アイスドラゴン(星のカービィ)

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アイスドラゴン(星のカービィ) - (2018/07/28 (土) 01:18:19) の編集履歴(バックアップ)


登録日: 2016/05/17 Tue 00:46:05
更新日:2024/05/02 Thu 13:42:00
所要時間:約 8 分で読めます





星のカービィ」シリーズに登場するボスキャラクターの1体。

概要

つぶらな瞳とでっぷりとしたおにぎりのような体型、それに背中のトゲトゲが特徴的な青いドラゴン。
シリーズの雑魚敵でお馴染みのガルボに手足と尻尾が生えたような姿と言った方が早いか。
ドラゴンの名を持つが、どちらかと言えば恐竜のような見た目。
だらしないお腹とは裏腹に、尻尾をぶんぶん回して空を飛んだり、高速で移動したりなど高い機動力を持っている。
作品によって大きさはまちまちだが、大体カービィの倍以上はある。

ゲームでは基本的にステージのボスとしてカービィと対峙する。
ただし本人が直接戦っているのは初登場の星のカービィ2とカービィハンターズZのみ。それ以外の作品では他のボスが描いたイラストが実体化したもの等、彼?の偽者が戦っている。
(ロボボプラネットでは本人があまりに登場しない事を補足するかのような解説文でフォローされてはいるが……)

64を最後に長らく出番は無かったが、ウルトラスーパーデラックスでちょい役として久々の登場を果たす。
トリプルデラックスではキーホルダーになるなど着実に出番を増やしていき……

主な攻撃パターン

名前の通り氷系の技を多く使うが、作品によって使ったり使わなかったりする技も存在する。
  • アイスブレス
口から冷気を吐き出す攻撃。
範囲自体はそこまで広くないが、移動しながら使ってくるのでかなり厄介。
  • アイスキック
氷を尻尾でキックして飛ばしてくる攻撃。
体力が少なくなると連続して放ってくるので油断はならない。
  • 押しつぶし
空中を漂い、カービィの真上から押しつぶす攻撃。
落ちるときは決まって正面を向くのがチャームポイント。
  • つらら
振動を起こし、画面上からつららを落とす攻撃。
落ちたつららから出る氷の欠片も当たり判定があるので注意。

登場作品

ゲーム

星のカービィ2

アイスドラゴンの記念すべきデビュー作。
レベル4「アイスバーグ」のボスとしてプレイヤーに立ちふさがった。
その多彩な攻撃手段と初見殺しっぷりから作中の強敵として上げられることがある。
ただダメージを受けると涙目になるという可愛らしい一面も見せる。

星のカービィ3

レベル4「クラウディパーク」にて、ボスのアドが描く敵の1体として登場。
連戦ボスのためか、前作より攻撃手段が少なくなり体力も大幅に減少。大分弱体化されてしまった。
この頃から他のボスに呼び出されるという、召喚獣のような扱いを受けるようになる。

星のカービィ64

レベル1「ポップスター」ステージ2にて、ボスのアドレーヌが描く敵の1体として登場。
攻撃方法は3の時とほぼ変わらないが、新たに大ジャンプを使ってくる。
ちなみに唯一3から続投して描かれたボスでもある。
もしかしたらアドレーヌのお気に入りなのかもしれない。

星のカービィウルトラスーパーデラックス

作中のサブゲーム「タッチ!刹那のカルタ取り」にて、カルタの絵柄の1つとして登場した。
間接的だが、64から実に8年の歳月をかけた再登場だった。

星のカービィトリプルデラックス

コレクションアイテムのキーホルダーとして登場。
イラストは白黒ドット絵の2仕様になっている。
再度間を置いての登場ではあったが、これまた間接的なものであった。
結局は過去のボスであり、復活は難しいだろうと思われたその矢先……

星のカービィ ロボボプラネット

トリプルデラックスに続き、本作のコレクションアイテムのステッカーとして登場。
今回のイラストはカラー版となっていて、またロボボの腕につけて観賞することも出来る。

そして……


ドラゴンとよばれる、まぼろしの生き物
ホログラフ。いく年月もの時間を生きてきた
古代の生命体。をはくタイプも存在する
ようだが、この青いドラゴンは体内で
せいせいし、こうげきするタイプのようだ。


エリア2ボス、ホログラフ防衛システムズが繰り出すホロ・アイスドラゴンとして、怒涛の復活&祝3D化を果たす。
ホログラフなため偽者ではあるが、ボスとしては実に16年ぶりの復帰となった。
攻撃手段は2のものをほぼ再現しており、懐かしのつらら攻撃や押しつぶし攻撃が見られる。
また雪結晶カッターを使うなど、アニメから逆輸入された要素もある。

さらに……


かつて存在した、古代のドラゴンという
生命体のデータから生み出された
ホログラフだが、もしかしたら今でもまだ
どこかの島のどうくつのおく深くで、
ひそかに生きのびているかもしれない。


作中のモード「真・格闘王への道」では、強化版のRe:ホロ・アイスドラゴンが登場。
背中の角とお腹にひし形の模様がつき、凶悪?な姿になった。
攻撃方法は変わらないが、技の回数や移動速度が上昇するなど強化されている。

ちなみに上記の説明文は戦闘中にポーズをかけると見られるもので、アイスドラゴンの生態が記されている。
亜種の存在や本物の復活を仄めかす文とも取れるがはたして……

みんなで!カービィハンターズZ

本編の登場では飽き足らず、ロボボのサブゲームから独立した本作では行動パターン自体はホログラフの流用だが、アイスドラゴン自身が登場。

鬼ランクでは何故か火山エリアに出現。本人も「どうしてぼくはこんな所に…」と困惑していた。
彼を暴れさせた黒幕は何を考えて配置したのだろうか。


アニメ

アニメ 星のカービィ

第20話「さよなら、雪だるまチリー」にて登場。
暑さに耐えかねたデデデ大王がプププランドを冷やすために魔獣を発注し、送られてきたのがアイスドラゴンだった。
転送時はカービィより体が小さく、「みゃー」と鳴くなどとにかく可愛い子。(この時点でもデデデの上半身を氷漬けにするほどの力がある)
森の中に潜んで雪を降らし、チリーを生み出したりプププランドを雪景色にした。
再び姿を現したときは時間が経って成長したのか、大木ほどの大きさに巨大化していた。
カービィと奮闘するもチリーとの連携の前に敗北。
アイスをコピーしたカービィに内側から氷漬けにされバラバラになるという、本アニメ屈指のグロい殺され方をする。

デデデ大王もそれなりに気に入っていたらしく第28話ではアイスドラゴンを模したロボットが制作されたり(後述)、第64話でアイスドラゴン関連の話が回想された際は「楽しかった」とコメントしている。


  • アイスドラゴン・ロボ
デデデ大王が産業革命と称して村人達をこき使い、秘密裏に制作していた巨大ロボット。
工場内でベルトコンベア上を流れるパーツは全てこれの開発に使われており、露呈しないように当初は「便利グッズの部品」を装っていた。
(実際は全く関係がなく、支給された便利グッズも恐らく最初から別途に用意されていたもの)

頭部に二人乗りの設計であり、流石に関節等の自由は効かないが防御力はなかなかのもの。
クレーン車の振り回す鉄骨が命中しても傷一つ負わないのは勿論、同じ冷気使いのアイスカービィに凍らされてもすぐに氷を振りほどいて復帰する。
しかし、機転を利かせたカービィが工場のメインエンジンに急速な冷却を繰り返して爆発させ、炎上に巻き込まれてしまう。
流石にアイスのロボットといえど熱には弱かったか、最後はオーバーヒートに耐え切れず大爆発した。


星のカービィ(パイロット版)

カービィ達を襲う敵キャラクターの1体として登場した。
突如プププランドを覆った黒い雲から他の敵キャラと共に出現する。
しかし吸い込みを繰り出すカービィには手も足も出ず、なんとそのまま吸い込まれてアイスをコピーされた*1
その際平泳ぎで吸い込みに耐える姿は何とも言えない可愛さがある。


漫画

星のカービィ デデデでプププなものがたり

ひかわカービィでお馴染みのデデププにモブとしてたびたび登場。
初期はデデデ大王が経営する旅館の主人を担当するなど大王の部下としての描写が多かったが、
巻数が進むにつれプププランドの一住人として描かれるようになった。

また16巻では、心配性のアイスドラゴンをメインとした話も存在する。
かなりのネガティブ思考でボールを蹴ることすらままならず、見かねたデデデとカービィが協力して克服させるというお話。
その手段として1人で靴(厚底ブーツ)を買わせに行かせるが、案の定サイズやデザインやらで悩んだ末靴の中敷を買ってきてしまい失敗。
しかしカービィの悩み事を聞いたところ、自分の心配事のしょうもなさに気づき事なきを得た。
安全な遊びを提案するアイスドラゴンとカービィのやり取りは必見である。

ア「もっと不安のない安全なことにしようよ」
カ「例えば?」
ア「プチプチくんつぶし」
カ「たしかに安全だけど、やってて楽しい?」

他にもアイスドラゴンの母子が登場したり、相撲部屋の親方として登場したりなど、複数の個体が存在することが確認できる。


追記・修正はアイスドラゴンのお腹を触りながらお願いします。


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