気伝獣/気伝武人

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気伝獣/気伝武人 - (2021/02/23 (火) 09:04:29) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/02/20(月) 14:34:50
更新日:2024/04/25 Thu 20:42:20
所要時間:約 10 分で読めます








気伝獣/気伝武人は五星戦隊ダイレンジャーに登場する戦隊メカ。
ダイレンジャーが気力を送って操ることが出来る。
第6話にて天宝来来の玉を得るまで、ダイレンジャーの初期五名は自由に召還することができなかった。
厳密にはロボットでなく生命体で、ダメージを受けても自力で回復出来る。


【気伝獣一覧】


気伝獣龍星王

全長:82m
重量:102t
最高速度:マッハ3
リュウレンジャーの気伝獣。体をくねらせて空を飛び、口からは「大火炎」という火を吐く。
OPで夕日をバックに体をくねらせ大都会に舞う姿や、第1話にて紐男爵に襲われる亮の窮地を救う、そして導師・嘉挧が気力を集中させて招来する場面など、そのインパクトは絶大。

気伝獣星獅子

全長:21m
重量:47t
最高速度:マッハ0.87
シシレンジャーの気伝獣。
巨大な幻を作り敵を攻撃する「大蜃気楼」という技を使う。
殆ど地を這う戦車みたいなもんで、可動の脚がない。
ぶっちゃけ、合体要員。

気伝獣星天馬

全長:24.5m
重量:52t
最高速度:マッハ0.9
テンマレンジャーの気伝獣。
重力を操り巨岩などを敵にぶつける「大重力」という技を使う。
殆ど地を這う戦車で、ぶっちゃけ合(ry

気伝獣星麒麟

全長:24.5m
重量:52t
最高速度:マッハ0.95
キリンレンジャーの気伝獣。
時間を止めたり、戻したりする「大時間」という技を使う。
能力はチートなのに形状は星天馬とほぼ同じ。こいつも殆ど地を這う(ry

気伝獣星鳳凰

全長:24m
翼長:30m
重量:35t
最高速度:マッハ4
ホウオウレンジャーの気伝獣。
巨大な竜巻を造り出す「大旋風」という技を使う。
戦車な連中よりはマシな形状だが、やはり合体要員。
色は龍星王と同じ赤のように見えるが、実際は朱色らしい。

◆気伝獣ウォンタイガー(王大牙)

全長:48m
重量:150t
最高速度:185km/h
キバレンジャーの気伝獣。
第22話にて、亮ら5人と嘉挧が五丈平で共に気力を放ち誕生させた。
気力で音を操り、口から激しい咆哮を増幅させて「吼新星大咆哮」を放つ。
自ら意志を持っているのか、キバレンジャーが戦線離脱中の第40話ではダイムゲンと共に自ら参戦した。

超気伝獣ダイムゲン(大武玄)

全長:110m
重量:1500t
最高速度:80km/h
亀夫の真の姿で天宝来来の玉で転身した気伝獣。
他の気伝獣よりもデカく、亀だけに防御力がハンパなく高い。
左右に配置された大気力キャノンで他の気伝獣/気伝武人を援護する。
転ぶと起き上がれなくなるのが難点。
人間態は2年前の戦隊にいた同じような顔の人にそっくりだが気にしてはいけない。
劇中では交代後に知に「やつれた」とネタにされた。


【気伝武人一覧】


気伝武人龍星王

全高:34.5m
重量:288t
テーマソング:「龍星王~大連王のテーマ~」一番
「龍星王、武人変化!」の命令で気伝獣龍星王が変形。
中国拳法作品のロボらしく、軽快なカンフーアクションや得物たる気伝飛龍棍で巨大ゴーマ怪人と立ち回る。
必殺技は飛龍棍を回転させながら敵に突進し斬り裂く「飛龍棍・大風車斬り」
個人専属のクセに5人用コックピット持ちで、ダイレンジャー全員で操縦することも可能。
単独でも巨大戦を熟せる性質上、大連王が登場するまでの巨大戦は龍星王が務め、大連王誕生後も戦闘を行うことが何度かあり、
他の気伝獣が牙大王に合体しても本機は十分に戦えた。キバレンジャー最終三部作でも見せ場あり。
モチーフは孫悟空。頭部に施された金輪や如意棒を思わせる飛龍棍などにその意匠が感じられる。

◆気伝武人ウォンタイガー

全高:46.5m
重量:150t
テーマソング:「ウォンタイガーの歌」一番
龍星王と同じくコイツも「ウォンタイガー、武人変化!」の命令で変形。
気伝獣時の尻尾は必殺武器の黄金剣となる。
「日」から「土」の七つの力を用いたガシャポン気伝宝珠による「虎の子大秘術」を使うが、本編では「火」の力を用いた大火炎攻撃「火炎玉」しか使われなかった。
こちらもコックピットが5人乗りだけど、合体時にしか活用されてない。

超気伝武人ダイムゲン

全高:95m
重量:1500t
ダイムゲンが変形した姿…といっても起き上がっただけな上に頭と手足しか変形してないのだが。
大気力キャノンだった部分は両腕部となり指先はムゲン砲という指キャノンとなる。
気伝武人となった龍星王やウォンタイガーを甲羅の中に入れ、気力を回復させることが出来る。


【合体形態】


殿

全長:31m
全幅:30m
重量:186t
最高速度:マッハ1.4
天宝来々の玉の力で龍星王以外の4体が四星合体した飛行要塞。
気伝武人龍星王を乗せ、必殺の大風車斬りを「天空大風車」に強化させる。
モチーフは筋斗雲。

◆大連王

全高:54m
重量:288t
出力:2500万馬力
テーマソング:「龍星王~大連王のテーマ~」二番
の命令と共に龍星王をコアに他の4体が鎧のように合体した気伝武人。
第8話にて、五人の天宝来来の玉に先代のダイレンジャーとそのリーダーだった亮の父・張遼の気力が宿ることで合体が可能となった。
中国の武将みたいな外見で、コアである龍星王が露出しているのは口元、バックパック、太腿の裏側のみでその面影が殆どない。
資料によっては、龍星王単体を1号ロボとし、大連王が二号ロボ(スーパー合体)とされている。
5人の気力を合わせると2500万馬力のパワーを出す。
武装は三叉の槍・ダイジャベリンと鞘に納まる長剣・大王剣。剣を鞘に納めるのは当時15周年記念だったバトルフィーバーロボのオマージュである。
ダイジャべリンは玩具に附属し、スチールにもよく掲載されるが実際登場したのは映画のみで決め技にもなっていない。
大王剣を用いた技として、電撃を放つ大放電、竜巻を放つ大王剣・一文字竜巻、霧を作り出し電車で攻撃する大連王・幻霧隠れなどがある。
ダイジャベリンからは竜巻を放つ大連王・大旋風という技を繰り出す。
必殺技は水墨画をバックに大王剣の斬撃を繰り出す「大王剣・疾風怒涛」
設定上、長時間の合体はできないが登場時は無敗を誇り、苦戦らしい描写は精々転倒した程度。
ゴーマとの戦いが終わり50年後にもダイレンジャーの孫が操縦し青と白のストライプ姿の色違いな紐男爵を倒し、ダイレンジャーの物語は幕を閉じた。

◆牙大王

全高:63m
重量:336t
出力:2200万馬力
テーマソング:「ウォンタイガーの歌」二番
第22話にて、「新星合体、牙大王!」の命令と共に龍星王の代わりにウォンタイガーをコアとして5体が合体した気伝武人。
龍星王と違って、ウォンタイガーは表に見える胴体部分を構成しており、合体前の面影が強く残る(その代わり、背面が何だが…)
大連王よりパワーはやや劣るものの、使用する気力は大連王を上回る。
必殺技は右手に合体している星鳳凰を武器として射出する「飛翔剣・木端微塵」
他にも星鳳凰で打ちのめす飛翔剣打ち、左手に気力を集めて繰り出す鉄拳・大気力パンチという技を持つ。
登場は第35話までで、第4クールには未登場。

重甲殿

全長:62.5m
重量:1788t
超気伝獣ダイムゲンの中に気伝獣ウォンタイガーが入り、その上に気伝武人龍星王と天空気殿が合体した気伝武人。ダイレンジャーは龍星王のコックピットに6人乗りをするが、キバレンジャーは小柄な上に他の5人の後ろにいる為、かなり地味。
必殺技は空中から落下し相手を押し潰す「重甲気殿・大圧殺」。1000tオーバーの自重がある上、落下による加速度が加わるため食らったらひとたまりもない。おそらく、戦隊史上最も説得力のある必殺技。
この技を使うために高度を上げる時は、龍星王が飛竜棍をプロペラよろしく回転させて飛び上がり、回転をやめると同時に落ちる。
え?なんで飛龍棍ぐるぐるで飛べるのかって?気力じゃね?
前作の究極大獣神ポジションだが、大連王ではなく、龍星王が人型部分を担当している辺り、龍星王も1号ロボという見方をすれば、納得いく構成である。



◆大神龍

第37話から登場。正確にはダイレンジャーの気伝獣/気伝武人ではないが同等の存在の為記載。

宇宙の秩序を守るために大宇宙が生み出した超宇宙生命体。争う者は正義も悪も関係無く、全てを無にするまで破壊の限りを尽くす。亀夫いわく「恐怖の大王」で、宇宙を駆ける昇龍形態から、2本足で大地に降り立つ龍神形態へ変形する。未知の金属メガトロニウムで覆われた全身はどんな攻撃でも傷一つ付かず、口から放つプラズマ衝撃波は半径10kmを一瞬で焦土と化し、設定以上に巨大に見えるその姿は地球からもに映るシルエットで確認できるほどで、巨体から発せられる想像を絶する力には事実上太刀打ちできず、物語後半においてダイレンジャー・人類・ゴーマを脅かす存在となった。

激化するダイレンジャーとゴーマの戦いを宇宙に飛び火させないために地球へ飛来。両者と地球に容赦なく攻撃を加え、ゴーマ宮にも被害が及び、このためにダイレンジャーとゴーマは一時休戦を強いられ、両者が戦いを止めたのを確認すると宇宙へと去っていく。この時パチンコ大名人を踏み潰した。しかし、その後もコウの運命を左右する戦いの時に再び飛来し、破壊行為のみならず催眠術で人々を操りビル上から飛び降りさせようとした。ダイレンジャーとゴーマの最終決戦の際に3度目の飛来を果たし、ゴーマ宮を完全に破壊した後地球を去った。

海賊戦隊ゴーカイジャー』の監督竹本昇はゴーカイジャーの作品世界における大神龍は物語が始まる前レジェンド大戦直前に宇宙帝国ザンギャックの大艦隊に倒されたのではとコメントしている。

スーパー戦隊の戦力や味方ではなく、脅威ではあっても完全な敵ではないものの、番組終盤に玩具化されている。
元々は、龍星王のように人型ロボットに武人変形する案や龍星王のパワーアップバージョンとして企画されていた。

【玩具】

大連王のDX玩具は、龍星王と他の気伝獣の合体を完全再現している。
とは言え、天空気殿への合体には専用の台座を使用する必要がある。
勿論、龍星王の変型も再現されている。
ダイレンジャーのミニフィギュアが付属し、気伝獣の上やコックピット(と言うか星獅子の内部)に搭乗させる事が出来る。
DX玩具で、戦士のミニフィギュアを搭乗させるギミックがあるのは、これとタイムロボとタイムシャドウのみ。
因みに、1号ロボの玩具では最大の大きさである。


【パワーレンジャーにおいて】

パワーレンジャーではトミー・オリバーが変身するホワイトレンジャーがキバレンジャーだというのを除き、ダイレンジャーは登場しないが、気伝獣は破壊されたダイノゾード(守護獣)がパワーアップして蘇った姿としてセカンドシーズンに登場。
「サンダーゾード/サンダーメガゾード」と呼ばれ、出撃したゾードが雷を受けて変化する。
毎回呼び出す度にいちいち変化するのでバンクがかなり長く、ファンの間で語り草となっている。
シーズン2でロード・ゼッドの配下達を相手に日本版同様活躍したが、シーズン3序盤にリト・レボルト(ガシャドクロ)に敗北して全機破壊され、ニンジャゾード(超忍獣)と世代交代することとなった。
首がもげ、腕が千切れ、崩れ落ちてバラバラのスクラップと化した大連王とウォンタイガーの姿はちょっとしたトラウマもの。

大神龍はロード・ゼッドのゾード「セルペンテラ」として登場し、アメリカでは完全な悪である。
その凶悪な強さでパワーレンジャーを苦しめたが、数ミリ動かしただけでエネルギー切れとなるのが最大の弱点。
パワーレンジャー・ワイルド・フォースの第34話「Forever Red」にて再登場。
月に放置されていたものがマシンエンパイア(バラノイア)の手で再起動し、歴代レッドレンジャーを苦しめたが、レッドライオレンジャーの特攻にて大破される。

【その後のスーパー戦隊シリーズにおいて】

スーパー戦隊ワールドでは、ジェットイカロスファイブロボ大獣神無敵将軍と共に大連王が登場。

『未来戦隊タイムレンジャー』第51話「スーパー戦隊大集合」でタイムレンジャーが5人がタイムジェットでダイレンジャーの世界を見に来た際、歴代スーパー戦隊の活躍を見て興奮したシオンが大連王を真似て時空剣を振り回していた。

Vシネマ『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』では、ガオライオンの号令と共に歴代レッドが操縦する、もしくは共に戦う24大メカが集結。
龍星王も気伝獣の状態で出撃、はぐれハイネス・ラクシャーサに大火炎を喰らわせた。

映画『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』では、歴代の一号ロボと共に黒十字王率いる悪の軍団に立ち向かう。
当時のスーツが残っていないため、当時の画像をCG処理されたものが使われている。
大連王はRVロボエンジンオーと共に必殺技を放ち総裏大臣ヨゴシマクリタインを撃破した。
なお、ダイレンジャーとゴーオンジャーは「戦いは終わったが、未来で敵勢力が復活したことで再び戦いが始まる」という最終回つながりと思われる。

VS戦隊シリーズ『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』では、幻のレンジャーキーが変化したメガゾードキーの力でゴーバスターエースが気伝武人龍星王にゴーカイチェンジ。
飛龍棍を振り回し、亜空間からのメガゾード軍団を迎え撃った。
ゴーバスターエースと龍星王は、どちらもマシン形態とロボ形態を持ち、単独でも巨大戦ができるという繋がりがある。

『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ fromスーパー戦隊』ではワイルドドウサイシュリケンキングに力を与える際のイメージに牙大王が登場している。
ダイレンジャーには気伝獣を全て合体させた最強形態の重甲気殿があるのだが、全体像を見せられない関係でどうしても龍星王だけが写ってしまう点、大連王より巨大という点からかこちらが選抜されたと思われる。だがこの場合、リュウレンジャーがハブられてしまうことになる。

追記・修正は気力を送り込みながらお願いします。

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