山王工業高校

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山王工業高校 - (2016/05/15 (日) 10:03:26) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/01/09(月) 17:28:59
更新日:2024/03/07 Thu 02:27:07
所要時間:約 7 分で読めます




スラムダンク』に登場する高校。

全国大会二回戦で湘北と当たり戦ったこの作品のラスボス
秋田県代表。バスケの全国大会を二連覇中の名門校。
赤木が小学生の頃から見ていたようで、昔から優勝争いの常連だった模様。
日本高校バスケの頂点とされる。
今の3年生が入学してからは無敗とか。

海南も昨年度の全国大会で戦っており、去年の海南のメンバーは湘北を打ち負かした時と同等、高さなどを含めれば今年よりも強いとも言える程の面子であったが、それでも30点差という大敗を喫している。
今年の山王は昨年より更に強くなっており歴代山王最強メンバーと称され、大学のオールスター級さえ一蹴するほどだった。


そんな山王と無名の湘北との周囲の評価は天と地ほど離れており、雑誌の評価では湘北はCランク程度だが山王はAAランクと大きく差が開いていた。
(雑誌の評価に関しては湘北が初出場で軽く見られているのもあるが)
観客も試合開始前から殆どが山王の圧勝を信じ「いかに山王の選手が活躍するか」で盛り上がっており、
事実後半ではゾーンプレスで一気に20点差以上を付けて湘北を圧倒した。
しかし、桜木のリバウンドからチームが纏まり一気に爆発。その後、沢北の猛攻で再び引き離すも流川のパスを中心に再び追い上げ、最終的に形勢逆転を許し、敗れた。

秋田県に存在する高校バスケの頂点、白地に緑がかった黒字のユニフォームから連想される通り
モデルはバスケの名門・能代工業高校。
因みに規則なのか部活メンバー全員が坊主頭になっている。

【メンバー】


深津 一成
3年生。
180cm背番号4、PG。
主将。
冷静沈着な性格で開始早々の桜木のアリウープにも全く動じなかった。
高い指揮能力と判断力の持ち主で派手なプレイはなく、自ら点を取りに行くタイプではない。
しかし抜群のパスセンスから攻撃の起点とされ、あの牧紳一すらも突破に苦労する程のディフェンス力を誇る。
主将としても文句無しで、流川に抜かれた沢北に、「やられるエースならいない方が良い」と厳しい言葉を掛ける一方で、プレイに集中するように促したり、痛恨のミスをした松本に忘れろと切り替えるように告げたりと要所要所でリーダーシップを発揮している。
活躍そのものは地味だが、監督からの信頼も厚く、最後のプレイを彼に任せた事からもそれは伺える。

口癖は「ピョン」この間は「べし」だった。
まだ抜けきっていない為か、時々間違えて「~~べし……ピョン」という時がある。
数日後には「ぴにょん」に変えようかと考えている姿が見られる。


河田 雅史
3年生194cm
背番号7
高校バスケ最強のセンター。
通称「丸ゴリ」。
オフェンス、ディフェンス、スピード全てに優れている。
鍛え抜かれた体はあの桜木を吹き飛ばす程の力を誇る。
センターでありながら卓越したスピードを持ち、あらゆるポジションで活躍出来る万能選手。
リバウンドにもとても優れている。
元々は165cmと小柄でポジションもガードだったが1年で25cm伸びるという急成長を遂げ、ポジションもガードからフォワードへ更にセンターへ変わっていき、
その度に猛練習を積み、全てのポジションを経験した事が彼の強さの理由とされている。
その実力はまさに別格。
大学トップセンターにして日本代表の杉山に「大学に入ったら、即座にベスト3には入る」と言わせ、
神奈川トップセンターの赤木
「魚住や花形と言った強敵達が、河田と比較すればまるで子供と思える程に、河田雅史は住む世界が違いすぎる」とまで言わしめた。
その実力から赤木を完全に圧倒し、彼を精神的に追い詰め、最終的に立ち上がったものの今の自分では河田には勝てないと認めさせた。
洞察力にもとても優れており、桜木の優れた素質に驚き観察する。
彼の負傷にも真っ先に気付き、将来性を案じて無理せずベンチに行くべきだと忠告した(他に直ぐに怪我に気付いたのは流川安西ぐらい)。

因みに沢北がイケメンなのに嫉妬してるみたいで彼にプロレス技を掛けたりする。
「顔とシュートエリアが関係あんのか!?」


沢北 栄治
2年生。188cm
背番号9
山王のエースプレイヤー。
驚異的な身体能力と1on1の技術を持ち、1年時からエースを務める高校No.1プレイヤー
1on1において勝てる高校生は存在しないと言われ、大学生でもいるか分からないとまで称される。
仙道彰とは中学時代に勝負した事があるそうで天才と謳われる彼を相手に勝利を納めたらしく、仙道は自分以上のプレイヤーに北沢の名前を挙げている。……北沢?
但し、精神的にムラが非常に多く、ミスが多いのが欠点。
反面、集中力を発揮すれば無敵とまで思わせる程のプレーを連発する。
作中後半に集中力を発揮し流川を圧倒、1on1において完膚なきまでに彼を叩きのめす。
ムラがあるのは幼い頃から父親との1on1バスケに打ち込み過ぎた為に敵がおらず、強すぎたが故に起きた弊害。
山王に入学したことで、自分のプレイについてこられるチームメイトには恵まれたが、
対外試合で相手になるチームがいないという結果をも招き、ますますモチベーションの低下に拍車をかけてしまった。
また同じ理由からオフェンスの際に「パスを出す」という選択肢がなく、
桜木にそれを読まれ河田をフリーにして桜木、赤木で連続ブロックするという奇策で防がれてしまった。
当初、沢北と同じく絶対的な自信を持つが故に「パスを出す」という選択肢を持っていなかった流川が、
徹底的に打ちのめされた末にパスを効果的に使うことで沢北と同等かそれ以上のパフォーマンスを発揮したのに対し、
勝ち続けた沢北が素人・桜木に読まれ翻弄されていたのは、
ある意味、堂本監督の「はいあがろう。負けたことがある、というのがいつか大きな財産になる」という言葉を象徴しているかもしれない。

日本に敵がいなかったため、この全国大会が終わったら強敵揃いのアメリカに行く予定だった。
それ故にパスを覚えた事で覚醒した流川を見た時には嬉しそうな顔をしていた。


河田 美紀男
1年生。
210cm。
河田の弟。
作中最大の巨体の持ち主だが性格はほのぼのとしたのんびり屋でしばしば兄に怒られている。
その体格を活かしたプレースタイルを取る。
まだまだ経験不足で未熟な面が目立つものの監督からはその素質を買われ、今後の為に出場する。
その巨体を活かして、ゴール下のポジションを奪うのが唯一の武器であり、それ以外出来ないのが弱点。
桜木にその弱点を見抜かれ、圧倒されてしまう。


野辺 将広
3年、198cm
背番号5
通称「トーテム・ポール」。
力強くかつ上手さを併せ持ったスクリーンアウトの持ち主。スクリーンアウトとリバウンドを獲ることが役割。
花道の反則行為を受けて調子を狂わされ、花道の圧倒的な身体能力に対応しきれずリバウンドを取られ続けた為に途中交代させられる。
ここまでリバウンドを取られたのは河田以来らしい。


一ノ倉 聡
3年生。
スッポンディフェンスの使い手。
忍耐力に付いては部内最強で、現スタメンの誰もが逃げ出した過酷な合宿にもただ一人耐え切り、マラソン大会では陸上部の面々を差し置いて優勝し、
試験中に急性盲腸炎になっても試験終了まで我慢したほど。
その根気強さを買われ、湘北戦では三井対策としてスタメン出場した。
前半に三井を徹底マークすることで、スタミナという彼の弱点を突き、後半ではゾンビのようにヘトヘトにして失速させる事に成功する…が……
三井「俺の名を言ってみろ」
……あんまり関係なかったようだ。

松本 稔
3年生。
海南の武藤曰く、沢北がいなかったらエースを張れる男らしい。
スタミナ切れで運動量の落ちた三井を圧倒するも、彼のしぶとさを見誤り追撃の隙を与えてしまう。
終盤の致命的なプレー(三井をフリーにした挙句4ポイントプレー献上)のためによく敗因に上げられてしまう時が…


堂本 五郎
監督。
若いながらも優れた監督と言われ、格下相手にも油断慢心しないように心がけている。
要所要所で適切な判断を下す。

彼の最後の発言は名台詞にも挙げられる。

はいあがろう 「負けたことがある」というのがいつか大きな財産になる


追記・修正は全国大会を制してからお願いします。

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