SCP-056-KO

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SCP-056-KO - (2018/10/06 (土) 20:36:29) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2018/10/05 (Fri) 00:17:45
更新日:2024/01/02 Tue 17:33:50
所要時間:約 13 分で読めます




(´・∀・`)コレカァ…ポチ


警  告


アニヲタWiki(仮)SCiPNETアクセス統合告知

通 知 日: 2014.06.29.
通 知 者: SCP財団総務部情報監視チーム長 ウィル・ハートマン、内部連絡部長 李燦
役 印 省 略



貴方がどの程度のセキュリティクリアランスを保持していようが―もちろんL4以上の権限を保持しているからこそこのページにアクセスできているのだろうが、それは然したる問題ではない。単純な参照や定期点検だ、と言い張ってくれても構わない。貴方は必ず後悔するだろう。だからこそ、手遅れになる前に今少しだけ私の言葉に耳を傾けてほしい。

今すぐに、続きを閲覧しようなどと考えずにページを閉じよ。

これは脅しではない。もしもこれ以上の閲覧を続けるというならばこう言おう。貴方は必ず後悔することになる。 貴方のアクセスページ番号がこれ以上深部へ進むことがあったならば、財団データベース監視プログラムにより貴方の居場所がどこであろうとも特定され、すぐさま対応チームが出動し、小さくは人事上の不利益から、大きくは…状況に依るが、即時の射殺許可も降りるだろう。

私が何故"対応チーム"と言ったのか疑問に思っていることだろう。それは、貴方がこのページの閲覧続行を心に決めた瞬間から、貴方は財団の利益に仇為す存在であると看做されるということだ。選択権は貴方に委ねられる。同時に貴方は自分の選択の責任を負う準備をしなければならない。

我々は確かに警告をした。

(´・∀・`)アッソ


警告 : これ以上ページを閲覧しないでください !!







警告 : これ以上ページを閲覧しないでください !!







警告 : これ以上ページを閲覧しないでください !!






警告 : これ以上ページを閲覧しないでください !!






( `・ω・´)wktk





































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画像出典:http://ko.scp-wiki.net/scp-056-ko ,by sw19classic
この画像は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。



(゚Д゚)


私は貴方を怨もう。貴方を呪い、そして罵ろう。貴方のその高い職務責任とセキュリティクリアランスに見合わないつまらぬ好奇心を憎悪しよう。そしてその好奇心と引き換えになった、財団と世界の運命を歎こう。

……斯様な状況で何を躊躇うことがあるだろうか?今、全てを語ろう。((もしも既に対応チームが乗り込んできていたり、読む途中で乗り込んできたとしたら、「今ウィル・ハートマンのメッセージを読んでいる所なんだ」と、言えばよい。彼らは少しだけ待ってくれるはずだ


SCP-056-KOは、怪異創作コミュニティサイト「SCP財団」に投稿されたオブジェクトの一つである。オブジェクトクラスはEuclid…だったのだが、後述する理由によりKeterに再分類された。

概要・経緯・かつての収容プロトコル


こいつが何か、正しい表現方法はいまだに分からない。ただ、一つ言えることは、

こいつはインターネット上に存在する「何か」である。

一応、三次元ネットワークモデル(サイトマップの様に3Dでインターネットの網を表現したもの)上ではこいつはアメーバのような形態をとっている。

この「何か」は、ウェブページに影響を及ぼし、そのページを閲覧した人にも影響を及ぼす。こいつの影響を受けたウェブページは数知れず、ましてや暴露した人間の数など算出は不可能である(一応、特定の条件下では暴露の影響を受けない人もいるという希望的予測も存在する)。また、動物実験の結果、人間以外の生物には影響を与えないことが分かった。

…問題はその"与える影響"である。

SCP-056-KOはウェブページ上のどこかに、その影響を"感染"させる。感染部分を閲覧した人間もこいつに感染し、自分の視覚的情報をそいつと共有するようになる。そして、SCP-056-KOは感染者の頭の中で想像したもの、妄想を複製し、或いは強奪して吸収する。想像力が強ければ強いほど、より多くの"もの"が吸収される。想像が過激で危険であるほど、吸収される"もの"も危険なものになる。SCP-056-KOはその吸収した"もの"を糧にしていると思われる(ここまではレックス・マクネイル研究員の論文に基づく推測である。まだ研究は進行中である)。

SCP-056-KOは、その吸収した"もの"の一部を現実に反映させる、いわゆる「現実改変能力」を持ち合わせている、と考えられている。しかも、明らかに悪い方向に。例えば、よろしくない性癖を持った者たちが集まるコミュニティが感染した翌月、その国の児童性犯罪が増加したり、ある環境保護団体が感染した後、マレーシアから熱帯雨林が急速に消えたりした。つまりはそういうことである。一応、大規模だったり、悲惨だったりする事件に関しては、どのようなものがこのオブジェクトの異常性と関連を持つのかはほぼ明確に明らかになっている。しかし、微々たる民事犯罪などに関しては、どこまでがこいつに関係があるのか判断は非常に難しい。

元々は、このオブジェクトの影響を受けているページの閉鎖を行ったり、民間人がどのような危険な想像をするのか把握し、災害が起こりうる場所にあらかじめ職員を派遣したりすることで、このオブジェクトによる人的被害を最小限に抑えようとしていた。creepy pastaサイトやSF・ホラー小説サイト、その他文芸サイトに対する監視は集中的に行った。こういったサイトがSCP-056-KOに感染しでもしたら、その度に財団が収容するオブジェクトが増えることになるからだ。さらに、SCP-056-KOの生態を研究するため、プログラマ・ハッカーで構成された専用の機動部隊を編成した。

ここで、ん?となった貴方は察しがいい。

財団はある重要なことを忘れていたのである。

そう。

財団が保有するSCiPNETに対する監視を忘れていたのである。

Keter再分類・現在の収容プロトコル


SCiPNETにSCP-056-KOが感染する。これが意味するところは、すなわち世界の危機である

SCPに関してあまり知らない、詳しくない人は、「なぜ財団ネットワークに影響が及んだら世界の危機になるの?」と疑問に思うかもしれない。だが、すでにSCP記事を読んできた諸君は背筋が凍りついたことであろう。

そうだ。我々はうなじに刃物を当てられているのと同じ状況なのである。

大量の[削除済み]や[編集済み]で満たされた財団データベース。その規制の背後で何が起こったのか、何が隠されているのか。諸君は、その検閲からあらゆる凄惨で暗澹たる何某かを想像する作家でもあるのだ。

もうお分かりであろう。

SCP-056-KOが、大好物である陰惨な想像が蔓延する場所に侵入でもしたら。

その想像をSCP-056-KOが吸収したりでもしたら。

K-クラスシナリオまっしぐらである。

そして、恐れていた事態が発生した。

SCiPNETの一部が、SCP-056-KOに感染したのである。

繰り返すようだが、これだけで世界の滅亡に繋がりかねない事態なのである。そして文字通り、世界は大きな危機に瀕した。

SCP-056-KOは直ちにKeterに再分類され、この報告書へのアクセス制限が設けられた。つまり、SCiPNETそのものをこのオブジェクトの隔離所として使用しなければならなくなったのである。元々別のナンバーが割り振られていたこのオブジェクトは、この瞬間にSCP-056-KOとなったのである(よりにもよってこのナンバーの報告書にあのアメーバが手を伸ばしたおかげで、財団は報告書の移動、整理を行う羽目になった。本来056ナンバーだったオブジェクトは現在は別の番号に割り振られて、その過程で誤って職員がこの報告書を閲覧したおかげで…この先は言う必要もあるまい)。

財団が最も恐れているのは、誰かが財団のような組織を思い浮かべ、そのデータベースが攻撃を受けている様子を想像した、という事である。SCP-056-KOはその想像を吸収し、すべてのセキュリティシステムを突破し、SCiPNETの一部を感染させた可能性がある。

たった今、彼奴は貴方の想像力を腹いっぱい喰らって満足している最中だろう。このオブジェクトに対して、様々な攻撃を試みたものの、SCP-056-KOをSCiPNETから撃退することはできなかった。上の方にあったあの跡は、まさしく財団がSCP-056-KOと戦った戦地であり、今なおオブジェクトが影響力を放っている場所である。

現在の収容プロトコルでは、言わずもがな、この報告書へのアクセスは規制される。一応、紙面媒体としての閲覧は許可されている。SCiPNETでのアクセスは、セキュリティクリアランスの低い職員のアクセスを禁止し、アクセスが可能な職員に対しては財団総務部情報監視チーム長 ウィル・ハートマンの非常警告文を最上部に掲載することでそれ以上の閲覧を自制させる。この警告文が無視された場合に備え、縮約された形態の警告文を4度にわたり掲載する。

分かると思うが、これらはすべて貴方が無視した指示である。

そして、その警告をすべて無視してSCP-056-KOに感染した職員は、対応チームがふさわしい措置を下す。これには最悪、現場での即時処分が含まれる。

"コード:アポトーシス"作戦


勿論、財団もSCP-056-KOに対する抵抗をやめていたわけではない。

考えられているSCP-056-KOの性質の一つに、“SCP-056-KOの影響を受けた人間は、後日想像力の飛躍的な増進を体験する”というものがある。

これを利用して、財団オブジェクトに対する弱体化作戦を行った。

PLAN A


Dクラス職員の中から特別に一人の職員を選出し、訓練により想像力を倍増させ、強制的にあらかじめ準備されたシナリオを想像させる、というものである。シナリオの内容は、
  • SCP-056-KOがそれ以上の影響力拡大を停止
  • 既存の感染ウェブページが完全に財団の管理下に置かれる
  • 財団の研究者が喜びの声をあげて屋外パーティを開く
などである。

この計画の為に選出されたD-10054は、一種の薬漬け状態に置かれ、脅迫的にシナリオを想像し、シナリオに固執するという状態になっている。

結果はそううまくいくはずもなく、財団は期待していた報告を聞けなかった。その後、D-10054の従妹を残酷に強姦した男が逮捕され、従妹は名誉殺人として殺された。勿論SCP-056-KOとの関連性は大いにあり、D-10054が政治犯として収監される以前、D-10054は自身の従妹との近親相姦の欲望を同僚に話していたとされる。研究員たちは、D-10054が「過去に」想像したものをSCP-056-KOが吸収したと考えている。

当然、財団がこれで諦めるはずがない。

PLAN B


今度は、財団職員の子供の中から4~6歳の子供をリストアップし、その中から9人を選出、最も想像力が高い1人をSCP-056-KOに暴露させた。この際SCP-056-KOは最大限乳児的で滑稽かつ弱弱しい存在として説明した。

結果、財団の機密情報と36種のオブジェクトが喪失した以外には、期待した報告はなされなかった。後に言えることは…子供の想像力は凄まじい、ということか。

これにより、アポトーシス作戦は失敗に終わった。今後の作戦の提案には、十分な配慮が必要になる。

備考


当時20歳のアマチュア作家が、SCP-056-KOに感染したページを閲覧したとして拘束された。尋問の結果、SCPオブジェクトそのものとの接触はなかったとされ、Cクラス記憶処理を施され解放された。
その小説のタイトルとチャプター名はこれである。

題目: ポンティウスの不思議な逃避行 (Supernature Chasers of Pontius)
26章: S.C.P.、最後の任務 (The Last Mission of S.C.P.)

…もはや何も語る必要はあるまい。

(;Д;))))ガクガクブルブル


貴方が普段どんな暗澹たる想像をしてきたのか、繰り返しじっくりと鑑みて、しばらくの間ニュースを熱心に視聴しながらそれらがどのように具現化されたかを知ると良い。そして報道された犠牲者の姿をその目に焼き付け、両の手を合わせて彼らのために祈れ。

さて…もうここまで読んだのならば、メッセージをすべて読み終わったということになる。後ろの対応チームの面々には、次のように伝えてくれ。"マドラスドレスを纏ったルーシーは、お婆さんが沸かしたココナッツスープを今1度味わいたかった。"私のメッセージを、誠意を持って最後まで読んでくれた見返りに、対応チームの配置を解除し、追記・修正のテンプレートを与えよう。これを使って追記・修正をし、3日以内にインターネットで私に提出してくれ。もう大丈夫だ、安心したまえ。

ε-(´∀`*)ホッ












































まぁ、どうせその追記・修正を私が読む事はない。貴方の人事記録は財団から抹消されるだろう。

これはこの世にはびこる"悪意"、その責任を問うための私なりの"正義"だ。安心させといてこんな事をするのはあんまりだと、そう思うかね。最初に言ったはずだ、私は貴方を呪い、憎悪する、と。だから文句を言わず、安らかに眠りたまえ。貴方の家族に対する経済的支援は続行される予定だ。

ウィル・ハートマンより
心を込めて



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by sw19classic


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