ゼツ(NARUTO)

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ゼツ(NARUTO) - (2016/06/10 (金) 11:20:50) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/11/13(火) 13:27:16
更新日:2024/02/24 Sat 10:19:36
所要時間:約 5 分で読めます




ゼツとは『NARUTO』に登場する忍であり、の一員。
CV.飛田展男(エビス先生と兼任)


アロエの様なハエトリグサの様な外殻を持ち、左右で体の色が違うという暁の中でもかなり異様な外見をしている。
ナルトに「アロエ」と言われて怒っていたため、アロエではないらしい。

更に左右で違う人格を持っており、性格も口調もまるで違う。
人格はそれぞれ「白ゼツ」、「黒ゼツ」と呼ばれており、白ゼツは子供の様なお調子者で、黒ゼツは片言で話す厳格な人物となっている。
性格が違うので、よく意見が食い違う。

好きな食べ物は噛みごたえのある物で、嫌いな食べ物はこんにゃくらしい。
一度だけ草隠れの額当てを持っていたシーンがある。


初登場はサスケ奪還の辺りで、それ以降も暁が活動する度にチラチラ登場し、異様な存在感を放っていた。

本格的に活動を始めたのは第四次忍界大戦の辺り。

割りと早く登場していたにも関わらず、数年もの間まともな活躍が無かった。



能力として、普段一緒に行動している白ゼツと黒ゼツを分離する事ができ、地面や草木と言った自然と同化する事が出来る。
この特性を生かして各地で諜報活動を行うなど他の暁メンバーをバックアップしている。そのためか暁内では唯一単独行動している。

また、人を食べる事でチャクラを得るといエグイ能力も備えている。

風影奪還編では、ペインの命令で死体を食べる事で処理していた。
また、チャクラを吸い取る寄生体を植え付ける胞子の術や、チャクラの質まで再現して完全に対象人物に成り済ます、成り代わりの術を使用出来る。
本人曰く、彼の変化能力は忍一。

その能力を使って味方に成り済まし、医療忍者達の暗殺を狙っていたが、とある失言によってサクラに見破られた。


戦闘能力は白ゼツはかなり低く、単純な戦闘力なら恐らく暁最弱。
一方、黒ゼツは大名を守っていた水影とその他何人かの忍と渡り合い、九尾チャクラモードのナルトの影分身が加勢に来ても木遁でナルトを転ばせたりして苦戦させていたため、それなりの強さである。

トビ(マダラ)も戦闘タイプじゃないと発言しており、彼の本当の強さは成り代わりによる撹乱や胞子の術による妨害にある。

しかし、しょっちゅう戦闘力の低さを指摘されており、アニメオリジナルストーリーでもデイダラに「相変わらずよえーな」と言われている。
また、白ゼツには植物を使った分身コピーが約10万体用意されている。こちらはカブトの協力もあってそこそこの強さを持っている為、忍界大戦における暁側の主戦力となっていた。

が、修行を終えてパワーアップしたナルトによって僅か数コマで次々と倒され、恐らく全滅したと思われる。

しかもオリジナルの白ゼツはサスケの術の試し切りに使用されて犠牲となった
白ゼツェ……


一方黒ゼツの方は量産されておらず、お偉いさんを人質に取る為に行動しており、水影たちの足止めに引っかかっていたところを長十郎の一撃で真っ二つにされ、行動不能になってしまった。


彼らの正体については長らく語られなかったが、最近になってようやく柱間外道魔像の細胞から抽出されたクローンであると判明。
黒ゼツには劣化しているがマダラの人格がコピーされていると語られた。








以下ネタバレ









しかしそれはマダラが思い込まされていた嘘であり、黒ゼツの本当の正体は「大筒木カグヤが封印される寸前に産み落とした存在」。
六道仙人こと大筒木ハゴロモと大筒木ハムラに次ぐ、カグヤの第三の息子であった。
つまり白ゼツやコピー白ゼツとは全く違うモノであった。
前述した性格は演技で、カグヤ復活後は片言はやめて少し子どもっぽい口調になっており、ナルト達を「俺が作った歴史の一部に過ぎない」等と見下すようなセリフを吐くなどカグヤと同じように傲慢な面を見せる。
ちなみに白ゼツの方はかつて無限月読に取り込まれた人々の成れの果てであり、後に来たるものとの戦いに向けカグヤが自分だけの兵隊として造り上げた人造人間らしい。

黒ゼツはかつて大筒木ハゴロモと大筒木ハムラに封印された母カグヤを復活させるべく千年以上に渡り暗躍。
カグヤの復活には封印されている十尾の本体である外道魔像を解放させる「輪廻眼」、十尾のチャクラを分散させた9体の尾獣を集める必要があったが黒ゼツにはそのような力がないので、闇の中でカグヤ復活の計画を練っていた。

六道仙人の息子であるインドラに接触し、彼を唆して弟アシュラと対立させ、インドラとアシュラが自分らの子孫に転生する度に争いを起こさせた。
更にインドラの子孫のうちは一族を徹底に利用し、うちは一族が所有していたハゴロモの遺した碑文を「無限月読こそがうちは一族を救う」と書き換え、無限月読を起こさせるよう仕向けていた。

要するに本編の時代まで続いた千手一族とうちは一族に関連するいざこざの元凶であった。

それからインドラの転生者、更にはアシュラの転生者にも何度となくアプローチして輪廻眼の開眼を試みるが、誰もその段階にたどり着けずに千年以上の月日が経っていた。
しかし本編以前にインドラの転生者のマダラならばそれが出来ると判断。終末の谷での死闘をこっそり観察していたが、戦いのあとに柱間にあやうく感知されかける柱間も深手を負い、マダラの死を見届けていたのでなんとか逃げ延びる。
その後、マダラが柱間の力を奪ったことや、彼が保険としてイザナギを眼に仕込んでいたことを知っていたため、写輪眼の研究をしていた扉間が秘匿したマダラの遺体がイザナギで蘇生する直前に体の中に入り込み、老衰による死の直前に輪廻眼を開眼した彼が外道魔像を口寄せ、さらにオビトを拾うまでずっと潜んでいた。
その際、かつて無限月読にかかった人々を柱間のクローンに見せかけるように抽出させたりした。

マダラがオビトに計画を託してゼツをサポートにつけた際、陰陽遁で生み出されたように見せかけて白ゼツの一体と融合、木遁の力を得ると共にマダラの意志の代行者を演じながら暗躍。
マダラの死後もオビトや暁に協力する一方で忍界大戦直前にカブトにわざとマダラの死体を見つけさせ穢土転生するよう仕向けていたりした。
マダラだけでは無く、カブトをも利用していたのだ。

忍界大戦序盤はオビトの指示で大名を人質にしようと襲うも、大名を護衛してる忍たちが立ち塞がり交戦。
遅れて参戦したナルトにも木遁の術で苦戦させるも、長十郎の双刀ヒラメガレイで上半身と下半身を切断されてしまい、身動きを封じられる。
しかし、終盤には半身のみで地下を移動、十尾を引きはがされたオビトの左半身に取り付き輪廻天生の術を無理矢理に発動。
これによりマダラを復活させ、輪廻眼を持つ十尾の人柱力となったマダラが無限月読を行使すると、今度はマダラを裏切り彼の肉体を触媒にして遂に大筒木カグヤを復活させることに成功する。
カグヤ復活後はナルト達と戦う彼女と同化し戦闘のアドバイスをしていた。

しかしオビトの死を馬鹿にした事でナルトの怒りに触れ、彼の攻撃で同化した左腕ごと切り落とされた上に六道の術で形成した黒棒を刺されて身動きがとれなくなった。
カカシやサクラのサポートを受けた、ナルトとサスケで発動された六道・地爆天星で再びカグヤは封印されてしまい、
黒ゼツはこっそり逃げてまたカグヤ復活を目論もうとしたが、ナルトに見逃されることなく、カグヤ諸共に封印されてしまったのだった。
オリジナルの白ゼツも無限月読解術後にボロボロに崩れて消滅した。
オビトが尾獣チャクラから陰陽遁で造った白ゼツ達の末路は不明。マダラに輪廻眼を渡した生き残りが一体いたが……



余談だが、結構出番も活躍もあったにも関わらず、人気投票の結果は暁最弱と呼べる程かなり悲惨だった。




◆使用術

  • 蜻蛉(カゲロウ)
黒ゼツの能力。白ゼツと融合したことで得た木遁の体を応用し、樹木を媒介に大地と同化し感覚を共有する。また、これで白ゼツと連絡を取り合うことも出来る。
これを利用して移動することも出来るが、スピードは不明(オビトほど早く移動できないとボヤいていたこともあるが、向こうは瞳術による時空間移動なので比較にならない)。

  • 胞子の術
白ゼツの能力。胞子の状態で分身を取り付かせ、チャクラを奪い取る。ただし、木遁の術の一種であるため仙術チャクラを受けると強制的に励起されて元の姿に戻され、解除されてしまう。

  • 成り代わりの術
白ゼツの能力。接触した相手のチャクラをコピーし、その相手に成り代わる。戦闘力以外はチャクラの質から何からそっくりに「成り代わる」ので、九喇嘛モードを発動したナルト以外には判別が不可能。ただしそれに先んじて、サクラの話術に引っかかった一体が捕獲されてしまった。





白ゼツ「じゃあ別の項目でも見に行こうか。」

黒ゼツ「イヤ、俺ハコノ項目ノ追記・修正ヲ行ウ。」

白ゼツ「えー…」

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