こみっくがーるず

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こみっくがーるず - (2018/06/09 (土) 01:12:10) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2017/07/29 Sat 18:11:15
更新日:2024/03/30 Sat 21:23:35
所要時間:約 7 分で読めます






まんがタイムきららMAXにて連載中の4コマ漫画。作者は嘗ていちごオムレツという少女漫画を連載していた、はんざわかおり。単行本は4巻まで発売中。
漫画家寮に住んでいる4人の学生漫画家を中心にしたほのぼのでゆるゆるなコメディが中心。
仕事上での苦悩話が描かれることもあるが、コレみたいにそこまでシリアスな話は今の所無い……と思う。


2017年6月にはアニメ化の決定もしており、2018年4月より放送開始。
今後が楽しみなきらら4コマの一作である。


◆あらすじ

漫画家として色々と足りていないかおすこと萌田薫子は担当編集の編沢まゆの勧めで女子漫画寮に入寮することに。
時を同じくして自身と同じ部屋へとやってきた小夢や、漫画家としての先輩である琉姫、翼といった個性的な仲間たちと一緒の、
薫子の新しい生活がスタートする―――。


◆登場人物

■寮の漫画家たち

萌田薫子(PN:かおす)
CV:赤尾ひかる
本作の主人公。15歳の現役高校生兼漫画家。福島県出身。
三つ編に纏めたピンク髪で八重歯がありパッと見は小学生にも見えかねないロリ体型。描いてるジャンルは日常系4コマ。
漫画家としての腕前は何というか色々とアレで、第1話の時点でアンケートビリ、
読者からは絵が下手、キャラが萌えない、ストーリーがつまらない等々ボロクソであった。
特に画力については下手するとこの人とどっこいかそれ以下レベルの酷さである。下手というより幼稚。

現実の女子高生に夢見すぎな部分もあり、入寮後の編沢との打ち合わせでもっと現役女子高生らしいリアルさが欲しいと言われたことに対し、
こんなに毎日リアル女子高生に囲まれてドキドキウハウハな生活をしてるのにと真顔で語っていたりした。
ロリな見た目から中身はおっさんである。

そんな実情もあってか性格は超がつくネガティブ気質でふとした弾みですぐに落ち込んでしまう事が多い。
それに加えて極度の幼児体型なもんだから構ってあげたいオーラがムンムンだったりもする。
しかしどれだけ自分のネームをキツくボツにされて落ちこんでも、数日後には必ず次のネームを持ってくる芯の強さを持つ
小さい頃からすぐに泣く子供であったが、絵を書いている時だけはいつも笑顔だっという。

結構ディープなオタクでもあり、アニメフィギュアやポスターの収集家。
実家が田舎だったこともあり初めて1人でアキバに来た時は感動のあまり涙していたほど。
そしてその姿を迷子の小学生と勘違いした警官に声をかけられ緊張のあまり逃げ出してしまい、
最終的に路地裏のダンボール箱に蹲っていた所を小夢たちに発見された。

加えて動物に、特に猫に好かれやすいという特技を持っており、ネコカフェに行った際には彼女が店に入った瞬間に店中の猫がわらわらと寄って来るわ、
呆然とする他のお客を他所に猫が一列に並んで順番に触れ合っているわと正にかおすな光景が繰りひげられていた。
そしてその日の帰りに偶然拾った子猫に"にゃおす"という名前を付けて寮で世話している。


恋塚小夢(PN:恋スル小夢)
CV:本渡楓
薫子のルームメイトである学生漫画家。オレンジ系のショートヘアーで巨乳っ子。描いてるジャンルは少女漫画。
薫子とは真逆とも言うべきマイペースでポジティブ体質。年頃の女子高生らしくファッションやスイーツにも興味津々。
寮への入寮についても担当編集から勧められて漫画家さんがいっぱいなんて楽しそうと即座に決定。
薫子が送れて部屋にやってきた時点で、部屋中に原稿と資料とお菓子を散乱させた状態でだらけているというマイペースぶりである。
少女漫画家らしく女性キャラに対する画力は抜群なのだが、男性キャラを描くのが苦手。

薫子とは会った時点ですぐに打ち解けており、その明るさで彼女のことを振り回している。
基本的に誰相手でものびのびだらだら接しているが、翼にだけは途端に少女らしい恥らう姿を見せるように。
2人きりで遊園地デートをしたり街で買い物をしたりしている際の姿を見るに、ソッチの気があるのかもしれない。

一時期だらけっぷりとお菓子好きが災いして体重が増えてしまったこともあったり。
それから、同性の体(作中では翼)を少し探っただけでピッタリのサイズを当てるという特技を持ってたりもする。


色川琉姫(PN:爆乳♥姫子)
CV:大西沙織
薫子と小夢の世話係を任された漫画家の1人。漫画家としては先輩だが同学年。誕生日は12月24日。容姿は青系のロングヘアーでスレンダー体質だが、漫画を描く時は眼鏡にポニーテールという出で立ちになる。
後述の翼とは小学校の頃からの付き合いで彼女からは"るっきー"と呼ばれている。描いているジャンルはティーンズラブ漫画。
ウサギなどの可愛いものが好きで、本人的にはほのぼの系の漫画を描きたかったらしいのだが、幸か不幸かティーンズラブ系の才能を見出され連載に至り、更には貧乳なのにそれと真逆のPNを付けられて現在に至る。
そういう経緯もあってか自身の現状に対して何かと悲観的になりやすく、特に親には自分が描いてる漫画のことは絶対知られたくないと頑な。
恥ずかしがり屋で自称ピュア。
とはいえ連載作家ということもあり、応援してくれるファンなどのおかげで今はやりがいを持てているとのこと。

しかし本人はそう言いながらも言動のあらゆる部分が色っぽいというか艶かしくなることも多々ある。
原稿締め切り直前のグロッキー状態の時には、英語の授業の和訳文の読み方がエロくなりすぎて教師から注意されるほど。
学校でもその色っぽさと雰囲気から噂の的になりやすかったり。

エロ方面の暴走を除けばメイン4人の中でも一番の常識人であり、何かと面倒見の良い部分も。4人の中で成績は一番優秀である。
特に薫子に対しては彼女の構ってあげたいオーラムンムンの気質もあって親身に接することが多い。
ただ、大人っぽさを求める薫子に対して琉姫の方は子供っぽい可愛らしさを無意識的に薫子に押し付けてる節もある。

機械音痴であり、折角購入したパソコンの使い方を知らなかった。それ以前に携帯電話の着信音でパニックに陥るほどだった。

4巻では後述の妹が新たに入寮した上に自身の秘密を知られて関係がぎくしゃくしたこともあり、
一時期本気でTL漫画化の連載を辞めようとするほどに思い悩むも、
最終的に自身の思いを知った妹の説得を受けて考え直し、和解に至った。


勝木翼(PN:ウィング・V)
CV:高橋李依
琉姫と同じ薫子と小夢の世話係を任された先輩漫画家。琉姫からは"つーちゃん"と呼ばれている。半目で水色系のおかっぱショートヘアー。
クールでボーイッシュ且つ厨二病の気質もあり。描いているジャンルは少年誌連載のバトル漫画。
漫画家としての実力は4人の中でも頭一つ抜けており、現在の連載作である「暗黒勇者」は度々カラー表紙を飾る人気作。
プロ意識と漫画に対する熱意も人一倍も高く、執筆に熱が入るとわざわざコスプレをして作中キャラになりきるほど。
私生活でも漫画のキャラを意識して毎日の食事やトレーニングにも気を使う徹底ぶりである。

昔、知り合いから預かった猫に漫画の執筆を邪魔された為、猫が苦手である。

生活スタイルのおかげもあってか出るとこは出て引っ込む所は引っ込んでいる、他の3人が憧れるほどの理想的なボディバランスを持っているが、
翼自身は女性らしさというものには全く興味が無く、私服も専らスポブラに短パンといったお決まりの組み合わせが多い。
上述したように小夢から憧れを抱かれており、彼女の勧めで女の子らしい衣装をコーディネートされた時には抜群に似合っていた。
翼も自分に欠けている少女らしさに溢れた小夢に助けを求める場面があり、執筆中のコスプレに女の子らしいヒロインが加わった。

第3巻で実はかなり裕福なお嬢様家庭の出である事が判明し、母親との反発の末に多数の条件付きで今の仕事と入寮を認めてもらっていたとのこと。
その母親とは学校での三者面談を経てある程度の和解はしたものの、別れ際の発破もあり翼はいずれ絶対に自分の仕事を認めさせると決意を新たにしている。


怖浦すず
CV:上田麗奈
第2巻から寮に戻ってきた薫子たちとは1つ年上の漫画家。目元が隠れるほど黒髪ロングヘアーでヘアバン装備。スタイルも良い。
愛称はフーラ先輩。描いているジャンルはホラー漫画。
何かと他人を驚かせようとするお茶目な性格をしており、初登場時点で黒髪を振りかざした恐ろしい外見から薫子たちに幽霊呼ばわりされていた。
以来、行動の一つ一つにオーバーリアクションで驚いてくれる薫子のことはお気に入りとなっている。
しかしその髪の下に隠れた素顔はとても可愛らしく、学校でも翼の無くした原稿入りのカバンをわざわざ届けてくれたりと、
奇行に走らなければかなりいい人ではある。後に薫子とは打ち解けた。
彼女としては普通に外見を褒められたりするのは逆に恥ずかしいらしいのだが。

出身は青森で、寮の自室は自身の漫画資料であるおどろおどろしいグッズの他にも、こけしや赤べこ、ねぶたが飾ってある。
あと、寮の風呂場でキャッキャウフフしている4人に気づかれなかったり、小夢と翼の遊園地デートでわざわざお化け屋敷でスタンバっていたのにスルーされたりと、
何かと雑な扱いをされてしまうことも多かったりする。

4巻では打ち切りの憂き目に遭ってしまい、新作のアイデアが思いつかずに迷走していたが、
後述のルームメイトが戻ってくると同時に、今までの姿とは180度違う純情乙女へと変貌していた。
直後にまたいなくなって大荒れしたが。


色川美姫
4巻から登場した琉姫の妹。赤髪ツーテールで中学3年生。子供たちに夢と希望を与えるファンタジー漫画家になることを志している。
姉を驚かせたいためにこっそり作品投稿を繰り返した先に、姉と同じ女子漫画家寮へとやってくる。
自称なだけの琉姫とは違って真性のピュアっ娘であり、小夢の過剰なスキンシップに赤面しながらフレッシュで雑念の無い嫌がり方をしたり、
すずの驚かしにも本気で怖がったり、中3でありながら夜の9時にはおやすみモードだったり等々。
薫子が一緒に深夜アニメを視聴した際に、オタク的な考察を述べる横で小夢と共に子供らしい純な感想を述べまくる姿に眩しさを感じたりなんて一幕も。
薫子や小夢のことも経歴関係無しに、純粋に漫画家の先輩として尊敬の眼差しを向けている。

姉である琉姫ともお互いを大切にし合っている非常に中睦まじいものだったのだが、
当初の自分の理想であった可愛い系の漫画で子供たちに笑顔を与えているという姿を偽っていたこと、
本当はそんな理想と真反対のティーンズラブ漫画家であったことを即効で翼にバラされたこともあり、
一時的にぎくしゃくした関係に陥ったりもしたのだが、その翼から「るっきーが一番見たいのは美姫の笑顔なんだよ」という言葉を受け最終的に和解し、
元の仲良し姉妹へと戻った。


史倉あすか
漫画の取材のために長きに渡り旅に出ているすずのルームメイト。
4巻にて絶賛スランプ中で迷走中のすずの下へと戻ってきた(ただし、彼女自身は寮に戻ることをすっかり忘れていた)。
嘗て翼がアシスタントをしていた漫画家でもあり、彼女からは師匠と呼ばれている。翼が時折着けている眼帯は彼女から譲り受けたもの。
翼と同じボーイッシュでありながらとてつもない爽やか系。
連載作の戦国漫画「北の龍リターンズ」は薫子や小夢も知っている大人気作とのこと。

まごうことなき女性なのだが、イケメンという表現がとてもよく似合う。
特にルームメイト且つ友人であるすずと共にイチャついている姿は旗から見れば恋人そのものでしかない。
あすか自身もすずのことは「デビュー当時から恥ずかしいところも全部見せ合った仲」と語るほど。

……が、主役エピソードのラストにいいネタが思いついたという理由でまた旅に出てしまった。


■その他の登場人物

花園莉々香
CV:遠藤綾
まんが家寮の管理を務めている寮母さん。眼鏡をかけている。
彼女も嘗て「園田リカ」というPNで百合漫画を描いていた過去があり、寮内でいちゃつく女子漫画家を見ていると度々創作意欲が沸いてくるらしい。
常に寮母ノートなるものを携帯していて、何かある度にネタを記録している。


編沢まゆ
CV:津田美波
かおすこと薫子の担当編集。莉々香の後輩でもあり今でも何かと彼女の寮に顔を見せる。
漫画家としてのスキルがなかなか向上しない薫子に何かとキツく当たってしまう事が多いが、本心では彼女の才能と成長に期待をかけている優しい女性。
現役当時の画力は現在の薫子とどっこいだったりするが、プライドだけは真逆のようで絶対にそれを認めようとしない。
眼鏡には妙な拘りを持っており、「視力を矯正してこそ眼鏡!」と評している。その為か伊達眼鏡を嫌っており、美晴が購入するところを阻止したことがある。



虹野美晴
CV:七瀬彩夏
薫子たちが通う学校の担任教師。外見は美人だがとても厳しい先生として通っている。
が、実は学生時代は漫研出身で莉々香の同級生であり、本質は今でも漫画大好きの子供っぽい性格だったりする。教師になる前は今時のギャルのような外見だった。
特に翼の連載している暗黒勇者の大ファンで、彼女の正体を知った時は卒倒するほどに感動していた。
暗黒勇者の魅力を主人公の半ズボンとひざこぞうに見出すディープさも見せている。
後頭部にリボンをしているが、これは薫子が彼女をモデルとした漫画のキャラを考えている時に、物足りないということで小夢に無理矢理着けられたもの。





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