メタルギアRAY

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メタルギアRAY - (2015/10/10 (土) 18:16:58) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/02/26(日) 01:39:53
更新日:2024/04/15 Mon 01:24:44
所要時間:約 6 分で読めます






「スネェェエエクッ!!!」




メタルギアRAYとは、メタルギアソリッドシリーズに登場する兵器。



【概要】
初出はMGS2のタンカー編。

シャドー・モセス島事件によって開発されたメタルギアREXの存在がオセロットによってブラックマーケットを通じて世界中に広まったことから、発展途上国も含め各国でメタルギアの亜種と呼べる兵器が開発されていった。

アメリカではこの事態に対処すべく、REXを基礎とした新型のメタルギアの開発に着手。
そして世界中で開発されているメタルギア亜種を凌駕する性能を持つ対メタルギア用メタルギアが完成した。
それがこのメタルギアRAYである。水陸両用なのは、開発したのが沿岸部からの奇襲戦法が得意なアメリカ海兵隊であったため。

ちなみにRAYの由来は、マンタレイ(オニイトマキエイ)と、零戦のアメリカにおけるコードネーム「Ray」からだと言われている。



〇タンカー編
試作機が登場。海兵隊の偽装タンカーの船倉にあったが、リボルバー・オセロットによって奪取されてしまう。

「奪う? 返してもらうのだよ」

オセロットとセルゲイ・ゴルルコビッチによって制圧されたが、オセロットはセルゲイを射殺、船中に設置していたセムテックス爆弾を爆破し、さらにRAYで船を沈め、逃走した。



〇プラント編
試作機と量産型が登場。
ヴァンプとソリダスの乗ったハリアーが撃墜されたところで海中から現れ、口でキャッチ。さらにクラスター爆弾を放った後姿を消した。
ボロボロのハリアーでは水中に潜れば中の人間は無事ではすまなそうだが、RAYのコクピットへ乗り換えたのだろうか。


終盤ではアーセナルギア直腸にて雷電が量産型と対峙、戦うことになる。

余談だが、直腸は屋外と見間違えるくらい広い。
天井とか壁とか見えないくらい広い。
直腸はメタルギアRAYの格納庫らしい。

試作機は有人操作型だったが、量産型はアーセナルギアのAI「G.W.」によって無人で戦闘をこなす。アーセナルギアの護衛を務める役割を持っている。
人工筋肉と各部センサーにより生物と同じような動作が可能。さらにある程度の損傷はダメージコントロールとナノペーストにより自動的に修復されるなど、よりREXを凌駕する性能を持ち合わせている。
しかし、センサーが集中している頭部が弱点で、特に口の中に攻撃を受けると大ダメージとなる。口を開いて行う水圧カッター発射時や、脚部の関節を攻撃され姿勢を崩した時に露出してしまう。とはいえ、こちらの所持する武器ではスティンガーミサイルでないと全くきかない。
鳴き声のような声を出すが、これは内部金属が軋む音である。噴出する血のような液体はナノペースト。


〇攻撃方法

  • 踏みつけ
脚で踏みつけてくる。近距離にいると使用。
当たると当然大ダメージ。また周囲に振動が起きるが、ローリングしていれば防げる。

  • 垂直ミサイル
対艦・対戦車ミサイル。一回につき3発発射してきて、こちらを追尾してくる。チャフグレネードで追尾機能は無効にできる。
動き続けていれば当たらないが、行動を阻害されるため鬱陶しい。

  • 脚部ミサイル
両脚部から小型ミサイルを発射する。
横からクロスする軌道で来る。速度が速いのでローリングで避けるといい。
スティンガーで1発は爆破できるが、もう1発来るので素直に回避すること。むしろ脚狙いで撃ったものを迎撃されることが多い。

  • 機銃
腕の先にある機銃で攻撃してくる。
横に薙ぎ払う軌道なので、縦に避けた方がいい。ちなみに一定距離まで接近すると使ってこない。

  • 水圧カッター
RAYの特徴的な武装。口から高圧水流で攻撃する。
しかし前述の通り弱点を露出するので攻撃チャンス。発射された場合は縦に薙ぎ払うので横に避けるといい。

合計で25体を配備しているらしいが、難易度によって必要撃破数が変わり、Easyで3体、NORMALで5体、HARDで7体、VERYHARDで10体、EXTREMEでは20体を倒す必要がある。EXTREMEでは数が多いこともありかなりの長期戦となる。
一度に現れるのは3体ずつだが、順序立ててスティンガーを撃ちこまないとミサイルの雨を喰らうハメになる。撃破すると戻っていき、また次の機体が現れるのである。

ちなみに試作機と比べると、カメラがモノアイ、尻尾が短い、機体色が茶系の色に変更されているなどの相違点がある。またクラスター爆弾など一部の武装は使わない。


その後、ようやくワームクラスターによってG.W.が破壊され始めたことによって暴走。それをソリダスは超人的な動きでその場の3機を全て機能停止させる。口を狙っていたとはいえこちらはスティンガーでないと効かなかったはずなのに……使っている武器はP90である。
余談だが、ムービーエディタでソリダスをローズやおばさんなどに変えると腹筋崩壊する。

アーセナルギアが浮上した後、艦橋で試作機を駆るオセロットがスネーク達を倒そうとするが、フォーチュンの最期の奇跡によってミサイルを全弾外させられる。その後、リキッドが完全にオセロットの体を乗っ取り、愛国者達を滅ぼそうとRAYで海へと消えた。



〇MGS4
ACT4の終盤、無理やり起動したメタルギアREXを使い地下基地から脱出したスネークの前に、リキッドが操るRAYが突如現れる。
このRAYはツインアイ仕様の頭部から一見試作機に思えるが、実は量産型を有人機に改修したもの。試作機と異なり尻尾が短い。

シリーズ初にして唯一となるメタルギア同士の対決という感動の展開。この場面は完全に別ゲーと化す。
性能面では対メタルギア用兵器たるRAYが勝り対するREXは満身創痍、初めて登場するスネークと違いリキッドも使いこなしており操縦者の技量にも差がある。

しかし、量産型RAYは本来AI制御による完全自動兵器であり、操縦者に無理矢理従わされては十全に性能を発揮出来ない状態だった。
(リキッドが乗りこなしたのは試作型のRAYなのである)
それに対して、REXは元々有人兵器として設計されている上、当時のオタコンの趣味で、まさかの対メタルギアを想定した近接格闘戦を可能に設計されていた
半壊状態にあったものの、開発責任者のオタコンのサポートと、機体制御を外部処理することで損傷状態にありながら本来の性能を発揮出来た為に、結果として両者の戦闘力は互角となった。

武装はMGS2の量産機戦とほぼ同じだが、脚部ミサイルは使わない。垂直ミサイルはガトリングで着弾前に叩き落とすことができる。他にも接近してきてのしかかってくることもあるが、後方に回避すれば近接攻撃のチャンスとなる。
なおウォーターカッターはREXの装甲には一切通用しないとのこと。

激闘の末撃破すると、スネークは満身創痍となるがリキッドは逃走、機体は乗り捨てられた。


その他、通常の量産型もアウターヘイブンの護衛用として登場している。こちらとの戦闘は無い。
2の時と違い、カメラがモノアイからラインアイに変更されている(モノアイレール自体がカメラになったような感じ)。



METAL GEAR RISING REVENGEANCE
デスペラード社によって改造された量産型が複数登場。
カメラがこれまでの機体と大幅に異なっており、20個もの眼を持つ多眼仕様になっている。また、試作機同様に尻尾が長い。

最早サイボーグにとって大した敵ではなくなった月光 等と違って、通常のサイボーグにとっては
まだまだ強大な兵器として活躍している。
愛国者達(MGS)が壊滅して漏洩したCNT繊維量産技術の影響で、RAYもまた大幅な駆動系の小型化を実現。
その分の余剰スペースにより多くの火器を搭載出来るようになった。
右翼には高出力で小回りの利くサイボーグ等小型兵器用へ対応する為の近接戦闘用大型ブレード、左翼には多目的榴弾及びミサイルを多数発射可能なランチャーを内蔵。
また、従来の水圧カッターではチタン合金等の装甲が強固な兵器には効果が薄いので、口内武装をプラズマ砲へ換装する等、かつてのものと比較すると大幅に強化されている。

が、らにとっては最早少々厄介な障害物以上の存在ではなくなってしまった。




フォックス………


ダーイ!










じゃなぁい!


他作品においてはスマブラXの背景として登場。
シャドーモセス島にて背景をぶっ壊して登場することがある。しかし攻撃は一切して来ない。
他にもREXか月光がランダムで出てくることがあるが、いずれも攻撃はしない。




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