特捜最前線

登録日:2011/10/21(金) 22:52:50
更新日:2018/10/16 Tue 13:02:06
所要時間:約 5 分で読めます




特捜最前線は、日本のテレ朝の刑事ドラマの一つ。


【概要】

1961年にはじまり日本の刑事ドラマの草分け的存在だった「特別機動捜査隊」の後を継ぐ形で1977年から1987年、10年もの間続いた。全509話。
仮面ライダーが二人、戦隊シリーズのレッドが一人などレギュラー刑事の役者の全員が特撮経験ありなので(内2人は特撮映画経験、2人と婦警はゲスト出演、最後に加入した刑事は本放送後特撮番組のラスボスに)『特撮最前線』と揶揄されている。

お前ら変身した方が早く事件解決できるだろとか言っちゃダメ

また、被害者や犯人役にも特撮経験者がやたら多く、四回も犯人役をやるMAT隊員や、仮面ライダーに捕まるウルトラマンや、新人刑事発戦隊ラスボス経由な未来の声優や、1ヶ月前に捕まったはずのレッドが新しく刑事役で加入などカオス風味でもあった。
メイン脚本家の長坂秀佳は『人造人間キカイダー』等特撮作品も多く手掛けた脚本家で、ナレーションも『仮面ライダー』シリーズを担当した中江真司であり最終回では顔出し出演していた。

ただ「特撮関係者と刑事ドラマ」自体は割と縁があり、テレ朝でも『特別機動捜査隊』に七色仮面・ウルトラ警備隊長・ライダーマン・ジェネラルシャドウ・アンチゴーネ等が、『西部警察』に2代目バルイーグル・シルバー仮面・立花藤兵衛がいた。


日本テレビの『太陽にほえろ!』のアンチテーゼから企画は始まった。


相棒などの今の刑事ドラマの元となったものの一つ。エンディング『私だけの十字架』は名曲。

歌うのはチリアーノさ。クロード・チリアーノとは全く無関係。


【内容】

東京都新宿区の一角に拠点を持つ警視庁刑事部特命捜査課。そこに所属する刑事たちの、現実に悩みながらも事件に挑む姿を描く。

いわゆる集団刑事ドラマの一つ。初期は作風に迷いがありとにかく暗いエピソードや過激なエピソードが多かった。
しかし長坂秀佳をはじめとする脚本家陣営によって推理ものや人情ものにシフトしていく。
特に、長坂脚本の人捜しや『逮捕志願!』のような逆転の発想による推理ものは必見。


『太陽』のいわゆる若手刑事の殉職や『西部警察』のような拳銃ドンパチを廃止、刑事同士の対立や上司に詰め寄る場面がよく出てきている。
しかし、ストロンガーこと荒木茂が時代劇に転向を希望して帰る余地を無くしたいと相談、殉職エピソードが制作された。


【特命捜査課の刑事】

一部ネタバレあり

なお、初期の迷走の影響か脚本家によって登場人物の家族構成や性格にばらつきが見られる。

  • 神代恭介特命捜査課長(二谷英明)
エリートの警視正で、警察庁刑事局捜査一課理事官や城北署長、警察大学教授を歴任。剃刀のかみさんの異名をとりミスを起こした部下には容赦なくブチぎれ個性の強い特命課員を引っ張ってきた。
マイティなんとかとは無関係。またリアルでの元同僚に『太陽にほえろ!』のボスやTPC初代総監、後輩に『西部警察』の大門団長やアイアンキング、キバ男爵や十津川警部がいたりした。
刑事ドラマには珍しい警視正。番組に出てくるパトカーは中の人がCMに出ているセドリック(330〜Y30型)だった。

当初は警部だったが、アメリカの警察に派遣された彼は汚職刑事のレッテルを貼られ強制帰国、警部補に降格した。
ヘリコプター担当。改造人間ではない。家族はSRI/太陽戦隊の司令官で弁護士SREDの本部長やら。
英語ぺらぺら。
警部→海外派遣→戻ってきて警部補であるが、警部時代と警部補時代のキャラが全く異なる
警部時代はまともだったが警部補時代はヘリからショットガンを撃つような人に…、ただし番組後半には徐々に元の性格に戻った。

また、バンプレストから発売されたウルトラマン仮面ライダー機動戦士ガンダムによるクロスオーバーゲーム「ヒーロー戦記」に仮面ライダー一号こと本郷猛そっくりな刑事がチョイ役で出演している。間違いなく桜井の事だろう。

  • 船村一平(大滝秀治)
CASSHERN総理なベテラン枠。のほほんとした感じだが、怪獣攻撃隊にいた西田某が(;´Д`)ハァハァといた電を繰り返した事件などで激情を見せることも。官房長と蚊取り線香(ry。心臓が弱く、立てこもり突入時には発作を起こした。

  • 高杉陽三(西田敏行)
猪八戒。巡査部長。青森出身でムードメーカー。たまに訛りがでていた。退職してその後は保護監察官になっていたが津上刑事の残した事件を再度捜査するため一時的に特命と行動をともにした。
のちのドン亀である

巡査長→警部補
警察学校をトップで卒業したエリートさんで、妹と二人で暮らしていた。ストロンガー
しかし炭 疽 菌 入り風船を爆破するテロ事件を未然に防ぐため車ごと炭疽菌入り風船を爆破させ殉職する。
この人も『ヒーロー戦記』に出演。仮面ライダーストロンガーこと城茂と同じ病院に入院していた。

  • 橘剛(本郷功次郎)
警部。長崎県警捜査一課出身でヤサグレ刑事→キリッとした中年男に謎の変貌を遂げる。キレのある推理が特徴。
無二の親友を検挙したため一時的に交番に移動した。これがきっかけで家族関係にひびが入る。しかし神代の推薦で特命課員となった。
仮面ライダーこと桜井と捜査方針で激しく対立したことも。
後ガメラは関係ない

  • 叶旬一(夏夕介)
警部補。突撃ヒューマン/スカイゼル。新宿の孤児院出身。捜査でラフプレイやスタンドプレーが目立つ新宿中央署捜査一係出身で初期はアロハシャツ刑事だったが、謎の変貌を(ry。
エリートだがドライな一面も。
加入前に強烈な犯人役で中の人がでていた。
また偶然だが中の人がデビューした切っ掛けが「あるバンドで脱退した人の代わりの補充要員」で、スカイゼルが「身代わりロボット」、本作でも初期メンバーの一人(元フォークバンドのドラムス)と交代と、代表作2つで「誰かの代わり」として登場している。

  • 吉野竜二(誠直也)
巡査長→巡査部長→警部。某秘密戦隊で火男。佐賀出身で浅草警察署から特命課員になった。怖そうな顔だがおっちょこちょいな所も。
水道局に勤める父と行きずりの女との間に生まれた。
立てこもり事件で犯人の説得に成功したがバーテンが空気嫁したため銃が暴発、殉職した。

  • 紅林勘一(横光克彦)
警部補。グンマー出身。外語大出身で警視庁外事課から特命課員に。
とにかく地味。加入エピも他の刑事と比べて印象に(ry。謎の変貌もしない。なぜか桜井同様ヘリコプターの資格を身につける。特撮作品も「風雲ライオン丸」や「ウインスペクター」、『シン・ゴジラ』のゲスト出演ぐらい。
グンマー出身で、ヘリに乗れるのは大門団長と同じなのに…。
理論家の刑事だがマザコンだった。


五木田『追記修正を依頼した刑事!』

この項目が面白かったなら……\ポチッと/