アストラナガン

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アストラナガン - (2014/07/01 (火) 02:49:58) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/06/05(土) 00:51:01
更新日:2023/07/20 Thu 22:30:33
所要時間:約 5 分で読めます




時を遡り……お前は無に帰すのだ。



スーパーロボット大戦αシリーズに登場する架空の兵器。


□アストラナガン

全長:40.7m
本体重量:187.9t
装甲材質:ズフィルード・クリスタル
搭乗者:イングラム・プリスケン
戦闘曲:虚空からの使者


□概要

イングラムが駆る、漆黒の機動兵器。
地球側からはエアロゲイターの機体と認識されており、識別コードはAGX-15「ブラック・エンジェル」。

地球、ラ・ギアスバイストンウェルといった異世界、更にゼ・バルマリィ帝国の技術を結集して作り上げた「究極の機動兵器」。
恐るべき性能を誇り、その力はゼ・バルマリィ帝国の切り札ズフィルードと比較しても何ら遜色はない。
つか、たぶん上。

主動力源はゼ・バルマリィ帝国の上級機体に搭載される量子波動エンジン。
EOTとして地球に与えたブラックホールエンジンは量子波動エンジンに一段劣る性能の技術だったりする。
また特殊機関としてティプラー・シリンダーを搭載しており、帝国製機動兵器を遥かに凌駕する出力を持つ。

装甲に使用されているズフィルード・クリスタルによって自己修復能力を持つ。
しかし、他の帝国機とは違いズフィルードからの強制力は働いていないようである。

イングラムが自身専用に開発したマシンであり、彼以外には操縦が不可能。
第三次αにおけるシヴァー・ゴッツォの言によれば、特定の因子が無ければ制御が出来ないらしい。

複数技術のハイブリッド機という意味合いではグランゾンに似た機体であり、なんとあのグランゾンを凌ぐ程の性能を持つ。
さらにユーゼスの黒いジュデッカと同じく「クロスゲート・パラダイム・システム」まで搭載している。
(ユーゼスに搭載したのではないかと聞かれて「ご想像にお任せしましょう」と明言は避けてるが)
ちなみにユーゼス・ゴッツォの言によれば、「「真の力を発揮したグランゾン」とジュデッカが戦えば宇宙が崩壊するとの事。
果たしてネオ・グランゾンより強いのか、枷がなければジュデッカと比べてどうなのか、精霊憑依したサイバスターと戦えるのかは不明。
通常空間でネオグランゾンやジュデッカなどちガチで戦ったら宇宙が崩壊しそうなので不明のままにして貰いたいもんである。

イングラムによればアストラナガンは「繰り返される死と再生」(正の無限力)と「まつろわぬ霊達」(負の無限力)の狭間に立つ「因果律の番人」であるらしい。
霊帝ケイサル=エフェスが無限力に認められたものたちを倒し、アカシックレコード書き換えのため正と負の正面衝突になれば宇宙の因果律は歪み、並行宇宙間の均衡が崩れて、全ての宇宙が連鎖的に崩壊していく大惨事に発展する。
それを許さないあまねく並行宇宙が使者であるイングラムに作らせたというのが開発の真相。

つまり、負の無限力が無限力と互角のぶつかり合いをしようとするから激おこなだけで、
負の無限力がちゃんと勝利できる実力を持ってるならそれはそれで良しというスタンス。


「俺を善悪という下らない基準に当てはめるのはよせ」
「このアストラナガンが指し示す敵を駆逐するだけだ」


尚、名前の由来は銃器メーカーの「アストラ」と「モシン・ナガン」から。
異なる国のメーカーの名前を繋ぎ合わせる事で、ハイブリッド機としての出自を表現しているのだろう。

スパロボオリジナルの敵メカではかなり人気の高い機体。
OGシリーズへの参戦も期待されたが、どういう理由かR-GUNリヴァーレに差し替えられた。
しかしデザイン的に見てもアストラナガンとは月とスッポンで人気はない。

ちなみに、リヴァーレに差し替えられた理由は
単純にOGの原作であるドラマCD『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』の設定を引き継いでいるため。
このドラマCDではイングラム寝返り後の初遭遇がそのまま最終決戦となるため、イングラムがR-GUNを改修した機体=リヴァーレに乗ってくる。
ただ、このドラマCDの知名度は非常に低かったため、ユーザーの間では「なぜアストラナガンを出さなかったのか?」と言う疑問の声が上がる事になってしまった。

漫画作品では「R-GUNに異界の存在を憑依させた」と言われており、R-GUNにアストラナガンを憑依させたと思われる。
そういう意味ではアニメ『ディバイン・ウォーズ』最終回に登場したDiSRXの縮小版ともいえるかもしれない。
この機体が存在しないため、未来に飛ばされたアストラナガンを組み込んだ『α外伝』のアウルゲルミルもOGシリーズには登場していない。  

□武装

  • フォトン・バルカン
要するにバルカン砲。これを頭部に搭載したのはイングラムのロマンなのだろうか。

  • Z・Oソード
ゾル・オリハルコニウムソードの略。SRXの物と同じ。

  • アトラクター・シャワー
MAP兵器。重力の散弾を撒き散らす。

  • T-LINKフェザー
背部から発生するエネルギー翼を収束し、撃ちだす。

  • ガン・ファミリア
サイバスターのハイファミリアを参考にした武装。イングラムのダミーファミリアを攻撃ユニットに融合させて撃ちだす。
かなり手数が多い。

  • アキシオン・キャノン
暗黒物質を構成するアキシオンを目標に打ち込み、グレートアトラクターに叩き落とす。

  • インフィニティ・シリンダー
アストラナガンの代名詞と言える武装。
ティプラー・シリンダーを利用した攻撃で、「時間を逆行させ、存在を無かった事にする」という超反則兵器。


□念動フィールド

念動力によって発生させるエネルギーフィールド。
まあαはダメージインフレが半端ないゲームなのであまり気にならない。


□ティプラー・シリンダー

イングラムが組み込んだ特殊機関。
平行宇宙から様々なエネルギーを取り出す事が可能で、空間転移、並行宇宙へのシフト、時間移動さえも可能にするトンデモ機構。
ただ、平行宇宙や時間移動には特定の因子が必要らしく、自由自在に移動出来る訳ではないようだ。


□劇中の活躍

スパロボ最強ロボの一角だが、結構散々な目に合っている。
初登場のαでは普通に強敵。条件を満たせば味方になってくれるが、最終話のみのスポット参戦。
DC版ではアストラナガンvsネオ・グランゾンの頂上決戦が拝める。最終話前に参入するので改造できる。

α外伝ではイージス計画に参加しようとした所、間違って未来世界に跳躍、アウルゲルミルに取り込まれてしまった。
ドグマブラスターを使う時に腹から壊れたアストラナガンが出てくる。

第三次αでは何らかの事情により破損し、イングラムの魂を抱えたまま漂っていた。クロスゲートから出現、クォヴレーのヴァルク・ベンと融合し、ベルグバウとなる。

アニメ「ディバイン・ウォーズ」ではまさかのアストラナガンvsディス・アストラナガンという対決が実現。
結果を見るに、大体ディス・アストラナガンとは同等の戦闘能力らしい。

アストラナガンの方が倍くらいデカイはずだが何故か両機の大きさが同じに見えるのは気にしない。








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