妄想

登録日:2011/09/01 Thu 12:23:21
更新日:2025/03/29 Sat 16:27:12
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妄想とは、非合理的かつ訂正不能な思い込みのこと
「妄想」フリー百科事典ウィキペディア日本語版 2013年3月13日20時38分UTC、URL: ja.wikipedia.org

と、妄想そのものの説明はぶっちゃけ本家Wikipediaの説明で十分なので、
本稿ではアニヲタwiki的な見解及び考察を述べる。

●目次

●実態

前述した概要では妄想とはどうしようもない精神疾患のように感じとられるだろう。
だが近年の妄想と呼ばれるものの実態はどうであろうか。

必ずしも「訂正不能な思い込み」かといえば否である。*1

意味の流動は時代の常であり、妄想の意味合いにおいてはより顕著になっている。

例えば、我々が普段妄想と呼んでいるものといえばライブをしたりテロリストを撃退する程度で、思い込みと呼ぶには程遠く、およそ現実世界に影響を及ぼすことはない。
むしろ寝る前の子守唄になっているぐらいである。

妄想らしい妄想を妄想していないのが現在の妄想であると言える。
本家Wikipediaではこれを「健常者の(しばしばくだらない、あるいは淫らな)空想のこと」としている。
でも、空想っていうとなんかニュアンスが違うのも事実だ。空想特撮シリーズとかのせいだろうか?

ただし、現実に悪影響を及ぼす危険な妄想も存在する点は注意せねばならない。
例えば、「安全=普通」「気を付けていれば事故など起こらない」などという妄想をすれば、いざ事故が発生したとき被害をいたずらに拡大することとなる。
「安全運転を心がければ自賠責保険だけで十分」と考えて任意保険に入らずに自動車を運転し、突然飛び出してきた歩行者を引き殺してしまったらどうなるかを想像すれば嫌でも理解できるだろう。
この点についてはマーフィーの法則の項目も参考にされたい。


●なぜ妄想をするのか

もしもこんなことができたらorあったら…
現実世界ではあらゆる物事に不特定多数の要素(顔の造形や自身の性格、シチュエーション)が絡まりあってくる。
それを一切排除し全て自分の思い通りになった場合を作り出したい、そんな時に妄想は用いられる。あるいはそんな想像を妄想と呼ぶ。

誰もが満たされぬ部分を持ち合わせている以上、妄想は現代人と切っても切れぬ関係にあるといえる。
普段おまいらがリア充と呼ぶ人間も妄想してる。
だがあいつらはそれを現実にするための努力をしているからリア充なんだろうな。


●創作物に対しての妄想

自分に都合のいいようなカップリングや展開を考える、絵にするなど。
男×男はよほどのことがない限り妄想の範疇でしかない。
対象は自分自身ではないが、自分が満足するためのものに変わりはない。
あくまでも妄想なのでどんなに広域に浸透し理解されてもそれを事実と混同しない慎重さが求められる。


●アニヲタwiki民的な妄想

  • ライブ
毎日毎夜必ずどこかで繰り広げられている。
歌う曲は大体コピーだがなぜか絶賛&満員御礼。まあ妄想だからね。

主張、なぜ学校狙いなのか、一切不明な雑魚テロリストが襲来。
ガリガリかデブなのにやたら格好よくテロリストを倒すおまいら。まあ妄想だからね。

  • 絡んできたDQNを返り討ち
比較的合気道が人気。
やたら余裕綽々な言動で相手を怒らせても顔色ひとつ変えないおまいら。まあ妄想だからね。

  • ○ックス
例えZ軸のない平面の絵とも難なく○ックスするおまいら。まあ妄想だからね。
本当に好きになったキャラでは抜かない(キリッ

  • バリバリのビジネスマン
普段はバリバリのケミカルウォッシュのおまいらがやたら仕事のできる人間に。
社長や会長にも余裕で就任。まあ妄想だからね。

  • SATSUGAI
やたら凶悪なSATSU人鬼になるおまいら。まあ妄想だからね。

なぞの特殊能力をもち物語に登場するおまいら。
途中から自分が主人公になってもお構いなし。まあ妄想だからね。


「人は何かしらの妄想なくして幸せになれない。妄想は現実と同じくらい幸せに欠かせないものなのだ」
―クリスチャン・ネステル・ボヴィー


追記・修正は妄想ではなく実際の行動でお願いします。

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最終更新:2025年03月29日 16:27

*1 ただし、医学用語としての「妄想」は訂正不可能なものと定義されている。