藤岡弘、

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藤岡弘、 - (2016/03/31 (木) 23:18:44) の編集履歴(バックアップ)


登録日: 2011/03/30(水) 20:13:37
更新日:2023/12/02 Sat 06:45:57
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藤岡弘、(本名藤岡邦弘)は1946年生まれの俳優。愛媛県出身。
「、」迄が正式な名前で、「未だ完結していない(=これからも成長し続ける)」という意味と「てんで駄目な奴」という自虐的な意味が込められているらしい。



【経歴】

高校卒業後、アクションスターを夢見て石油会社を辞め、僅か3万円を握りしめて上京
松竹に入社後、ニューフェイスとして映画「アンコ椿は恋の花」でデビュー。
その後青春スターとして売り出されるが「お坊ちゃん役は路線が合わない」と感じた為に移籍を模索する。
しかし当時は俳優の引き抜きは禁じられていたため、新人奨励金を受け取らない代わりに様々なオーディションへ参加する許可を貰うのが精一杯だった。



そんな中、藤岡弘、はとある番組の主人公の座を手にする。
アニヲタの諸君ならご存知だろう…



そう、仮面ライダーである



当時の藤岡弘、氏は仮面ライダーの企画書で以下のように書かれている。

「バイタリティーが体から発散してくる男くささ」
「自動車B級ライセンス、フェアレディZを駆るダンディー」
「海が好きで海と語ることが趣味のセンスのいい男」


その言葉通り、並々ならぬ意欲で初の主演作に取り組んだ為に、仮面ライダーはたちまち子どもたちの人気を博した。

開始当初は藤岡氏本人が直接ライダースーツを着用して演技を行なっていたという。
最近でも主演俳優がスーツを着用する場合があるが藤岡氏は恒常的にスーツを着用して演技を行なっている。
(サイクロン号で階段を駆け上がったりもしている)

当時のスーツはレザー製で大変動きにくく、マスクからの視界も非常に悪いという大変悪条件の中での撮影だったとか。
だが、9話・10話の撮影中にバイク事故を起こし、カーブを曲がり切れずに道路から外れた結果電柱のワイヤーに左足が引っかかり、
バイクごと跳ね飛ばされて左大腿部を複雑骨折してしまう。
気を失う前に折れ曲がった足をかろうじて元の位置に戻す自己処置をしたものの、記念すべき第一回の放送は病院のベッドの上で視聴する事となった。

とっさに柔道の受け身を取ったため左足以外は骨折を負わずに済んだが(とはいっても全身打撲の重傷である)、
左足は完全に砕けてしまった骨が筋肉に突き刺さる重症であった。
当時の最新技術を使用した修復手術が受けられる病院に転院するなど手を尽くしたことが功を成し、
回復は絶望的と思われていた怪我から奇跡的に復帰するが、
今度はドラマ『赤ひげ』のオーディションを周囲に黙って受けていたために東映や毎日放送との間にトラブルが発生し、一時期失踪するというアクシデントがあった。

しかしながら藤岡氏にとっては、仮面ライダーは自身を代表する作品であると言っても過言ではなく、本人も

「ピンチこそチャンス、不撓不屈の精神で逆境に向かい、常にポジティブにプラス思考で物事に向かうという信条を手に入れた」

と語っている。

その後は『特捜最前線』『日本沈没』『エスパイ』『大空のサムライ』等数々の代表作に恵まれ、
1984年にはハリウッドデビューを果たし日本人初の全米映画俳優組合の会員となる



順風満帆に見えた生活だったが、90年代初頭に「最も信頼していた者たちの裏切り」 (本人談)を受けて多額の借金を抱える(2007年に藤岡側が敗訴するも、「あくまで戦う」と意思表示を行っている)
同時に仕事も激減、一旦は芸能活動を半ば休止していた。
初代仮面ライダーを演じた大御所という肩書ゆえ、簡単に出演を依頼できない過去の人という印象が根付いてしまったのである。
(『ダウンタウンのごっつええ感じ』のミニコーナーに出演したり、『ウルトラマングレート』でナレーターを務めたり、『ヤマトタケル』でクマソ役を演じる等活動はしていた)

が、1998年セガサターンのCMイメージキャラクター「せがた三四郎」として再び人気者になる。
ゾンビと闘い真宮寺さくら(の中の人)とキャッキャウフフし、命がけで地球を救ったせがた三四郎は見てる人に笑いと感動を与えた……と思う。
ディレクターが藤岡弘、でなければと出演を熱望し、若いスタッフたちと体当たりで役を作り上げ、自らの新たな道を切り開いたせがたに対しては思い入れが深く、イベントのたびに当時の思い出を笑顔で語り、同席者を驚愕させている。
(ノースタントで瓦を割り、裸足で山を駆けまわり、血が滲むほどコントローラーに拳を叩きつけ、裸足で氷の上を疾走するetcetc)

1999年に天皇陛下御即位十周年の記念式典に参加、2001年には24才年下の女性と再婚し一児の父となる
またこの年には25年ぶりに映画『仮面ライダーアギト PROJECT G4』に出演し(ただし仮面ライダー1号ではなく警視総監役)話題となった。
現役ライダーの翔一達にかけた「今の俺に出来ないことを君達がやってくれ」という言葉は本郷猛を演じた男としての言葉でもあるようで、初代ライダーの貫禄を感じさせた。

2002年に伝説のやらせ番組「水曜スペシャル 川口浩探検隊」の後任として「藤岡弘、探検隊」に出演。
世界の秘境で謎を追い求め、襲い来る丸太や巨岩に立ち向かった。どんと行け!
これの影響で藤岡氏を「藤岡隊長」「隊長」と呼ぶファンもそれなりに多い。

2008年には『トミカヒーロー レスキューフォース』で久々の変身ヒーローとして活躍、
2011年には『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』で35年ぶり*1に映像作品で仮面ライダー1号の声を演じた。
2014年公開の『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』では38年ぶりに本郷猛として顔出し出演を果たした。

そして古希(70歳)を迎えての2016年、45年ぶりの単独主演映画『仮面ライダー1号』の公開が発表され、45年間ものあいだ人類のために戦い続けてきた仮面ライダー1号・本郷猛の、愛と正義と勇気の物語(藤岡氏公式ブログより)が描かれる。
2015年にせがた三四郎が復活し、大河ドラマ真田丸では戦国最強の武将本多忠勝を演じるなどノリにのっている藤岡隊長。
今後の活躍にも期待シロ!

【人物】

  • 趣味は世界各地を旅する事で、現在も各国でボランティア活動をしている。
    またアウトドアにも造詣が深く、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』では鉈一本で山中を散策するというワイルドさを発揮 した。
  • 幼い頃より武道に慣れ親しんでおり、柔道、空手、居合道等数々の武術の段位を会得している。
  • コーヒーの煎れ方にも独自のこだわりを持ち、以下のような独特な手順を取る。

無農薬栽培のコーヒー豆と抹茶セットを用意

豆を一粒だけ食べる

「美味しくなれよ、ありがとう、ありがとう美味しくなってくれよ、○○さんの為に美味しくなってくれよ」と、呟きながら豆を挽く

「ありがとう、ありがとう」と呟きながら腕を小刻みにふるわせ、湯をあたかも一滴ずつ落とすように淹れる

灰汁(エグ味)が出る為に最初の抽出液は捨てる

さらに「ありがとう」と言いつつ淹れる

湯で温めた抹茶碗にコーヒーを移し、茶筅で泡立てて完成

  • 向かうところ敵無しに見えるが、実は蛇が大の苦手。何でも蛇が蛙を飲み込む姿を観てトラウマになったらしい。
    ちなみに事務所の裏の庭にはマムシがいるらしく、注意喚起として入口に「マムシ注意」と書かれた看板が立ててある。
    奇しくも、藤岡氏が仮面ライダーで大怪我をした時の怪人はコブラ男だった。
  • 鋭い勘の持ち主で、東北地方太平洋沖地震の日には鳥が一羽も飛んでいない事にただならぬ胸騒ぎを感じたらしい。
    また藤岡氏の母親も妊娠中に同様の胸騒ぎを感じ、身重の体にも関わらず避難。空襲を逃れたという逸話がある。
  • 年齢的には老年期に差し掛かりながらも、自己鍛錬には余念がなく年齢を感じさせない身体能力を誇る。
    平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊」のパンフレットでは、
    鍛錬を続ける理由として「鍛えることをやめてしまえば(前述の)バイク事故の後遺症がいつ現れるか分からない」という危惧があることを明かし、
    「生身アクションをもっとやりたいと思っていたが、スタッフに『それじゃ変身する必要がなくなっちゃいます』と言われた」というエピソードも語っている。



【余談】

松山聖陵高校出身の藤岡氏を担当していた先生が、俳優になりたいと言った氏の話を聞いて、
『お前なんかなれるわけない。なれたらワシは大街道・銀天街(松山の中心部にある商店街)を全裸で逆立ちしてやるわ!』と言われたそうだが、
約束は守られることは無かった(というか藤岡氏が忘れていると思われる)。

また、ポケットモンスターエメラルドに登場するフロンティアブレーンに隊長を意識したようなキャラクターがいる。

何とあのブルース・リーの吹き替えを担当したことがある。(ドラゴン危機一発:日曜洋画劇場)
意外にマッチしていて演技も中々上手い、DVDに収録されているので興味のある人はチェックしてみて欲しい。



アニヲタたちよ、侍であれ。
侍である者こそ、良いWiki籠りとなり素晴らしい追記・修正が出来る。
合掌

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