炎神戦隊ゴーオンジャー

登録日:2009/08/25(火) 23:27:46
更新日:2019/12/21 Sat 14:57:55
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正義のロードを突き進む!

炎神戦隊!

(プォォン!!プォォン!!プォォン!!プォォン!!プォォン!!)

ゴー!オンジャー!


スーパー戦隊第32作。2008年放映。


【概要】

前作『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の結果をふまえ、子どもに人気の出やすい『車』や『飛行機』といった乗り物を題材とし、作風もよりストレートな王道ヒーローものとなった。
主人公達が駆る乗り物は、それぞれ個性や人格を持つパートナー「炎神(えんじん)」というキャラクターでもあり、子どもから大人までに至る高い人気の獲得に貢献した。
また、敵役・ガイアークのどこか憎めないキャラクターも特徴的で、これだけ面白おかしい悪役は歴代戦隊シリーズでも屈指なのではないかと評する声もある。

このことから分かるように、作風は全体的にコメディ寄り…というかギャグ路線が激しく、かつて存在した車モチーフの戦隊になぞらえて「12年前の再来」「第2の交通安全」と呼ぶ声も。

当時としては特殊な経緯でメンバーが構成された戦隊作品でもあり、OPでは番組開始の時点から5人編成の戦隊として描写されているが、最初は赤・青・黄という基本色の3人で構成されたチームとしてスタート。
そこに、新たにゴーオンジャーのメンバーに加わろうとする4人目の緑と5人目の黒のエピソードが第2話で描かれ、晴れて5人組になった。
また、途中から、いわゆる追加戦士として金と銀の兄妹チーム・ゴーオンウイングスが登場。
厳密に云うとゴーオンジャーとは別枠という事になるが、作中でも7人で一斉に「ゴーオンジャー!」と名乗りの決めポーズを取る機会は多く、シリーズ初の正式な7人戦隊となった。

炎神たちの人格が分離したカセット、炎神ソウルは各キャラクターを担当する声優が話すおもちゃとして声ヲタにも強い人気を得た。

また、最終ロボとしては初めての12体合体余剰パーツなしを実現したエンジンオーG12は金額、大きさ、重さともに子ども向けを超えている。

名前の由来は、おそらく「轟音(ごうおん)」と「GO ON」を掛けたものと思われ、実際、主人公たちは何かにつけて「ゴー・オン!」という決めゼリフを発する。
登場人物の名前は『エコロジー』が由来となっており、炎神たちも無公害なエネルギーで動くという設定になっているが、過去の同趣の作品に比べるとエコロジー要素はやや薄め。

『パワーレンジャーシリーズ』では『パワーレンジャー・RPM』として放送。
近年珍しいほどに基になった戦隊から大幅な変更が加えられており、『進撃の巨人』ばりの人類オワタな世界観とシリアスなストーリー、
そして子供たちが大好きなレッド強化形態「バトライザー」も登場しないと日本とは逆に子供からは不評だったがSF好きの大人からは評価を得た。
また、元々パワーレンジャーの権利を持っていたハイム・サバンが権利を買い戻しディズニー傘下から独立。
今作でディズニー制作のパワーレンジャーは幕を閉じた(シリーズ自体はサバンの手で今も続いている。)

実はゲキレンジャー以降の作品としては珍しく作品単独の二段変身がない作品であったりする。(歴代に変身できるゴーカイジャーは除く)
一応VSでゴーオンレッドだけはあるが。


【あらすじ】

この地球には、幾つもの並行世界が存在している*1
その中のひとつ、機械生命体の住む世界『マシンワールド』では、正義の機械生命体・炎神と、邪悪な機械生命体・蛮機族ガイアークの戦いが繰り広げられていたが、ガイアークは次元を超えて『ヒューマンワールド』(我々の世界)へと進出し、その世界を破壊して自らにとって都合の良い汚染された理想郷に作り変えようと侵略を開始した。

ある日、とあるレーシング会場にガイアークが乱入してきた際に、その場でたった3人だけ、自らの危険を顧みず、観客たちの安全を守るため懸命に立ち向かった若者たちがいた。
ガイアークを追ってヒューマンワールドに来た3体の炎神は、その熱い正義の心に胸を打たれ、サポートロボ・ポンパーを介して、彼らを正義の味方・『ゴーオンジャー』に任命する。

今日も正義と平和のために戦いを繰り広げるゴーオンジャー。
が、そんなゴーオンジャーが活躍する様子を遠くから見つめる二人の若者がいて……?

【登場人物】

炎神戦隊ゴーオンジャー

江角走輔/ゴーオンレッド/ゴーカイファイヤー(自称)(演:古原靖久)
「マッハ全開!ゴーオンレッド!」
元レーサー。熱血担当。
直情径行・猪突猛進を絵に描いたような人物で、口癖は「マッハで○○してやるぜ!」。
ガサツなところも目立つが、仲間を信じる気持ちやゴーオンジャーとしての使命感は非常に強い。
コイントスを日課としており、表ばかり出すその強運を自慢にしている。
詳細は当該項目を参照。

◆香坂連/ゴーオンブルー(演:片岡信和)
「ズバリ正解!ゴーオンブルー!」
元サーキットの送迎バス運転手。世話焼き&頭脳担当。
エンジニアとしても腕に覚えがあり、将来は自分のレーシングチームを持つのが夢。
ゴーオンジャーとなってからも、各種装備のメンテナンスや新装備の開発などを一手に担っていた。
普段キャンピングカーで生活しているゴーオンジャー達の炊事係をしているのは彼であり、その温厚な性格から“お母ん(オカン)”と呼ばれることも。反面、時まれに皮肉屋且つ毒舌な一面を覗かせる事もある。
料理のレパートリーは何故か大半が卵料理であり、「ズバリ、○○っす」というのを口癖としているが、その理由はとあるエピソードで語られる事となる。

◆楼山早輝/ゴーオンイエロー(演:逢沢りな)
「スマイル満開!ゴーオンイエロー!」
元サーキットの売り子。癒し担当。
明るく純真無垢な性格で、女の子らしくスイーツやアロマなどが好き。
髪は寝癖が出来やすい毛質であるらしく、それを気にする場面もあった。
「スマイル」を信条とし、落ち込んでいる人が傍にいれば、その頬を引っ張って相手を笑顔にさせるのがお約束。
かつてはパティシエ志望だったが、自らに限界を感じ夢を諦めてしまっていた(甘いものにかけては抜群のセンスを誇るが、味オンチで何でもかんでも甘い味付けにしてしまう)。
それ以外にも、自分に自信がない事を垣間見せるエピソードが少なくないが、更に一周して吹っ切れると、お国訛り(鹿児島弁)を全開にして一気に度胸が据わった性格となる。
ぶっちゃけた話、とんでもないくらいの美少女であり、彼女をひと目見て仰天した当時の視聴者は少なくなかったのではないかと思われる。
彼女の普段着は基本的にホットパンツであるが、回によっては服装の都合でパンチラしていることも。
ゴーカイジャーではルカの担当だが、よりによって可愛いキャラクターから姉御肌へと綺麗に逆転してしまう。

◆城範人/ゴーオングリーン(演:碓井将大)
「ドキドキ愉快!ゴーオングリーン!」
元フリーター(ピザ屋の宅配ドライバー)。ショタ担当。
「ドッキドキだよね~!」が口癖で、面白いことを愛する好奇心旺盛な性格。ゴーオンジャーになるまでは様々なバイトを遍歴して食いつないでいた。
そのためか、大金持ちになることに強い憧れを抱いている。
楽天的で愛想の良い性格だが、当初はかなり喰えない人物でもあり、ゴーオンジャーの任務よりもバイトを優先して走輔に激怒されたこともあった。
また、女の子にモテることも大好きであり、特に年上が好み。
回が進んでメンバーに馴染んでからは、心優しく家庭的な一面も強調されるようになり、落ち込む早輝や軍平を元気づけるために奮闘したこともあった。
特に軍平は“ゴーオンジャー同期”として意識しており、どこか放っておけないところがあるらしく、人一倍世話を焼く。
軍平同様に走輔たちよりも遅れてチームに加わった初期メンバーの1人ということもあり、追加メンバーとしてカウントされることも。
ゴーカイジャーではドンさんが担当した。範人もドンさんも陽気なキャラクターだから馴染むだろう、と思ったが決めポーズでユーフォーポーズをするというぶっ飛んだキャラになってしまった。やっぱりドンさんはどのレジェンド戦士になっても乖離が生じてしまうのであった…。

石原軍平/ゴーオンブラック(演:海老澤健次)
「ダッシュ豪快!ゴーオンブラック!」
元刑事(実はやや誤謬アリ)。ネタ担当。
「カッコよすぎる…」や「警察学校でも習う常識だ」が口癖。
生真面目で厳格な性格…なのだが、いつもどこかズレており、謎の上から目線、己を過信しての独断専行、見栄っ張り、親切心が裏目に出る、素直になれない……等、男ならではの不器用さの集合体のような存在。
本編終了後のミニコーナー「ゴーオンゼミナール」では、決まってオチ要員のような扱いをされていた。
が、彼がその本音を吐露するような主役回は、いずれもハズレがないと視聴者からは好評。
その濃いキャラクターは本作の真の主役と評するファンもいるほど。
ゴーカイジャーでは5番目の戦士なのでアイムの担当だが、原作とは似ても似つかない可愛いキャラになってしまう。
詳細は当該項目を参照。

ゴーオンウイングス

途中から登場。ゴーオンジャーとは別個に活動していた、ウイング族の炎神を操る二人組の戦士。
海辺の豪邸に居を構える勝ち組ニートセレブかつ天才肌の兄妹で、ゴーオンジャーがボンパーに搭載された探知機によってガイアークを察知するのに対し、この二人は殆ど超能力じみた“勘”だけでガイアーク、および炎神の反応を察知できる。
当初はゴーオンジャーを実力で完全に上回っており、彼らに対して容赦なく嫌味を言いまくるいけ好かない人物であったが、次第に距離を縮めて和解してゆく。劇場版では二人して激獣拳を習っていた。
詳しくは当該項目を参照。

◆須塔大翔/ゴーオンゴールド(演:徳山秀典)
「ブレイク限界!ゴーオンゴールド!」
ゴーオンウイングスの兄。アニキ担当。ネタ成分的には軍平と並ぶもう一人の主役
部分的に金髪に染めた髪が特徴で、サンドバッグを相手に黙々とパンチのトレーニングをしたり、浜辺をランニングするのが日課。
クールな性格だがやさぐれているわけではない。弟もいないし、袖も切れていない。「眩しいんだよ」とか言わない、というより自分が眩しい。
とにかくハイスペックであり、身体能力も高ければ頭脳も明晰。あらゆる業界からスカウトを持ち掛けられるほどの多才さを持ち、ギターの弾き語りもお手のもの(それを聴いたガイアーク曰く、「確かに上手いっちゃ上手いが自分に酔い過ぎ(意訳)」との事だったが)。
が、本人は『オンリーワンな事をしたい』とそれらの話を全て蹴り、ゴーオンウイングスの活動に専念している。
ゴーオンジャーと共闘するようになってからは、持ち前のクールさと頭脳を活かし、連と共にサブリーダー的な役割を担うようになる。
常に後述する美羽とばかり行動していたこともあったか、この手のキャラクターのお約束として大のシスコン。また、ナルシストっぽさが隠せなかったり、キャラクター崩壊した時の面白さはメンバー随一。「どうせ俺なんて……」
なお、かつてライダーを演じた俳優が戦隊レギュラーになるのは仮面ライダーV3→アオレンジャー&ビッグワンの宮内洋以来である。
何をやらせても日本一級のハイスペック、というところも宮内洋っぽい。

◆須塔美羽/ゴーオンシルバー(演:杉本有美)
「キラキラ世界!ゴーオンシルバー!」
ゴーオンウイングスの妹。優雅さ担当。何気に太ももが眩しい。
兄の大翔と同じく勝気な自信家で、日々の生活における美意識を何よりも重んじる。日課はフラワーコーディネート。
その一方で、徹底してストイックで厳格な性格の兄と比べると好奇心旺盛な一面もあり、また、大翔曰く「子どもの頃から捨て犬などを見つけると放っておけないような奴だった」らしく、ダメ人間を見ると急激にやる気が燃え上がり、あれこれお節介を焼きはじめるという回りくどいツンデレ&世話焼き属性の持ち主(早輝からは「ダメンズ好き」と揶揄されたことも)。
兄の大翔は“悪い癖”と言っていたが、もし彼女がこんな性格でなければゴーオンジャーとゴーオンウイングスの距離は永遠に縮まることはなかった(また、同じ女の子同士ということもあってか、早輝とはかなり早い段階から打ち解けている)。
特に走輔はとりわけ世話の焼きがいがあったらしく、また走輔も命がけで彼女を助けるような場面が多かったことから次第に良い感じの雰囲気になるが、特に物語の本筋と関係なかったためかいつしか有耶無耶になってしまった。
兄同様、こちらもこちらでかなりのブラコンなのが玉に瑕。
ゴーオンジャーと打ち解ける内に次第に明るく優しい性格が顕在化し、早輝とタッグを組んで女の意地を見せつけるなど主役回や魅せ場も多い。

その他

◆ボンパー(CV:中川亜紀子)
ゴーオンジャーを選んだ水先案内ロボ。
炎神ソウルとキャストを転送する担当であり、連や大翔と共にメカニックもこなせる。
それから1年後にはフレッシュなプリキュアの黄色として戦った。 
Born-to
Outerdimension and
Mechanic X
Pitcrew-type
ENGINE-support
Robot

略してボンパーである。


蛮機族ガイアーク

詳しくはリンク先参照。


炎神

ロボ共々詳しくはリンク先参照。



走輔「アニヲタのみんな、マッハで追記・編集よろしくな!!」


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