バゼット・フラガ・マクレミッツ

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バゼット・フラガ・マクレミッツ - (2017/04/26 (水) 12:55:18) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/06/20(土) 23:14:43
更新日:2024/04/08 Mon 06:48:11
所要時間:約 7 分で読めます





バゼット・フラガ・マクレミッツ(Bazett Fraga Mcremitz)
CV.生天目仁美(PSVita移植版、プリズマイリヤ等)


Fateシリーズの登場人物。初出は『Fate/hollow ataraxia』だが、厳密に言えば前作にも一応出ている。

身長:172cm
体重:58kg
スリーサイズ:B87/W55/H83

hollowにおける本編「夜」の主人公にしてヒロイン。アヴェンジャーのマスター。

第五次聖杯戦争のために魔術協会から派遣された武闘派魔術師。男物のスーツに身を包んだ男装の麗人。
協会でもトップクラスの「封印指定の執行者」。

第五次聖杯戦争が勃発したときの年齢は23歳。魔術協会から派遣された外来の魔術師。

生真面目だが、融通の利かない堅物。クールを気取っているものの実際は短気な性格であり、待つことが苦手なタイプ。
かなり惚れっぽく作中に出る男性キャラ全てにときめいている。

特技はトレーニング。好きなことはボードゲームで苦手なものは突然の休暇。

戦闘特化の武闘派魔術師。素手での戦闘を好み、加護のルーンを刻んだ手袋をはめ、時速80kmの拳を繰り出し(プロボクサーが時速40km)、
拳や脚、膝、爪先には硬化のルーンが刻まれている。
常人の反応速度だと、この拳速では「何か気が付いたら体が痛くなってて、骨が砕けてる。怖い」という状態に陥る。
ミニゲーム『トラぶる花札道中記EX』では、アームレスリングで600万を稼ぎ出した豪腕。
反面、鍵開けなどの細かいことは苦手で、ボタン操作ならともかくタッチパネル式のものはパキッと壊してしまう。

彼女の実家であるフラガ家は、権力とは無縁ながら、神代より神々に仕え多くの秘技や宝の類も継いできた。魔術の世界でも屈指の大家で、ルーンの使い手。
「伝承保菌者(ゴッズホルダー)」の異名を持つ。
これは、魔術回路の様な遺伝的な継承物ではなく、代々保管していたあるモノに神秘の病原体が感染していたという感覚らしい。
……なるほど、分からん。

こうした出自から、「後より出て先に断つ者(アンサラー)」の別名を持つ現存する宝具『斬り抉る戦神の剣(フラガラック)を有する。
彼女の実家が代々継承してきた神秘の現物である。


総合的な戦闘力は非常に高く、士郎や凜では到底適わない程。

自身のサーヴァントであるアヴェンジャーにも「アンタの方がオレより強くね?」と言われている。
しかしアヴェンジャーは自他共に認める最弱のサーヴァントであり、正規のサーヴァントが相手では少しの間持ちこたえることはできても流石に敵わない。
hollowでは戦闘能力だけなら他のクラスより低いとされるアサシンが相手であっても軽々と自慢の拳を避けられた上で敗北している。
『斬り抉る戦神の剣』を有効に使えばサーヴァント相手であっても勝機があるが、相手に切り札を切らせるところまでいかなければまず勝てない。 

この宝具も、サーヴァントが扱う必殺技の性質から発動タイミングまで完璧に見切る必要があり、
作中の英霊キラーぶりは何十回と殺されまくって経験を積んだが故。


わりと方向音痴だが迷わず突き進む突進性を持つ。
これまでの「仕事」で稼いだ金額はかなりのものになっているが、無趣味で貯まる一方な上に、本人は生活できればどんな状況でも構わないと、半ばホームレスだったりする。
また、仕事柄食事に関しては「味や栄養は二の次で手早く済ませられることを重視する」ため、黒セイバー同様士郎にとっては(ご飯の作り甲斐的な意味で)天敵。

魔術師としては優秀だが、人間として、女としては「ダメ」の一言につきる。
TPOにあわせて嘘をつけないような無駄に真面目な人間であるため、高いスペックを誇るにも関わらず、「特技は人を殴ること」と答えてバイトの面接を落される始末。
彼女のトレーニングは相当激しく、当人の自覚はないがサンドバッグを殴る音で近隣住民を怯えさせている。

男っ気はないが、仕事上、セックスの経験はある。なお、そういうシーンはない。


幼い頃は港町に住んでいた。
失うことへの恐れから幼時より何事にもさめていて、楽しみというものをうまく飲み込めなかった。
が、書斎にあったクー・フーリンの物語を読んでいるときだけは夢中になれた。

15歳で社会に出て、両親の反対を押し切って魔術協会に入り、鳴り物入りで歓迎された。
しかしそれは形式上のものでしかなく、どこかの派閥入りして箔をつけてくれる訳でもない実直な彼女は貴族主義の魔術師達には目の上の瘤同然で、彼女の居場所などなかった。
それでもがんばり続けて成果を出し、成果を出せば出すほど煙たがられて腫れ物のような重鎮として扱われ、厄介払いとして封印指定の執行者にされた。

過去にアインツベルンが生み出し、失敗作として廃棄する定めだったがアインツベルン領から逃げて人の街で生きていたホムンクルスの後始末を任されて、戦ったことがある。
当時はバゼット自身が未熟であったことを差し引いてもかなり苦戦した。

言峰綺礼とは6年前、彼が教会の代行者だったころに屍を用いて魂の再現を謀る封印指定を受けた魔術師の庭で敵同士として出会った。
彼とはその後何度か衝突したり協力したりし、その共闘はお互いに組織には報告しないものだった。言峰は一度たりともバゼットを頼りにしなかったが。

封印指定の実行者である彼女が第五次聖杯戦争に参加できたのは聖杯戦争の監視役である言峰綺礼からの指名があったため。
聖杯戦争開始の8日前に冬木市に到着して下調べをし、1月23日にルーン石のピアスを触媒にランサーを召喚した。

そして彼女が隠れ家とした幽霊洋館に『相談したい事がある』と言峰が訪れた。
喜びを隠しながらも言峰を信頼していたバゼットは言峰の騙し討ちにあい、
ランサーを出す暇もなく後ろから斬り伏せられて令呪が宿った左腕を切断され、令呪を奪われた。その後言峰は彼女に止めを刺さずに放置した。

バゼットはそのまま生死の境をさまよい、アヴェンジャーと契約を交わす。
(hollowの物語はここから始まる。詳しくはアヴェンジャーの項目を参照)

意外にも初詣などの定例行事に弱いのだが、それはお参りをさぼってバチがあたるのが恐いのではなく、
お参りをしないことで何か失敗をするかもしれないと不安になるから。


設定だけみると凄いが、本編ではへタレな所しか見れない上、後日談での伝説のシーンから完全なネタキャラとなり、「ダメットさん」と呼ばれている。
しかし、きのこさん曰く次回作では完璧になるらしい。
この次回作は月姫2。
元々バゼットとカレンは月姫2のキャラクターらしい。
すでにカレンと思われる人物は出ているがバゼットは出ていない。
この頃なら、hollow時代なら勝ち目がないシエルとも対等に闘えるとか……

ホロマテによるとどうやら鮮烈な登場シーンを予定しているとのこと
茸「気長に待っててね!」



Fate/kaleid liner PRISMA ILLYA プリズマ☆イリヤ


『2wei!』以後に登場。魔術協会からのカード回収の前任者としてイリヤ逹の前に現れる。
宝石翁の介入で凛とルヴィア(というかイリヤと美遊)が回収を任されることとなり一度は任を解かれたのだが、
協会のパワーゲームの結果再び就任し、彼女たちの持つカードを狙って強襲してきた。
クロエの放った矢を掴んで返したり、地面を砕いて視覚を封じたり、夢幻召喚した宝具を『斬り抉る戦神の剣』で撃墜したりと、本編のダメっぷりが嘘のような活躍は奮戦飛び越えて圧倒。
というかSN本編に出られなかった鬱憤を晴らすかのように暴れ狂っている。

ルビー「バーサーカーよりもバーサーカーっぽいですねあの人!」


もはや打つ手なしというレベルで追い込まれるが、凛にダメージ共有の呪いをかけられたことで一転、因果律を利用してアンサラーを無力化される。要は、以下のようになる。
相手が切り札を使う→アンサラー発動→相手は死ぬ自分も死ぬ→アンサラー発動できてない→相手は死なない
まあ、ブラフなんですけどね(そこまで致命的なダメージを共有させられる呪いではないため)。

しかしやはりダメットさんは健在でした。(そもそも交渉がほぼノータイムでの恫喝&強奪だった時点でねぇ……)
呪いをかけられたと言われても「ダメージなど耐えればいい」と続けようとしたところで8枚目が存在すると伝えられてその場を退く。
しかし、ルヴィアによってエーデルフェルト邸にて暴れに暴れた修繕費用を直接請求され、いきなり一文無しに。
野草を喰って凌ぎ、日雇い仕事で稼ぐアルバイト戦士ダメットさんとなったのだった。
本人は「日本は気温も過ごしやすくて治安もいい」と無駄に前向き。

なお、上記の「特技は人を殴ること」で採用OKになったことがある(結局売り上げが悪くてクビになったが)。




【余談】

中の人はかつてアニメ版「月姫」でアルクェイドの声を担当している。



追記・修正はじゃんけんに後出しで勝ってからお願いします。

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