登録日:2010/02/16 Tue 08:08:43
更新日:2024/10/06 Sun 12:40:42
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俺は太陽の子!
仮面ライダーBLACK!RX!!
仮面ライダーBLACK RXとは、1988年10月23日から1989年9月24日まで放送された毎日放送・東映製作の特撮テレビドラマである。
仮面ライダーシリーズの9作目。
目次
概要
放送開始は当初1988年10月16日の予定で、その日にち通りの新番組予告も制作・放送されていたが、『BLACK』50話が昭和天皇病状悪化による緊急ニュースに差し替えられ、以降の放送スケジュールが1週ずつ順延となったため、必然的に『RX』の放送開始も順延した経緯がある(新番組予告自体は毎日放送側で新たに作り直した)。その後の
昭和天皇崩御時には上記11話の放送も1月8日から1週延期されている。
前作同様、世界観が一新されていると思われていたが、物語終盤の第41話「
百目婆ァの恐怖」の終盤より、1号からZXまでの10人の歴代仮面ライダーが登場し、
それに伴って『仮面ライダーZX』終了後に海外に旅立ってから『BLACK』の時点までゴルゴムの海外支部を相手にしていたために『BLACK』に客演出来なかったと後付けで設定された。
なお、彼らの登場には放送終了に伴う売り上げ低下を危惧したスポンサー各社の意向が絡んでおり、RXと歴代ライダーが共闘する漫画に引き継ぐためという意味合いも含まれていた。
放送当時は彼らの客演に対して否定的な意見も見られたが、好調な売り上げや後の『仮面ライダーSD』への展開を考慮すれば、商業面では一定の成功を収めたといえる。
一方で歴代ライダーの扱いの雑さについては、当初の脚本では霞のジョーや響子が担うはずだった役割を彼らに書き換えたためとも、メインライターの江連卓が歴代ライダーの客演を嫌っていたためだと言われている
ナレーターは前作途中から政宗一成が続投。
次回予告の「ぶっちぎるぜぇ!」は
超人機メタルダーの「こいつは凄いぜぇ!」に並んで有名。
BLACKに戻されて苦戦していたところ、なんと
RX、ロボライダー、バイオライダーが時を越え集結。4人がかりで怪人を退治した。
上記のように、BLACKの時代よりも
主人公補正により磨きがかかっている。
そのため、終盤で歴代の仮面ライダー(1号~ZX)が助けに来た時も結局先輩全員を空気にしてしまい、
ネット上では児童誌連載の漫画『
時空英雄 仮面ライダー』での「ここはRXに任せよう」というセリフを
「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」に改変した
コラージュが流行してしまう始末。
幻の続編
実は本作の更なる続編の企画が存在しており、同時期に『
機動刑事ジバン』に出演していた小林良平が主役として起用される予定だったが、白紙に終わった事が小林へのインタビューにて明かされている。
なお、小林氏はその翌年に『
地球戦隊ファイブマン』の星川文矢/ファイブブラック役で活躍し、違った形で悪と闘うことになった。
この発言に対し、具体的な企画はどうだったのかと当時キャスティングを担当していた
高寺成紀(現・高寺重徳)氏に2018年にTwitterで質問があったが、
高寺氏は続編企画やオーディション予定などを聞いておらず、「続編は制作しないと決定して10人ライダーの出演が決まった」と発言しており、小林氏にそれを告げた人物に興味を持っている。
加えて、書籍『仮面ライダー大図鑑〈7〉』によればバンダイには『RX』の後番組の検討資料が残されており、
吉川Pは本作終了後のインタビューにて「当初は3年続ける予定だったのにテレビ局がニュースを増やしたために終了して残念だ」と発言している。
上記とは別に本作が終了した1989年9月時点で新ライダーの製作は立ち上がっており、名前は『
仮面ライダーZX』同様誌上展開が考えられていた仮面ライダーガイアという名前だった。
これが漫画『仮面ライダーEVE』やオリジナルビデオ『
真・仮面ライダー 序章』の元になったと言われる。
【あらすじ】
その後、どういう経緯か伯父の佐原に拾われ、彼の経営する会社で
ヘリの操縦士として仕事を始める(伯父と出会った際、光太郎はかなり憔悴していたらしい)。
そんなある日、突如現れた新たな敵・
クライシス帝国が地球侵略を開始。
子供の
自転車を強奪して夜の遊園地に現れたスカル魔、スカル魔スターに立ち向おうとブラックに変身しようした瞬間、機能停止ビームで行動を止められてしまい、
クライシス帝国に捕らえられた光太郎は協力を申し込まれるも拒否。ジャーク将軍に変身機能を破壊され、宇宙空間に追放されてしまう……
体内のキングストーンが
太陽の光と反応した事で、光太郎は新たなる姿“
仮面ライダーBLACK RX”に進化して地球に帰還したのだ!
太陽の奇跡によって生まれ変わった光太郎は巨大なクライシス帝国から
地球に生きる全ての命を守るべく、新たな戦いへと踏み出す。
仮面ライダーBLACK RX
異名:「太陽の子」「光の王子」
ジャンプ力:60m
水中活動時間:30分
走力:315km/h
前述の通り太陽の光によってBLACKが進化した姿。
大きく姿を変えているが、最大の特徴は腹部に現れた太陽光パネルのような器官「サンバスク」。ここから光を取り入れる事により多少の傷なら瞬く間に完治してしまう。
太陽光線とキングストーンのエネルギーを融合させた「ハイブリッドエネルギー」がRXの主なエネルギー源である。
そのため、太陽光が封じられてもキングストーンのエネルギーが。キングストーンが封じられても太陽光がある限りRXは戦い続けることができる。
なお、仮に同時に破壊した時はどうなるかは不明。
初期は弱点として「太陽の光がないと変身できない」というものがあったが、後半は夜であろうと洞窟であろうとあっさり変身している。
どうやらサンバスクにエネルギーを貯めておけるように進化したと思われる。
基本技はBLACKと同じだが威力は数倍に跳ね上がっている。
両足キックで放つRXキックの威力はBLACKのライダーキックの
3倍。またRXパンチはBLACKのライダーパンチの
3倍の速度で相手に叩き込まれる。
だがRXパンチの方は技名を叫んで放ったことはゼロ。茂君はどうして知っていたんだ…?
マルチアイはマクロアイにパワーアップし物体の透視ができるようになった。もちろんキングストーンフラッシュも使う事が出来る。
RXキックは前作からの大幅パワーアップの表現として動作が複雑化された。
具体的に説明すると
三角座りの体勢で後方回転しながら前方へ飛ぶ「ヒザ抱え込み逆宙返り」から全身を伸ばしての両足キックというシロモノ。
冷静に考えると何かがどうかしているこのキック、
次郎さんにしか出来なかったため、RXのスーツアクターが交替中は普通の
ライダーキックになっていた。
だがRX最大の強みは
「RXの超人的動体視力を利用した“瞬間変身”を可能とする」という点に尽きる。
これは
各形態へのフォームチェンジを溜めなしのほぼ一瞬で行えるというとんでもない技能。
これにより、いかなる状況でも臨機応変に瞬時にフォームチェンジが可能になり、時には
フォームチェンジを利用した反則的ともいえるえげつないコンボまで可能になっている。
なおこのトンデモ技能のせいで
ロボライダー、
バイオライダーの弱点設定が弱点としてほとんど機能していない。
RXは
仮面ライダーストロンガーと並んで自分の意志でフォームチェンジできる数少ない昭和ライダーなのだ。
余談だが『
KOFシリーズ』に登場する
レオナの超必殺技・リボルスパーク(初出は'97)は、
剣を持ってないだけでリボルクラッシュの完コピ(技名は異なるが)。決めポーズも同じ。
KOFでは彼女を筆頭に養父、同僚共々特撮パロ、肉パロの技が目立つ。全員アメリカ人の筈なのに…
また、不思議なことが起こった解説の二回ほどだがキングストーンが喋っている。元はあのゴルゴム創世王の持ち物だったことを考えると意外なことだが、正義感は強いようだ。
ロボライダー
異名:「悲しみの王子」「炎の王子」
ジャンプ力48m
水中活動時間30分
第16話、佐原家の長女・ひとみを目の前で失った(実は偽物)悲しみによってRXが進化した姿。
なお炎の王子というニックネームは「悲しみの王子」と自分から名乗っているのが可哀想だという視聴者の意見を反映させて付けたものだが、どういうわけか再登場した際には悲しみの王子に戻されている。
その体は
「この世で一番硬い金属」でできている。
なんとアバウト……
体が精密な金属でできているため、強力な磁力を受けると身動きがとれなくなってしまうという弱点がある…が、瞬間変身の技能によりRX,もしくはバイオライダーにフォームチェンジすれば平気である。
ロボットらしく関節を鳴らしながら常に歩き移動を行い、圧倒的なパワーと重量感のある移動で
ラスボスじみた威圧感を放つ。
そのパワーと防御力でもって敵の攻撃を受け止めつつ迫り、RXパンチからさらに威力を上げた、右手を光らせ繰り出す
「ロボパンチ」を叩き込むのが主な戦法。
また「炎の王子」の異名通り、ある程度の炎なら吸収して自らのエネルギーにする事が可能。
耐熱温度は資料や媒体、劇中描写によって異なるが、最大耐熱温度は某コラで有名なシュガー佐藤の漫画「
時空英雄 仮面ライダー」での800万度。
炎に包まれた場所で戦うときは、この能力を利用してパンチの威力を上げた。
「俺は炎の王子。炎の力は、俺のエネルギーだ!」
しかしTV版では
グランザイラスの1000度の火の玉体当たりにパワー負けしており、吸収できる炎には限度がある可能性があるように見える。
設定のみだが、
コンピューターへの超高速リンクが可能。
余談だが、ロボライダーが初登場したのは平成元年の2月12日。
つまり、平成ライダーは『クウガ』が最初なのだが、
厳密に言うと平成になって初登場した新規の仮面ライダーはロボライダーなのである。
更に後述のバイオライダーも元号が平成に変わってから登場したとみなせば、ネオライダーの3人も合わせてクウガは実質平成ライダー7番手なのだ。
バイオライダー
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異名:「怒りの王子」「水の王子」
ジャンプ力72m
水中活動時間∞
第17話、佐原家の長男・茂と霞のジョーを人質に取られ、自身も脱出不可能の罠に落とされた時、卑劣な手段を使うクライシスへの激しい怒りによってRXが進化した姿。
スピードに優れ、その体は「水晶の輝きを持った水」という謎物質でできている。
この特異な性質により
- ビームなどの飛び道具を透過させ無効化
- ミクロ化可能
- 地層の小さな裂け目からでも脱出
- 体内に打ち込まれた毒素の構成因子を知ることで抗体が生成可能
- さらに人間の細胞と融合しその人間の身体能力を高める事も可能
と、RXの形態では最も手数が多く万能に近い能力を持ち、これにより相手の意表を突く変幻自在の戦法を得意とする。
ただし近接攻撃は常に受け流している訳ではなく、格闘戦ではダメージを受けることもあった。
また、高温に弱いという弱点も持つ……が、こちらもRXからロボライダーにフォームチェンジすれば平気である。
そしてバイオライダーの最も恐ろしい能力が体を液体化して行う体当たり
『バイオアタック』である。RXの最大の強みがこれであろう。
ダメージを与えたのが
シャドームーンだけというのが恐ろしい。
さらに恐ろしいのは
ディケイドカブトの
クロックアップを破っているということ。
つまりカブトやガタックは絶対にバイオライダーには勝てないということだな。
ただこの液状化モーション入りの攻撃、開発の都合なのかガンバライジングには中々搭載されなかった
しかしゼロワン弾になって漸く液状化モーション入りの攻撃技を搭載したカードが登場した。
ちなみに、液体化するだけなら
別にバイオライダーに変身する必要はない。
変身前に光太郎の体内に侵入し、心臓を直接攻撃してきた敵の刺突攻撃さえも無効化し、液体化した状態から直接通常のRXへ戻りそのままRXキックを放つことも可能。
しかしマリバロンは偽ひとみを使ったことでロボライダー進化を発動させ、茂とジョーを人質にしたことでバイオライダー進化を発動させてしまった。この人墓穴掘り過ぎ…。
映画『Over Quartzer』ではバイオライダーのライドウォッチが登場。
こちらは
仮面ライダーバールクスがゾンジスの落としたJライドウォッチと併用し、あらゆる遠距離攻撃を無効化しつつ、一度は平成ライダー達を圧倒するという、流石バイオライダーという活躍を見せた。
が、「瞬間瞬間必死に生きてきた」平成ライダー達の想いが強かったのか、
仮面ライダージオウ オーマフォームを筆頭に歴代平成主役ライダー(+
ゲイツ)が放った「
平成ライダーキック」には敵わなかった。
武装
RXでの専用武器。
自らのハイブリッドエネルギーから生み出して形成された光の杖。
杖だが見た目はベルトの「サンライザー」から取り出す
レーザーブレード。
必殺技は空中高くジャンプし落下の勢いを加えたリボルケインを相手に突き刺し、太陽光線を変換した光エネルギーを流し込んで内部から爆散させる“
リボルクラッシュ”。
最強怪人・
グランザイラスに刺さる前に防がれた以外は、殺傷率ほぼ100%の文字通り「必ず殺す技」である。
この手の武器にしては珍しく、突き刺してトドメを刺す。
詳細は個別項目を参照。
ロボライダー時の専用武器。
リボルケインが変形した高出力レーザーガン。怪人の腕を一撃で吹き飛ばす威力を誇り、後年の客演ではあのディケイドを怯ませる威力を発揮した。
グリップのボタンを押すことで連続光線・拡散光線・熱線・
火炎放射など、撃ち出すエネルギーの種類や威力を調整できる万能武器。
必殺技は強力な光エネルギーを凝縮して発射する百発百中の超精密射撃
「ハードショット」。
他の2形態と比べると必殺度は少し落ちるが、この手のフォームにありがちな「素早い相手」や「間合いの外」という弱点を補って余りある武器である。因みにこのロボライダーが銃使いライダーの元祖ということになる。
ロボライダー本人と同じく磁力が弱点であり、受けると機能も狂ってしまう。
バイオライダー時の専用武器。
リボルケインが変型した細身の
剣。リボルケインは刺す能力に優れるのに対し、こちらは斬る能力に優れている。
先端から光線を放つだけでなく、ビームや稲妻といったエネルギー攻撃を吸収しはね返すことで攻撃を防ぐ
盾にもなる攻防一体の武器。
無論バイオライダーがゲル化するとバイオブレード自体もゲル化する。
必殺技は光エネルギーを刀身にチャージして切れ味を大幅に上昇させたバイオブレードを振り上げて相手を両断する
「スパークカッター」。
相手を切り裂く前にはリボルケイン同様刀身が青白く輝く。実は作中での敵撃破率100%を誇る。
【RXの相棒たち】
光機動生命体アクロバッター
前作でのBLACKとシャドームーンの決戦の際、BLACKを庇ったバトルホッパーはシャドームーンの怒りのサタンサーベルに切り裂かれ、殺されてしまった。
「アリガトウ、ライダー……」
そう最後に告げ、バトルホッパーは永遠の眠りについた……だが!
宇宙空間でRXに進化した光太郎。彼からの太陽の生命エネルギーが朽ちたはずのバトルホッパーに降り注ぐ。
するとバトルホッパーはRX同様に新たな姿“アクロバッター”に再生進化を遂げ、復活を果たしたのだ。やったね光太郎!
バトルホッパーは最後に一言喋っただけだったが、アクロバッターはぺらぺら喋る。首をふりふりしながら会話する姿はとても可愛い。
最高時速750キロ、ジャンプ力は一跳び90メートル。荒れ地や水中も難なく走行可能な上にどんな高温や低温にも耐える環境適応能力を持つスーパーマシンだ。
前述のように自らの意思を持つため、人が乗らずとも自走可能でRXのテレパシーをキャッチしてどこからでも駆けつけてくれる頼れる相棒。
RXの進化に合わせて変形する能力も得た。
形態
ロボライダーに変身した際にアクロバッターが変形した姿。
最高時速は800キロと3形態で最速。反面小回りが利きづらいのがネック。
体当たりは怪魔ロボット・ネックスティッカーの右腕を切断する威力があり、加えて後部には二門のロケット砲を装備していてバイク戦に優れた能力を持つが、出番はほぼゼロ。
第20話から登場。バイオライダーに変身した際にアクロバッターが変形した姿。
最高時速は700キロで、バイオライダーと同じ液体組成のボディであるため透過能力持ち。
またロボイザーと比べて小回りが利き、あらゆる悪路を走破できるのが売り。水中や水上すらも走破できる水陸両用マシンでもある。
出番はゼロに近いが、ロボイザーよりかは多用された。
重装騎ライドロン
第4話「光の車ライドロン」から登場した、まさかの“特殊装甲車”である。
地上・水上・水中、またフロント下部のグランチャーを使い地中を自由に移動し、怪魔界と地球の間を行き来する能力も備えている。
さらには普通に自我も持ちしゃべることもでき熱センサーでの探知も行えるとかなり高性能なマシンだが、そのせいか光太郎が設計図通り組み立てても動かなかった。
その後、かつてクジラ怪人がBLACK復活に使った生命のエキスを与えた事で起動に成功する。
前述のように組み立ては光太郎だが、設計者はクライシス帝国大学の
物理学博士のワールド博士。怪魔界人は全てが悪人
というわけではないのだ。
しかし
最終回では……まぁその話はここでは置いておこう。
最高時速は1500キロ。
これは速度が判明しているライダーマシンの中では歴代2位で、
スカイライダーのスカイターボと並ぶ速度である。
初登場当時、アクロバッターが妬くほど光太郎はライドロンに御執心だった。
光「俺は世界中の子供たちをお前に乗せたいと思ってるンだ!」
ア「…………」
他作品での活躍
第27話「
BLACK×BLACK RX」にてW
南光太郎によるBLACK・BLACK RXのW変身、Wバトルが実現。
衰えを感じさせない倉田氏のキレまくりな演技は当時の実況スレを多いに沸かせた。
ちなみに
霞のジョー=
小山力也氏にもオファーがあったが、断ったらしい。
また、『BLACK』のファンである
左翔太郎役の桐山漣氏は『
仮面ライダーW』撮影の合間を縫ってはこのエピソードの撮影現場を観に行ったとか。
【仮面ライダーSDにて】
OVA『仮面ライダーSD 怪奇!?クモ男』では単独キャラとして出演し、本編でサブキャラ「吾郎」役を演じていた小野寺丈が声を担当した。
仮面ライダー1号・仮面ライダーZXと共にトリオ「バトルライダーズ」を組み他のライダーたちと共に「
グランショッカー」と戦っているのだが、
本編ではZXとギャンブルしたり、通っているジムにいる女性「ミチル」にベタぼれ状態だったり。
しかしラストでは、せっかくグランショッカーに攫われたミチルを助けたのに、後半で援軍の一人として現れたV3にミチルを取られてしまった…。
コロコロコミックの漫画『
仮面ライダーSD 疾風伝説』では、這う這うの体で故郷の助けを求める村人として初登場し、
V3の姿に化けた怪人と本物のV3を唯一見分けて援護したり、弟の死を悟ったことでロボライダーに変身するなど、
「
高い爆発力を秘めた最年少の戦士」という面が強調されたが、最終盤に敵の少年兵に動揺して刺されてしまい、
その少年兵に脱出を促して自らは爆発する基地と運命を共にする。
コミックボンボンの『仮面ライダーSD マイティライダーズ』ではアホだが実質主人公を務めて毎度変なボケで怪人を翻弄し、
最終盤にはキングストーンの力を覚醒させてダロムの遺伝子操作、バラオムのギャグ、ビシュムの
予知能力を超えて
魔神大首領に勝利した。
ちなみにタイムマシン編では、
ゴキブリの生命力を組み込まれたRXのクローンの大量増殖
による地球滅亡という世にも恐ろしい未来が描かれている。
【クロスオーバーゲームへの客演】
コンパチヒーローシリーズには、SDバトル大相撲をはじめ多数の作品に登場。
クライマックスヒーローズにはフォーゼから参戦。
ガンバライドには7弾から参戦。
ライダーカードはRXのみでロボ、バイオはスペシャルカードだけ。
演出必殺技はいつも通りリボルクラッシュ。
もともと「
刺す代わりに突き飛ばす」以外はかなり原作に近かった(剣アイコンのカードでもリボルケインを抜くところからスタート、最後は飛びのいて一欠、など)のが、
シャバドゥビ弾途中から「てつをの背中を使って刺さっている部分を隠す」ことで演出がより原作に近くなっている。
そしてガンバライジングでは無印3弾から登場、LR・LREXが用意され、バースト後限定ながらロボライダー・バイオライダーで戦えるようになった。
RXキック・ハードショット・スパークカッターと劇中の必殺技をかなり忠実に再現しており、手に入れさえすればファン大満足。
そしてなにより、BLACK共々声の担当が
倉田てつをに変更された。
もう一度言う。
てつをボイスになった。
「それまで別人ボイスだったライダーを本人ボイスにする」という試みはRXから始まったのだ。
性能も高く、ガンバライダー達はまだ見ぬ「リボルケイン!」に期待を高まらせた。
そして次の4弾でリボルクラッシュ実装。
裏面アビリティがLRの相互互換というわかりやすい強さ、そしてバースト演出のリボルケイン生成、必殺技のジャンプ
→突き刺し(ここはてつをと相手の顔アップだけ)→一欠、と演出の再現度が高く、さらにRXキック→リボルクラッシュの流れが再現できる…と高性能。
ND弾現在でも「強いアタッカー・フィニッシャー」が増えたため、見かけることは多い。
そして、ゲーム性を若干無視してまで原作再現にやる気を見せるバトライドウォーの三作目にて、とうとう登場。CVはやっぱり本人。
自由にロボ・バイオに変身でき、ロボライダーの鈍重&パワー、バイオライダーの液状化などもしっかり再現。もちろんリボルケインもある。
○+△技をきっちり決めれば決めポーズ&爆発演出が入るなど、力の入れようが分かる。ただ、ガードされるとダメなので若干扱いづらい所も。
一度やられても、条件を満たしていれば不思議なことが起こって復活する。
でも最終ステージはBLACKの姿なので、こちらの姿はゲスト参戦みたいなものだったり。
追記・修正をしない邪悪なWiki篭り……この俺がゆ゛る゛さ゛ん゛!!
最終更新:2024年10月06日 12:40