モンスターファーム2

登録日:2010/03/01(月) 15:53:39
更新日:2020/03/21 Sat 18:10:11
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そして 今日もまた


あらたな出会いを求めつづける…








テクモの育成シミュレーションゲーム。
1999年2月25日発売で、シリーズ屈指の人気を誇る名作。
ファンの手により、非公式の対戦ツールも作られた。
2014年12月3日にゲームアーカイブスでも配信された。(円盤石再生はPS3のみで、PSP・VITAでは本編プレイのみ可)



○ストーリー
太古の昔、世界には人間とモンスターが共存していたが、モンスターは絶滅してしまう。

しかし近年になって、モンスターの情報を記録した「円盤石」が発掘されるようになった。
そこからモンスターを再生する技術ができ、モンスター同士を戦わせるモンスターバトルが娯楽として確立されるようになった。




○システム
最大の特徴は「円盤石(=CD)からモンスターが生まれる」というところ。
音楽CDやPS用ゲームソフト等、モノに寄って様々なモンスターが誕生し、その総数は38系統391種にも及ぶ。

サントラや前作を再生するとレアモンが生まれたり、一部CDからは関連ネタのようなモンスターが生まれたりと芸が細かい。

また、モンスターそのものもゴーレムやドラゴンといった王道から、他ではお目にかからない奇妙な生物や宇宙人、変形ロボに呪いの人形に至るまで色々と個性的。


モンスターにトレーニングや修業をさせ育成。
そうして育て上げたモンスターで大会を勝ち進み、ブリーダーの頂点を目指すのが基本的な流れ。

特に重要なイベントが起きたりする事は無く、目標もあって無いようなもの。
モンスターに寿命はあるが、他に特に時間制限がある訳でもない。

対人対戦用にフルパラメーター(ALL999)のモンスターを育てるもよし、モンスター図鑑の完成を目指すもよし、ファームでモンスターの仕草を延々眺めるもよしと、割と自由度は高いといえる。


といった感じで基本線は初代と同じ。
グラフィックのリアリティの向上や、ゲームバランスの調整など、方向性はそのままにクオリティを上げたのが人気の理由か。


○主な新規要素・変更点

  • 石盤再生
前作のセーブデータを読み込むことで冬眠しているモンスターを再生する。
ただし、そのままの能力値で出てくるわけではなく、前作での能力に応じて初期パラメータにボーナスが付くのみ。
(レアモンを再生した場合、純血に変換されるが能力に更にボーナスが付く)
とはいえ、プレイ開始時から高いパラメータのモンスターを呼び出すことも可能であるため、序盤の優位は保てる。
また、ディスクナイトンやマジンバジャールなど、石盤再生でないと入手できないモンスターもいる。

  • ヨイワル値
モンスターの性格を示したパラメータ。ヨイとワルで習得可能な技も異なっており、
ヨイでないと回復技やクリティカル技が、ワルでないとガッツダウン技やドレイン技が覚えられないモンスターがいる。
また、前作と違って底力はヨイでないと発動せず、代わりにワルは「逆上」という状態異常になる場合がある。
ただし、普通に育成しているとどうしてもヨイに偏りがちであるため、ワルを維持する方が(一部の激ワルモンを除いて)困難。
なお、ヨイワル値の変化には上限が決まっており、どうやっても技を覚えられない種族もいるので注意。

  • 状態変化の多様化
前作では底力のみであった試合での状態変化が、上述の逆上に加え「憤怒」「闘魂」「元気」「余裕」「本気」等々、大幅に増加した。
中には一部の種族でないと習得できないものもあるが、合体での継承や円盤石のかけらを隠し味にすることで習得可能なものもある。

  • 技の使い込み
ある下位の技を使いこまないと、その上位の技を覚えられないモンスターが登場。
(例えばモッチーの「もっちゃん→もっさん→もっさま」等)
一部の種族は特定の技を50回使う、を10技以上でこなさないといけない場合があり、技コンプは相当な苦行となる。
とはいっても、大抵そういう技は(フルモン戦でなければ)使用しなくてもなんとかなるのだが…。
前作と違って修行による寿命消費がかなり大きくなったため、合体による技継承も活かして修行は必要最低限に抑えたい。

  • ガッツ補正
ガッツ回復が遅いモンスターはガッツを溜めた際のダメージ上昇が大きくなった。
そのため前作と違ってガッツ回復が早ければ強い、というわけでもなく(それでも環境最強はG回復6のメタルナーと言われているが)
ドラゴンやゴーレムのような重量級モンスターは一発での逆転を狙い易くなった。

  • モンスターの個性化
モンスターによって個別に好き嫌いが決まっており、他にもトレーニングや大会後におねだりをしてくるようになった。
通常はそこまで気にすることはないが、優秀なエサであるビタミンもどきが嫌いになると悲惨なことになる。
また、この仕様にはある重大な欠陥が存在し…

  • 冒険の仕様変更
帰還ポイントが存在し、行動力(モンスターのライフによって決まる)が尽きる前にそこに辿り着かないと遭難扱いとなる。
ただし、前作とは違って探検中に迷子になるリスクはほぼ無いため、黄金モモ調達や金稼ぎに活用し易くなった。
殆どのプレイヤーが冒険専用のプラントを工房に冬眠させていることであろう。

  • ノラモン
修行に出た先で野良と化したモンスターと戦うことがある。野良でないと出ないNPCのレアモンもいる。
倒せば賞金も出るが、大会と違って指示ができない+タイムアップがないため時間がかかる場合もあり、さっさとギブアップしてしまう場合も多い。
とはいえ、一部モンスターは特定のノラモン撃破が解禁条件になっているものもいるのでその場合は出てくれるまでロードする羽目になる。

  • モンスター殿堂
四大大会を制覇したモンスターだけが出られるレジェンド杯に出場し優勝すると、そのモンスターを殿堂に入れることができる。
殿堂には得意技(通して最も使用ガッツの合計が大きかった技)のポーズでモンスターが登録されるので、色々な技での登録を試してもいい。
ただし、3体しか登録できないため都度消さないといけないのが切ない…


○登場種族
  • 前作からの続投
ピクシー
ドラゴン
ヘンガー
ゴーレム
ライガー
ハム
ガリ
ニャー
ゴースト
スエゾー
ゲル
プラント
モノリス
ラウー
ワーム
ナーガ

  • 今作からの登場
ケンタウロス
コロペンドラ
ビークロン
チャッキー
ロードランナー
デュラハン
アローヘッド
ホッパー
バクー
アーケロ
グジラ
バジャール
ヒノトリ
メタルナー
ジール
モッチー
ジョーカー
ウンディーネ
ナイトン
モック
ダックン

残念ながらディノ、マジン、ディスク、ラクガキの4種はリストラされてしまった。
初期では解放されていない種族がかなり多く、それらをサブに含む場合も再生ができない(一部例外アリ)のため、
折角のCDが「再生できません」のラッシュを喰らってリアルにストレスを溜めたプレイヤーも少なくない。



○登場人物

IMa調教助手No.10114
コルティア おんな
出身地:コラート地方ガロエ村
調教助手試験合格週 1000年3月4週
調教助手試験点数  92/100
コメント:少々あわてものなところあり。

  • コルト
プレイヤーの助手、本名コルティア。上記はゲーム開始時に貰える資料。
ややおっちょこちょいな永遠の14歳。ブリーダーを目指している。
そしてすんばらしいネーミングセンスの持ち主。


  • ジョイ
ジョイくん。モンスターにアイテム(エサ含む)をあげたり、トレーニングをする際のサポート役をこなすトリ。


  • パブス
コルトの師匠。「IMaブリーダーの中でも一番すごい人だった」とはコルトの談。
時々プレイヤーにアドバイスをくれる。


  • ホリィ
前作プレイヤーの助手。
今作ではブリーダーであり、二大陸対抗戦で戦える。


  • ウィオラ
モンスター市場の店員さん。ダッジの妹。
前作と違って再生直後にモンスターを引き取らないこともできるため、彼女の世話になることはあまりないかもしれない。


  • ダッジ
モンスター工房の管理人。ウィオラの兄。やたら不愛想


  • チェーレ
モンスター神殿の神官さん。実は人妻らしい。


  • ベルデ
アイテムショップのおばちゃん。若い頃は美人だったのだが、それは別の話。


  • エロウ
修行地の管理人。最初はふてぶてしかったが、プレイヤーのブリーダーランクが上がると露骨に態度を変える。


○攻略
難易度が高いことが特徴で、何も考えずほっとくと3年位で死ぬ。
そのため、コツを掴むまでAランク以上に上がれない小学生を大量に生んだ。
Sランク突破には

  • ストレス管理
ストレスが溜まると一気に寿命が削られてしまい、そうすると能力的に大損となる。
資金に余裕が出来たら油草育成という、オイリーオイルと夏美草とを利用したローテーションで休まず、かつ疲労とストレスを与えずにローテーションするのが基本となる。
(エサは嫌いであってもビタミンもどきを与えること。ただしビタミン嫌いの場合は若干変則的なローテを組む必要がある)
資金に余裕のない序盤は別のローテを組む必要があるが、最初の内は夏美草を月1~2で与えるだけでもかなり変わって来るだろう。

また、ストレス解消効果があるとされるふたごの水差しであるが、実はそちらの効果はほぼないという罠がある。
ただし、通常育成していると上げにくい恐れ度を維持するのに有効であるため4個ぐらいは持っておきたい。


  • 種族選び
初心者がガリ、モノリス、ナーガなどの短命種を選んだら目も当てられない。
また、初心者向けと言われるロードランナーやモッチーもそれぞれ技の多さ(+要求なしおねだり)、技の貧弱さからそこまで初心者向けではなかったりする。
おススメなのは
◆アーケロ
寿命長く能力適性優秀、技も飛爪だけで戦える。ただし種族特徴でビタミン嫌いである点には注意。

◆デュラハン
こちらも長寿で適性優秀。更にオイルでストレス回復の特性を持ち、優秀なバランス技を持つ。ただし解禁までが長いのと、要求なしおねだりに注意。

プラント
技性能は前作からかなり弱体化しているが、それでも寿命が長く性格ヨイでガッツ回復トップクラス。種ガン→ガッツダウン技で逃げ切れるため通常育成では十分に使える。

◆ヒノトリ
高威力かしこさ技で短期決戦。技も多くないためメインすり替え合体を使えば修行の回数も少なくて済む。

等の尖んがった能力をもつ高寿命キャラから始めると育てやすい。初心者は断じてちからかしこさの両刀型など目指さないように。


なお、前作のディスクでモンスターを再生すると『すえきすえぞー』という一週間しか生きられないけど強いチートモンスターが生まれる。
(ちなみに元ネタは前作の全国大会の予選において、出場モンスターをテストするためのサンドバッグ要員である)
大会に出して小銭稼ぎ(+水差し集め)、あるいは一部種族の解放のための生贄にしておこう。


○余談
◆全種族のモンスターでの殿堂入りも十分可能であり、それを成し遂げた猛者もいる。
(ニコニコ動画にてnyororon氏がそれを成し遂げている、詳しい解説もあるので見てみよう)

◆どうやっても技を覚えられないモンスターがいたり、プールの際にライフと丈夫さの適性が入れ替わったり、バグが多いことでも有名。
特にハム×ピクシーで生まれるヴァージアハピがチート級のガッツ回復力を持っており、公式大会でも禁止されたりもした。

◆フルモンを作成するにあたって、当初はソンナ・バナナを用いた無限延命による「バナナ育成」が主流であったが、
現在では合体による能力上昇の法則性が解明されたこともあり、どちらの手段でもフルモンの育成が可能となっている。
(合体で作れないレアモン等の場合、バナナ以外の選択肢がない)



○アニメ化
アニメオリジナルキャラクター『ゲンキ』と、本作のマスコットモンスター『モッチー』が主役を張るアニメがTBSで放送された。
(しかし、ゲンキのパートナーは前作のキャラクターである『ホリィ』である)

モンスターの死など、重たい描写もあるものの、ワルモンの横暴により荒れ果てた世界を冒険していく『勇気』と『友情』そして『ガッツ』の物語は、朝の放送時間帯にて人気を博し、闘技場バトルが重視された2期目も放送された






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