強化服(仮面ライダー1971-1973)

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強化服(仮面ライダー1971-1973) - (2015/06/17 (水) 10:05:03) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/02/20 (月) 19:36:16
更新日:2024/03/31 Sun 12:56:40
所要時間:約 5 分で読めます




仮面ライダー1971-1973に登場する改造人間が装着する特殊装備で改造人間S.M.Rの中核を担う。
製作者は緑川教授。
TV版ではタイフーン出現→いつの間にか戦闘服装備……の流れになっているが、本作では改造人間の能力をサポートする強化装備として登場する。
イメージとして近いのは、仮面ライダーG3だろうか。
強化服の特性上、消耗品なので、定期的なメンテを行ったり、ショッカーの基地から予備を強奪する等して補充したりする。



【基本装備】
◇ベルト
強化服の中枢。ベルト横のダイヤルスイッチを捻る事でベルト内の核電池が起動。ベルトから強化服、ヘルメット、装着者へ通電され、機能を発揮する。
同時にタイフーンも起動。強化服の機能強化に一役買っている。

◇コンバータラング
胸部のプロテクター。
強化服の中でも一番強固な部位で【大佐】の雷速の突貫や建物すら揺るがすバッタ男形態の本郷でさえ破壊出来ない程。
しかしアポロには軽くブチ抜かれてしまった。

◇タイフーン
ベルト中央の風車型パーツ。
核電池起動後に風を取り入れる為、回転。これにより戦闘時に必要なエネルギーを獲得し、余分な熱を冷却出来る。
本作では戦闘での仮面ライダーの象徴的な記号としても扱われている。

◇ヘルメット
仮面ライダーの顔。
ショッカー保有の衛星とのリンクで高度な情報収集が可能だが本郷がショッカーを離脱したので、リンクは切られ、実質性能は落ちている。
しかしヘルメット単体でも熱源感知や多目的モニター、防毒、サイクロンとの連携等の多機能を備えており、様々な意味で仮面ライダーに無くてはならない装備である。

サイクロン
仮面ライダーのもう一つの【身体】。
核電池で起動するスーパーバイクで普段は市販のバイクに偽装しているが、右ハンドルのボタンを押し込む事で、ナノマシンが車体を変化させ、一瞬で変形が完了する。
人工頭脳が搭載されており、ライダーの脳波に従い、自律機動も可能で、作中でも高度な連携を見せる。こういう点からハヤトからは「バイクというよりはロボット」と称された。
また特殊素材のタイヤの力で壁面を駆ける事も可能。


【強化服一覧】
◇零式
プロトタイプの強化服。
明言はされていないが、旧1号に当たる物と思われる。

◇一式
零式と同じくプロトタイプ。
明言はされていないが恐らく桜島1号に当たる物と思われる。

◇二式
本編で本郷が使っているタイプで当時は最新鋭の強化服。
明言はされていないが恐らく新1号に当たる物で(但し手足の色はモスグリーン)、専ら本郷はコレを使っている。
徒手空拳のみが攻撃手段だが、本郷本人の身体能力、二式自体の性能、蓄積されていく戦闘経験値も相俟って、作中でも圧倒的な力を見せる。
ちなみに、本郷が蝗虫男に変貌した際に強化服は一度破損しており、<大佐>との戦闘時は、ハヤトのものを着用していた。
本郷が銀のラインが入った旧二号の強化服を纏っていたことになるが、残念ながら文章にはされなかった。

三式
試作品。
緑ががったカラーの強化服で、二式より大量の風を取り込める2連タイフーンが最大の特徴。
試作品の中では完成度は高い。センサー、通信系統の強化も施されている。

四式
試作品。
小形のタイフーンが特徴の強化服。
様々な武装が装備可能で、ブレードや電撃ムチ等が使える。
対仮面ライダー用改造人間達も四式に近い性能の強化服を使用する。

◇五式
試作品。
極限状態の中で効果的な強化服で宇宙空間や水中で活動が可能。
背中に大型ボンベを装備しているので実戦に耐えられるかは怪しい部分がある。

◇六式
試作品。
五式と同じくある状況下で効力を発揮する強化服。
緑とオレンジの迷彩柄が特徴で、これにより周囲の風景に溶け込むステルス能力を使える。

七式
試作品。
強化服の上に強化服を装備する超強化服と呼ばれ、大型コンバーターラング等、全体的に他の物よりマッシブな外見である。
300kgという殺人的な重量だが、改造人間と七式の性能でカバーは可能。
他の強化服よりパワーと防御力に優れている他、余剰電力を攻撃に使う事が出来る


上記の強化服は言うまでも無く、1号~ストロンガーをモチーフにした物である。
強化服に差異はあるが、仮面は本郷が使用している二式と大差ないらしい。
1973年以降はもしかしたら空を飛んだり、5つの異なる力を持つ腕を使ったり、体中に武器が仕込んであったり、光の剣を使える強化服が出るかもしれない。



余談だが立花のおやっさんがサイクロンが市販のバイクからナノマシンで変形したのを見て、本郷に
「呪文でも唱えて強化服が一瞬で現れると便利なのにな」
と発言したのに対し、本郷は
「そんな夢みたいな事できませんよ」
と返している。





共通の性能としては
  • ガス等の化学兵器が通用しない防毒性

  • 機関銃の一斉掃射をノーガードで弾く耐弾性

  • 攻撃力を倍化するパワーアシスト機能

等々、S.M.R本体の再生力や攻撃力もあり、強化服込みの仮面ライダーの能力は最早チートの領域である。

ちなみに本作の改造人間の標準装備となっており、ライダー以外の怪人や戦闘員は四式をベースにしたモノを装着している。


追記・修正はショッカーとの終わり無き戦いを決意してからお願いします。




























◇2009年時の強化服
2009年で活躍する仮面ライダーの強化服。
詳細は不明だが、3連タイフーンを装備しており、本編の2式を遥かに上回る性能を持つと思われる。
仮面は自動的にクラッシャーを閉じる(二式は手動だった)等、地味に進化している。
尚、和智先生によると、タイフーンの配置はボトムズのスコープドッグのカメラアイのイメージで、スーツはRXZOのようなシームレスでシンプルなデザインなんだとか。

ビジュアルは読者に任せるとのことだが、今のイメージで言うのならば、前述のデザインかつ、

  • 基本は全身のっぺりしていて、シンプルの極み
  • 全身が均一な装甲となっており、コンバーターラングなどの強化装甲的な意味合いもなし

とのことだ。
だが、頭部デザインに関しては最早その必要はないものの、本郷猛の思い入れでバッタモチーフは残されているんだとか。


◇サイクロン13
2009年の仮面ライダーの愛車。
強化服と同じく詳細は不明だが、ライダーとの脳波による連携も健在。
詳細なスペックは不明だが、壮年の滝(と思われる人物)の会話からして、ヘリによるナビゲーションシステムを使った自動追跡機能や仮面を収納できるスペースがある等、先代サイクロンよりも多機能になっている様子。
尚、先代は核電池が動力源だったが、同盟が技術を再現しきれなかったのか、13はバッテリー式の様子。


追記・修正をお願いします。

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