ゼルダの伝説シリーズの歴史

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ゼルダの伝説シリーズの歴史 - (2017/03/08 (水) 12:25:09) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/03/26(月) 22:01:08
更新日:2024/05/05 Sun 11:40:17NEW!
所要時間:約 4 分で読めます




【概要】
ゼルダ史とはゼルダの伝説シリーズで作品間に発生する時間軸のことである。ただしあくまで憶測の域を出ないので鵜呑みは禁物である。
また、一部矛盾が生じたりもしている。
ただし、最近は「ハイラル・ヒストリア」と呼ばれる公式資料集が発売されているので前より更に正確な情報は手に入り易くなった。

スカイウォードソードが最も昔の物語とされており、
時のオカリナから3つのパラレルワールド(風のタクトとトワイライトプリンセスと神々のトライフォース)に分岐する。

基本的にそれぞれのリンクは別の時代の別人だが、
  • 初代とリンクの冒険
  • 時オカとムジュラ
  • 風タクと夢幻
  • 神トラと木の実と夢島
  • 神トラ2とトライフォース3銃士
以上の組み合わせは同じリンクである。



【ゼルダ史】
ハイラル・ヒストリアにより時系列不明だった作品、単なる外伝だと思われていた作品も公式で時系列が設定された。
ただしあくまで一部は憶測である。一部は憶測である。大事なことなのでry…
以下よりゼルダ史を少ない情報なりにいくつかまとめてみる。


  • まずは4つの時系列に分類。

(1)神々の伝承と時の勇者
スカイウォードソードふしぎのぼうし→4つの剣

ターニングポイント
時のオカリナ
この話の後に3つの世界に分岐する。詳しくは後述。


(2)風の勇者と新しい世界
風のタクト夢幻の砂時計大地の汽笛 

(3)影の世界と勇者の末裔
ムジュラの仮面トワイライトプリンセス→4つの剣+

(4)ハイラルの衰退と最後の勇者
神々のトライフォースゼルダの伝説→リンクの冒険



  • それらを一つに繋ぐと…

ゼルダ史1

スカイウォードソード

ふしぎのぼうし

4つの剣

時のオカリナ(大人リンク)

(一度ハイラル滅亡)

風のタクト

夢幻の砂時計

大地の汽笛



ゼルダ史2

スカイウォードソード

ふしぎのぼうし

4つの剣

時のオカリナ(子供リンク)

ムジュラの仮面

トワイライトプリンセス

4つの剣+



ゼルダ史3

スカイウォードソード

ふしぎのぼうし、4つの剣

時のオカリナ

神々のトライフォース
(EDでハイラルを救って剣の旅に出る。時オカリンクとは別人。)

ふしぎの木の実
(旅の途中でトライフォースの導きでホロドラムとラブレンヌへ)

(EDで次の旅へ船で出航)

夢をみる島
(途中で嵐に遭って転覆)

神々のトライフォース2

トライフォース3銃士

ゼルダの伝説

リンクの冒険





これだけ見ると分かりにくいと思うのでゼルダ史に関わりが一番深いガノンドロフも交えて解説。


  • 始まりの物語(スカイウォードソードから4つの剣)
ガノンドロフが誕生前なので当然登場しない。
しかし、スカイウォードソードのラスボスである「終焉の者」がガノンドロフの容姿が似ていたり、
死ぬ間際にリンクに「おまえと私の戦いの輪廻は未来永劫に続く」という呪いの言葉を吐いた。
このため、ガノンドロフは終焉の者の転生、もしくは何かしらの影響を与えたものと解釈されている。
その後、ふしぎのぼうしと4つの剣で「風の魔神グフー」が登場。
こいつを遠い未来で使う(4つの剣+でのみ)。


  • ターニングポイント(時のオカリナ)
ガノンドロフが初登場。ここで前述の分岐が発生。
まずは時の勇者(時のオカリナのリンク)との最終決戦の勝敗で分岐。

時の勇者が勝った場合、そこから2つに分岐。
時の勇者が去った後の世界がゼルダ史1に、
時の勇者が7年前に戻った世界がゼルダ史2に該当する。

逆に時の勇者が負けた場合、上述のゼルダ史3に進む。


  • 時の勇者が去った世界(風のタクトから大地の汽笛)
リンクがガノンドロフを封印し、リンクが元の世界へ帰った後の世界。
リンクが去ったため時の勇者の血筋が途絶えてしまい、
ガノンドロフが復活した時に勇者が現れないという危険があり、
案の定ガノンドロフは時の勇者の物語が伝説になるくらいの年月を経て復活。

当然勇者は現れず誰もガノンドロフを止められず、
ハイラルの神はハイラルもろともガノンドロフを海の底に封印した。
このためハイラルは滅亡して、この世界の大半は海になり、残った島々はかつてのハイラルの高い山々である。
(ガノンドロフが復活した際人々はただ勇者の再来を祈ってばかりだったため、
時の勇者が敗北した時間軸ではガノンと戦ったのを考えると情けない気もしなくない。)

風のタクトでは上述の話がOPに登場。この話は上述から更に長い年月が経った話でまた復活。
最終的に、新しいハイラル城とマスターソードと共に再び海の底に封印された。
その後の夢幻の砂時計と大地の汽笛では封印されているため登場しない。


  • 時の勇者が戻った世界(ムジュラの仮面から4つの剣+)
リンクがガノンドロフを倒し、7年前に戻った後7年後にガノンドロフが行う悪行の数々をゼルダに報告。
これを聞いたゼルダは賢者達と先手を打ち、ガノンドロフを処刑しようとするが失敗。
その後ガノンドロフは賢者達に「影の世界」に追放される。
ちなみにこの時間軸では時の勇者の伝説は存在しないため、
リンクはそれが心残りだったのかトワイライトプリンセスで亡霊という形で登場したりしている。

ムジュラの仮面ではリンクがゼルダに悪行を報告した直後のため登場しないが、
リンクの冒険中に裏でガノンドロフの処刑の計画が進められていると思われ、
その後上述通り処刑には失敗するも影の世界に追放される
(ガノンドロフの処刑失敗と影の世界へ追放はトワイライトプリンセスで語られる)。

トワイライトプリンセスでは影の世界で復活を目指し暗躍。
その後光の世界を影の世界で飲み込もうとするが、
リンク、ゼルダ、そしてミドナに阻止され死亡した。

4つの剣+ではトワプリから数百年後、
再びガノンドロフが誕生して同じくハイラルを侵略。
同じくリンクに倒される。
しかし、この作品の発売当初は4つの剣の続編で時のオカリナの外伝的なパラレルワールド扱いだったため、
無理矢理時系列に入れてしまいこの作品のガノンドロフは他のガノンドロフとは別人という扱いに。


  • 時の勇者敗北後の世界(神々のトライフォースからリンクの冒険)
リンクを倒しトライフォースを揃えたガノンドロフはその力で人間の姿を捨て、魔王ガノンに進化した。
しかし、人々の決死の作戦でガノンはトライフォースごと聖地に封印される。

神々のトライフォースでガノンは聖地を闇の世界に変え、
自力で封印は解けないためハイラルの司祭アグニムを利用して封印を解くことを目論む。
しかし、アグニムを撃破し自らを追跡してきたリンクとの激闘の末、
彼に倒されて死亡した。

ふしぎの木の実でツインローバによって復活するも復活してすぐリンクに倒される。
この復活では意思を持たない暴走状態で復活した。

夢をみる島では本人は登場しないが、ラスボスの変身の一形態として登場。
これとガノンの関係は不明だが、夢をみる島のリンクは神々のトライフォース、ふしぎの木の実と同じリンクであるため、
リンクの記憶を読み取り具現化したのではという解釈が一般的。

神々のトライフォース2は神トラ(夢島)~初代の間の出来事と説明されている。
ガノンはユガによって甦りユガと融合した。
トライフォース3銃士は神々のトライフォース2から数年後の話と米国任天堂が公式に説明している。
神トラ2とトライフォース3銃士のリンクも同一人物。

初代ゼルダの伝説では夢をみる島から数百年後の世界で、具体的な経緯は不明だが復活して、
ハイラルを侵略するがリンクに倒される。
この時間軸ではリンクとの最後の決戦になっている。

リンクの冒険では死亡したため登場しないがリンクの血を捧げれば復活できるため、
ガノンの残党がリンクを抹殺しようとしてリンクが倒される(ゲームオーバーになる)と、
ガノンが復活してしまう(そのシーンはない)。





【まとめ】
結論を言うとゼルダ史については曖昧な点が多いので「一概にこれ!」とは言えない。
また、今後新作が出た場合に変化することも考えられる。


何故こうも曖昧なのかと言うとゼルダの産みの親、宮本茂氏が歴史を明確に表すことを避けているため。
氏によるとこれまでの設定も明確なものではなく変更されることもあり得るとのこと。

※参考資料…ハイラル・ヒストリア
      ゼルダの伝説 ハイラル百科


GC版ソウルキャリバーⅡには大人リンク(時オカベース)がゲスト参戦しているが、ストーリーはオリジナルであり、どのリンクかは不明。


最新作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、どの時系列に含まれるのか具体的に判明していない。



追記・修正ドンドンお願いします。

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