モンスターファーム〜円盤石の秘密〜

「モンスターファーム〜円盤石の秘密〜」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

モンスターファーム〜円盤石の秘密〜 - (2020/05/02 (土) 20:49:35) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/02/03(金) 00:44:54
更新日:2024/04/21 Sun 06:11:47
所要時間:約 6 分で読めます




世界が

一つの大陸であった頃
新たな命が誕生した。
人々は再び彼らとめぐり合い

そして今日もまた
出会いを求め続ける。




『モンスターファーム〜円盤石の秘密〜』は1999年から2000年にかけて放送された、同名のゲームを原作とするアニメである。全48話。
月刊少年ガンガンでもコミカライズ作品が連載された。


●ストーリー●
ワルモンのボス、ムーに支配されたモンスターファームの世界……
全てのワルモンをイイモンに戻し、元の平和な世界を取り戻す為、ゲンキとその仲間達の旅が始まる……!


ゲームとは違いモンスターを育てることは一切なく、技は強敵と戦うことで勝手に覚えていく。
また、人の業やモンスターによる復讐はかなり生々しく印象が強いものになっている。


●登場人物●
◇メインキャラ
佐倉ゲンキ(声:横山智佐)
モンスターファームが大好きな小学5年生。
モンスター甲子園の優勝賞品である「モンスターファーム200X」を起動したところ、テレビの中に吸い込まれてモンスターファームの世界にやって来た。
名前の通りかなり元気で常に前向きな少年。身体能力も優れており、ワルモンとも十分張り合うことができる。某携帯獣の主人公とは気が合いそう。
漫画版ではショタ度がパワーアップしていて可愛い。

ホリィ(声:國府田マリ子)
本作のヒロインで仲間内の紅一点。ゲンキより年上で、一行のまとめ役を務める。
故郷の村をワルモン四天王の一人、ナーガに滅ぼされたことからヒノトリを探す旅に出る。
ヒノトリの在処を示すガイア石と、それを扱う不思議な能力をもつ。

ゲンキと一緒に転送された「モンスターファーム200X」から再生されたモンスター。
生まれたばかりは甘えん坊だったが徐々に成長していく。名付け親でもあるゲンキと行動することが多い。「チー」が口癖。
主な技は、もんた、桜吹雪、もっち砲。
二話でいきなりゲンキと喧嘩になる。

ホリィが初めて発見した円盤石から生まれたモンスターでお調子者な性格。
生まれた直後は陽気でノリのいい標準語口調だったが、現在は故郷の村で姉の様に慕っていたピンキーの影響で関西弁を話す。
ゴーレムに上空に投げてもらうことで遠くにあるものを探したりできるがほぼ毎回受け止めてもらえず落下する。念力系の技は苦手。
主な技はベロビンタ、しっぽアタック、テレポート等。
かしこさ系の技が苦手な物理アタッカーであり、メンバーのなかでも最弱であることにコンプレックスを抱く。しかし修業と仲間の危機により進化を発揮しテレポートを習得する。

気は優しくて力持ちを地で行くキャラ。仲間になる前はロストしたモンスターの円盤石を1人で守っていた。その反動か加入後は寂しがり。
体が岩でできているので石や砂を好んで食べる。水がかなり苦手。
主な技はでこぴん、竜巻アタック。ウンディーネのエピソードは名場面のウチの一つ。

ツンデレその1。仲間になる以前は盗賊団を率いて「疾風のライガー」と呼ばれていた。
過去にムーに挑んで額に傷を負い、弟を拐われた為、ムーに因縁がある。大怪我を負ったところをゲンキたちに救われた借りを返すために一行に加わった。
元々の強さに加えて盗賊団時代の戦闘経験もあることから、戦闘力はゲンキ一行の中でも随一。
主な技は雷撃、ブリザード等。

元は詐欺師をしていた不良モンスター。赤いスカーフがトレードマーク。
ターゲットにしたゲンキたちの目的を知り、自らもワルモンと戦うために仲間に加わる。
自他ともに認める高い知能を活かしてチームの頭脳を務めるが、金にがめついのが玉に瑕。
ライガーとは犬猿の仲。いや、猿じゃないけど。
「食ってやる!」「なんですと!?」のやり取りはお決まり。
主な技はドラゴンキック、おなら等。


◆ワルモン
ムー(声:小杉十郎太
ワルモンのボス。本来はドラゴンのような姿だが物語終盤までは人型。普通のモンスターをワルモンにする力がある。
人型なのは実は肉体と魂が分裂していて、魂の方がある人物に憑依しているため。

ピクシー(声:三石琴乃
ワルモン四天王の1人。ツンデレその2。人間に対し強い憎しみを持っていたがゲンキによって改心していき、ピンチの時に駆けつける心強い味方になる。
忠実な部下にブルーマウンテンがおり、殆ど常に行動を共にしている。
原作通り格好がすごくエロい。ゲンキさんうらやましいです。
主な技はライトニング、炎の壁、ビッグバン等。
終盤で致命傷を負ってロストの危機に陥るも、彼女を助けるために自分の身を投げ出すことを選んだブルーマウンテンと合体し、ビーナスとなって蘇る。
この時流した涙によってワルモンであることを示す紋章が消滅し、名実ともにワルモンたちと袂を分かつこととなった。

ワルモン四天王の(ry
今は亡き塩沢氏が声を当てた貴重なキャラなキャラであるが、出番が実質一話だけ。
フェアな戦いを好むと自称するが実際は結構卑怯で、食事に誘うと見せかけてゲンキ達を包囲したり、ガッツダウン技で弱らせて砂地獄に叩き込んだりする。
ゲンキに仮面を傷つけられた時はすごく取り乱した
あと部下にジョーカーがいる。
技はゴッドファイナルやゴッドナックル等多彩。

ギンギライガー(声:中村大樹)
ワルモン(ry
本当の兄弟かは定かではないがライガーの弟。ムーに拐われ、ワルモンにされた上に自分がライガーに売られたという記憶を刷り込まれている。
幼い頃は弱虫だったがワルモンになってからは勝つ為には手段を選ばない卑劣な性格になった。
技も実力もライガーと拮抗する。最後にはロストするがライガーと和解する。

ナーガ(声:小林和矢)
ワ(ry
ホリィやスエゾーの故郷の村を滅ぼした張本人。見た目通り残忍な性格。真空弾やアイビーム等、使う技は意外とかしこさ系が多い。
戦いの末に崖から落ちそうになったところ、手を差し伸べてきたゲンキ達の優しさを目の当たりにして遂に改心。
しかし生きて償うには罪を重ね過ぎたと思ったのか、差しのべられた手を敢えて掴まずにそのまま落ちて逝った。落ちる直前、彼は不敵に微笑んでいた……

ワルモンのナンバー2で魔将軍と呼ばれている。東の大陸を支配しており、ワルモン四天王の遥か上を行く実力者。リリムを侍らせている。
某ガンダムのガウみたいな飛行船で移動し、船内に精鋭を冬眠させてコレクションしている。
セリフに四字熟語が入ることが多く言動自体も芝居がかっているものの、見た目通りに騎士道精神溢れる性格なので精鋭たちを解凍する際に大袈裟な言葉で讃え、討ち死にしたら嘆くなど下の者を大事にしている。
その一方でムーの忠実な部下と見せかけて実は冷酷な野心家でもあり、ムーの弱体化を好機と捉えて野心を露わにするも……


◇その他
ワームを連れている少年。ゲンキがキレるほどワームを厳しく躾けていたが、愛情は強い。
ワルモンから必死にワームを守ろうとするも及ばず、ロストしてしまうが……

ドラゴン盗賊団のボスのドラゴン(純種)。ライガーとは旧知の仲。

・モノリス(声:納屋六郎)
伝える為に作られたというモンスター。ブレインにダイレクトアクセスすることでゲンキ達に古代に起こった事実を伝えた。

・ツノマル(声:つボイノリオ)
ツノマル海賊団の船長。名古屋弁で話す。

・ジム船長(声:大塚明夫)
渡船の船長。普段はレストランを営む。豪快な性格でゲンキの憧れの大人になる。ミミニャーが相棒。

ブリーダーではなく古代遺跡を研究する人物として登場。二期に一度だけ友情出演する。
ゲーム『モンスターファーム2』にもプレイヤーを補助するブリーダーとして登場。



【備考】

放送当時の義務教育は土日が週休二日制になる3年前であった。そのため、午前7時30分開始の本作を見終えた8時手前に家を出て学校に遅刻した同志も多いはず(ちなみに筆者は常習犯)。
この現象は後にデビチル、カービィに受け継がれていく。



追記・修正はハートバクバク、元気ガンガンでお願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/