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若本規夫

登録日:2009/06/27 Sat 20:54:19
更新日:2026/07/26 Sun 11:09:25
所要時間:約 13 分でぇ、読めるのだぁ!




若本(わかもと)規夫(のりお)は、日本の俳優、声優、ナレーター。
本名:若本紀夫(読み方同じ)
旧芸名:若本紀昭(のりあき)


プロフィール

生年月日:1945年10月18日
出生地:山口県下関市
出身地:大阪府堺市
血液型:A型
学校歴:早稲田大学法学部卒
事務所:シグマ・セブン
備考:少林寺拳法三段、日本剣道連盟三段、神道の師範代

概要

声優としてはかなりの肉体派かつ武闘派で、新宿騒乱事件の前線で攻防にあたっていた元警視庁機動隊員という異色の経歴を持つ人物。
Webラジオ戦国BASARA【金】の第5回に出演した際には、その知識を遺憾なく発揮した。

そんな若本が声優になったきっかけは波乱万丈である。
機動隊を2年ほどで退官し、日本消費者連盟事務局の創立メンバーとなるが、ある日上司を殴り飛ばして解雇されてしまう。
その勢いで酒に酔って帰宅中の電車で横になっていたら、上の棚から落ちてきた新聞に掲載されていたアテレコ声優養成所のオーディション広告が目に入ってきた
それに応募してオーディションを受けてみたところ、結果は合格。そこから若本の役者人生は始まったのである。どんな経緯だ。

御年80の御老体ながら日々のトレーニングを欠かさず、声質は衰えを知らない。
寧ろ若い時の線の細かった発声より磨かれている。おかげでハンサムボーイがあまり演じられなくなったのは御愛嬌。
声優としてはかなり遅咲きで、『ドラゴンボールZ』のセルという当たり役こそあったものの、
アニヲタ界隈で話題になり始めたのは「あずまんが大王」や「ニニンがシノブ伝」で色物キャラを演じるようになってからで、
以降は最早押しも押されもせぬ声優界の大御所となった。
機動隊時代にしごかれた経験から「顔を殴られた演技」と「腹を殴られた演技」を使い分けることができるという。

時折発せられる「ぶるぁぁぁぁぁぁ!!!!!」という叫び声が特徴的であり、お約束のネタと化している。
『ドラゴンボール』のセル、『宇宙の騎士 テッカマンブレード』のテッカマンオメガ、『金色のガッシュベル!!』のビクトリームなどで見られる他、
『仮面ライダービルド』ではスクラッシュドライバー等の一部変身アイテムの音声を演じているが、
台詞の最後に特に脈絡もなく「ぶるぁぁぁぁぁぁ!!!!!」やら「オゥラァ!!」などの叫び声が挿入されることも。
ついでに言うとあまりにも「強力若本」なので、変身したライダーの名前が辛うじて分かるレベルで何を言っているか分からない

また、『サザエさん』の穴子さんの「ふぅぅぐたくぅ~ん」などに代表される、独特の抑揚をつけたねっとりとした喋り方、巻き舌が特徴
声優にあまり興味がない人でも、『サザエさん』を見たことがあれば台詞を少し聞いただけで「穴子さんの人」だと分かるだろう。

そんな若本の真骨頂はやはり渋みを効かせた重厚な演技。
味方にすれば頼もしく、悪役を演じさせれば強大で恐ろしい存在となる。

バトルものならば、若本が演じるキャラはほぼ強キャラ。なんなら作中最強クラスだったりする。
「こいつがラスボスなんじゃね?」とか「こいつ絶対強いわ………。」とか想像させるのは容易く、下手をすれば最終ボスより強い。
とにかく威厳、腕っぷしの強さ、圧倒的な存在感を視聴者に刻み付けてくれるような演技である。

敵側で出演したが最後、高確率で主人公側(ゲームならプレイヤーも)を容赦なく叩きのめしてくれるだろう。

その余りの演技の素晴らしさから『D・N・ANGEL』に一話限りのゲストで参加した時は、口パクを無視した熱演を披露し、
「若本さんの演技の尺でやってもらったのが素晴らしかったから作画班に後で口パクを合わせてもらった」とされるほど。
また、スクエニスタッフからは


「アウトオブコントロール(笑)」


と好評で、キングダムハーツⅡのゼムナス役以来、FINAL FANTASY ⅩⅡのアルシド、
FINAL FANTASY Ⅳ(DS版)のルビカンテ、DISSIDIA FINAL FANTASYのカオスと出演回数を増やしている。

ナレーションでは「聖戦士ダンバイン」「星獣戦隊ギンガマン」「スクライド」などが印象的だろう。
ダンバインとギンガマンはファンタジー調の作品であり、物語の雰囲気を作り出すのに一役買ってくれた。

そんな彼にはもう1つの持ち味がある。

それは先述した自由奔放なアドリブ、ギャグキャラの演技である。

真っ当に渋く格好良い演技をこなせる若本御大ではあるが、ひとたび弾けるとフリーダムなナレーションが開始される。

そして2000年前後より「音速丸」「ちよ父」「ビクトリーム」「メカ沢新一」などのギャグキャラを演じる中で新たな境地を開拓していった。
若本の渋い声をハイテンションな、あるいはシュールなキャラに用いることで独特かつ強烈な存在感を発揮。視聴者の腹筋を破壊していったのである。

シリアスなキャラだけでなく、コミカルな役や、愛すべきバカ等の役もこなす。
作品によっては、何と赤ちゃん役までもこなす。
2016年からCSの番組でたかはし智秋と共に多くの声優と雑談する番組に出演している。
一流の人間の条件とは仕事を選ばない事なのだろう。

あまりにも独特すぎる演技や声色から、同業者や業界関係者などの各方面からよくネタにされている。
ただ、若本はギャグが嫌いというわけではなく、むしろアドリブでボケ倒すタイプらしいが、同業者から物真似されることは(一部の例外を除き)あまり快く思ってはいないらしい。

完全体セルやオスカー・フォン・ロイエンタール等、ナチュラルに演じられる役がお気に入りとのこと。
WA4でガウン・ブラウディア役に選ばれた際には、当時矢鱈とギャグキャラでブレイクしたせいで回される役が色物だらけになっていたこともあり、「まともな役ができる」と喜んだという。

アニメならずゲームにおいても数々の名物キャラを演じ、存在感を発揮してきた。
  • テイルズオブデスティニー2のバルバトス・ゲーティアは立ち位置こそ中ボスで人間的にもどうしようもないチンピラなのだが、男前なビジュアルと実力相応の(シャピロ・キーツを彷彿とさせる)シリアス演技のおかげでカルト的な人気を獲得。その後もシリーズで定期的にゲスト出演しており、大抵のラスボスを遥かに凌駕した圧倒的強さ(理不尽さ)で猛威を振るい、多くのプレイヤーを絶望させた。
  • ルミナスアークシリーズや某テロリストの時等はかませ犬だが。まあどちらも相手が悪かった為、仕方なくはある。
  • 日本一ソフトウェア作品ではファントム・キングダムの魔帝ロイヤルキングダーク3世と魔界戦記ディスガイア2の魔王ゼノンという魔王役を2回演じており、後者に至っては全ての元凶にしてラスボスである(前者は完全なギャグキャラで、後者もなんか小者臭が漂ってるうえにディスガイアRPGでギャグ堕ちしてたが)。
  • オーディンスフィアでは、殆ど名前を呼ばれないただの中ボスにもかかわらず、ムービー中に顔を出していたり、声のせいでラスボスにしか見えなかったりする。

そんな最強キャラのイメージを確立している御大だが、威厳に満ち溢れたカリスマキャラも似合う。
  • METAL GEAR SOLID PORTABLE OPSでは兵士達を疑心暗鬼に陥らせるような素晴らしい演説を、
  • マブラヴ オルタネイティヴでは自分達が戦い続ける理由と桜花作戦に向かう衛士達に向けた素晴らしい演説を、プリズン・ブレイクでは囚人達のボスを殺害後、演説でその座を奪いとる。演説が似合うお方である。
  • コードギアス 反逆のルルーシュでは主人公ルルーシュの倒すべき敵であるブリタニア皇帝を演じ、威厳に満ちた堂々たる演説を披露する。

そして、時折思い出したかのようにフリーダムでハジけた演技を披露し、我々ファンを楽しませてくれる。
  • スタッフから野放しにされたD.Gray-manにおいては、ソカロ元帥を一気に輝かせた。
  • 金色のガッシュベル!!ではハイテンションかつおバカな魔物であるビクトリームを熱演。さらにキャラソンまで歌ってくださった。元々凄まじい人気であった彼の破壊力を原作以上に向上させ、視聴者の腹筋を完全に破壊した。

サザエさんでの穴子さんや花沢さんの父は国民的に有名で、かつては商店街の魚屋や泥棒等の端役を一人で何役もこなしていたが、2010年代を境に持ち役のみの担当に移行している。

一時期から日高のり子曰く「こってりした演技」と呼ばれるようになった若本節、
多用するに至った理由は本人曰く「ゆっくり喋るとトチらない」ためであるらしい。
石田太郎や野沢那智から持ち役の一部を引き継いでいる。

余談

「ドラゴンボールZ」収録当時、自宅で台本を読んで練習していたら、外から
「出てこいセル!」
と近所の坊主に言われ、

俺に吸収されたい奴は誰だァァァァァァ!?

と返したサービス精神の旺盛さが窺える微笑ましいエピソードがある。
その子供は恐怖のあまりに泣き出してしまったらしいが。



そんな彼は同年代の多くのベテラン声優陣とは真逆の考え方を持っている。

かつての声優は「役者業がメインで、声優はその中の一部分的なもの(副業やアルバイトのような感じ)」「声優として活動する前に役者(舞台)を経験するべき」と主張する者が多かった。

それに対してベテランの若本は「声優と役者は別物」「(舞台をやっても、自分の声優業には)あんまり役に立たなかった」と語っている。

同業者に対しても近年顕著になってきた声優の舞台劇進出や、声優育成プロセスに辛辣なコメントを述べる場面もあった。
その姿勢から、実はベテラン勢の中では完全な異端者といっていい。

ただし、これは声優という立場や職業に強い思い入れを持つ氏が舞台出演経験も相応に積んだ上での発言である。
また冒頭に述べたように職業声優としては異端と言える経歴に加え、彼の実践する独自のトレーニング法や感性を養う努力を積み重ねた上で現在の地位を築き上げた点も考慮すべきであろう。
いわゆるエアプ批評などでは全くないので誤解なきよう。

主な出演作

アニメ

特撮

ナレーション

映画

OVA

吹き替え

その他

ゲーム





追ぃぃ記ぃ…修正をぉ…お願いしまあぁぁぁぁぁすゥゥゥ!

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最終更新:2026年07月26日 11:09