学園七不思議殺人事件(金田一少年の事件簿)

登録日:2012/03/05(月) 23:39:33
更新日:2021/11/22 Mon 20:28:30
所要時間:約 25 分で読めます


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『魔術師』の正体は必ず俺があばく!

金田一耕助(ジッチャン)の名にかけて!!


『学園七不思議殺人事件』とは、『金田一少年の事件簿』での事件の1つであり、金田一少年が解決した事件の一つ。
コミックス第4巻、第5巻に収録。全10話。
テレビドラマでは単発スペシャル1作目として1995年4月8日に、テレビアニメでは第1話~第3話として1997年4月7日~21にかけて放送された。
金田一たちが通う不動高校を舞台にした作品。ドラマ版およびアニメ版では第1話になっている。
登場する怪人「放課後の魔術師」

学校の怪談の名物・七不思議を元にした殺人事件で、初期の金田一によく見られたグロ描写は比較的少ないにも関わらず、読者からのトラウマ度は異常に高い。




(以下、ネタバレにご注意ください)



【あらすじ】
旧校舎が取り壊されることになった不動高校。
そこへ「放課後の魔術師」を名乗る人物から、取り壊しの中止を要求する脅迫状が何通も送られてくる。
その脅迫状を学園側は本気にしなかったが、そのことからいつしか学校の七不思議が噂されるようになっていった。

同じ頃、金田一はミステリー研究会の会長の桜樹るい子から勧誘を受けて、ミステリー研究会に入ることになる。
勧誘を受けたその夜、金田一は桜樹から旧校舎で面白いものを見せるという電話があり、美雪と共に旧校舎へ向かったが、部室には桜樹の姿はなかった。
その後、桜樹は姿を見せないまま夜が過ぎ、用務員の立花とともに旧校舎の見回りに向かった時、
七不思議のひとつ「あかずの生物室」から明かりが見え、そこには――。


【事件関係者】

  • 桜樹るい子
CV:篠原恵美/演:高橋玲奈
不動高校3年。ミステリー研究会の会長。
艶っぽい雰囲気を醸した美人女子高生。パンツの色は白。アニメ版では胸が強調されている。「頭のいい男が好き」が口癖。
人の素質を見抜くことに長け、一の能力に以前から気づいていた数少ない人間(その点は漫画版のオペラ座館殺人事件の緒方先生と同じである)。
第1の犠牲者。七不思議の謎を解き、それを一に知らせようとするも直後に殺害される。
七不思議のひとつ「あかずの生物室」に見立てられた。

彼女が使っていた部室のワープロには、「のち恋みに暗み生き血の血の名と血吸い貝に砂」という、謎の暗号が残されていた…

  • 真壁誠
CV:山崎たくみ/演:佐野瑞樹
不動高校3年。ミステリー研究会メンバー。ワカメ。キライな男の代名詞。
名の知れた高校生推理作家(という事になっている)で、それを鼻にかけ他メンバーにセクハラや嫌がらせを行う下種。しかも女好きで桜樹や美雪を狙っていた。
最初の事件について独自に推理を行い、「ワイヤートリックを使った外部の者による犯行」と結論付け、
尾ノ上の死体に理科室の鍵が添えられたことがその裏付けとなったが…
アリバイ確認をした剣持警部によると、真壁本人は「人から呼び出されて学校に来た」と言ったが、
真壁の家族は「誠は一度も家に帰らず、夜遅くに帰って来た」と証言していた。

ドラマ版では2年生に変更され、一のクラスメイトでもある。

  • 鷹島友代
CV:みうらうらら(現、三浦七緒子)/演:三浦理恵子
不動高校2年。ミステリー研究会メンバー。眼鏡っ子。
度を越した潔癖症で、常に薄手のゴム手袋をしている。しかし真壁に対しては…
アリバイ確認をした剣持警部によると、最初の事件があった日は家族は出かけていて一人だけ家にいた。

  • 尾ノ上貴裕
CV:飛田展男/演:須藤公一
不動高校2年。ミステリー研究会メンバー。デブ。
推理大賞に送った自分の小説が一次選考で落とされたことで、真壁からネチネチと嫌がらせを受けている。
作中ではまったくと言っていいほど触れられないが、初登場時の会話から、一とは以前から面識があった模様。
中盤真壁からの暴言にブチ切れてコンパスの針で襲いかかる。
第2の犠牲者。暗号を解いた直後に襲われ、布で巻いたハンマーで殴り殺される。
その後、七不思議のひとつ「首吊り大イチョウの怪」に見立てられ、遺体の口には開かずの生物室の鍵が入れられていた。
アニメ版では学年は3年で一との面識はなし。見立て場所は「手首が這い回る印刷室」に変更。
ドラマ版では真壁の秘密を知ったことから彼に強気な態度で出るようになる。暗号は尾ノ上が残したことになり、見立て場所は「底なしのプール」に変更。
アリバイ確認をした剣持警部によると、自分の部屋に内線電話があるらしい。

CV:難波圭一/演:原知宏
不動高校1年。ミステリー研究会メンバー。
常にビデオカメラを持ち歩いているどこか怪しげなヤツ。
アリバイ確認をした剣持警部によると、高校1年で既に一人暮らしをしているらしい。
が、後の事件で家族がいることは判明しているため、
別段不動高校が遠かったわけでもないのに、何故一人暮らしをしているかは謎。自立性を促したい親の教育方針だろうか?
同校の卒業生であるいとこから聞いて、「7つめの不思議」のことを知っていた。
しかし、呪いを恐れてか黙っていたものの、それを耳にした剣持に詰め寄られ、ようやく口を開いた。

  • 的場勇一郎
CV:肝付兼太/演:細川俊之
気弱で影の薄い定年間際の物理教師。ミステリー研究会顧問。七不思議の調査には消極的。
死後に魔術師になったという「神保博士」の噂を一たちに語った。
アリバイ確認をした剣持警部によると、物理のテストの採点をする為、自ら宿直をかって出たという。
ドラマ版では、原作とは逆に生徒思いの人格者として描かれている。アリバイ確認時は図書館で調べ物をしていたとのこと。なお6年後はじめ顔の獣医学生と出会う犬の心の声になるのは別の話。
アニメ版の中の人は、テレビ朝日版の初代「スネ夫」でおなじみ(日本テレビ版を含めれば二代目)。

  • 立花良造
CV:藤城裕士/演:河原さぶ
不動高校の警備員。50歳。勤務歴8年。
夜中にもかかわらず、桜樹に呼び出された一たちミス研メンバーを叱るという、大人として当然の対応を見せる(用務員室にあった本に一が触れようとしただけで怒ったのはやり過ぎの感はあるが)
見回りついでに桜樹を探しに行くことにし、一の動向も許可するが、彼と共に「あかずの生物室での死の儀式」を目撃する。
10年前のミステリー研究会(当時は推理小説部)の会報が用務員室に置いてあったり、
学校に提出した履歴書の内容がデタラメだったりと、謎めいたところもあるが…
ドラマ版では苗字が「雨宮」に変更。

  • 浅野令子
演:田中美奈子
ドラマオリジナルキャラクター。
不動高校の物理教師。一や美雪のクラスの担任で、ミステリー研究会の顧問も担当。原作の顧問の的場同様に、七不思議の調査には消極的。
高校時代は不動高校の生徒で、的場の教え子。また、青山のクラスメートでもあった。
最初の事件があったときは、校内でテストの採点をしていたとのこと。

  • 羽田太
演:羽賀研二
ドラマオリジナルキャラクター。
不動高校の体育教師。浅野に好意を抱いている。
放課後の魔術師の脅迫状における教員会議では、10年前の青山行方不明事件を口にした。
最初の事件があったときは体育館でトレーニングをしていたとのこと。


【その他】

  • 青山ちひろ
CV:天神有海
10年前に行方不明になった不動高校の生徒。推理小説部(現・ミステリー研究会)に所属していた。学園六不思議を調べていた最中に行方不明となる。
彼女の失踪が、今回の事件の序曲となった。

  • 神保原治
旧校舎が建てられる前の場所に建てられていた軍の研究所で活動していた科学者。
戦時中、負傷した兵士たちの無事な部分を繋ぎ合わせて、不死身の兵士を作ろうとし、その異常性から逮捕されるも、魔術師になって蘇ると言い残した。
一人息子がいることから、一は、年齢的に、その息子が成長した姿が立花かもしれないとも考えるが…
尚、その一人息子に子供がいた場合、一や美雪と同じぐらいか少し上の年齢らしい。

  • 校長&PTA会長
異人館村にも登場した不倫カップル。
放課後の魔術師からの脅迫状に頭を悩ませる。
桜樹が殺された後、校長はビビッてしまい取り壊しを中止する。

アニメ版では、校長のみが登場。
この事件で初登場だったこともあってか、問題ぶりはなく、
尾ノ上も殺された後、「これ以上、魔術師に生贄を捧げるわけにはいかない」と、人命を尊重する発言をすると、良い校長になっていた。

  • 神保の教え子
美雪が入院した病院の医師で神保の教え子。
剣持が神保の名を口にするのをたまたま耳にしたことから会話に加わり、高畑製薬の奇妙な噂も告げる。

  • 放課後の魔術師
今回の事件に登場する怪人。
不気味な仮面に黒いマントを纏った怪しげな人物。
ドラマ版やアニメでもみんなのトラウマになった。

  • 美雪の両親
美雪の父親と母親。今回初登場。
娘の幼なじみである一とは当然のごとく面識があった為、互いに名前を呼んでいた。
母親の方は以降の話にも少し出たことがあるが、父親はこれ以降1度も出ていない。


【レギュラー陣】

桜樹からミステリー研究会に誘われ下半身をジタバタさせていた。
失くした桜樹の暗号メモの再印刷を美雪に頼んで1人で部室に行かせたことが、彼女が犯人に襲われて重傷を負う結果を招き、美雪をこんな目に遭わせたのは自分の責任だと心底悔いて、意識を取り戻した彼女に「事件から手を引く」と言うも、逆に美雪に「負けないで」と励まされ、意欲を取り戻すとともに、事件の謎を解くことを彼女に誓った。
謎が全て解けた後は、放課後の魔術師に扮して、密室トリックを再現した。
また、彼の決め台詞の一つである「ジッチャンの名にかけて!!」は、今回の事件が初使用である。

真壁のポスターをはがそうとしたところを犯人に頭部を殴られてしまう。
その後、七不思議のひとつ「血に染まる井戸」に見立てられるもヒロイン補正によって一命を取り留める。
一は美雪を危険に晒したことを自分の判断ミスだと悔いて、事件から手を引こうとしていたが、彼女は一を恨むどころか、逆に激励し、立ち直らせた。

これ以降も何度も酷い目に遭っている美雪だが、真犯人に明確に狙われて殺されそうになったのは、今に至るまで、この事件が唯一である(ただし、真犯人以外の人間に殺されそうになったことは1度ある)。
ドラマ版では尾ノ上のダイイングメッセージを印刷していた所を犯人に襲われ、「双子の木」に見立てられて、木に吊るされた。

一を警察の捜査に参加させる。
勝手に捜査にでしゃばってくる真壁にイライラしていた。
途中「嫌な感じ」がして、「こんな「感じ」がした時は必ず悪いことが起こった」と、一達に忠告するが、その「予感」は、美雪の負傷という形で現実化した。
意識を取り戻した美雪が一を励ました際、それに同調し「お前がしょげてちゃみんなが調子狂っちまうんだよ!!」と、彼の背中をバンバン叩いて後押しした。
逆にドラマ版では、真壁を事件の最重要容疑者として取り調べをおこなっている。
因みに今回が第1話だったアニメ版でも登場したが、
原作版の第1話、オペラ座館殺人事件と違って金田一とは既に面識があり、以前にも彼に事件に協力してもらったことがある模様。


【不動高校の七不思議について】


不動高校の旧校舎にまつわる7つの怪談の事だが、もし7つの怪談全てを知ってしまうと、「放課後の魔術師」に殺されてしまうとされていた。
因みにその七不思議は以下の通り。


  • 開かずの生物室
  • 手首の這い回る印刷室
  • 血に染まる井戸
  • 魔の十三階段
  • 呪われた楽器室
  • 知恵の女神
  • 首吊り大イチョウ


一方アニメ版では、一般の生徒達には6つ目までが明らかになっていたが、
もしも7つ目を知ってしまうと「放課後の魔術師」に殺されてしまうとされている。
また、フロッピーディスクにあった七不思議にはナンバリングがなされており、アニメ版では他のところでの証言も合わせて、6つ目まではこの様になっていた。


1.開かずの生物室
2.手首の這い回る印刷室
3.血を吸う井戸(原作の「血に染まる井戸」に該当。)
4.不明(恐らく「魔の十三階段」だろう。)
5.知恵の女神
6.首吊りの大銀杏(原作の「首吊り大イチョウの怪」に該当。)

さらにドラマ版では、生物室(ドラマ版では科学室)以外の話が変わっており、尾ノ上と美雪の発見場所も異なる。


  • 開かずの科学室
  • 生物室の生首
  • 血が滴るトイレ
  • 動かない大時計
  • 底なしのプール
  • 双子の木
  • 呪われた音楽室




(以下、事件の核心。更なるネタバレにご注意ください)











どうしてそっとしておいてくれなかったんだ!!
社長もあの時の仲間もみんな死んで
こんなことがなけりゃ私も平穏な日々をずっと送れたのに!!

  • 的場勇一郎
この事件の真犯人「放課後の魔術師」
その正体は、現在旧校舎のある場所にかつて社屋を置いていた「高畑製薬」という会社の研究員。
実は、高畑製薬では、新薬の人体実験が行われ、被験者となった6人は全員死亡。
こんなことがバレたら会社そのものの存続に関わると判断した当時の関係者らにより、それらは今の旧校舎の中に隠され*1
そのまま寄付されていた。そして、上層部に死体の見張り番を押し付けられ、教師として送り込まれたのが彼であった。

彼は「寝ずの番」として、死体の隠し場所に生徒が近付かないように、その場所を舞台とした怪談話を作り「学園六不思議」として流した。
その後、平穏に教師として過ごし、いつしか使命のことも忘れかけていたが、今から10年前、推理小説部に所属していた女生徒の青山ちひろが六不思議に興味を持って全ての真相を知り、的場が関係者の1人だったことまで調べ上げ、警察に通報すると通告。
彼女を止めようともみ合いになった末に、青山は過って階段から転落、死亡してしまう。
的場に殺意は無く、事故だったのだが、後には引けず、彼女の死体を当時の楽器室の壁の中に塗り込め、隠蔽するために7つめの怪談「呪われた楽器室」を流した。こうして、「不思議」は1つ増え、「学園七不思議」が誕生した。
その後、旧校舎の教室のいくつかが部室として使われ始め、推理小説部改めミステリー研究会が、青山の死体を隠した楽器室を使用。監視のために顧問を買って出る。

そして現在、青山同様に七不思議に興味を持った桜樹が、地震によって崩れた部室の壁の隙間から露になった青山の白骨死体を発見したため、口封じに殺害。
アリバイ確保のために、ミス研メンバー全員を学校に呼び出した後、大鏡を使い物理室での死の儀式を開かずの生物室で起きているように見せかけた。

アリバイを確保し、旧校舎解体も中止となり、長期休みに入ったら、壁を補修しようと考えていたが、
尾ノ上が崩れた壁を隠すために急遽貼ったポスターにケチをつけて「明日もっといいポスターを持って来る」と言ったため、短絡的に殺害。
美雪に対しては、鍵を借りに来た時に同行の申し出を断ったことから、不安になって後をつけたが、
(真壁の顔に嫌悪感を抱いて)ポスターを剥がそうとしていたことから、とっさに後ろから殴って重傷を負わせた。
しかし、あまりに血塗れになった床を拭うのに必死になって慌ててしまい、生死の確認をしないまま井戸のそばに放置したため、1日は意識不明だったものの、翌日には意識を取り戻し、彼女は助かることができた。
また、的場は小心者で、かつて死体を埋めた場所の上に新たに死体を置くことで、また何らかの偶然で過去の死体まで見つかってしまうことを恐れ、美雪を井戸に放り込むことができなかった。(尾ノ上の死体が伝説の木の隣の木に吊るされていたのも同じ理由だった)そのため、井戸のそばに放置されるに止まり、中に放り込まれずに済んだことも、助かった一因だったと思われる。
(もう1つには、様子を見に行った一が七不思議から居所を推理して、いち早く美雪を発見したこともあっただろう)
ちなみに真壁のポスターを貼ったのは、部内での彼の立場上誰もはがしはしないと思ったから。まさかそれをはがそうとする人間が2人も出るとは思っていなかったろう。
「なんで皆真壁のポスターを見ると剥がそうとするんだ…」

連行直前、「自分は悪くない、やめろと言ったのに七不思議を調べたお前たちが悪い」と自己弁護を繰り返すが、青山の父親であった立花に刺され、死の恐怖に怯えて泣きながら死んでいった。


桜樹センパイ…ここには『放課後の魔術師』なんていなかったよ
いたのは『過去』に怯え罪を重ね続けた
あわれな人間だけだった


かつての上司たちが軒並み死亡し、自身も教師として真っ当に生きてきた後も彼らが遺した罪と秘密に踊らされ続け、
残された彼ばかりが死と言う形でその罪の報いを受ける結果は彼の視点から見れば憐れではある。
だが、どこかで自らの罪を認めて警察に自首し、法の裁きを受けて罪を償っていれば、
彼が望んでいた「平穏な日々」を手に入れることは十分に可能だったはずだった*2
だが「罪を隠すために新たな罪を重ねるという泥沼」
それは小心者で大人しく本来殺人という行為からは程遠いはずの人間が、小心故に過去に犯した過ちが必要以上に大きいものに見えてしまうがゆえに早い段階で負の連鎖を断ち切ることができずに泥沼にはまり込んでしまったという最悪のパターン。そういった意味では最も人間臭い理由とも言える。


後日談で剣持が語った話によると、「高畑製薬」の社名は別の名前に変わっていて、
的場の言うように、当時の経営陣や治験の責任者も全員亡くなっており、治験時の事故も30年も前である為に罪に問えなかったが、
元高畑製薬が社会的信用を失うのは間違いないとのこと。
報いは受けたと言えなくもないが、そんな背後事情を知らずに真面目に高畑製薬で働いていた全社員にとっては、迷惑以外の何物でもないだろう…。

ドラマ版では、浅野が桜樹を殺害する光景を目撃したことから全ての事情を察し、浅野が一と行動を共にしている間に、ワープロのメッセージを印刷中の美雪を襲い、浅野のアリバイを確保。
今度は、放課後の魔術師の姿をして、公の場に姿を表して、捕らえられた後は自分の過去の犯罪を認めた後、飛び降り自殺を行い、浅野を守って死んでいった。
真犯人である元教え子(現在は同僚教師)の自分に対する愛に気付きながら、死体を隠蔽しているという罪の意識からその想いに応えずあくまで教師として接するなど、*3原作とはほとんど別人になっている。
ただ、原作とはかけ離れた設定なので、受け入れられるかどうかは視聴者次第である。


  • 浅野令子
ドラマ版での真犯人。
学生時代から好意を寄せていた的場の罪を知った青山を止めようとして誤って殺害。
以降は的場を守りたい一心で七不思議の正体を知った者たちを殺害していった。
愛ゆえの暴走という哀しさがあったとはいえ、最低の行いであることに変わりはなく、
青山の父である雨宮から「勝手なことを言うな」と怒りの言葉と共に刺されて死亡する。
だが、自分の行いが間違っていたことを理解し、報いによる死を受け入れ、雨宮にも謝罪したことから、原作の的場よりは良心や罪悪感があっただけマシではある。
ここで「浅野」という名字を使ってしまったためか、後の事件に登場する同姓の人物は名前が変更された。

勝手なことを言うなー!

  • 立花良造(ドラマ:雨宮良造)
青山ちひろの父親。娘の失踪の真相を確かめるために警備員として不動高校に潜り込んでいた。
真相解明直後にショックと怒りのあまり的場を衝動的に刺してしまう。
一の説得によりすぐに大人しくなったものの、的場がそのまま死亡したため逆に自身が殺人犯として逮捕される。
このために娘の葬儀には出席出来なかった。
公式ガイドブックによれば、その後はせっせと桐ダンス作りの刑務をこなしながら模範囚として無事に刑期を過ごしているらしく、
予定より早く出所できそうとのこと。(現にドラマ版では懲役8年の刑で済んでいる、詳しくは後述で)
しかし、「過去の事件の被害者の父親が立ち会っていると察していた上で、娘の遺体(真相)を突き付ける」という行動を取ってしまった一も迂闊であった、と言わざるを得ない。
せめて、「予め彼にだけ真実を打ち明けておく」配慮さえあれば、衝動的な行動は抑えられたはず。的場も性格上、父親が立ち会ってる事を知っていれば、あんな言葉は発しなかったろうし…。
最悪、剣持だけにでも立花=青山であることを伝えていれば…。
一応、一が立花を止める際に「もしかしたらあなたがちひろさんのお父さんじゃないかってね」と答えていたため、100%の確証があったわけではないようだし、「立花が凶行に走ったことで一の確証が高くなった」という可能性もある。
そもそもいきなり問答無用で刺し殺すのを予想しろというのも無理があるので、一方的な落ち度とは言い切れなくもあるが。
ここら辺は長期シリーズものの初期にありがちな、インパクト重視のガバガバ考証のせいである。

  • 青山ちひろ
10年前に不動高校の「六不思議」について調査していた推理小説研究部部員。
的場の過去の全てを調べつくして警察に通報しようとするも、引き止めようとする的場の手を振り払った拍子に階段から転落してしまい死亡。
死因は完全に事故死であり、殺人事件の被害者と言っていいのか微妙な部分もある(死体遺棄の被害者であることは間違いないが)。

彼女は、的場の過去の悪事を本人の前で告発すると言ってしまっており、そんなことをすれば何らかの方法で止められるのは分かり切っているので、黙ってさっさと警察に駆け込めばよかったのだが、その点は迂闊だったと言わざるを得ない。
もしかしたら、少しでも罪が軽く済むように的場に自首して欲しかったのかもしれない。しかしそれは叶わず、命を落とすことになるとは、本当にやりきれない話である。

死体は的場によって楽器室(現在のミス研の部室)の壁に埋められた。(怪談が「呪われた音楽室」に対応しているのはその為)
時期が時期だけに死体は既に白骨化している。
しかし、金田一を自分と重ね合わせて見ていた的場に対して(白骨死体でありながら)「ヤダー」と言いつつ頬を赤らめ、地震で完全に露出した自分の白骨死体に怯える的場に対して「失礼ね」と言いつつ眉をひそめる等、漫画ゆえの妙にコミカルなお遊び描写がされている。
そのおかげで彼女の死体描写への嫌悪感が幾分か中和されており、彼女の死体をトラウマに感じる読者はそれほどいない模様。

  • 神保原治
実際は異常者ではなく、化学兵器の製造命令を拒否したことからスパイ容疑で軍に捕らえられた真っ当な人間だった。神保博士を知る医師の話では虚偽の告発を受けるも兵器の開発をやらされるぐらいならばとそれを受け入れて逮捕され、処刑されたという。
6人の被験者達が行方不明になった事件の疑惑の矛先を高畑製薬から反らせるために、当時の社員たちの手で、マッドサイエンティストにでっち上げられる。
それにより、人々の記憶は混乱していき、高畑製薬の行方不明事件は社名が変わったこともあり、高畑製薬は人々の記憶から忘れられていき、
魔術師の神保だけが、的場の手で語り継がれることになった。
名前を利用されただけで事件とは無関係の真っ当な人物ではあったが、冤罪により処刑された挙げ句、死してなおその存在を利用されさらなる汚名を着せられた非常に不憫な人である。なお、一人息子の行方は不明である。
しかし、神保博士が存在したのは、軍云々の話から、明らかに戦前、つまり終戦となった昭和20年より前のことになるため、高畑製薬の事件とは最低15年もの時間差があることになる。スケープゴートとして利用するには無理があり過ぎるのではないか?
そう判断したのか、アニメ版とドラマ版では変更され、アニメ版では不動高校旧校舎で怪しげな実験を行った末に姿をくらませた「頭文字“M”の教師」自分と同じイニシャルである。隠す気ねーだろ…
ドラマ版では旧校舎が大学病院の研究施設だった頃に患者たちを惨殺し、最後は自害した「魔術師の患者」になった。

  • 桜樹るい子
犯人にとって都合の悪いものを発見してしまい口封じで殺された可哀想な被害者。好奇心は猫をも殺すの典型である。
…ただ、死体発見直後、わざわざ後述の回りくどい暗号を作り、一に連絡して不敵な笑みを浮かべながら「面白い物を見せてあげるわ」と発言しており、明らかに状況を楽しんでいた。近くに犯人が居たのを知らなかったとはいえ、白骨を見つけた時点ですぐに警察に通報するべきだったのではないだろうか?
尤も、それで的場に殺されずに済んだかどうかは分からないし、もし通報する直前に殺されたら、一が真相にたどり着くことは無かったが……。
生きていれば一を誘惑する美雪の恋のライバルポジションについていたかもしれないが、ぶっちゃけ緒方先生と同じ立ち位置という時点で死亡フラグだったと言えなくもない。
というか、前回美雪のライバルポジが現れたばかりなのにこれ以上増やしてどうするという話である
その後発売された公式ガイドブックによると、旧校舎を取り壊したあとに建てられた新校舎では、とあるトイレに彼女そっくりの幽霊が出るという噂が流れているらしい。
彼女の魂は成仏できず、未だにさ迷っているというのか…。

彼女の残した暗号「のち恋みに暗み生き血の血の名と血吸い貝に砂」は、これをワープロのローマ字入力モードで打ち直して漢字変換すると、

壁に骨が隠されている

となる。彼女は、青山ちひろの白骨を発見した後、その場所を示すこの暗号を作成。電話で呼び出した一に解かせ、その後で白骨を見せるつもりだった。
まさか直後に白骨を隠してた真犯人に殺されて、これがダイイング・メッセージになってしまうとは彼女も思いもしなかっただろう。

  • 尾ノ上貴裕
「明日もっといいポスターを持って来る」と言っただけで殺された第2の被害者。当然何の非もない。
理由があんまりすぎた為か、アニメでは殺害の理由が「暗号を解こうとしたから」に変更された。
「犯人たちの事件簿」でもフォローが入っており、こちらでは尾ノ上が本気でポスターを剥がそうとしていた為に殺されている(真犯人の的場も、当初は本気でポスターを変えようとしているのか半信半疑だった)。
犯人に殺される直前にたまたま暗号をひらがなで打ち直していたことが、一が事件の真相に近づく鍵となった。
もしも殺されずに生きていて、真壁の秘密が明かされていたら、笑いながら真壁を馬鹿にしていたかもしれない。

実は鷹島が真壁のゴーストライターとして小説を書いていた。
しかし、鷹島は鷹島で真壁をいいように操って楽しんでいる節があり、2人の関係は(ある意味)良好のようだ。
なお尾ノ上の死や美雪の負傷のそもそもの原因を作ったのは真壁なのだが、そのあたりをどう思ってるのかは不明。
(※2人が的場に襲われたのは「青山の死体を隠すために貼られたポスターを剥がそうとしたから」(尾ノ上はそういう予告をしたため)だが、その理由はポスターが顔写真付きで真壁の小説を宣伝するものであり、真壁からのイジメやセクハラにそれぞれ憤慨していた2人が彼のポスターに嫌悪感を抱いたから)である。
早い話、尾ノ上が殺されたり美雪が負傷したりしたのはこいつのせいである。逆に言うと、的場は真壁に散々振り回されたともいえる。
推理したワイヤートリックにしても、生物室の鍵自体が7年を経て使用不能になっていたために実行は不可能だった。
実際は的場のミスリードにまんまとハマってしまったのだ。

…が、実は生物室の鍵が使えなかったのは、金田一が鍵穴にガムを押し込んでいたからだが、そんな仕掛けが無くても、ワイヤートリックは時間的に不可能であることが証明済みだった。
金田一がわざわざこの仕込みをしたのは、真犯人をより確実に追い詰めるのと真壁への嫌がらせをしたかったからかも知れない。
その後、この真相を明かした剣持にきっちり絞られる金田一であった…。


ちなみに、公式ガイドブックでは「事件後にゴーストライターの事実が発覚し、真壁の人気は地に落ちた上に鷹島もすっかり人が変わってしまい、2人の関係が一転してしまった」という記述があるが、その後再登場した真壁と鷹島の関係性にはあまり変わりはないようなので、この設定は結局没になったと思われる。
(ドラマ版ではこの「2人の関係が逆転してしまった」という設定が採用されている。またそちらのある事件にて、鷹島は金田一史上もっともカオスなキャラになってしまうのであった・・・)

  • 6人の治験被験者たち
報酬に釣られて高畑製薬の新薬実験に参加したばかりに命を落とし、遺体を埋められる羽目となった人たち。
死体は会社の社屋と敷地(後の不動高校旧校舎とその周囲)のあちこちに埋められ、埋められた場所は的場によって六不思議の舞台となった。
事件解決後に警察の捜査によって白骨化した死体が発見された。
当時彼らの家族が騒がなかったのだろうか?と思うが、恐らくこれは意図的に、身内のいない(あるいは相当に疎遠)人々を被験者として選んでいたのだろう。


【謎解きについて】

恐ろしい事件背景とは裏腹に、トリック・犯人当ては、物凄く簡単である。
というのもこの事件、トリックが分かれば自動的に真犯人も分かってしまうのである。
そして肝心のトリックについてだが、有体に言うと「『あるもの』の性質を応用しただけのもの」であり、見抜くのはそれほど難しくない。
総じて金田一少年の事件簿の中でも初心者向けの事件である。
初心者向け故に、テレビアニメ版では(放送時期も考えて)最初のエピソードになったのだろう。

一応擁護しておくと、今回の事件は突発的なものでありトリックを考える時間が数時間しかなかったので、仕方ないと言えば仕方ないのだが。
的場「正直2日くらいほしかった…」
この事件はむしろそれらよりも「ホワイダニット」、つまり動機の方に重点が置かれている。


【ドラマ版】

◇原作との違い
  • 一は不動高校に転校してくる。
  • 桜樹るい子の名前を桜樹マリ子に変更される。
    • 実在のAV女優に似た名前の人物(桜樹ルイ)がいたことが発覚したための配慮。
      公式ガイドブックでは「編集部に鼻息の荒い男から『こいつ(桜樹)イイっすね』という危ない電話が腐る程かかってきた」というエピソードが語られている*4
  • 壁が崩れるキッカケとなったものが原作の地震から真壁が桜樹に突き飛ばされた拍子に本棚が倒れ、その本棚が壁に当たったに変更。
  • 放課後の魔術師のモデルが科学者から患者に変更。
  • 魔術師の仮面もなぜか眼のラインなどのない真っ白い物になっている。夜のシーンではコワいが、昼間の場面だと結構剽軽かも。
  • 事故を起こした施設が製薬会社から病院に、的場の立場が元研究員から元医師に変更されている。
  • 立花良造の苗字を雨宮に変更。
    • なお、後にオリジナルエピソード「金田一少年の事件簿 永久保存版」で再登場。
      そこでは懲役8年の判決を受けて服役していたが脱獄し、一が何者かに撲殺され葬儀が開かれるという情報を知り、
      葬儀に参列したいがために放課後の魔術師の扮装をして参列、「放課後の魔術師」名義で記帳まで行い、
      祭壇に一礼した後に再逮捕される
      という展開になっている。
  • 開かずの儀式目撃後、科学室(原作では生物室)に到着する人物の順番が異なる。原作では一と良造→真壁→美雪→的場→佐木→尾ノ上の順(鷹島は警備室で待機)だが、ドラマ版では一と良造→浅野→美雪と佐木と鷹島→尾ノ上→羽田と的場→真壁の順になっている。
  • 七不思議の真相のダイイングメッセージをワープロに書き残すのを、桜樹から尾ノ上に変更。その際にダイイングメッセージの内容が少し変更されている。
  • 尾ノ上は、原作ではキーを叩いているうちに暗号がひらがなになったことに気付いただけだったが、ドラマでは死に際にキーを叩いて「せらとなか」(日本語入力で「ぽすt」と入力し、ポスターに秘密があることを暗示するメッセージを残している。
  • 七不思議の内容が変更されている。
    • 原作にあった「開かずの生物室」はドラマでは科学室で起こった事になっており、「開かずの科学室」に変更。生物室の話は「生物室の生首」になっており、「30年以上前、女子生徒が実験中にガス漏れで中毒死し、彼女に好意を持っていた男子生徒が彼女の頭部を切断し、生物室の標本の中に入れた。それ以来、夜中になるとその女子生徒の目が開く。」という内容になっている。
    • 原作にあった「呪われた楽器室」は「男子生徒が楽器室のガラス戸に頭をぶつけて死亡。それ以来、楽器室のガラス戸に血塗れの男子生徒の霊が映る。」という内容になっていたが。ドラマでは「呪われた音楽室」になっており、「女子生徒が音楽室でピアノを弾いていた時、自分が振った男子生徒に背後から刃物でメッタ刺しにされ、死亡。それ以来、彼女が死亡した時間になると、音楽室から彼女が最期に弾いていた曲が流れる。」という内容になっている。
  • 佐木達は桜樹に呼び出された事になっている。
  • 真壁がアリバイやゴーストライターの事で警察に問い詰められており、一が真壁の無実を証明するシーンが追加。
    • なお、原作では真壁がワイヤーのトリックやビデオカメラの映像を説明していたが、ドラマ版ではワイヤーのトリックを剣持、ビデオカメラの映像を一が説明している。
  • 30年前に起こった事件の真相を語る人物が剣持になっている。
  • 桜樹殺害のトリックに使われた鏡はトイレの大鏡から演劇部の大道具の鏡に変更。
  • 美雪が殴られた凶器をハンマーからレンガに変更。また、放置される場所も「血に染まる井戸」のそばから「双子の木」の上に変更。
  • 推理の際、ドアのカギ穴にガムを仕掛けたり、一が真犯人に怒鳴るシーンはカット。
  • 壁に埋められた青山ちひろの遺体が露わになったのが、原作の地震から向井刑事が壁を壊した時に変更。
  • 六不思議の真相を知ったちひろは原作では警察に通報しようとしていたが、ドラマ版では会報に載せて学校中に知らせようとしていた。
  • 雨宮が青山ちひろの父親であることは本人が語ったことで初めて判明する。
  • エンディングが異なる。美雪は退院しており、学校で一と一緒にいたが、女教師にナンパしている一に呆れている。

【アニメ版】

◇原作との違い
  • 序盤で語られる七不思議は「魔の十三階段」から「開かずの生物室」に変更。
  • 一が屋上にいた理由が原作の創立祭の準備のサボりから授業をサボって美雪の弁当を食べていたに変更。
    • 一が着地に失敗した後、女子生徒達から「人類のクズ」「数学のテストは0点」「こんな奴が優等生の美雪と幼馴染みなんて信じられない」と言われ、美雪から「宿題は自分でやりなさい」と頼んでおいた宿題を返されるシーンが追加。
    • 桜樹のお色気描写もカットされており、初登場時は一の宿題を取り、「私の頼みを聞いてくれたら代わりに宿題をやってあげる」という展開になっている。
  • 鷹島友代と尾ノ上貴裕の学年を3年生に変更。その為、一は尾ノ上の事を「尾ノ上さん」と呼んでいた。
  • 一がミス研の部室に入った際に、桜樹が出したクイズを解くシーンが追加。これにより「桜樹はクイズを出して皆を試したがる性格の持ち主」という描写がなされ、謎解きの鍵となる暗号を遺す伏線になっている。
  • 犯人が尾ノ上や美雪を襲う際、放課後の魔術師に変装している。
  • 的場が「放課後の魔術師」として語った人物を、神保博士から教師Mに変更。
  • 桜樹の仕業ではないのかと思う人物が一から美雪に変更。
  • 尾ノ上はポスターの件が削除され、暗号を解こうとした為に殺害される。また、殺害後は印刷室の怪談に見立てられる。
  • 見立ての法則が簡略化。それに伴い、見立てに使われた物以外の七不思議に関する説明が大幅に削除。
    一方で七不思議の解説がチラッと映るシーンが追加されており、地味に原作だと詳細不明のまま終わった女神像の怪談の内容が確認できる。
  • ミステリー研究会の会報は桜樹が所持しており、それを見つけた立花が一に渡すという設定になっている。
    • 高畑製薬という名が初めて出るのは原作の剣持の調査から会報に掲載されている青山ちひろのレポートに変更。また、高畑製薬で6人の人間が行方不明なっていると語る人物が神保の教え子から一に調査を依頼した剣持に変更。
  • 美雪が部室に行く理由が原作の桜樹の残した暗号をコピーしに行くから一から借りたハンカチを探すに変更。
  • 美雪の「はじめちゃん、たすけて」が、襲われた部室ではなく、井戸のそばに放置された後に変更。美雪自身、アニメ化による規制のためか、原作のように酷く出血している様子は無い。また、美雪を発見した時、佐木が一に同行していない。
  • 一が「美雪がお礼を言って去って行ってしまう」という悪夢を見るシーンがカット。また、意識を取り戻した美雪に泣いていることを指摘され、慌ててごまかす、というシーンが追加。
  • ミス研の部室がもともとは楽器室だったという設定が削除された。
  • 真壁と鷹島の関係が中盤で(視聴者に)明かされるも、佐木や金田一に知られる描写はカット(ただし、佐木は二人の関係がわかる現場をこっそり撮っているシーンがある)。
  • 桜樹殺害のトリックの鍵となるものが原作の廊下の窓から病院の近くのビルに変更。
  • ちひろの白骨死体発見後に地震は起こっていない。
  • 犯人殺害に使われた凶器を、ナイフからハサミ(ミス研の部室にあったもの)に変更。
  • ラストで一が美雪の着替えの途中に病室に入ってしまうというシーンと、直後の2人がいい雰囲気になったところに剣持が乱入してしまう、というシーンがカット。また、一が鍵穴にガムを仕込んだという種明かしをする場も、美雪の病室に変更され、剣持に首を絞められたり追いかけ回される一の様子を、ベッド上で起き上がっている美雪が微笑みながら見ている、という和やかなシーンで終わりになっている。
  • 一般病棟に移った後の美雪の病室、原作では不明瞭だが、アニメでは明確に個室になっている。


【余談・その後のミステリー研究会】
今回の事件で部員2人と犯人である顧問が殺される悲劇に見舞われたミス研。さらに後の事件でまた1人失ってしまう…のだが、廃部にならず現在も時々長編のプロローグや短編でその活動をみることができる。
それどころか5人しかいなかった部員は一と美雪を加え、さらに十数人にまで増えた。
人数が増えて部も賑わい、桜樹の霊も喜んでいるだろう。
ちなみに桜樹亡き後の会長(部長)は真壁→美雪と代替わりしている。
(……はずなのだが後の作品である吸血桜殺人事件の冒頭では、美雪ではなく真壁が話し合いの進行をしている。)



【さらに余談】
後に本作のスピンオフ・高遠少年の事件簿、小説版・金田一くんの冒険どくろ桜の呪いは、この作品と似通った部分が多く見受けられる。



この項目を追記・修正しない者は、「放課後の魔術師」に殺される―

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最終更新:2021年11月22日 20:28

*1 学校ならそう簡単に取り壊したりしないから見つからないという考えだったらしい

*2 一が言うように、青山ちひろを死なせてしまった時点で警察に届けていれば、最低限の罪で済んだはずだった

*3 剣持警部は「愛してもいない女のために、死ぬような男はいない」「『人を愛する資格などない』と、自分に言い聞かせていたんだろう」と語っている

*4 なお、一が37歳の時に発生した事件では実在のAV女優と同姓同名の人物が登場した。