超人機メタルダー

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超人機メタルダー - (2018/06/12 (火) 14:17:04) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/06/25(木) 00:42:48
更新日:2024/04/10 Wed 20:32:10
所要時間:約 5 分で読めます







る!

剣流星の体内に秘められたエネルギーが
怒りと共に頂点に達した時!
彼は、超人機メタルダーに瞬転する!!



『超人機メタルダー』は、メタルヒーローシリーズ第6作。全39話
人造人間キカイダー』をオマージュした作品で、主人公メタルダーはキカイダーをモチーフとしており、本作のプロデューサー、吉川進は『キカイダー』のプロデューサーも務めており、当初のインタビューでは「キカイダーを意識したものになると思います」と発言している。ただし、メインライターの高久進は『キカイダー』との関係について、「あれはもう14年も経っているし、質も内容も違うと思いますよ」と当時のインタビューで語っている。
また、メタルヒーローシリーズの中で数少ない打ち切り作品で、本作の放映中に時間帯も月曜夜7時から日曜朝9時半に変更されている。

初期はシリアスな展開だったが、中盤から敵組織が運動会が行う等コメディ的要素を追加。初期と中期で作風が異なる。
しかし、終盤からは初期と同じシリアスな雰囲気に戻っている。

ナレーションは『宇宙刑事ギャバン』や『特警ウインスペクター』でお馴染みの政宗一成氏。次回予告の「こいつぁ凄いぜ!!」は『仮面ライダーBLACK RX』の「ぶっちぎるぜぇ!!」と並んで有名。
アニメ版『ハヤテのごとく!』の次回予告のラストにハヤテがこのフレーズをしゃべったことも。



―[あらすじ]―
第二次世界大戦時に古賀博士によって作られた超人機メタルダー。だが、その絶大な力を悪用されるのを恐れていたために封印されていた。

しかし、世界征服を目論むネロス帝国の出現を知った博士はメタルダーを蘇らせた。

【登場人物】

〇剣流星/メタルダー
太平洋戦争末期に作られた超人機。人間体である流星のモチーフになったのは、古賀博士の息子で第2次世界大戦時に戦死した竜夫。(役者も同一)
戦争さえなければバイオリニストになれたほどの音楽の才能の持ち主でヴァイオリンを愛した竜夫と同様に音楽を趣味としている。ラプソディとの戦いで名器ストラディバリウスを壊すことはできなかった。
また、流星の場合はサックスを演奏することもあり、彼なりの「自我」があり、決して全てが竜夫のコピーではない。*1
人間と同じ感情を司る自省回路を持ち、欠如した一般常識を学んでいく。
ネロス帝国に対する怒りなど、感情が高ぶる事により瞬転しメタルダーになる。
身体の赤い部分は人間の心を、青い部分は機械の戦う力を表す。
「争いを好まぬ僕に武器は無い」と自ら語るように基本的には武器を持たずに己の拳のみで戦うが、敵の武器を奪って使用することがままある。ゴッドネロスとの最後の戦いでは竜夫の形見の銃剣で止めを刺した。
変身忍者嵐のように変身後の声優が吹替える場合もある。

必殺技は超振動する手刀で敵を切り裂くレーザーアーム。

〇仰木舞
若き女性カメラマン。
とあるきっかけで流星と知り合い、以降は彼の保護者として一般常識を教えていく。

〇スプリンガー
メタルダーの相棒であるロボット犬。ドーベルマンに近い姿をしている。
メタルダーのメンテナンスなどを担当するが、非番の時はテレビ(コン・バトラーVやら徹子の部屋やら)を見てくつろいだりする。

〇北八荒
モトクロス選手権を目指す新人バイクレーサー。
取材にやって来た舞に思いを寄せており、次第に恋敵と思い込んでいた流星にも協力するようになる。
1人暮らしの影響か料理が得意。
グリフォンの戦士かは不明。

〇古賀竜一朗博士
メタルダーの生みの親。
太平洋戦争末期に息子の姿を模した流星(メタルダー)を作るが、封印していた。
封印から目覚めさせたメタルダーに「死」と言う概念を覚えさせるためにネロス帝国の軍団員に挑み戦死する。
演者的には昭和ドラマ版ブラックジャックの父親で、『モスラ』・『妖星ゴラス』でも博士役で出演。またオーナーだったホテル(及びその廃墟)がダイレンジャーの頃まで特撮ロケに使われていた。

〇ジャック電撃応援団
25、26話に登場。北八荒の友達。かつては不良だったらしいが、現在は更生し、ちゃんと働いている。
メンバーは『宇宙刑事ギャバン』のギャバン、『時空刑事スピルバン』のスピルバンやダイアナレディ、『巨獣特捜ジャスピオン』のマッドギャラン、『超電子バイオマン』の二代目イエローフォ-。
残念な事にゲスト的出演だった。

暴魂トップガンダー
自らのポリシーに忠実なスナイパー。
該当項目参照。


表向きは大財閥である桐原コンツェルンだが、その裏では地下に巨大闘技場・ゴーストバンクを拠点にこの世全ての悪を支配する暗黒組織。
ヨロイ・戦闘ロボット・モンスター・機甲軍団の4軍団に分かれ、大勢の軍団員を擁する。
中闘士、暴魂、凱聖などの階級があり、頑張れば出世できるが階級が上がったキャラはそんなにいない。

●帝王ゴッドネロス(桐原剛造)(声:渡部猛)
桐原コンツェルンの社長であり、世界の株価や武器売買を行っている。
だが「夜の闇に包まれる」事でゴッドネロスとしての姿を現す。そして4軍団を指揮し、世界征服を目論む。後半からは役者のスケジュールの都合か桐原の出番は少なくなくなった。
第二次大戦時は日本陸軍が派遣した技術少佐・村木國夫として古賀博士の助手として働いていた。戦後に連合軍の捕虜を生体実験にした罪でBC級戦犯としてシンガポールで処刑されかかるも、関係者を買収して失踪。アメリカで犯罪シンジケートの一員となり、過去の経歴を消すべく整形手術で顔を変え、桐原剛造と改名する。そして、古賀博士の助手をしていた頃に得た知識を悪用してネロス帝国を築き上げた。
桐原は外見的に30代であるが、本来の年齢は60 - 70代と推測され、ゴッドネロスに変化中にもそれが一瞬みられる。
村木國夫はメタルダーの声であり、桐原の顔の元になったのは地獄から来た男

ヨロイ軍団・凱聖クールギン
鎧を装着した人間*2で構成されているヨロイ軍団の凱聖。
剣の達人で冷徹な性格に違わぬ実力を持ち、初戦でメタルダーを倒した。部下に対する態度や相互の信頼も概ね良好。
その鉄仮面の下に隠された素顔は……。

戦闘ロボット軍団凱聖バルスキー
戦闘用ロボットで構成された戦闘ロボット軍団の凱聖。
凱聖の中でも特に正々堂々として部下想いなので、軍団員は彼を慕う者ばかりが集まっている。
「責任は俺が取る!」など、名言多し。

モンスター軍団・凱聖ゲルドリング
バイオ科学によって生み出されたモンスターで構成されているモンスター軍団の凱聖。
卑怯な性格で「口八丁手八丁・卑怯未練恥知らず」を信条とする。台詞は何故か関西弁・広島弁・名古屋弁が入り混じっている。

機甲軍団・凱聖ドランガー
兵器がモチーフで最新技術の粋を凝らした重装備に身を包む戦闘ロボットで構成される機甲軍団の凱聖。
戦艦をモチーフとしていて、各部に装備されたビーム砲や剣を武器として使う。
他の凱聖に比べて力押しを好む傾向にあるが、影の薄さも人一倍。



デザインモチーフとなったキカイダーとはスーパーヒーロー作戦にて共演を果たし、ギルの笛に操られかけたキカイダーを助けた。
しかし、ネロス帝国は人員削減されてなぜかモンスター軍団と機甲軍団は存在抹消。その代わりにギルハカイダー率いるハカイダー四天王とワルダーがビッグシャドウ様がダサいからと帝国入りするという優遇されてるのか冷遇されてるのかわからない扱いになっている。
作中でも物語に頻繁に絡み、物語の主人公の一人といった立ち位置。
しかし、本編最終回と同様にゲーム終盤に戦線を離脱する。


オープニング主題歌「君の青春は輝いているか」は名曲だが、過去に戻り青春をやり直したくなる一曲でもある。
作詞は脚本家のジェームス三木。作曲は「アンパンマンのマーチ」や「行け!牛若小太郎」で有名な故・三木たかし。
ヒーロー名が一切入っておらずメタルダーの曲だとは一見気づきにくいが。


この他、「星からの手紙」「一瞬のチャンス」「ネバー・ギブアップ」「ネロス帝国4軍団」「瞬転!夢の戦士」など、挿入歌も神曲揃い。

BGMなどは「特警ウインスペクター」に流用された。


2009年にはメガハウスよりスプリンガーとセットのアクションフィギュアが発売。S.H.フィギュアーツと合わせられるサイズとなっている。
欲しければ誤解を恐れずにありのままの自分を太陽に晒しながら購入しよう。





ネロス帝国・中闘士Wiki籠り。
その追記修正能力は、あらゆる情報を自在に書き換える。
メタルダー・剣流星は、迫り来る追記修正の罠をいかに切り抜けるのか?
瞬転せよ、超人機メタルダー!


……こいつぁ凄いぜ!!


画像出典:超人機メタルダー
© 東映

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