四魔貴族

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四魔貴族 - (2018/10/06 (土) 16:14:36) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/07/11(日) 19:56:09
更新日:2024/04/21 Sun 22:16:22
所要時間:約 6 分で読めます





四魔貴族はロマンシング サ・ガ3に登場するボスキャラクター。
魔王の時代以前からアビスに住んでいた4匹の魔物の総称。
魔王が開いたアビスゲートからこの世界に現れて、魔王の配下となり、
魔王が姿を消した後は彼らが世界を支配していたが、聖王によってアビスに追い返された。

15年前の死食の影響で再び現世に現れたが、ゲートが不完全なため、
力が強すぎる彼らはゲートを通る事が出来ず、各人の願望を具現化した幻影を現世に送り込んでいる。
ゲートを完全に開き、本体を通すため『宿命の子』を求めている。

ロマサガ3の主人公達の当面の目標は、この幻影を倒し、ゲートを閉じてアビスの勢力を地上から駆逐すること。
四魔貴族を倒せば、アビスの力によって邪魔されて使えなかった各系統の最強術を使えるようになる。

生半可な実力ではあっという間に全滅させられてしまうが、
四魔貴族戦では全滅してもゲームオーバーにはならず、ダンジョンの始めに戻されるのが特徴(グゥエイン共闘は除く)。
通称タクシー。

ちなみに読み方は開発スタッフによると「よんまきぞく」「しまきぞく」どちらでも構わないらしい。


【魔戦士公アラケス】

「血と汗となみだを流せ!」

CV:杉田智和
魔王殿最深部のゲートを守る。司る属性は白虎
魔王殿最深部へ行くには『王家の指輪』が必要。

聖王に魔槍を奪われてからは新たに鍛えた槍を使っているが、未だ鍛えた熱が冷めていない。
幻影は双頭獣に跨った巨人、本体は筋骨隆々とした男性の姿をしている。

使用技は大震撃、最強打、やきごて、大回転など。
全体攻撃が多いが、基本的に物理攻撃主体なので、カウンター系や見切り技を修得していれば比較的戦い易い。

幻影までの道中に戦わなければならない中ボスがいないため、自由行動開始早々に戦える。
もちろん、自由行動開始早々の戦力では勝ち目などないが、自パーティーより圧倒的に強いため非常に技を閃きやすい。
なので、全滅してもゲームオーバーにならない特性を活かして序盤で技の習得をするのに向いている。
運が良ければ序盤から上位レベルの技を閃くことも。

ちなみに幻影登場時はドン、ドンと音がするが動きは完全にトコトコ歩きである。かわいい。



【魔炎長アウナス】

「定めには逆らえんぞ!」

CV:杉田智和
ジャングルの火術要塞のゲートを守る。司る属性は朱鳥。

幻影は炎の鎧を纏った大きな鎌を担いだ戦士で、本体は老人の姿をしている。


死神のカマ、火炎、ファイアウォール、烈風剣などを使用する。
直接攻撃では炎のカウンターを浴びてしまう。

妖精は飛行属性があり、対飛行特効の烈風剣で大ダメージを受けるので注意。
幻影戦でゆきだるまをパーティーに入れ、
ゆきだるま以外全員が戦闘不能になると、彼は体内の永久氷晶を使用してアウナスに特攻を仕掛ける。彼の雄姿は一度は見ておくべき。
ちなみにゆきだるまをセコンドに置いて幻影を倒すと普通のモンスターの消滅と同様に消滅する。

なぜかアウナスだけ爵位が無い。


【魔海侯フォルネウス】

「真のアビスの力を見よ!」

CV:杉田智和
深海に沈む海底宮のゲートを守る。司る属性は玄武。

魔王没後は海だけを支配して嵐を起こし船を沈めている程度だった為、聖王時代においても静海沿岸地域だけは繁栄していた。
聖王が巨大な船で7回討伐に来た時全て船を沈めたが、8度目の動く島バンガードは沈められず、
潜水したバンガードから海底宮に進入され、聖王の三叉槍ルツェルンガードによって倒されアビスに追い返された。
現在は配下に最果ての島とバンガードを襲撃させている。

海賊ブラックの足を噛み切り、生気を奪い彼を老人のような姿にした。
フォルネウスを倒す事でハーマンからブラックへ若返る。

余談だが、海底宮のイベントはバンガードの殺人事件を機に開始するが、
終始「わたしたち、アツアツなんです」しか言わないカップルが殺されて、正直「ざまぁw」と思ったプレイヤーもいるとかいないとか。

重厚で圧倒的なビジュアルと血がたぎる戦闘BGMが合致している為カッコイイ。

幻影はナマズのような醜い姿をした巨大魚だが本体は美しい少年の姿をしている。

使用技はメイルシュトローム、ぶちかまし、マッドサンダーなど。
上記のメイルシュトロームの全体攻撃+即死効果、地相による回復などが強力で、四魔貴族最強と言われている。

どの道、幻影だろうが本体だろうがエレンに頭をカチ割られる運命



【魔龍公ビューネイ】

「私はムシけらに倒される定めなのか……」

CV:青木瑠璃子
ロアーヌ近くのタフターン山のゲートを守る四魔貴族の紅一点。蒼龍属性を司る。

魔王没後はタフターン山に作った巣を拠点に空を支配し、聖王一行が巣を討伐してゲートを閉じた時も、
地上の人間を相手にしなかった為、巨竜ドーラと聖王に空中戦を挑まれて破れ、アビスに追い返された。

現在は己の領域内で栄えるロアーヌを襲撃している。
本体は三匹の龍を侍らせた和服妖艶美女。幻影はキモい顔と触手まみれの美女。カオスである。

幻影の龍の頭は、ビューネイベビー、ビューネイバード、
ビューネイドッグという3体の使い魔であり、三匹の龍はダメージを与える事で戦闘中に使い魔の姿に戻る。


使用技はアースライザー、トリニティブラスター、超高速ナブラなど。地相をスルーしている。
他の四魔貴族のいずれかを撃破後に聞ける、酒場でロアーヌ襲撃の情報を得た後ならいつでもタフターン山に行けるが、
ビューネイの場合は悪龍グゥエインと協力して戦う事が出来る。
戦闘難易度の低下や、後のグゥエインとのイベントの演出の良さから人気が高く、共闘を選択するプレイヤーも多い。


なおアビスでは真の四魔貴族と戦わずとも、ラスボスの破壊するものと戦えるが、
あらかじめ倒しておくと獣魔の翼を使わなくなるため、弱体化する。
逆に、倒さないとかなり難しい。
真四魔貴族自体もかなり強い。


戦闘BGMの「四魔貴族バトル1・2」は伊藤賢治作曲で、プレイヤーの間でも大変評価が高く、名曲として人気が高い。

また、『LORD of VERMILIONⅡ』に本体が参戦した。
デザインが少し変わりアラケスの小手と槍を持っている手がオリジナルの逆になっており、フォルネウスの見た目も青年のようになっている。
アラケスがただの戦士になってしまったりもする。

ロマサガ2七英雄と協力、対立等の夢の共演が出来るだろう。
ポイントを消費して設定出来るEXボイスでは、上記のセリフを言ってくれる。



追記・修正は血と汗となみだを流してから。

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