スーパーロボット大戦α

登録日:2011/02/18(金) 09:00:59
更新日:2024/04/14 Sun 16:49:38
所要時間:約 6 分で読めます





人類に逃げ場なし。



2000年にPlayStation、2001年にドリームキャストで発売された、スーパーロボット大戦シリーズの作品。
2011年から2024年にはPSアーカイブスでも販売されており、PSPPSVitaPS3でプレイ可能だった。
第4次』と『F』で一段落したシリーズ作品の新たな作品として制作された。

【概要】

前作『F』では戦闘アニメーションがスーパーファミコン版と大差なかったが、今回からは戦闘アニメが格段に進化したことで見る価値が上がったのが魅力の一つ(下記参照)。

今作からウィンキーソフトが制作から離れ、バンプレソフト(現B.B.スタジオ)開発になったため、難易度が過去のシリーズと比べて大きく下がったのが特徴でもあった。
ラスボスもかつてのネオ・グランゾンと比べれば弱い方だし、『第4次』の「栄光の落日」のような鬼畜ステージも無い。

前作『F』ではスーパー系が一部を除き弱すぎる、『F完結編』になるまでこちらの戦力が弱いとかあったがそんなこともない。
その代わりこちらの部隊が強いなど、良くも悪くもスパロボの難易度の基準が大きく変わった作品だった。



【参戦作品(★は新規参戦)】

全部で33作(新規参戦は5作)
機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
機動戦士Ζガンダム
機動戦士ガンダムΖΖ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士ガンダムF91
機動戦士Vガンダム
新機動戦記ガンダムW
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
聖戦士ダンバイン
新世紀エヴァンゲリオン
★THE END OF EVANGELION
超時空要塞マクロス
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
マクロスプラス
マジンガーZ
グレートマジンガー
☆劇場版マジンガーシリーズ
ゲッターロボ
☆ゲッターロボG
☆真ゲッターロボ(原作漫画版)
勇者ライディーン
超電磁ロボ コン・バトラーV
超電磁マシーン ボルテスV
無敵鋼人ダイターン3
超獣機神ダンクーガ
ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日
トップをねらえ!
★機甲世紀Gブレイカー(ドリームキャスト版のみ)
☆バンプレストオリジナル
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
超機大戦SRX

発表された参戦作品だけでもプレステ版で33作品と当時のスパロボでは大ボリュームだが、隠し機体でガンダムF90がいたり、1stガンダムはTV版のキャラや劇場版の機体がいたりマジンカイザーもいるので実際はもっといる。
またジャイアントロボは初の(同時に唯一の)声つき参戦となった。
これらの大ボリュームから売上は当時のスパロボ最高記録の75万枚を記録した。


初期作品と比べて難易度が低くなっているうえにシリーズ物であることから、多くのスパロボユーザーから『MX』と並んで初心者にオススメされる作品である。(マクロスシリーズをFから見始めた方々やエヴァンゲリオンを見た方々にもオススメ)
新シリーズ1作目ということもあり、いるだけ参戦の作品も少なく、ゲッターロボシリーズ、グレートマジンガー、ダイターン3のみ。この3作品もシナリオでの出番はあるため、雰囲気は掴みやすい。
それ以外の作品は原作1話の再現から始まる作品が殆どのため、安心である。

オリジナルキャラに関しても、『第2次』からいる『魔装機神』や『新』で登場したSRXチームなどもいたり、『F』の主人公が違う立場で現れたりと、初期シリーズに思い入れのある方々も楽しめる。

主人公は『第4次』や『F』と同じように、基本となる8種類のキャラクターから一つを選んで細かく設定付けるようになっているが、キャラが一新されている。
そのうちブリットクスハは『第2次α』、『第3次α』にも主人公として登場。
スーパー系でクスハ主人公、ブリットを恋人に設定してαシリーズを進めれば他のキャラよりも感情が移入しやすいかも知れない?


【ストーリーに関して】

マジンガーZ
ダンバイン
マクロス
エヴァンゲリオン
トップをねらえ!
ジャイアントロボ
0083、Z、ZZ、F91、V、Wのガンダムシリーズが関わってくる(途中マクロスプラスやコン・バトラーVなどもちょいちょい入るが)。

ちなみにジャイアントロボは明らかに続編でシナリオの続きをやる雰囲気だったが、大人の事情でその後は参戦せず伏線未回収のままである。
第3次αの攻略本にはBF団は潜伏中と書かれている。

エヴァンゲリオンも量産機は出たが、まごころを君にでのトラウマシーンは再現されず。


【システム】

  • 戦闘画面では機体が大きく動くようになった。
制作スタッフが戦闘シーンでヴァルシオーネRをよく動くようにしたことがきっかけで、殆どの機体も同様に表現されるようになった。
主要パイロットが攻撃時に大きく表示される、スーパーロボットが必殺武器を使う時はリアルサイズで表示されるなど、カットイン演出も豊富。
また、効果音もなるべく原作アニメで使われていたものと同じ(ブッピガン等)ものが使われている。
今作では回避の動きが一部機体しか表現されていないが、それでも戦闘シーンの劇的な進化には多くのプレイヤーが驚愕した。
さらに、戦闘アニメのON/OFF機能も搭載されて気楽にプレイできるようにもなった。

ユニットアイコンも全身が描かれている。ただし視点切り替えは不可能。
高低差の概念もつき、同じ地上でも建物の上や山から攻撃した方が命中率にプラス補正がかかる。
また距離の概念も採用され、詰めるほど攻撃力や命中率が若干上がるようになった。

  • 熟練度」が導入され、熟練度の高さによって難易度が変化する。
しかし、熟練度の増減する条件がノーヒント。「特定の敵を撃墜する」「規定ターン以内に勝利条件を満たす」で増え、「忠告を無視する」で下がるのが殆どだが、増減の表示も一切ない。
しかも、何気ない選択肢が熟練度獲得のフラグになっていることがよくある。

  • 周辺機器の「ポケットステーション」と連動することで、一度のインターミッションに1回だけ資金を増やせる。
だが中盤にも関わらず1ステージクリアで39999の資金がプラスされたりとこれだけで難易度が下がる。


【その他】

改めてやってみるとウィンキーソフト時代の雰囲気が残りつつも新しい一面も多々あるのが特徴の本作品

など、この辺は昔のスパロボを思い出す部分である。


一方、今でもプレイヤーの印象に残るシーンはたくさんあるのも魅力。
など。

そして忘れてはいけない名言
「それも私だ」byユーゼス
(この台詞一つでαのストーリーは成り立っている)
などなど今考えてもいろいろとプレイヤーの記憶に残るシーンはたくさんある作品であろう。


最近では当たり前と化している、「(ストーリー上で)機体の乗り換えがあるとBGMも変更される
と言う演出も今作より本格採用され、ファンの胸を震わせた。



追記・修正はインターミッションで思い出を整えてからお願いします。






尚、バグとしてキャラクター図鑑で△ボタンを押しても本来喋るはずのセリフを「喋らない」

などがある。バグの偉大さも今作から健在のようだ

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最終更新:2024年04月14日 16:49