が残されなかったのだろう。
武器として作られた棒を使用することはもちろん、など長柄武器の穂先を失った際に応急の術として使われる場合も多く、それが発端となって編み出されたという説もある。
また、を持つ事が許されなかった農民や町人、取り分け本来は殺生厳禁な仏教僧侶などの護身術としても広まったとされる。
現在においては、警棒を使った『警杖術』が『逮捕術』の一部として、多くの警察官へ広まっている。
また農民に伝わった棒術が『棒の手』等の祭事として伝承されているケースもある。


【特徴】

最大の特徴といえば「得物を選ばない」という点にあるだろう。
硬くて長い棒状のもの//であれば武器になりえるので、入手が容易な上、身分や規律等による制限も少ない。
また、棒術の一派である『神道夢想流杖術』では「突けば、払えば薙刀、持たば太刀」という言葉が使われているように、「全ての部分が、攻撃する部分にも持つ部分にもなり得る」という利点もある。
中には棒で首絞めを行う バーチョーク という技も存在する。
正に「」という言葉を表すような戦い方ができるのである。
なお、日本における棒術は、日本自体が古くから剣術が主流であったために、剣術を仮想敵として定めたものが多い。
これについては他の武術の多くでも同じ点が見られる。

歴史の項で話したように、槍術・薙刀術、さらには剣術といった、武器を使った他の武術との共通点も多く、長物を扱う際の基本として重要視される。
そのため、他の武術でも「間合いの操作を学ぶため」という理由で棒術を組み込む流派もある。
また、柔術の流派で多くの棒術を組み込んでいたり、中国武術には棒を扱う流派も多い。
空手と兼修されることが多い沖縄古武道のうちの一つに棒術があり、夫婦手の鍛練として棒術の稽古をする。


【棒術を得意とする実在、または架空の人物】

  • 夢想 権之助(むそう ごんのすけ)
棒術の派生系である『神道夢想流杖術』の流租。
かの宮本武蔵と戦った人物として有名。
一度は武蔵に負けたものの、口伝では「後に再戦して勝利した」とも言われている。
ただし真偽は不明(武蔵本人は著書にて否定している)。
吉川英治による小説『宮本武蔵』においても登場し、一度目は中断、二度目は武蔵のみね打ちにより失神させられてしまっている。
しかしこの時、武蔵は「負けた!」と叫んでおり、武蔵のみぞおちには赤い痣が残っていて、あと少し踏み込まれていれば死んでいたと武蔵が語っている。
この小説内でも武蔵は無敗の武者として書かれているので、権之助はかなりの強者として捉えられていたのだろう。

  • 孫悟空
言わずとしれた『西遊記』のお供の一人。
お気に入り武器である『如意金箍棒』も、『如意棒』として一度は聞いたことはあるだろう、漫画作品にもよく使われる。
その重さはなんと一万三千五百斤(約8t)と言われており、長さは伸縮自在だが、いくら小さくしても重さは少しも変わらない
それを悟空は、マッチ棒程度の長さにして耳の中にしまっている
色々とおかしい気もするが、悟空自体が仙人の術などを使えるチート性能なので気にしないほうがいいのかもしれない。
なお、如意棒は元々「洪水を止めるために海に沈められていた柱」であった。
しかもそれを強奪同然で持って行っている。
悟空ェ……
なおその辺の事もあってか中国武術では棒術人気もそれなりに有り形意拳の猿拳系使い手に棒術使いが結構居たりする。
西遊記系のフィクションでは、当然この悟空ポジションのキャラクターは棒を使うことが多い。
カリン様亀仙人→孫悟飯(爺)という順序から如意棒を受け継いた「ドラゴンボール」の孫悟空
三節棍になる「最遊記シリーズ」の孫悟空
一部必殺技のみで使う「ワールドヒーローズパーフェクト」の孫悟空
火を纏ったりできる「神凰拳」の孫悟空
やっぱり火が撃てる「超人学園ゴウカイザー」の斉天大聖かりん
悟空の孫のソンソンのさらに孫である「マブカプ2」のソンソン
など

  • 林冲
かの大作『水滸伝』に登場し、同作を代表する棒術の達人。
かつて禁軍八十万の棒術師範だったが、上司のバカ息子に嫁を寝取られそうになり、そのせいで散々な目に遭い全てを失った不運な人。
何やかんやで粱山泊に落ち延びた後はその強さから粱山泊の最高幹部となり、数々の猛者・豪傑と激闘する。
だが、実は彼のメイン武器は蛇矛。他にもを使っている場面の方が多く、槍の名手としての印象が強い。

  • 三好青海入道
いわゆる真田十勇士の一人で、18貫もの金棒を揮うことができる破戒的な坊主。
真田系の創作物ではポジション的にそこまでメインにならないが大体豪快系の筋肉キャラ

  • 三好伊三入道
青海入道の弟で、兄ほど重くはないが鉄や樫の棍棒を振り回す破戒的な坊主。
兄同様そこまでメインにならないが、棒術使いでなかったり女性化したりロリ化したり変な扱いが多め。

棍を操る“エルド”系の呪文で戦う。巧みな棍捌きと軽やかな身のこなしを兼ね備えるが、それ以上に本の持ち主の玄宗さんの戦闘力がキチガイじみて化け物過ぎるので、いまいち目立たない。
ある意味棒術の不遇さを具体化してしまった存在といえようか。

ライドルが変形したライドルスティックとロングポールを使用。
仮面ライダー初の専用の手持ち武器かつ、ベルトと連動したギミック持ち。
スティックは棒術の戦闘、風車のように回して噴射武器を反射、トドメのXキックは空中に固定して鉄棒の大車輪を行うなど、元祖武器の名に恥じぬ活躍を見せる。
スティック専用の必殺技のライドル脳天割りは、再生怪人を頭から縦真っ二つにする程の破壊力。

ロングポールは文字通り長すぎて厳密な意味での棒術にら利用できず、棒高跳びに利用してキックの飛距離を稼いだり、近接戦闘が危険な相手に対し間合いの外から掬い上げるなどが主な利用法だった。

実はこのロングポールの突き上げがライドルによる初の怪人撃破で、すなわちライダー史上初の専用武器による戦果である。

ドラゴンロッドを使用。
ライジングフォームでは双刀の矛になってしまうが、基本的な使い方は変わらない。
「長き物」ならなんでもドラゴンロッドにできるという点で、正に得物を選ばない。

醒杖レンゲルラウザーを使用。
杖ではある(とは言っても先端の装飾部にエッジと名が付いてたり色々槍の穂先くさい。)が、一応は棒術の一種である。

デンガッシャー ロッドモードを使用。
棒というより釣竿だが戦闘はほぼ棒術と言ってもいいだろう。

ネガデンガッシャー ロッドモードを使用。

こちらは薙刀型のデンガッシャー ナギナタモードを使用。
胸の顔はやっぱり飾りだぁ!

メタルシャフトを使用。
ヒートメタルの炎を纏った重い打撃、サイクロンメタルのスピード感溢れる棒術、ルナメタル変化と3種類の棒術を使いこなす。

メテオストームシャフトを使用。
ベイブレードを装着したシャフトでホゥワチャ!

錫杖ディケを使用。
初期は割と強かったが、超新星が覚醒してからは見てるだけ。
|M0)

マスキーロッドを使用。
ロッドは五節棍状の形態にもなり、ヌンチャクのように振り回すことも可能。

バイソンロッドを使用。
一見槍の様に見えるが、あくまで棒である。

初期メンバーはダイレンロッドという棒を共通武器としている。
メンバーそれぞれがこの棒を振り回す個別アイキャッチもあるおかげでインパクトは抜群。
巨大戦ではリュウレンジャーが乗る気伝武人・龍星王は飛龍棍という棒で戦う。
なんと、シリーズ45作『機界戦隊ゼンカイジャー』で再登場。
センタイギア17 ダイレンジャー」を使うことでダイレンロッドが召喚される。

メガロッドという棒を使う。
先端には刺叉(さすまた)に似た形状の二叉がついている。

ガオハスラーロッドという長剣やライフルにも変形する棒を使う。
必殺技はロッドモード時にレーザープールを生成し捕縛、ビリヤードの応用でガオの宝珠を敵にぶつけ玉砕する「破邪聖獣球」。

ティラノロッドという棒を使用。
先端部にティラノサウルスの顔がついており、それがバーミア兵をガブリンチョ!と食い尽くすシーンは何気にエグい。

ゲキトンファーを連結させた伸縮自在のロングバトンモードを好んで使う。
…はずだが、五毒拳のカデムを倒した回以外は印象が薄い。

ゲキビースト三体の尻尾を繋ぎ合わせたゲキセツコンが武器。

ジュウオウザガンロッドというライフルや釣竿にもなる棒で戦う。
クロコダイルモードに変身するとロッドモードとなり、リールを回転することでエネルギーチャージ。
「ジュウオウザフィニーッシュ!」の音声と共に必殺攻撃が発動する。

ハカイダー部隊の幹部の一人で、伸縮自在の電磁棒が武器。

13歳の棒術使い。
しかしやってることが超人的なので、ほとんど棒術とは言い難い気がする……。

  • ガンビット/レミー・ルポー(X-MEN
トランプカードやらを手にしてエネルギーを注入し破壊爆弾にする戦法も目立つが、棒術による戦法も得意。

普段は盲人として使う杖として持つ改造棍「ビリークラブ」はワイヤー内蔵式で戦闘や機動にいかんなく利用する。
スキルとしては師匠のスティック(棒)から学んだもの。

  • ナイトウィング/ディック・グレイソン(バットマン)
初代ロビン
習得した武術の一つとしてフィリピン武術エスクリマ由来の棒術がある。
おおむね2本セットで操るが、接続したり電気を流したりの使い方をする場合もある。

紫のハチマキがトレードマークの忍者亀。
彼の使う棒はピザ屋の看板の支柱を改造したもの。
その棒術での戦闘力は他の兄弟に引けをとらないが、発明家の部分が取り沙汰されがちである。

貴族用心棒を務めている英国紳士。
太鼓のバチのような短めの棒2本を使用する。

水神古柔術を使うが、当て身投げに加えてその体系の中でも異端とされる棒術をメインとする。
全体的にリーチ・素早さに長ける。
超必殺技の「待宵天泣激」では棒で地球外に飛び出てから落下する。なにそれこわい

初代作品では棒を投げ付けたり折られて失うとガードしてブルブルするだけだったが、『2』以降は三節棍にも変形するスタイルになり、後のシリーズでもこのスタイルを踏襲。
シリーズによってはジャバラ状に変形する超必殺技も見せている。
なぜか火を出す機能もある。
『KOFマキシマムインパクト』シリーズでは妹のリリィも、改造物干し竿を武器に兄譲りの棒術を使う。こちらは冷気を出す機能がある。

サウスタウンを牛耳るとある組織の幹部。太鼓のバチのような短めの棒2本を使用する。技によってはつなげて一本の棒にすることも。
先から電流も流せる。

『餓狼伝説』シリーズのキム・カッファンの子孫であり、基本的にはテコンドーの使い手だが棒術も得意。
サムライスピリッツ閃のそっくりさんキム・ヘリョンの場合は刃がついてる棍(つまり槍)。

裏サクセスでも主に徒手空拳で戦うキャラであるが、農民出身ながら剣の腕が達人の域に達した侍ハイバラとの一騎打ちにて切り札「サンセツコン」を使用。
「3千年戦いを研究してきた自分たちが遂に生み出した最高にして究極の武器」「初見ならば勝ち目はない」*1と豪語。これまで互角以上に戦っていたハイバラを一転圧倒、彼の刀を挟んでへし折り、勝ち誇ってとどめを刺そうとするが…。

ビリヤードのキューを棒に見立てて気を錬り込み、精製したボールを弾いたりキューを振り回したり突いたりして攻撃。
また、設定ではキュー以外にも気を錬り込むことで暗殺用具として使うこともできるらしい。

ド派手で突き技ができる武器を求めた結果、ソルの雑な助言から旗を用いる棍術で戦うようになった。
父親に似た雷も打てる。

  • ゴルドー (マーシャルチャンピオン)
三節棍を持つフランス人の合気道使い。
通常技でしか使わないがリーチはある。

  • クリス/クリスティン・ミャオ(ナックルヘッズ)
棒術で振り下ろし、突き、振り払いなどを用いるアクションスターのチャイナ娘。

ドライブ能力「萬天棒」で、棒の所持状態と素手状態で使い分けるエロチャイナ。
それぞれで全体の必殺技・戦い方が変わり、また設置した棒の回収だけでも攻撃となる。

  • ラストブロンクスの棒術使い
三節棍の工藤優作、ダブルスティックの草波リサ、長棍である「バトルスティック」のトミーが該当。

  • 飛龍の拳シリーズ
主人公側では風系の法力を使うゴウ・ハヤト、雷系の法力を使うグレッグ・ワイラー
敵側では破壊明王アイゼン、剛力明王コンゴウ、バルナなどが該当

PC化したUMK3以降はオーラを帯び、ブーメランにも変形する鉄製の棒で戦うハイレグ女。
フェイタリティは敵の体に棒の尖った先端をぶち刺すことが多い。

  • 神崎十三(月華の剣士)
6尺6寸の巨体で金棒「金剛羅漢」を振り回すパワーキャラ
金棒で相手を野球の如くかっ飛ばす投げ技もある

  • 一条あかり(〃)
武器が幣帛の「明暗(紙垂と組み合わさった棒)」であるため通常斬りではそれで殴りつけてくる陰陽少女。

  • カルナーサ=ル=ボン(フラッシュハイダース/バトルタイクーン)
電撃も放てる棒を操る女盗賊。
一作目ではリーチがあるのは突きのある通常攻撃くらいだったが、二作目では振り下ろしなど動作が増え、必殺技も中距離で使えると大幅強化された。

  • タマラ(ミリオンナイツヴァーミリオン)
魔法も撃てる棒で戦う警察気分の魔法少女
素手の相手に対してはリーチ・速度に優れる。
必殺技の魔法と通常攻撃で相手を壁にぶつけては飛ばす永久テニスができる。

  • キリク(ソウルキャリバー)
明帝国の武術の名門、真行山臨勝寺に伝わる、真行山臨勝寺棍法奥伝の使い手。
古代より寺に伝わる三宝の一、滅法棍を武器に使う。
長刀型斬馬刀の使い手の成美那(ソンミナ)は、特殊な経緯で臨勝寺棍法を会得しており、いくつかの技の動作がキリクと共通している。
III』では武器屋の店員の花麗(ファリン)が、ケフェウス印を武器に如意棍法を使う。
『V』では謎の少年シバが、三業棍を武器に真行山臨勝寺棍法+孔式棍法を使う。

本名「久賀舘要」、久賀舘流杖術の継承者。
太古より人斬り包丁を相手に棒一つで殺さずの精神で渡り合ってきた杖術のことを誇りにしており、棒が破壊されただの凶器に成り下がってしまったときには潔く敗けを認めている。

鋼棍使いの面点師。
あくまでも料理用に使うのだが、作劇の都合上、リアルファイトをする事も有り、その場合は棒術を披露する。
また、料理勝負で相手を負かした後、鋼棍に星型の撃墜マークを入れる。

忍たま達と手合わせしたときに使用。
善法寺伊作から情報を得ていたため終始優位に立っており、武道大会で優勝した鉢屋三郎、武闘派の食満留三郎を簡単にいなしている。
なお、後者では廃城ながらも籠城戦中であったため総鋼鉄製の棒を使っており、よく留三郎は骨折もなく打撲やたんこぶ程度で済んだものである。

共に剣術の達人ではあるが、大立ち回りのときは同心の寄棒を奪って攻撃ということがよくある。
特に格さんは素手での柔術メインのため、最後まで使っていることが多い。

ラオウの部下。短めの棒2本を両手に持って戦う烈闘破鋼棍の使い手。
その闘法の極意は闘気。トキと戦い、己の腕を体に巻き付けられ棍棒が血塗られることはなくなった。
なお、格闘ゲーム版でのトキのセリフは彼との戦いで発したものが多い。
本人めちゃめちゃマイナーなのに
「おまえは殺気が強すぎる」「半人前の技では俺は倒せんぞ」「やめておけ」「仕方あるまい、かかってくるがいい」「激流に身を任せ同化する」「激流を制するのは静水」

帯刀流棒術宗家。宮沢鬼龍に両目を潰されたため盲目
五尺のを使い、突風を巻き起こすほど振り回す風神落としや疾風のごとき速さで攻撃する稲妻突きを繰り出す。

旅の途中で出会ったイーストマンから棒術を伝授される。

宝蔵院裏秘流五行風林の達人。ただし得物は高層ビルの高さまで伸びるほど伸縮自在で衝撃波を発射する事も可能なハイテクの塊の棍(名称は如意棒だが)。

最初期から分解・折り畳み可能な棒を武器としていた。
棒で戦闘している様子はアニメ最初期のOPなどでも確認できる。
幹部級相手にはあまり通用しないが、その辺のザコ戦闘員を1対1で相手にするには十分な程の腕前を持っている。
当初は宴会用の小道具だった天候棒だが、それに改良が加えられた完全版でも未だに棒状なのは、やはり棒術で戦っていた最初期の名残であろう。

手には如意棒を構え頭に緊箍児(きんこじ)を被った、孫悟空リスペクトな見た目をしているコピー能力。
その棒は伸縮自在かつ猛烈にしなるため、かなりアクロバティックな動きが可能。

「髪を伸縮自在の棍棒に変える力」を持つが、修行で得た武術を頼みとしているので全く使わない。

黒組の一員で棒術使いの双子姉妹。
特に新月の棒術による防御は白服レベルでも通せないほど硬い。
二人で振り回して風起こしなんて芸当もある。

劇中では一翁の槍をパクって使った馬庭重法、無駄に顔がいい山下田吾作が該当。
前者はパワフルな戦い方こそ強力だったがワシのヤリィを取り返しに来た一翁に気を取られて敗死、後者は単なる雑魚と散々。

  • イー・アル・カンフーの棒術使いの敵
ヌンチャクを振り回すNuncha、棍を振り回すPole、上段をで防ぎ棍棒で殴ってくるClub(アーケード版)
棍を縦に振り下ろすWang(家庭版)
などが該当する。

G-ER流体製の三節棍を操る。普段は布状に変形させ、太腿に巻きつけている。
ダリア・オブ・ウェンズデイの操縦デバイスとしても使用するが、その様子はまるでポールダンスのよう。

母ソニア直伝の活伸棍術により、バックステップ回避で伸びていくバネ仕掛けの棍で敵を打ち上げる。
さらに自ら飛んで打ちつける空中コンボが得意。

両端がスパイク化した鉄棍を見た目通りのパワーと見た目に似合わぬ技術で操り、「鉄棍鬼」の異名を持つヒゲ騎士。

  • 鉄拳チンミの棍法使い
主人公チンミ、大林寺師範のリキ、チンミのライバルにして強力な回転突き・捻糸棍を放てるシーファンなどが該当する。

三節棍にも可変の「アラクネバスターMK2」で、自らのアシダカグモの能力由来の糸と組み合わせたり、バットの如く石や鉄球を打ち返したりする。
この名前ではクモ(自分)がバスターされてしまうことになるが気にしない。

その辵家流拳法の棍術では、強力無比な突き技だけでなく呉竜府(ゴルフ)趨滑襲(スカッシュ)のように鉄球を打ち飛ばす技も豊富。

  • 梅崎武道(MASTERグレープ)

  • 堀田速人(CUFFS〜傷だらけの地図〜)

その他、中国武術を使うキャラクターなどが棒(厳密には棍)をよく使うが、日本的な棒術を使うキャラクターはかなり少ない。
やはり絵面的に地味なうえ、マイナーな武術なので仕方ないと言えば仕方ないのかもしれないが……。





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最終更新:2025年03月25日 19:04

*1 曰く「二刀流の攻防一体」「棒術の速度」「槍の間合い」「フレイルの防ぎにくさ」「そしてそれらを変幻自在に形態変化させられる」