登録日:2009/11/05(木) 08:46:57
更新日:2025/04/03 Thu 01:46:29
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『時のオカリナ』
魂の神殿のボスキャラ“双生魔導士ツインローバ”として登場。
ガノンドロフの育ての親でもあり、彼が成長してからは部下として暗躍する。
また、
ゲルド族の長ナボールを魂の神殿で誘拐し、それから7年間、彼女に
洗脳を施し操っていた。
元から
魔の根源の転生体という宿命こそあったものの、
この時代のガノンドロフが歪んだ支配欲を持つようになった原因はツインローバにあるといってもよく、
そういった意味では真の黒幕と言えるかもしれない。
物語の終盤ということもあり、神殿の攻略も相まって難易度は高い。
終盤にしては専用
BGMがコミカル。しかし、明るい中にも底知れない狂気を感じさせる曲である。
戦闘時には髪がそれぞれ炎or冷気を帯びて逆立ち、
的がデカく体が一回り巨大化する。
炎と氷、さらにこの神殿で入手したのが
ミラーシールドという点からおのずと攻略法は見えてくる。
同時に攻撃してはこないため、ノーダメージでいくのも簡単。ただ双方離れた方向にいることも多く、撃破に時間がかかることも。
魔法は床に着弾すると広範囲に残留し、炎は焼けただれてダメージ床に、氷は連続凍結となるため、受けない場合速やかに待避すべし。
ちなみに攻撃を返しても追撃はできない。
「コタケ&コウメのセクシーダイナマイツアタ〜ック!」
ウィンクするツインローバに、
リンクの驚愕する顔が映る。果たしてどんな意味で驚いたのだろうか。
合体後は対象が一つになるので最初よりかは楽。
今度はミラーシールドが敵の
魔法を
吸収するようになる。
同じ魔法を3回吸収すると、ミラーシールドがそれまでに溜めこんだ魔法を放出するので、これをぶつけて墜落させれば近づいて攻撃できる。
ちなみに攻撃されると
喘ぐ。誰得。
墜落位置次第では注目したままだと祭壇から落ちてしまうので一旦解こう。
ただし、炎と氷、どちらかの魔法を吸収した後に別の魔法を吸収すると暴発し、こちらがダメージを受けてしまう。
攻撃直前まで両手を振り上げるので、どちらなのか撃たれてから即座に判断する必要があるが、攻撃する瞬間にポーズすれば簡単に見抜ける。
吸収した状態のミラーシールドは実にかっこいいので、一見の価値あり。
またしばらくダメージを与え続けると合体が解除されて元のババァ×2に戻り、それでもなお戦おうとする。
だが時既に遅し。いつの間にか2人の頭の上には天使の輪っかが……
「あたしゃ、まだ400年しか生きてないんだよ!」
「あたしなんて380年だよ!」
「ふたごなのに20年もサバよむんじゃないよ!」
死を悟った2人はリンクを尻目に姉妹喧嘩を始め、そのまま仲良く天に召されることに。
余談だが、400年も生きていて「まだ400年」と言っている。いったい何歳まで生きるつもりだったのか……?
さらに余談だが、64・VC・3DSのバージョン問わず本当にバケて出るバグが存在する。
方法は後一発で倒せるように寸止め(マスターソードならジャンプ斬り5発)にして、魔法を至近距離で跳ね返したら、足場の飛び移り中に素早くジャンプ斬りをしてとどめを刺すという物。
撃破のやり取りの後、8分ほど(およそ10000フレーム、3DSでは少し短縮)放置すると、魔法をぶつけた悲鳴が聞こえて見えないツインローバが出現する。
見えないツインローバは注目できないが、瀕死状態で魔法を跳ね返して再び倒す事もできる。
また
ハートの器を取らずにいた場合、増殖もできる。
バグに成功したかは、とどめを刺した時の演出開始時に魔法をぶつけたエフェクトが出るのでそれで判別しよう。
『ムジュラの仮面』
一転して
モブキャラとして登場し、前作のプレイヤーを驚かせた。
前作から容貌も名前もそのままの出演で、しかも専用
BGMまでも引き継がれている。
ただサイズは明らかに違うし、敵ではないのでまったく敵意は向けてこない。
コウメは沼地の観光大使に。
弓矢を何十発ぶち込もうが怒るだけで怪我もしない超BBA。
的当て
ゲームをクリアすると
ハートのかけらをくれる。
コタケは“オババの薬屋”を経営している。
ちなみに最初コウメは森の奥でスタルキッドにやられて戻れなくなっている。
その際、コタケは、「コウメさんがスタルキッド如きに不覚を取るなど信じられない」といった発言をしているので、この世界でも強大な魔女ではあるらしい。
シナリオ上の流れとしては、まず森でキノコ採取をしていたところでスタルキッドに不意を突かれて動けなくなったコウメを見つけるが、助けられるアイテムをこの時は持っていない(そのせいで「見掛け倒し」呼ばわりされる。おいおい……)。
そこで一度森を出てコタケのいる薬屋を訪れ、事情を説明しておくと、彼女を助けるために「赤いクスリ」を
あきビン入りで渡してくれる。これを持ってもう一度コウメの所を訪れることで、コウメは復活。
お礼に沼のボードクルーズに招待してくれるので、それに乗せてもらおう。ボードの船は頑丈で、道を塞ぐダイオクタを一撃で仕留める威力がある。これによりリンクはデクナッツの城へ進めるようになる。
シナリオ上での出番はこれだけだが、コタケからもらえるあきビンはその後もいくつかの場面で活躍するし、コウメからもらえる「写し絵の箱」もグレートベイ以降で必須となる。ウッドフォールの神殿攻略時には、不安ならコタケの赤いクスリか緑のクスリを買っておくと良い。
また、シナリオの進行には「青いクスリ」の入手が必要不可欠である。青いクスリは「魔法のキノコ」が必要なために現在は在庫切れとなっているが、ウッドフォールの神殿クリア後に貰える「ブーさんのお面」で「魔法のキノコ」を入手し、コタケに渡しておけば、最初の内は無料で提供してくれる。付近にある「魔法のマメ」と一緒に調達しておこう。
一応別の場所で購入できるが、100ルピーとぼったくりなのでこっちの方がお得である。
なお、デクナッツの姿でコウメに話しかけると変な奴呼ばわりされて死んだふりをされてしまう。付近にデクナッツの城があるというのに。
同様にデクナッツの姿でコタケに話しかけても自身の薬は人間以外に効く保証はないため、安全のために販売をお断りされてしまう。とはいえ実際は別に人間状態でないと薬が使えないなんてことはない。
また、2日目以降になるとコタケがコウメを探しに森へ出かけてしまうが、この状態でも事情を話せばクスリを貰える。
2周目以降はあきビンがあるので、最初から赤いクスリを買っておけば2回森を訪れる必要がなくなる。
『ふしぎの木の実』
「リンクシステム」を使った最後に現れる隠しキャラとして登場。
二つの作品のボスを背後で操り、魔王ガノンの
復活のためすべてを手配していた黒幕。
ゲームボーイカラーの作品だが、二人で炎と氷の魔術を使う、最後は合体するなど、概ね『時オカ』と同じ戦い方を再現する。
敗北後には自らの肉体をもいけにえにささげて、魔王ガノンをよみがえらせるという大奮闘を見せた。
しかし、その復活は不完全なもので……?
実はこの作品のツインローバに関しては、
任天堂公式ガイドブック『ハイラル・ヒストリア
ゼルダの伝説大全』にて「ガノンがかつてゲルドの盗賊
ガノンドロフであったころの、育ての親。」という記述がある。
ここから察するに、今作のツインローバも『時オカ』に登場したツインローバと同一人物だと思われる。
つまり、時のオカリナで倒されて幽霊と化した際の「化けてでてやる」との発言を有言実行したということに。
『風のタクト』
『
時のオカリナ』の続編の一つである本作だが、別にツインローバ自体は登場しない。
しかし、本作のガノンドロフが最終決戦で使用する双剣には、実はハイラル文字で
「コウメ」と「コタケ」という文字を刻んでいるという設定がある。
ガノンドロフは乳母であるツインローバに対しては親愛の感情を持っていた可能性を示唆している。
『ケイデンス・オブ・ハイラル:クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説』
シンセサイザーの魔物SYNTHROVA(シントーヴァ)としてパズルモードの
ラスボスを担当。
巨大なマシンの赤と青のモニターにそれぞれ彼女らの姿が映っている。正面を向いた顔や箒に乗った全身、片目のズームなどバリエーション豊か。
ダンジョン内で見つけたシンセをマシンに嵌め込むと起動し「ホウビ ニ ラクニシテ アゲマス オメデトウ」と戦闘に。
本体は無敵だが、それぞれのモニターに繋がったケーブルを通電中に雑魚ごと切断することでダメージを与えられる。
『ティアーズ オブ ザ キングダム』
ツインローバというキャラクターとしては登場はしない。
ただし、ラウルへ謁見した際の
ガノンドロフの両脇にいる
ゲルド族の女性2人のそれぞれの肩の装飾に『コタケ』『コウメ』の名が書かれており、彼女達がツインローバに相当する人物だと思われる。
ただし、容姿に関しては歴代のツインローバとは全然異なるため、歴代シリーズのようにガノンの育ての親だったのかは不明。
ガノンドロフや
ファントムガノンが用いる武器には『
風のタクト』と同様にコウメとコタケの名前が刻まれていることが確認できる。
原作では接点が無かったシークを直属の部下のような形で使っている様子。
原作でナボールに行った洗脳はシーク曰く「趣味」。当然のごとく「とんだ悪趣味」と言われている。
リンクにエポナを奪われた件で処刑されそうになったインゴーを洗脳し、リンクをロンロン牧場で罠に嵌めようとするが、
シークが洗脳の鍵となる宝石についてリンクに明かしたことでその企みを打ち砕かれる。
その後はリンクが幻影の砂漠へ足を踏み入れる前に立ち寄った市場で、占い師に身をやつし「探している人がおるかもしれないよ」と示唆し彼がゲルドのアジトへ向かうよう仕向ける。
この時点でナボールを洗脳しており、さらにシークと協力してリンクを倒す算段だったが、インゴーと同じくナボールの洗脳を解かれ、
さらにシークに裏切られた(というかシークは最初から仲間のつもりはなかった)ことで失敗。
その後、魂の神殿でシークの正体を知り激怒。リンクもろとも亡き者にしようとするが、彼がナボールからミラーシールドを手に入れたことで形勢逆転し、自分達の魔法を跳ね返されて倒された。
残念ながら(?)セクシーダイナマイツアタックは無し。
姫川版『ふしぎの木の実』
前編となる大地の章から登場。ゴルゴンの城の前で足腰の弱い老人を装いリンクを罠に嵌めようとした。
その後はリンクの動向を探る姿が示されるも、ゼルダ誘拐等の策謀は行わず、
時空の章の最終盤でベランから嘆きの力を受け取ると、即座に自らを捧げてガノン復活の儀式を行った。
原作と違い直接の戦闘描写が無いこともあり、かなり影が薄くなっている。
余談
更にどうでもいいが小学館出版の、『時オカ』公式ガイドブックのボス戦攻略ページでは、二人の名前にだけはゲーム中と同じく敬称が付けられている。
編集部からも愛される(?)キャラクター、それが彼女たちなのだ。
コウメ「この哀れなオババの姿を見て追記、修正しようとは思わないのかい!?」
コタケ「この哀れなオババの姿を見ても何もせずログアウトするつもりかい!?」
- 2倍の800年か、もっと行けば1000か、さらにそれ以上か… -- 名無しさん (2013-11-26 21:52:37)
- ムジュラのはまぁ、近所のおばあちゃんみたいで親しみやすくは、ある。
…ミニゲームで蜂の巣にしたりするけど(ぇ -- 名無しさん (2014-01-02 19:07:45)
- マジョリーナ -- 名無しさん (2014-01-02 19:09:51)
- 「おかしなことだ。合体すると老婆になるなど誰が言った?」 -- 名無しさん (2014-01-08 23:08:42)
- 合体後のエロ画像が見たい -- 名無しさん (2014-02-21 14:35:42)
- 事実、喘ぎ声はエロくてボス戦中は音量下げたわ。 -- 名無しさん (2014-06-07 23:20:31)
- 時系列的に時オカリンクが敗北した世界だから時オカのツインローバとふしぎの木の実のツインローバは同一人物じゃね -- 名無しさん (2014-07-23 21:23:34)
- 妖怪ウォッチにも似た感じの奴いたよね -- 名無しさん (2014-09-15 22:54:09)
- ↑残念な事にあっちの双子は上司共々絶世の美女にならないけどね…… -- 名無しさん (2014-10-11 08:41:40)
- 確か「ふしぎの木の実」にもでてくるよね? -- 名無しさん (2014-10-11 09:14:13)
- ↑↑↑しかしリンクはガノンとの最終決戦で敗れたらしいから魂の神殿は既に通過してるかも -- 名無しさん (2014-11-03 17:48:05)
- ツインローバってネーミングも秀逸だな。 -- 名無しさん (2014-12-21 15:05:29)
- 炎と氷が両方そなわり最強に見える -- 名無しさん (2015-08-30 15:35:16)
- 声優さんがヴァンパイアシリーズのモリガンと一緒で個人的に驚いたわ -- 名無しさん (2015-10-17 14:41:16)
- 時オカやムジュラより先に木の実からやったのでシリアスな悪役だと思ってたな。 -- 名無しさん (2015-10-18 18:45:41)
- 元ネタが八ツ墓村ってあるけど説なだけで公式では一切言ってないでしょ -- 名無しさん (2015-11-12 21:53:08)
- ↑双子のババアの名前がおなじなのよ。ほぼ間違いないからいいんじゃね? -- 名無しさん (2016-01-21 02:54:00)
- ↑公式で言ってないだったら「おそらく」ぐらいは付けるべき -- 名無しさん (2016-01-21 03:50:28)
- リンク「うわぁ・・・(ドン引き)」 -- 名無しさん (2016-10-27 23:43:36)
- 確か「ゲルド族の男は100年に1度生まれてくる」はずだから、4回「ゲルド族の男の誕生」を見届けたことになるのか……? -- 名無しさん (2017-04-15 01:01:20)
- 双剣に仮親の名を刻むとか風タクのガノンドロフは丸くなってるな、悪だくみに疲れたのかもしれないが。そういやコウメ&コタケは熱気と冷気、ガノンドロフは電気を操るって関係なのは偶然だろうか? -- 名無しさん (2018-06-21 07:09:43)
- ↑ガノンドロフの育ての親であるらしいので、魔法も適正にあったのを教えていたのかもしれないね -- 名無しさん (2018-06-21 08:35:59)
- 時オカの4コマ劇場では双子の時は容赦ないのに合体したら「ミルクでも飲みませんか?」ってナンパするのあって吹いた -- 名無しさん (2019-06-07 08:56:16)
- 婆さんが二人だからツインローバということに気付いたときは吹いたwww -- 名無しさん (2019-12-02 16:14:21)
- 合体後、斬られて喘ぐって実はマゾなのかこいつら?www -- 名無しさん (2020-10-15 15:16:18)
- 墜落したこいつにフックショットが効いたから降りてきた時に引っ掛ける→ジャンプ斬りが超楽しかった -- 名無しさん (2020-10-15 17:16:28)
- 敗北ルートのツインローバって時オカの時代に死んでるってどこソース? -- 名無しさん (2023-01-13 11:30:09)
- ↑上にも書かれてるけど神トラルートは"最終決戦で"リンクが敗北した世界線だから通過地点であるツインローバは結局倒されてるんじゃないか?っていう考察 -- 名無しさん (2023-03-13 17:00:16)
- 瘴気武器にコタケコウメの文字が -- 名無しさん (2023-06-07 09:03:47)
- ↑ファンサなのかもしれんけどこうなると謎だな -- 名無しさん (2023-06-18 06:19:05)
- ↑従来のゼルダ史に含まれるか大まかな歴史が似てるだけのパラレルワールドか議論がわかれてるけど、ひょっとしたらガノンドロフにとってコタケ・コウメさんは風のタクトのリンクにとっての青ジイ・赤シャチ兄弟に、更におばあちゃんを足したにも等しいかそれ以上の大切な“親”にして“師”だったのかもしれない……。 -- 名無しさん (2023-06-18 18:34:13)
- ガノンがラウルに臣従するシーンで両脇にいる金仮面のゲルド族2人がコタケとコウメ。衣装の肩に名前が書いてある -- 名無しさん (2023-07-03 14:48:37)
- ティアキンの若コウメコタケが後の時オカツインローバとなりティアキンガノンにあやかって新しく生まれてきたゲルド族の男にガノンドロフと名をつけた説 -- 名無しさん (2024-07-31 10:41:18)
最終更新:2025年04月03日 01:46