登録日:2011/06/08(水) 21:19:14
更新日:2023/07/30 Sun 09:33:22
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魔帝ムンドゥスの腹心で巨大な蜘蛛の姿で人と会話できる知性も備えている上位悪魔。
上位悪魔の中では比較的人間界の生物に近い外見である。
蠍の
尻尾とハサミのような前腕(脚?)をもっているためか、よく蠍の化物と勘違いする方も多いだろうが、一応蜘蛛である。
その体は魔剣でも傷一つつかない強固な外骨格の鎧と煮えたぎるマグマの筋肉で構成され、ダンテの攻撃全てを弾き返す。
コイツにダメージを与えるには、膨大な魔力を収束・火球状にして放つ為に出来た『亀裂』と呼べる口部、もしくは蠍の尾を収納する背中にあるわずかなスキマを狙うしかないが、一時的に弱った際にはどの部分からでもダメージを与える事が可能である。
魔界と現世との境目は簡単に表現すると目の粗い網のようなもので、下級悪魔はその網をすり抜けることが出来る。
それに対して、ファントムの様な上級悪魔は強大な魔力が仇となって、本来はその網目を通り抜けられないのだが、魔帝の復活によって不安定になった
マレット島の境目を押し拡げて現世に出現。
魔界の入口となる大聖堂のステンドグラスを割って
ダンテの前に現れる。
ダンテの生意気な態度に激昂(いつもキレてる気がするが)襲い掛かるが軽くあしらわれ撤退、以後その時の雪辱を晴らすべく狭い通路にその巨体をねじ込んでまでダンテにストーキングを繰り返すが、ことごとく敗北。
ついに怒りが頂点に達したファントムは古城の屋外にて決戦を挑む。
全能力、ありとあらゆる攻撃でダンテを攻めるが
スパーダの血筋の前には敵わず、ダンテの攻撃により怯み屋上から落下。
下にあった騎士像の槍に背中から串刺しになって、絶命する壮絶な最期を辿った。
尚、この戦闘のファントムは中央のステンドグラスに踏み潰しを5回当てさせることで自滅する。やはり、頭の中は筋肉だけだったようだ。
それと、ダンテHPが少ないときに特定の攻撃を受けるとファントムのお食事会が始まる(初プレイで、このシーンを何度も見ることになった方もいるだろう)。
『1』ではコイツの子供?と呼べるファントムベビーなるエネミーが登場するが攻撃力は皆無、踏み潰すだけで死ぬ。
ダンテ曰く弱肉強食の魔界で、生き残るのは10万匹のうちたった1匹で更に何万年という時間をかけなければファントムにはなれないらしい。
「
Devil May Cry2」でも登場するが、ダンテとの会話は全くなく、攻撃グラフィックもショボくなつている劣化版である。
せめて『同族or親父の仇!』ぐらいは喋って欲しかった……
悪魔のごった煮こと、アルゴサクスの身体の一部にもなっている。
アニメ版「Devil May Cry」のOPにちらっと出演しているが、ダンテに脚を斬られたり、銃弾を何発もぶち込まれている。
小説2作目では初代ゲーム版のファントムがダンテと共闘することに。
「
ベヨネッタ」には『大魔獣召喚』で「ファンタズマラネア」というファントムに酷似した魔獣が登場しているが、ファントムとはサイズが明らかに違う。ベヨネッタの設定ではファンタズマラネアとは種族の名前とのことで、ファントムとは同種ではない。
因みにコイツ、感情が高ぶったりすると
ジブリ映画の蟲みたく、目が青→赤になる。
作中でダンテに「筋肉しか詰まってなさそう」と称されている通り、完全な実体を持つ重量級の悪魔なのだが、何故亡霊、幻影を意味するファントムという名前なのかは不明。というか攻略本でも名前について突っ込まれている。一応ファントムの語源はギリシャ語で「見えてくるもの」という意味なので、「コイツを倒せるようになったらDMCの楽しさが見えてくる」という意味なのかもしれない。
遊びの時間は此処までだWiki篭り、やりたい放題 追記・修正してやる!!
- バイオ新作として作られていた初期の企画では本当に単なるデカい蜘蛛だったけど、DMCとしてファンタジー路線になったことでインパクトを出すため「意図じゃなくて炎を吐かせよう、でも見た目単なる蜘蛛が炎を吐くのはおかしいか?→なら身体自体が溶岩で出来ているのはどうだ」ということで完成形のビジュアルになったそう。マリオネットやブレイドもそういう経緯でデザインされたそうな -- 名無しさん (2019-10-13 17:56:00)