スーパーロボット大戦α

登録日:2011/02/18 Fri 09:00:59
更新日:2025/04/15 Tue 12:33:49
所要時間:約 6 分で読めます





人類に逃げ場なし。



2000年にPlayStation、2001年にドリームキャストで発売された、スーパーロボット大戦シリーズの作品。
2011年から2024年にはPSアーカイブスでも販売されていたが、現在は配信を終了している
PSPPSVitaPS3でプレイ可能だった。

第4次』と『F』で一段落したシリーズ作品の新たな作品として制作された。

【概要】

前作『F』では戦闘アニメーションがスーパーファミコン版と大差なかったが、今回からは戦闘アニメが格段に進化したことで見る価値が上がったのが魅力の一つ(下記参照)。

今作からウィンキーソフトが制作から離れ、バンプレソフト(現B.B.スタジオ)開発になったため、難易度が過去のシリーズと比べて大きく下がったのが特徴でもあった。
ラスボスもかつてのネオ・グランゾンと比べれば弱い方だし、『第4次』の「栄光の落日」のような鬼畜ステージも無い。

前作『F』ではスーパー系が一部を除き弱すぎる、『F完結編』になるまでこちらの戦力が弱いとかあったがそんなこともない。
その代わりこちらの部隊が強いなど、良くも悪くもスパロボの難易度の基準が大きく変わった作品だった。



【参戦作品(★は新規参戦)】

全部で33作(新規参戦は5作)
機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
機動戦士Ζガンダム
機動戦士ガンダムΖΖ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士ガンダムF91
機動戦士Vガンダム
新機動戦記ガンダムW
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
聖戦士ダンバイン
新世紀エヴァンゲリオン
★THE END OF EVANGELION
超時空要塞マクロス
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
マクロスプラス
マジンガーZ
グレートマジンガー
☆劇場版マジンガーシリーズ
ゲッターロボ
☆ゲッターロボG
真ゲッターロボ(原作漫画版)
勇者ライディーン
超電磁ロボ コン・バトラーV
超電磁マシーン ボルテスV
無敵鋼人ダイターン3
超獣機神ダンクーガ
ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日
トップをねらえ!
★機甲世紀Gブレイカー(ドリームキャスト版のみ)
☆バンプレストオリジナル
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
超機大戦SRX

発表された参戦作品だけでもプレステ版で33作品と当時のスパロボでは大ボリュームだが、隠し機体でガンダムF90がいたり、1stガンダムはTV版のキャラや劇場版の機体がいたりマジンカイザーもいるので実際はもっといる。
またジャイアントロボは初の(同時に唯一の)声つき参戦となった。
これらの大ボリュームから売上は当時のスパロボ最高記録の75万枚を記録した。


初期作品と比べて難易度が低くなっているうえにシリーズ物であることから、多くのスパロボユーザーから『MX』と並んで初心者にオススメされる作品である。(マクロスシリーズをFから見始めた方々やエヴァンゲリオンを見た方々にもオススメ)
新シリーズ1作目ということもあり、いるだけ参戦の作品も少なく、ゲッターロボシリーズ、グレートマジンガー、ダイターン3のみ。この3作品もシナリオでの出番はあるため、雰囲気は掴みやすい。
それ以外の作品は原作1話の再現から始まる作品が殆どのため、安心である。

オリジナルキャラに関しても、『第2次』からいる『魔装機神』や『新』で登場したSRXチームなどもいたり、『F』の主人公が違う立場で現れたりと、初期シリーズに思い入れのある方々も楽しめる。

主人公は『第4次』や『F』と同じように、基本となる8種類のキャラクターから一つを選んで細かく設定付けるようになっているが、キャラが一新されている。
そのうちブリットクスハは『第2次α』、『第3次α』にも主人公として登場。
スーパー系でクスハ主人公、ブリットを恋人に設定してαシリーズを進めれば他のキャラよりも感情が移入しやすいかも知れない?


【ストーリーに関して】

マジンガーZ
ダンバイン
マクロス
エヴァンゲリオン
トップをねらえ!
ジャイアントロボ
0083、Z、ZZ、F91、V、Wのガンダムシリーズが関わってくる(途中マクロスプラスやコン・バトラーVなどもちょいちょい入るが)。

ちなみにジャイアントロボは明らかに続編でシナリオの続きをやる雰囲気だったが、大人の事情でその後は参戦せず伏線未回収のままである。
第3次αの攻略本にはBF団は潜伏中と書かれている。

エヴァンゲリオンも量産機は出たが、まごころを君にでのトラウマシーンは再現されず。


【システム】

  • 戦闘画面では機体が大きく動くようになった。
制作スタッフが戦闘シーンでヴァルシオーネRをよく動くようにしたことがきっかけで、殆どの機体も同様に表現されるようになった。
主要パイロットが攻撃時に大きく表示される、スーパーロボットが必殺武器を使う時はリアルサイズで表示されるなど、カットイン演出も豊富。
また、効果音もなるべく原作アニメで使われていたものと同じ(ブッピガン等)ものが使われている。
今作では回避の動きが一部機体しか表現されていないが、それでも戦闘シーンの劇的な進化には多くのプレイヤーが驚愕した。
さらに、戦闘アニメのON/OFF機能も搭載されて気楽にプレイできるようにもなった。

  • 反撃時の行動として「防御攻撃」が追加。回避率が0%になるが、被ダメージは通常の75%に、与ダメージは通常の50%で反撃できる。
本作ではリアル系でも底力/ガッツ持ちが多いので上手く活用すれば安定して発動も狙える。あと衝撃のアルベルトの撃墜が見れる
α外伝以降は援護が追加されたため、本作のみの反撃行動になった。現在も残っていればキリコスザクがこれで大暴れしていたであろう

ユニットアイコンも全身が描かれている。ただし視点切り替えは不可能。
高低差の概念もつき、同じ地上でも建物の上や山から攻撃した方が命中率にプラス補正がかかる。
また距離の概念も採用され、詰めるほど攻撃力や命中率が若干上がるようになった。
向きの概念まではない。LOE経験済みだったため最初はそれに気づかず後ろを取ろうとしたプレイヤーもいたとか

  • マジンガーZのホバーパイルダーやガンダムのコアファイターなど、コックピットが分離する機体の機能が再現。
一度撃墜されても分離機体で残れるようになったが、性能は運動性と移動力以外低いので、あまり戦力にならない。
分離機体単体で行動する必要のあるシナリオも用意された。

  • ゲッターロボやコン・バトラーVなど合体機の分離状態で、フォーメーションを組むと攻撃力と防御力に若干プラス補正が入る。

  • 熟練度」が導入され、熟練度の高さによって難易度が変化する。
難易度が低いと資金などが増えやすくなり、強化パーツが貰えることもある。敵も出現数が減り、強さも抑えられる。
難易度が高いと資金などが得られにくくなる他、敵の数が増え、強化もされる。
しかし、熟練度の増減する条件がノーヒント。「特定の敵を撃墜する」「規定ターン以内に勝利条件を満たす」で増え、「忠告を無視する」で下がるのが殆どだが、増減の表示も一切ない。
しかも、何気ない選択肢が熟練度獲得のフラグになっていることがよくある。
また規定数以上の熟練度を取得することが強力な隠し機体やパイロットを入手する条件の一つになっている場合もあるので、(攻略法を知らない初見では入手条件を満たすのは難しいのだが)低難易度の方がお得感が薄い

  • リアル系偏重だった従来よりも機体の性能とパイロットの能力が調整された。
軒並み運動性の低かったスーパーロボットは高め(75〜100程)に調整され、地形適応も宇宙Aの機体が増えた。
ガンダムのビームライフル等の通常射撃武器も、射程距離は短いが移動後使用可能になり、使い勝手が良くなった。ただし、本作の時点ではΖガンダムをはじめとする後継機はビームライフルがP武器でなくなる事が多い。
パイロットも、オールドタイプキャラの能力が底上げされ、一線で活躍しやすくなった。こちらも、原作で宇宙で戦闘した経験のないパイロットの多くがAになっている。

  • 周辺機器の「ポケットステーション」と連動することで、一度のインターミッションに1回だけ資金を増やせる。
以前のシリーズでは資金が貯まりにくいという声を受けて設けられた。
だが中盤にも関わらず1ステージクリアで39999の資金がプラスされたりと、これだけで難易度が下がる。

  • オプションの「キャラクター辞典」と「ロボット大図鑑」の説明文が一新された。
『第4次』から『コンプリートボックス』まで文章が使い回されていたが、本作でようやくテコ入れされる。
旧シリーズまでの毒のある説明文がなくなった事に物足りないプレイヤーもいた
一方で一言台詞が説明書には存在する事が記載されているのに実際のゲームでは存在しない。


【その他】

改めてやってみるとウィンキーソフト時代の雰囲気が残りつつも新しい一面も多々あるのが特徴の本作品

など、この辺は昔のスパロボを思い出す部分である。


一方、今でもプレイヤーの印象に残るシーンはたくさんあるのも魅力。
+ 終盤のネタバレ
  • 「柿崎ぃぃぃぃ!!!!」「ふぅ、死ぬかと思ったぜ」
  • シナリオデモのみで戦闘マップのない話「終わりの始まり」
  • エヴァ量産機との戦いで自軍が揃って加勢の逆転劇なのだが、自軍パイロット全員気力140〜150で始まるため一方的な展開に...
  • 大将軍ガルーダの悲劇」が終盤に展開+真相がロンド・ベル隊全員に知れ渡る&オレアナの大ボス化
  • 条件を満たせば最終ステージのみアストラナガンが味方に
など。

そして忘れてはいけない名言
「それも私だ」byユーゼス
(この台詞一つでαのストーリーは成り立っている)
などなど今考えてもいろいろとプレイヤーの記憶に残るシーンはたくさんある作品であろう。


最近では当たり前と化している、「(ストーリー上で)機体の乗り換えがあるとBGMも変更される
と言う演出も今作より本格採用され、ファンの胸を震わせた。

【スーパーロボット大戦α for Dreamcast】




もう一つのαプロジェクト

真なるエンディングが今明かされる…。




本作はシリーズ初の3Dスパロボ。戦闘シーンはフルポリゴンで描かれPS版αからシステムやバランス等が見直されたリメイク作品となっている。

しかし、開発は難航してしまい本来『スーパーロボット大戦α外伝』の前に発売される予定だったのが延期に延期を重ねた結果、『α外伝』の発売後どころかドリームキャストの発売元であるSEGAがハード事業からの撤退を発表した後にようやく発売される事となった。
それが原因か今作の武器改造はPS版α同様に個別での改造、レベルアップによって2回行動の習得もそのままとなっている。

PS版αからの大きな変更点

  • インターミッションでのキャラクターの立ち絵・戦闘シーンのキャラアイコンが一新された。立ち絵は『スーパーロボット大戦IMPACT』以降の作品でも長く使用された。

  • 合体攻撃の追加。Fダイナミックスペシャルはもちろん、F91とF90の「ダブルヴェスパー」やR-1とサイバスターの「アカシックブレイカー」といった本作でしか登場していない合体技も。

  • 合体技の存在あってか、火力のインフレが起きており終盤の敵ユニットの性能や火力も非常に高くなっており、PS版αではリアル系優遇なバランスだったのが本作ではリアル系の単体火力では少し厳しい物となっている。

  • サンライズインタラクティブの『サンライズ英雄譚』こと『機甲世紀Gブレイカー』が参戦。詳しくは下記にて記載。

  • 『愛・おぼえていますか』がミンメイのボーカル付き。残念ながらオプションのサウンドセレクトからでは聞けない。

  • エヴァンゲリオン・ジャイアントロボ関連の新たなルート・シナリオが追加。衝撃のアルベルトVSゼーレは必見。さらにDVEあり。
    • なお、一部参戦作品及び魔装機神はα外伝・第3次αを先取りした展開になる事もあり、α外伝以降には繋がらない。地味にシャア逆襲フラグも折れている

  • 精神コマンドの仕様変更
    • 「魂」「捨て身」使用時のダメージが2.5倍に下げられた。「信頼」での体力回復が2000に固定、「激闘」使用時のダメージが1.2倍に下げられた。「激励」が隣接タイプとなり、1回の激励で4人分の気力を上げられるようになった。
  • 特殊技能「勇者」が全ユニットに信頼補正が付与され、とんでもない信頼補正を受ける事が可能。

  • PS版ではバグで反映されなかった主人公の恋人ポイントが今作では修正され、選択肢次第でエンディングのラストが変わる。

  • ダンクーガの断空光牙剣が最初から使用出来る

  • 強化型マジンガーZの大車輪ロケットパンチが最初から使用出来る。

  • シャア専用ザクがFZ型の色違いでは無く、しっかりシャアがかつて乗っていたザクⅡになっている。

  • ポケットステーションのミニゲームはもちろん廃止

  • ハイネルを追い詰めると・・・「バカな!このマスク・ザ・レッドが!?」

  • クリスが魂持ちに昇格。愛機のアレックスも「ガトリングガン」のCT補正率がまさかの50%となり削り役としては中々のユニット性能となった。改造すれば普通にラストまで使える。

  • PS版では主役機なのに不遇な性能であったジャイアントロボも地形適正が宇宙A・空Aに強化、大作君も「ひらめき」を覚えるようになった。ロボの最大火力である「全力パンチ」はEN消費武装になってしまったが、これは元々のPS版のロボにはENを消費する武装が無かった為だと思われる。

  • グローバル艦長の「集中」が削除され、「必中」の習得により実質マクロスが大幅強化。「幸運」はそのまま引き継がれているので、必中・幸運の主砲発射も可能。

  • PS版では永久離脱してしまう綾波レイとエヴァ零号機は追加ルートであるEVAルートを通る事によって離脱を回避する事が出来る。

  • SRXがまさかの全体的な弱体化。PS版α以降のオリジナル系を優遇しない方針が原因?

  • 一部のセリフが変更。特にオリジナル系関係のセリフが多く変更されており、通常ルートの最終話のユーゼスの「それも私だ」のセリフ辺りもバッサリカットされている。ちなみにSRXの合体テストを行うシナリオでリュウセイがファイナルフュージョンを言おうとしたらライに怒られるくだりが追加されている。

機甲世紀Gブレイカー

シリーズ初のゲーム媒体からの参戦であり、現状Gブレイカーが参戦している作品は今作のみとなっている。名義こそGブレイカーだが、実質サンライズ英雄譚からの参戦ともいえる。本作ではゲーム中盤以降から正式加入する。

登場人物

  • カンジ・アカツキ (CV:石田彰)

雲海調査隊のFT(フライングトルーパー)「インパルス7」のテストパイロット。しかし、本作では既に後期機体ともいえる「クラウドセイバー」に乗り換え済み。精神コマンドが「集中・ひらめき・幸運・熱血・加速・魂」というかなり遅めの参戦な分、素晴らしいラインナップとなっている。ただしこれといった特殊技能は1つも覚えないので注意。

  • リエ・アカツキ (CV:小島幸子)

カンジの重度のブラコン持ちの可愛い妹。こんな妹さんでもアスタンテの艦長である。何故かお兄ちゃんであるカンジよりも格闘値が高く「クラウドセイバー」の最強武装が格闘武器である為、リエを乗せるのもアリ。精神コマンドでは激レア精神である「大激励」を覚える。

  • ルン・フォレスト

記憶喪失の少女であり、本シリーズのヒロインであるのだが攫われ役である為リエより出番は少ない。本作では会話イベントのみでの登場なので喋る事は無い。

登場機体


FT(フライングトルーパー)系


  • インパルス7

FTの試作機、元は雲海などでの作業用としての運用が目的である為、内部武装が「リストバルカン」のみだが、今作では「CSライフル」を所持しての参戦となっている。

  • クラウドセイバー

戦闘型フライングトルーパー、カンジの後期機体。
他のインパルスシリーズが作業用なのに対してクラウドセイバーは戦闘用に様々な武装が取り付けられているインパルスシリーズの機体となっている。
変形持ちで変形形態でも殆ど同じ武装が使えるのが便利だが、逆にそれ故に通常形態で戦うメリットが全く無いという。


XFT系

他のサンライズロボ作品にそっくりな見た目のFT。元ネタとなる作品のパイロットに乗り換えさせる事が可能。隠しユニットであり、カンジ達が正式加入する際に一定の熟練度がなければ解放されない。が、入手してもこのXFT系に関するイベント会話が一切無い為、突然ユニット一覧に載ることとなる。

本作には登場しないが、XFT系は他にも、

ウィングガンダムゼロモチーフの「ウィンデット」
機甲界ガリアンのガリアンモチーフの「エアキャバリア」
装甲騎兵ボトムズのスコープドッグモチーフの「ディズクィード」
蒼き流星SPTレイズナーのレイズナーモチーフの「レイフォール」
重戦機エルガイムのエルガイムモチーフの「ヴァールハイト」
オージモチーフの「シェルブレード」
勇者王ガオガイガーのガオガイガーモチーフの「グランディール」

などがサンライズ英雄譚シリーズや同社から発売されている「ハロボッツ」シリーズにも登場している。

  • カーディアル

ガンダムを思わせるトリコロールと赤カラーが存在しているが、今作では赤カラーのカーディアルが登場。ガンダムの宇宙世紀組のパイロットに乗り換えさせる事が可能。何故だがENが多いのだが、本機にはEN消費の武装が1つも無かったり。

  • ガルストーム

ダンバインを思わせるFT、しかしカラーはトカマクを思わせる緑色。ダンバイン系のパイロットに乗り換えさせる事が可能。最大射程が1~2までしか無く接近して戦うしかないが、なんとハイパーオーラ切りが気力115で使えるユニットとなっている。オーラバリアは無いので注意。

早過ぎたボーナスシナリオの構想


当時ドリームキャスト版のスパロボαの制作が発表された際にドリームキャストのウリの1つであるインターネット機能を利用して専用のサイトから追加データをビジュアルメモリにセーブさせて、ゲーム内に反映させる構想を立てていた。今のスパロボで言う所のボーナスシナリオである。しかし、発売に長らく延期が次いだ結果この構想は実現する事は無かった。

バグ関連


PS版にあった命中率固定バグは修正され、タシロバグも残念ながら出来なくなっている…が、ドリームキャスト版のみで発生しているバグが存在している。

ユニット改造の限界値バグ


ユニット改造の一番下の項目にある「限界値」が反映されていないバグ。パイロットの限界値も勿論反映されていないので、ステータスで反応等が赤く表示されていても数値以上の能力となる。これが原因なのか不明だが、本作以降の作品では限界値は廃止となった。

また、このバグはスーパーロボット大戦64でも発生していた。

一部の武装回避でフリーズ確定


一部の武装が回避されてしまうと画面が黒いままゲームがフリーズする恐ろしいバグ。

ヴァルシオーネの「円月殺法」・SRXの「ドミニオンボール」が回避されてしまうとフリーズを起こすので注意が必要。

合体技関係のバグ


エヴァ初号機が暴走状態になっている時でもエヴァ弐号機が隣接している場合、「ユニゾン攻撃」が使える。


追記・修正はインターミッションで思い出を整えてからお願いします。

尚、バグとしてキャラクター図鑑で△ボタンを押しても本来喋るはずのセリフを「喋らない」

などがある。バグの偉大さも今作から健在のようだ

余談

  • PS版の時点で勇者王ガオガイガーが参戦する予定だったが、結局ボツとなり参戦は『第2次α』を待つこととなる(DC版のリュウセイの小ネタはここから来ている)。本作は旧作の敵部隊だったDCも名前が味方サイドで出ているが、実はこれはガガガのGGGを出せなかった穴埋めで、DC日本支部が東京湾上に設置されているのもこの名残。『第2次α』から急にDCが影も形も無くなったのはガオガイガーが正式に参戦したためである。

  • 本作のシナリオはオリジナル系に比率が非常に割かれており、その結果版権サイドが煽りを食らう部分が当時から指摘されていた。この反省でα外伝ではオリジナル系が敵以外ほとんど出ないという扱いとなったことを寺田SVが明かしている。

  • 開発終盤の時点で次作の『α外伝』の制作が決まったため、本作の作中終盤に発生する出来事の決着は『α外伝』で描くことになり、エンディングを変更したと寺田SVが明かしている。

+ 「それも私だ」の真相とDC版追加シナリオについて
  • 本作を語る上で欠かせない「それも私だ」の名(迷)台詞は、ユーゼスが本来はラスボスの手駒にすぎなかったために出た台詞のはずだった。
    • 「ユーゼスが己の暗躍を語った後にラスボスが現れて真実を知らされる」という展開であったことが2022年3月にTwitter(旧)上で寺田SVが明かしている。
  • しかし、「本来のラスボス」が原画まで完成しかけた段階でお蔵入りとなり、ユーゼスがラスボスということになってしまい(「ラスボスなのに機体が幹部の色違いでしかない」のはこのため)、ユーゼスは手駒ではなく本当に黒幕の立場に昇格。本来滑稽なセリフのはずのこれが「それも全て私の仕業だ」という意味になってしまったのである。
  • なお「本来のラスボス」に関しては発売から20年以上経過した現在でも徹底的に伏せられている。少なくとも寺田SVは「DC版の追加シナリオは没設定を拾ったものであって、本来想定していたシナリオではない」と明言している。ところで、本作で中途半端にフェードアウトしてシリーズからも消えた作品があったような…
  • お蔵入りになったこれらの要素は使える部分を再構成して『第2次α』の最終面と『第2次OG』のとあるステージで使用したとのことである。



この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • SRW
  • スーパーロボット大戦
  • スパロボ
  • αシリーズ
  • PS
  • DC
  • バンプレスト
  • バンダイナムコ
  • 参戦作品は豪華
  • 初心者にオススメ
  • それも私だ
  • 柿崎ぃぃぃぃ!!!!
  • タシロバグ
  • 血を吐き続けるマラソンの始まり
  • アストラナガン
  • 宇宙でも水中でもいつも元気な大作くん
  • タシロ祭り
  • 名作
  • 伝説の始まり
  • スーパーヒーロー作戦
  • ゲーム
  • スーパーロボット大戦α
  • ドリームキャスト
  • 2000年
  • ターニングポイント
最終更新:2025年04月15日 12:33

*1 『ダンクーガ』の敵であるムゲ・ゾルバドス帝国と、原作でシャピロが乗っていた機体が登場するのは『第3次α』から。