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言峰綺礼

登録日:2009/07/31 Fri 23:59:54
更新日:2026/08/16 Sun 17:05:10NEW!
所要時間:約 12 分で読めます


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EXTRA Fate TYPE-MOON Zero stay night おじさん それにしてもこの神父、ノリノリである やべーやつ アルターエゴ ゲーム コメント欄ログ化項目 ネタキャラ プリズマ☆イリヤ マジカル☆八極拳 メリークリスマス諸君。 ラスプーチン ラスボス ラーメン屋 中田譲治 主人公の鏡 人格破綻者 他人の不幸は蜜の味 代行者 体はマーボーで出来ている 八極拳 冬木市 名悪役 外道 師匠殺し 弟子 後見人 愉悦 愉悦部 愛すべき外道 撲殺神父キレイさん 欠落 欠落者 永久凍土帝国アナスタシア 求道者 激辛麻婆豆腐が好きな神父さん 濃すぎるキャラクター性 煽り屋 父親 生まれながらの悪 異星の神の使徒 監督役 真面目バカ 破綻者 神父 胡散臭い 衝撃のマーボー 言峰綺礼 麻婆豆腐 黄金樹海紀行ナウイ・ミクトラン 黒鍵


────喜べ少年。君の願いはようやく叶う


Fate/stay night』・『Fate/Zero』の登場人物。
中田譲治



◆プロフィール

1965年12月28日生まれ
※初期設定では1967年生まれ。現行設定では1994年11月時点で28歳。
左から四次、五次
年齢:28歳→38歳
※初期設定では20代前半(四次)
身長:185cm→193cm
イメージカラー:黒
特技:鍛錬→特になし
好きなもの:鍛錬→悲運
苦手なもの:独り酒→信頼
天敵:衛宮切嗣

◆概要

冬木教会の神父、第五次聖杯戦争の監督役。
遠坂時臣の弟子にしての兄弟子。
通称:麻婆(神父)
他人の心の傷を炙り出し、いたぶる事が好き。

◆人物

生まれつき善よりも悪を好み、万人が美しいと感じる物よりも醜いものを「幸福」と感じる異常欠陥者。
原作サイド曰く士郎を後天的異常者とするならば、彼は先天的異常者」
その内心は、人の不幸に至福を感じそれを得るために人を傷つけ苦痛と悲哀を増幅させる行為を積極的に行い、しかもそれを「自分のやっている事は邪悪である」と明確に自覚している破綻者である*1

しかしその一方で聖職者の親の元に生まれ正しい教育を受けた事で
人の世の何が悪で何が善か
を正しく理解しているまぎれもない聖職者でもあり、信仰心に関しては間違いなく本物。神父としての職務も真面目にこなしており、本性を知らない一般の冬木市民からは非常に評価が高かったりする。
その矛盾は
「やってる事は明らかに邪悪であるが、その祈詞は全き聖句と判定されてアンデッドを霧散せしめる」
という現象に見てとれる。

悪党ではないが悪人、非道ではないが外道。

若い頃はその事実を受け入れられず苦悩するも、後に吹っ切れる。
しかし心の何処かで普通の幸福を得たかったことには変わりはないようで、HFルートでは、「ようやく気付いたが、私はお前達を羨んでいる」と語っていた。

衛宮切嗣とは第四次聖杯戦争で因縁があり、彼のことを「アレはな、度し難いほどの聖人だった」と称している。


士郎とは似た者同士で、アーチャーとは違った意味で士郎の歪みを暴く。
そして、知らず知らずの内に彼が憧れていた存在。
例えるなら、士郎を会わせ鏡に写した時に真正面にいるのがアーチャー、真後ろにいるのが綺礼。

衛宮士郎は言峰綺礼を出会った時から必要以上に嫌っていたが、HFルート終盤だと「どうも俺はこの男が好きだったらしい」と実は気に入っていたことに気付いている。
というのも士郎も綺礼も、各々の「他人の幸福こそ幸せ」「他人の不幸こそ幸せ」という形で、自分の命よりも自分の在り方に殉じており、「歪でも、自分の在り方に命をかける」という意味では、士郎の理想・信念を貫く姿と同じであった。
そのため士郎は綺礼を潜在的には気に入っていた。しかし「正義の味方」を目指す士郎にとって他人の不幸を求める綺礼を認めるべきではなく、だからこそ自分が彼を気に入ったことに気付くまいと必要以上に綺礼を敵視していた。
士郎が「万人の正義の味方」を目指すことを捨てるHFルートだと、士郎は「正義の味方」以外の目で綺礼を俯瞰できるようになったため、綺礼を気に入っていたことに気付けたといえる。



◇好物

冬木町中心街の街角で営業している中国料理店『紅洲宴歳館「泰山」』の名物である激辛麻婆豆腐が大好物*2

HFルートのとあるシーンで、士郎が綺礼*3に呼び出され、待ち合わせ場所として泰山を指定された。
出向いた店先で「ラー油と唐辛子を百年間ぐらい煮込んで合体事故のあげく『オレ外道マーボー今後トモヨロシク』みたいな料理」(士郎見立て)という超激辛麻婆豆腐を、
額に汗しながら尋常じゃないペース(こちらも士郎の主観では「今匙を止めたら二度と手が動かぬわ」と言わんばかりのハイペース)で黙々と食べていた綺礼の姿が由来。

士郎は綺礼が何故そんな料理を食べているのか困惑していたが、一皿目を食べ終わる前からお代わりを頼んでいたり、
食べる自分を(信じられないものを見るような目で)見る士郎に、二度に渡って「食うか────?」「────食うのか?」と聞いてきた上、
士郎に遠慮されると、特に一度目に関してはそれを聞くなりさっくりと残りを完食しているところから察するに、
おそらくこの麻婆豆腐は彼の好物であり、士郎への問いも純粋に「お前も食べたいなら分けよう」という善意から発せられたものと思われる。
非常に重苦しい展開が目白押しなHFルートにおいて、数少ないギャグ(調)のシーンであり、綺礼を象徴するシーンとして有名。

全年齢版『Fate/stay night [Réalta Nua]』だと、担当声優の中田譲治さんが(麻婆豆腐を食べながら話しているという状況に合わせて)ハフハフ言いながら、
「食うか────?」と言ってくれる為、さらに破壊力絶大(ちなみに士郎は「食うか────!」と即答でご相伴にあずかることを辞退している)。
HFルートの映像化作品である『Fate/stay night:Heaven's Feel』でも、尺不足でガリガリに削られたシナリオの中でちゃんとシーンが取られている。
やたら気合の入った作画の麻婆はじつに美味そう…なのだが、その生々しい赤みは本編の展開が展開だけにR-18Gな何ものかを連想させなくもない。

Fate/unlimited codes』ではミニゲームとして激辛麻婆豆腐早食いがあり*4
Fate/Zero』の原画などを展示した展覧会では、「言峰の激辛麻婆の素」なるレトルト商品が実際に売られる等、
公式でも『綺礼の好物=(激辛)麻婆豆腐」と扱われている。

なお本人は「辛い麻婆ならなんでもいい」という訳ではなく、あくまでも「泰山の麻婆」に拘りがある模様。
ただし『衛宮さんちの今日のごはん』などでは麻婆以外でも激辛の味付けを好んでいるらしい描写があるため、
恐らくは「激辛料理全般が好きで、その中でもダントツに好きなのが泰山の麻婆豆腐」という事なのだろう。


◆戦闘能力

「代行者」だったこともあって人間の中では高く、作中では(自身の特異な体質も影響しているが)真アサシンに一矢報いるシーンも。
八極拳の達人でもあり、後見人を務めていた凛にも手解きしていた。

時臣から魔術を一通り教わっているが、どれも平凡の域を脱しない。治癒魔術だけは、「傷を開く」ことに特化した魔術適性から、時臣を凌ぐ腕前である。
霊媒治療はキリスト教から見ると異端だが、魔術を覚えようという時点で神父失格と割り切っている。目の前で死病つきに死なれたことを機に手を出したとか。

また、上述の通り信仰への篤さは本物であるためか、非常に高い性能の洗礼詠唱を使うことができ、所謂死霊の類に対しては滅法強い。

第四次聖杯戦争の頃は全盛期で、預託令呪や魔術無しの純粋な肉弾戦及び総合でもバゼットを上回るとされる。
SNの頃なら勝負にもならない程に差があるというシエルについても、
「(異常な数の預託令呪と切嗣への妄執があった)あの頃の言峰ならシエルにも勝てる」
奈須きのこに言われている。


◆来歴

父、璃正の元で十代から代行者見習いになり、22歳の時に神学校へ。
が、妻と結婚を期に自己退学。
正式な司祭職を断念するが、28歳の時に父を失い非公式だが司祭職を手に入れる。







◇『Fate/stay night』(第五次聖杯戦争)

第五次聖杯戦争におけるランサーのマスター。

彼自身が召喚した訳ではなく、本来のマスターであるバゼットを騙し討ち、令呪を奪って自身のサーヴァントとした。
前回の聖杯戦争で現界したアーチャーのマスターでもある。


第五次聖杯戦争では監督役の立場だが裏でランサーを使い、暗躍する。

第四次聖杯戦争で敵対した衛宮切嗣の養子、衛宮士郎に興味を持つ。



Fateルート

終盤にて、セイバーを付け狙うアーチャー、及びランサーのマスターであったことが発覚。
同時に、第四次聖杯戦争によって引き起こされ、士郎も家族を喪った「冬木の大火災」を生き延びた孤児たちを引き取り、
アーチャーへの魔力供給源として装置に繋ぐという外道行為*5を行っていたことを士郎に明かし、彼の「傷」を切開する。

そして、聖杯でしか救えない同胞の姿を見せつけることで、招いたセイバーの目前で士郎に「聖杯を使う」と言わせようとしたが、士郎は涙ながらにそれを拒絶。
ならばとセイバーに士郎を殺すことを代償に聖杯を譲るという取引を持ち掛けるが、主とその選択を是としたセイバーに拒否*6され、
「お前たちはつまらない」と漏らした後、自らが聖杯を使うと宣言。

自らを止めに来た士郎の前にラスボスとして立ち塞がるも、投影した全て遠き理想郷で聖杯の泥を振り払うという奇策に対応できず、アゾット剣を刺されて倒された。


UBWルート

中盤でキャスターの襲撃を受けて教会を奪われるが辛くも逃げ延び、終盤で間桐慎二に捕われた遠坂凛の前に姿を見せ、ランサーに凛の殺害を命令。
彼に「俺にやらせたかったら令呪でも使うんだな」と命令を拒否された綺礼は、既にギルガメッシュという切り札がいたことや、
令呪があと1画しか残っていないことから、ランサーを用済みとみなして令呪で自害(自害しろ、ランサー)させるも、即死しなかった彼の槍で胸を貫かれて相討ちに持ち込まれた。

このルートでは他のルートに比べ目立った活躍が少な目で割とあっけなく退場した印象がある。


HFルート

自分や聖杯では出せなかった、綺礼の求める「生まれつき悪だったものが有りの侭生きる事に罪があるのかどうか」の解答を、
生まれる前から悪性である「この世全ての悪(アンリマユ)」が生まれ、有りの侭に生きた後に自分をどう定義するのか(“悪”と嘆くのか、“良し”と笑うのか)を以て得ようとする。
アンリマユが生まれるまでその依代である間桐桜に死なれては困る為、桜を助けようとする士郎達に協力的であり、終盤では共闘する。

最終盤では、移植したアーチャーの腕を使うことで、心身ともに摩耗しながらも桜を助けることに成功し、
現界しつつある「この世全ての悪」を破壊しようとする士郎の前に、自身も余命いくばくもない状態で立ちはだかり、
命と自身の信念・願いを掛けて、拳を叩きつけ合う決闘を行う。
間違いなくHFルート最高の燃えシーン、かつ『Fate』を締めくくるに相応しい最終決戦と言えよう。

ちなみに、「善よりも悪を好み、万人が美しいと感じる物よりも醜いものを『幸福』と感じる」彼だが、
明らかに「醜悪」な性根を持ち私欲のために悪をなす間桐臓硯については条件に当てはまりそうなものだが心底嫌っている。
臓硯に「どこかで平凡な幸福というものに輝きを感じ未だに欲していた」面を見抜かれていたことも理由な模様。
HFルート終盤では臓硯・真アサシンコンビと戦った末、臓硯の肉体を聖言によって浄化・消滅させている。

また、士郎が「正義の味方」であり続けるため、桜を自らの手で殺すことを選択する「鉄心エンド」では、
「今のお前は(多数を救うために少数を切り捨てるためにためらいがなく効率を考えて一切の手段を選ばない)衛宮切嗣だ。それが勝てないはずがない」と、
士郎が凛もイリヤも躊躇なく殺し聖杯戦争に勝利することを予見している。


◇過去

人間として欠陥を抱えた男だが、第四次聖杯戦争の途中まで自らの異常性に苦悩していた。
一般的な常識と倫理観を持ち合わせていたからであり、自らがどれほどの異端者なのかを理解していた為である。

コレを直す為、鍛錬や転属など様々な行いをするも悉く無意味に終わり、矯正の一環として余命幾ばくもない女性クラウディアと結婚。
そういう女だから選んだのか、そういう女しか選べなかったのかは綺礼自身にも分からない。
妻はその歪みを理解した上で彼を愛し、言峰も彼女の愛に答えようと努力をし、子供にも恵まれる。
だが綺礼にとって女の苦しみ、我が子の絶望だけが幸福だった。
愛そうとすればするほど愛する者の苦しみだけが救いであり、そんな自分を女が癒そうとすればするほどその女の嘆きが見たいと思うだけ。家庭を持っても歪みを直す事が出来なかった。
綺礼は自分の事をこれほど理解し、癒やそうとした女性は生涯現れないだろうと考えており、
同時にこの女性でも最後まで自らの歪みを直せなかった事に深く絶望した。
彼は自分は間違って生まれた、間違いは正さなければならないと結論、自らの死を決意した。

自分の試行錯誤に付き合わせたからと、彼はクラウディアに別れを告げに行く。

私にはおまえを愛せなかった
────いいえ。貴方はわたしを愛しています

妻はそう言い、微笑んで自決した。血に染まった姿で夫を見上げて笑う。

ほら。貴方、泣いているもの

キリスト教で自殺は認められていない。教義に反してでも、綺礼は自分という過ちを正そうとし、クラウディアは夫の愛を証明しようとしたのである。
しかし実際には綺礼は泣いておらず、「なんということだ。どうせ死ぬのなら、私の手で殺したかった」と思っていた。
クラウディアの死で綺礼に愛があるとは証明できなかったが、綺礼は自殺しなかった。「無意味」な死ではあっても「無価値」ではなかったと思いたい為に。
この瞬間、彼は主の教えと決別したという。
「私の手で殺したかった」という思いが、
妻の死を愉しみ損ねたからなのか、愛するものは自分で殺したかったからなのか、
どちらなのかはわざと答えを出さないでいる。

本編の時点ではクラウディアの声も顔も思い出せなくなっているが、この回想の直前、士郎に
「────衛宮。助けた者が女ならば殺すな。
 目の前で死なれるのは、中々に応えるぞ」
と自嘲めいた素振りで声をかけており、彼なりに妻を愛していたとも思える。

妻が遺した子供は手放している。自殺する前に妻に報告しに行った程の律儀さとは打って変わった態度である。
凛に毎年贈り、セイバーの私服にもなったあのブラウス姿について、奈須は実子なら似合っていたかもしれないと語っている。


◇『Fate/Zero』(第四次聖杯戦争)

虚淵玄の手で描かれる、第四次聖杯戦争での言峰綺礼の過去。

第四次聖杯戦争ではアサシンのマスターとして参戦。
自らが何をしても満たされない空虚な人間である事に悩んでいる。

衛宮切嗣の経歴から彼も自らと同じ異常者と見なし、自身の空虚さを埋める為に必要な何かを知る為に彼と接触を行い続ける。
余談だがこの必死さからストーカーとしてよくネタにされる(ゲーム『タイガーころしあむアッパー』などでは、アイリから「びぃえる時空」扱いされたことも)。

ケイネス・エルメロイ・アーチボルト言峰璃正が射殺されると、
伏せ字が混ざった地の文で、尊敬する父も自ら殺したかったと独白し、妻のことを思い起こしている。
自らの手で殺す(壊す)」ことが彼なりの愛情表現なのかもしれない。

師匠の遠坂時臣と組んでいたが、途中で彼のサーヴァント・ギルガメッシュに唆され、時臣と決別を決意。
騙し討ち同然に殺害し、そのサーヴァントたるギルガメッシュを従える。

その後、アイリとの問答で切嗣が自分とは真逆の人物と悟り、彼の願いを叩き潰すと決意する。
綺礼は真っ当に人を愛したいのに、相手が苦しむ程喜びを覚える。何をどうやっても、人の語る幸せが分からない。
切嗣は真っ当に人を愛せるのに、赤の他人の為に相手を切り捨てる。何度もそれを繰り返して、自分から不幸になる。
もし自分に切嗣の様な感性があるならば、彼が切り捨てた一欠片でも、生涯をかけて守り抜くのに……という、主人公かと思うほどの義憤を覚えた影響による。
アニメ版ではこの辺の独白が丸ごとカットされる憂き目に遭った。

切嗣との戦闘では、一度は仕留めたと思ったところで、彼の切り札である『固有時制御』と彼の持つ『聖剣の鞘』による超回復による思わぬ反撃を受けるが、
「相手が2倍速で動くならそれに合わせて動けばいい」という言わんとすることは分かるが実行できる時点でおかしい理論で彼の『固有時制御』に対応し、
2倍速を維持しながらナイフファイトを仕掛けた彼の攻撃を、片腕が使えない*7状態にもかかわらず聴勁で完封して反撃を仕掛けるなど、
最早双方ともに人外としか言いようのない超常戦闘を繰り広げた。
父から譲られた預託令呪を使い捨ての魔力供給源としたことで、切嗣の切り札である「起源弾」を知らないうちに完封していたことも踏まえると、
第四次聖杯戦争において、綺礼は色々な意味で切嗣の天敵といって差し支えない人物だったといえよう。

切嗣との激闘の末に敗北し、心臓を撃ち抜かれたが、
聖杯から溢れた「この世全ての悪(アンリマユ)」を飲み干したギルガメッシュと契約していた為に聖杯の泥がマスターである綺礼に逆流し、
その泥が心臓の代替をする形で理外の蘇生を果たし、第四次聖杯戦争を生き残った。

なお、『Fate/stay night』ではギルガメッシュから「我の召喚者」と呼ばれていた一方、
本人は「わたしは真っ先にサーヴァントを失い、そのまま(監督役の)父に保護された」と語っていたが、
Fate/Zero』では実際にギルガメッシュを召喚したのは時臣であり、綺礼はその場に居合わせただけであった。

◇『Fate/hollow ataraxia

第五次聖杯戦争後の様々な可能性が実現される世界。
エピソード『結婚式は何形式?』では、士郎に「聖職者としては完璧だったので、彼の教会で行われる結婚式は完璧なものだったろう」と評されている。

しかし綺礼は聖杯の泥が心臓の代わりに機能していたことで生き延びていた関係上、第五次聖杯戦争がどんな結末を迎えても聖杯の泥が機能しなくなって死亡することが確定しているため、
「どんな経過を辿っても第五次聖杯戦争後に綺礼が生きている可能性は存在しない」という理由から、本編には一切登場しない。

冬木教会は綺礼からディーロ司教を経て、本編では綺礼を彷彿とさせる性格最悪のシスターの手に渡っている。


◆その他登場作品


◇『Fate/EXTRA

彼の人格を模したAIが聖杯戦争の進行役として登場。
本人同様に他人を弄んで愉しんでいる節があるが、最後の最後で「このAIの元になった人物も根は聖職者だったようだ」と話した。
人並みの倫理観を皮に倒錯した趣向を持ちながら、その更に根に至る部分では聖職者だったという事だろうか。


◇『Fate/EXTRA CCC

BBの魔の手によって購買の店員と化した。
当人はBBと「みかじめ交渉」を行い、「むしろ以前より出番は増えた」とどこか喜んでおり、自身曰く「最強の店員」を目指している。
店員としての心配りは、ロールケーキや礼装等を買っても「温めますか?」と声をかけてくれることからも窺える。きっと嫌がらせではない。
EXTRACCCのマテ本では主人公(男)の苦手なものが「温められた商品」となっているが、嫌がらせでは……ないんじゃないかな。
なお、制作スタッフから「言峰を購買部の店員にしていいですか?」と言われた時、きのこは「貴方疲れているのよ……」と心配したらしい。

今作では隠しボスの一体としてランサー(Fate)と登場。
どうやら月の聖杯戦争とは無関係にどこぞの異次元から出てきたようだが、本編と違って仲はそこまで悪くない。
黒鍵投擲や八極拳をコードキャストと称して使用したり、ランサーに褒美と称して麻婆豆腐を英雄王が怯える程食わせる為に令呪を用いたり、
気の向くままに好き放題やっていた。
「毎度毎度お前の槍はなぜ当たらないのかね」


◇『プリズマ☆イリヤ

平行世界にて、ラーメン屋の店主として登場。
美遊が元々いた世界の人間であり、行き倒れた田中とイリヤに麻婆ラーメンをご馳走する。
が、この麻婆ラーメン、わずかな麺の上に大量の真っ赤な麻婆豆腐が乗っかっているというもはやラーメンとは呼べない代物。
そして地獄のように辛く、カロリーは一日分に匹敵する。さらに彼女らが完食後にはきっちりと料金を請求した。どこの世界でも外道麻婆は健在だった……
なお、辛旨ラーメン日本一を掲げる蒙古タンメン中本は本作とのコラボ商品を2種類発売している。

この世界でも聖堂教会に所属しているが、教会自体が半ば形骸化しているために裏事情を知っていても関わろうとはしてこない。
切嗣が「魔術師殺し」であることを知っており、どうやら切嗣とは過去に何かしらの因縁がある模様。
エインズワース家やこちらの世界の聖杯戦争に関連する情報を持ち、衛宮士郎にそれらの情報を与えたほか、切嗣が完全な聖杯である朔月美遊を手にしていた事も知っていた。


◇ドラマCD『アーネンエルベの一日

Zero時代の綺礼が切嗣ストーキングで忙しいのにペンフレンドのネコアルク・カオスに呼び出された。
桜の影に動きを封じ込められ、凛のガンド20発ほどを撃たれるも平気だった(Zeroの言峰なので強すぎる)。

ラスボスはあの位じゃ、死ぃなぁなぁいぃよ~」

「ヤング綺礼の肉体は無敵☆」

打つ手はないかに思われたが、カレン・オルテンシアが差し入れた毒入りドクダミ茶で死亡した。
しかしこのジョージ……じゃない、この綺礼、ノリノリである。


◇『Fate/Grand Order

専ら概念礼装にのみ登場。
『Fate/Zero』とのコラボイベント『Fate/Accel Zero Order』にも登場しなかった。
しかし、第二部序章から社長の新規絵を引っ提げて登場する。

第2部第7章まで

当初は新所長ゴルドルフ・ムジークに従っていたが、実はカルデア襲撃部隊の一人で、当然のごとく裏切る。
ゴルドルフを連れてカルデアを脱出しようとするぐだーずを追いかけ、殿を務めたダ・ヴィンチちゃんを不意打ちで殺害。
その後、皇女アナスタシアを迎え入れ、カルデアスを凍結させた。

ロストベルトNo.1では真名を「マカリー神父」と名乗る擬似サーヴァントとして登場。不意打ちとはいえ、ダ・ヴィンチちゃんの霊核を一撃で貫いて破壊した事から「少なくとも人間ではない」と察するユーザーも多かった。
クリプターのサーヴァントではなく、異星の神の使徒である3人のアルターエゴの1人。

マカリー神父はイヴァン雷帝の恩師であり、その立場から雷帝を抑え込む一翼を担う。
しかし、終盤でカドックの口からマカリー神父という真名は偽りであり、本当は「ラスプーチン」が真名だったことが判明する。
カドックの話では、雷帝を目前にして平然とマカリー神父を名乗ったらしい。

FGO世界の綺礼は2004年に日本で死亡しているとカルデアの記録にはあり、聖堂教会の報告書において「言峰綺礼の遺体は跡形もなく焼失し、遺体を回収できなかった」とされている。
どういう経緯で擬似サーヴァントとなったのかは不明。
2004年と言えば、冬木で聖杯戦争が行われた年代だが、関連があるのかは不明。

イヴァン雷帝の打倒後、アナスタシアが皇帝(ツァーリ)となったことでラスプーチンは役目を終えて消えてしまったらしく、図らずも言峰は復活することとなった。
いや、もしかしたら図ってたかもしれない。


その後はロケットランチャーを構えながら全力ダッシュで追いかけてくるというある意味規格外のパワーを発揮したり、まさかの相手とタッグを組んでオリュンポスで汎人類史のサーヴァントと戦ったり、「異星の神」復活に貢献したりと各方面で暴れていたが、2部7章で本格的に再登場。

しかし、カルデアが南米異聞帯に到着した直後にトラブルに見舞われ、「異星の神」がカルデア陣営に協力するというまさかの事態に発展。やむなく彼もカルデアと協力することとなった。

そして…

私は言峰神父。グレゴリー・ラスプーチンとして、君のもとに来訪した。
喜びたまえ。私も嬉しい。
戦いで力になることは少ないが、人生の指針、日常生活の補強には一家言ある身だ。今後ともよろしく。
おや……納得のいかない顔だが、少々早い召喚だったかな?


2023年の正月実装サーヴァントとして遂にプレイアブルキャラクターに参戦。
一見正月とは関係ないように見えて実は言峰教会では大晦日に夜通しのミサを行っていたという設定があるためちゃんと関係のある人選だったりする。

◆プロフィール

ILLUST:武内崇

身長/体重:193cm・82kg
出典:史実、ゾロアスター教、オーストラリアの伝承、Fate/stay night
地域:ロシア
属性:秩序・悪
性別:男性

◆ステータス

筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
B C B D D A

◆スキル

◆クラス別スキル
陣地作成:B

代行者:B
代行者の中では一流と言えるレベルだが、A級、超A級、超々A級の者たちには及ばない。

洗礼秘蹟:A
主の加護を願う、癒しの祈り。
対象が持っている『信仰』が、異教の教えによって道を見失った時、正しい在り方に戻す。即ち、洗礼である。

耐毒(機密):B
怪僧ラスプーチンは毒への強い耐性があったという逸話がある。真偽は定かではないが、この神父も毒物への強い耐性を持つ。

◆保有スキル
信仰の加護(独):A+
信仰による肉体・精神の強化。
ラスプーチンは当時、読み書きを知る必要のない農民の出でありながら、主の教えに傾倒し、神の機密を学んだ努力の人でもあった。
依り代は教会で正しく神学を学んだ神父ではあるが、その精神性はラスプーチンに似た部分があったようだ。
ロシア正教、ゾロアスター教、そして民間伝承をミックスしているため、通常の『信仰の加護』とは異なった効果を発揮する。
自分だけでなく、他者の肉体・精神状態にも効果を発揮する。皇太子アレクセイをはじめ、多くの病人を『祈り』で治療したというラスプーチンの逸話から。実際は薬学だったのでは、とも言われている。

悪心祝祭:A
自身から絶え間なく湧き出る『悪心』の誘い。
苦痛、苦悩、死を表す悪竜アジ・ダハーカは、その存在自体が善なるものを脅かし、また、その体を傷つけても傷口から邪悪な生物が湧き出るため、善神であれ滅する事ができなかったという。
男の体に刻まれた聖痕からは絶えず泥のような黒い血が流れ、血は油となって燃え、周囲を悪性の魔力で満たしていく。

死なずのバールー:EX
月のバールーは死の淵に沈もうと浮かび上がり、蘇る。
そして自らの教えを拒んだ人類ダーエンを嫌い、彼らに『死した後は蘇ることのない運命』を決定づけた。

宝具


零れ氾く暗黒心臓(ザジガーニエ・アンリマユ)
ランク:A 種別:対界宝具 レンジ:測定不可能 最大補足:測定不能


祝祭を始めよう。

苦痛、苦悩、死を喰う蛇よ。生きる糧、焼べる薪に集い給え。悪神は此処に在りて――

運命は天より来たり。夜の影、獣の唸り、死の毒のイヌ共よ。今こそ、声高く笑うが良い!

零れ氾く暗黒心臓(ザジガーニエ・アンリマユ)


三つ首の蛇、あるいは竜を触媒にし、世界に混乱をまき散らす悪性宝具。
あふれ出した呪いは質量すら持ち、触れた者の悪心、そして悪しき行いを重ねた肉体を燃やす炎となる。
悪属性に対してダメージ増幅効果を持ち、善属性には即死効果(微弱)を発揮する。この効果が示す通り、『悪の心を糧(薪)にして世界を燃やす』ものであり、人間が存在しなければ成立しない宝具である。

……ある結末において、人々はその祈りによって形而上の存在を『実在する』と確信するに至り、『神』は世界に穿たれた(あな)として証明、観測された。
かくして善悪二元論の究極である悪神の心臓から零こぼれ落ちた汚濁は、黒い泥のように、地上に氾あまねく伝わった。

宝具演出は冬木の汚染聖杯そのもの。
ゲーム中ではArtsアップ(1T)の後に「悪」特攻と「善」特性への即死効果を持つArts全体宝具で、やけど・延焼・呪い・呪厄と4つのデバフを3T付与する。
「悪」特攻は聖杯としての側面および言峰綺礼が聖職者としては真っ当な証であり、残りの効果は聖杯の汚染による歪んだ願望器としての側面を表しているものだろう。


◆カルデアでの様子

アルターエゴであり、なおかつ主体は依代本人なので、セイントグラフには「言峰綺礼」と記録されている。
混濁した英霊、および神霊はグレゴリー・ラスプーチン、アジ・ダハーカ、バールー。
ゲーム中では「グレゴリー・ラスプーチン」→「言峰神父」→「言峰綺礼」と変化していく。
ただし、イベントでの登場時は真名を伏せられ「K・ラスプーチン」と表記される(Kは「言峰」か「綺礼」どちらかのイニシャル由来と思われる)。

契約した以上、マスターの人生成就のために微力ながら助力する。
仮にマスターが悪人であり、どれほど悪の道をひた走ろうとスタンスは変わらない。
善人になりたいのであれば厳しい善の道の助けとなり、
悪人になりたいのであれば悔いなき悪の道の助けとなる。


基本的な性格は今までと大差ないが、どちらかと言えばいつもの黒幕ポジションというよりは信仰に篤い真面目な求道者としての側面の方が多く出ている。
特殊会話は多いが、破綻者と言われるような矛盾している(ように見える)発言から、元同僚のハチャメチャな顛末に困惑してたり、ギャグ・シリアス双方で綺礼らしさがよく出ている。
ちなみに某シスターについては、「おかしな神霊に取り憑かれた」「素直に聖ヴァレンティヌスをお呼びすれば良いものを。神の愛を高らかに謳う姿など、おいそれと人には見せられん」等々ボロクソに貶めておきながら、一方で「聖歌隊になるのが夢だったと昔聞いたことがある」とポロりと漏らしていたり、とある相手には「私から許可を取る必要はない。教育、矯正の自信があるのなら、好きなだけ手を取るがいい」と語っていたりする。

第三再臨の姿がこの人みたいだと評判。


◆ゲームユニットとしての性能

星5アルターエゴ。カード構成はBQQAAとランサータイプで、カード性能は高め。

スキルは「信仰の加護(独)」「悪心祝祭」「死なずのバールー」の3つ。
「信仰の加護(独)」はHP回復・弱体解除・攻撃力アップの複合スキル。HP回復量はそれなりだが、3Tの攻撃力アップの効果が高め。そしてCT4とかなり短いこともあって取り回しやすいのも長所。

「悪心祝祭」はHPを2000減らすデメリットがあるが、自身のNPを最大30増加し、「悪」特性持ちにはさらに最大20のNPチャージと3TのArtsアップを付与する。
自分自身も当然ながら「悪」なので自身のNP最大50チャージ+Artsアップは保証されるが、味方に「悪」特性持ちを置くとさらに効果的。カードバフは普通程度。

「死なずのバールー」はターゲット集中・重複可能なガッツ・確率発動するガッツ・ガッツで復活するたびに宝具威力が5T上がる状態を付与する。スキルレベルによって上昇するのはガッツの発動確率のみで、持続は全て3T。
ターゲット集中3Tという地味にありがたい効果に加えてガッツによる耐久性能もある。確率発動するガッツは最大80%になるが、仮に外しても1度なら重複可能なガッツが保険として持てるのでスキルの効果中はなかなか倒れない。

宝具は上述の通り。
Arts全体宝具・NP50チャージ・2種のArts性能アップと宝具連射適正があり、「死なずのバールー」のターゲット集中による被弾でNPを回収できればより安定した宝具解放が可能になる。宝具威力アップ効果が発動すれば美味しい。


総じて意外にも癖は少なく使いやすいアタッカー。周回にもメインアタッカーも露払いもこなせてかなり起用。
欠点は無敵・回避を持たないので安定した耐久が難しいこと。ガッツやターゲット集中である程度は耐えられるが過信してはいけない。

総じて味方ユニットとしては「名脇役」みたいな性能なのだが、敵として出てきた場合は相当厄介になる。*8
確率発動するガッツにより耐えられ、自身のチャージを2度増やし、「善」特性限定とはいえ即死効果に加え大量のデバフで阻害してくる。
「何処であろうと、私は裏方の存在だ。表舞台に立つ時があるとしたら、それは倒される側と決まっているからね」と本人も言う通り、今後やはり敵として戦う機会が用意されているのだろうか。

「遺体は跡形もなく焼失していた」という前述の理由から、疑似サーヴァントではシトナイ同様「今を生きる者」特性を持っていない。
また、何故か「竜」特性を持つ。前述の理由だろう。

◆第2部終章まで

南米異聞帯の消滅後はカルデアの者による「異星の使徒」の真相を肯定した後、姿を消す。

しばらく間を空けて奏章Ⅳにて、人類裁決法廷の検事役として登場。
主人公たちより先んじて特異点入りしていたためか、あるいは何らかの贔屓があったのか、既に一定の権限を得ており主張一発で有罪を勝ち取ってしまった。
しかし、自身も検事を辞めることができなくなっていたらしく、カルデア側の控訴に嫌がらせを交えつつ協力*9
法廷ではメタトロン・ジャンヌ「裁判長」の振る舞いにカチンと来て一時カルデアおよび「怠惰」と共闘したりもしたが、あくまで検事としての職務を全うしあの手この手でカルデアの罪状を追及する。
判決が下されて以降の事態には介入せず特異点を去った。

そして終章では始まりの地・特異点X冬木に「監督役」として来訪。魔改造したサーヴァントを差し向けた後、大空洞のカルデアスに繋がるゲート前で主人公たちを待ち構える。
言峰が「ラスプーチン」でなくなった後も異星の使徒をしていた理由。それは明らかな「悪」として生まれようとしている「異星」の誕生と完成を祝福し、そしてその罪悪と意義を問うためだった。
当然、カルデアスの停止を目指すノウム・カルデア一行と相いれることはなく、遂に直接対決。激戦の末敗北し、死してなお願いに届かなかったことを自嘲しながら再びの死を迎えた。

◆余談

フェイト/タイガーころしあむ アッパー』にて、カレンを似ているのは面影だけと評した。娘を見た途端、妻の顔を思い出したんですか。
初期設定では第四次聖杯戦争時点で20代前半だったのだが、後に28歳と変更された。
これは聖職者である言峰が婚前交渉で孕ませていない限り、PC版の『hollow ataraxia』におけるカレンの18禁シーンの存在に年齢的な問題が出てきてしまうため。


  • ギャグ時空において
黒幕ポジションかと思いきや、根が真面目な為ギャグ補正で想定外の行動を始める面々に振り回されることが多い。「出会った瞬間悪人と分かる」というイメージのまま即座に黒幕と疑われて情け容赦なく叩き潰される。
また、自分からトンチキなことを始めることも多い。本人は大真面目にやっているつもりだが、それにしてもこの神父ノリノリである。
基本ネタ担当だが、たいころ無印の自身のルートのみ本編らしいシリアスな役どころになる。


  • 妻の死
自害した時の妻の「泣いているもの」という言葉にSNの綺礼は「涙など流していない。女にはそう見えるだけだ」と否定しているが、
Zeroの時は涙を流していたり(また父親の時も涙を流している)妻は自分の事を理解してなかったとSNの描写と矛盾が出来ている。

コレは「Zero当時の言峰は自分の本質に気付かないようにしていて過去の記憶や事実関係を歪めて語っている、妻に関する記憶などその最たるもの」、
『stay night』の綺礼には「悟りと余裕」があるのに対して、『Zero』ではその要素が無い「迷いと葛藤」があるキャラ付けであるため、SNの達観している彼の語っている事の方が正しいと『Fate/Zero material』にて解説されている。
(この件に関しては、目を背けたくても背けられず、自分の本質と向き合わざるを得なかったから綺礼のような人間になったのではないか、という点でSNとの明らかな矛盾ないし改悪だ。という指摘がされる場合もある)





わたしは太陽の下に起こることをすべて見極めたが、見よ、どれもみな空しく、風を追うようなことであった。
ゆがみは直らず 欠けていれば、数えられない。
わたしはこうつぶやいた。「快楽を追ってみよう、愉悦に浸ってみよう。」見よ、それすらも空しかった。
笑いに対しては、狂気だと言い 快楽に対しては、何になろうと言った。
わたしの心は何事も知恵に聞こうとする。しかしなお、この天の下に生きる短い一生の間、
何をすれば人の子らは幸福になるのかを見極めるまで、酒で肉体を刺激し、愚行に身を任せてみようと心に定めた。
旧約聖書 コヘレトの言葉第1章14~5節,第2章1~3節より



◇洗礼詠唱


「私が殺す。私が生かす。私が傷付け私が癒す。我が手を逃れうる者は一人もいない。我が眼の届かぬ者は一人もいない」
「打ち砕かれよ。
 敗れた者、老いた者を私が招く。私に委ね、私に学び、私に従え」
「休息を。唄を忘れず、祈りを忘れず、私を忘れず、私は軽く、あらゆる重みを忘れさせる」
「装うなかれ。
 許しには報復を、信頼には裏切りを、希望には絶望を、光あるものには闇を、生あるものには暗い死を」
「休息は私の手に。貴方の罪に油を注ぎ、印を記そう。
 永遠の命は死の中でこそ与えられる」
「─────許しは此処に。受肉した私が誓う」
「─────“この魂に憐れみを(キリエ・エレイソン)“」



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最終更新:2026年08月16日 17:05

*1 現代法学においては、「自分がやっている事は悪い事である」と認識できているかどうかが罪の有無の境界であるとされるというのが基本。その意味で、綺礼はまったく罪人である。Fate/stay night全編を通し見ると、罪人かそうとは呼べないか、登場人物がそれぞれ議論の余地ある状況に置かれており興味深い。たとえばアンリ・マユは間違いなく刑法第39条に該当し無罪判定になるだろうし、間桐桜は抵抗のしようのない状況におかれていた事から議論になる。

*2 余談だが、娘(なのはほぼ確定)であるカレン・オルテンシアも超激辛・超激甘など、極端な味付けの食べ物を好んでいる。ただし、これは彼女の被虐的霊媒体質と、それを用いた悪魔祓いの任務における悪魔探知の役割を繰り返したことで、身体のみならず自らの感覚器官もすり減り、味覚が鈍磨してしまった、言ってみれば後天的な理由なので、おそらく単純な嗜好で激辛を好んでいる父とは理由が異なると思われる。

*3 元々は凛に呼び出されたが、待っていたのは綺礼だった

*4 カプコンの2D対戦格闘やベルトスクロールアクションには伝統的にボタン連打力チャレンジのボーナスステージがあり、それへのオマージュ。「大食い・早食い」が題材のボーナスステージも、名作ベルスク「天地を喰らう2」に存在した。

*5 長い間魔力を吸い上げ続けられた影響で、彼らは最早自力で動くことすら出来なくなっていた

*6 セイバーの好感度が低いとここで士郎がセイバーに斬られてDEAD END

*7 コンテンダーを右手側面に受け、アニメでは描写がカットされているが原作では預託令呪2画を回して筋肉をブーストし、手首から先が持っていかれてもおかしく無かったところを無理矢理肘まで貫通する程度には抑えたが、ほぼ使い物にならない重傷だった。更にこのシーンでは左目には自身の流血が入って視界にも悪影響が出ている

*8 実際とあるイベントでは、バグによる理不尽バフ付きだったのも相まって多くのマスターに悪夢を見せた(後に修正されたが)。

*9 後に主人公たちが南極に到達できないのでは困るとも語っているが、その時には道を阻んでいるので何が困ったのかは詳細不明。白紙地球をウロウロされていてはカルデアスが完成しなかった、等だろうか