登録日:2025/08/13 Thu 00:30:00
更新日:2025/08/25 Mon 23:44:01
所要時間:約 5 分で読めます
演者:メラニー・リバード
🌀概要🌀
「闇の世界」によって侵食された余剰次元「精神世界」で、
サーガ・アンダーソンが遭遇した自身の破滅的なドッペルゲンガー。
常に実写で描写され、幻影のようにも見える。
破滅的且つ悲観的な言動と超自然的な力により、サーガのアストラル体を追い詰めていく。
インセイン・アランとの共通点が多く、類似した存在と思われる。
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「精神世界」とは |
「精神世界」は単なる妄想でも非現実空間でもなく、 アンダーソン一族が支配する余剰次元であり、この空間を介して他人の心を覗いたり他のアンダーソン一族と会話ができる。
RCUでは「アストラル・プレーン」という別の余剰次元も登場している。
また、闇の世界も人々の夢と繋がった余剰次元である。
RCUにおける余剰次元は霊的空間というだけでなく物理的にも存在しているとされており、 メタ構造の宇宙と言える。
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【能力】
ミスター・スクラッチと同様に、スクラッチノイズを伴い亡霊のように姿を現す。
その際、画面全体に白黒反転したサーガの顔がどアップで表示されるため心臓に悪い。
破滅的な言葉をまくし立て、精神世界の様相を変化させる。
サーガの罪悪感を刺激するようなオブジェクトを多数出現させ、普段は捜査に役立つはずの捜査ボードを後ろ向きで絶望的な情報で埋め尽くし、サーガを追い込む。
カルト信者の幻影を生み出したり、精神世界を暗闇で包み込むこともできる。
また、普段の「精神世界」にはサーガの心の支えになるオブジェクトが配置されているが、その「心の支え」を闇で覆って不可視にできる。
いつもは被疑者や被害者の心を読める「プロファイリング」能力で、逆にサーガの心に直接語りかけ、破滅的・悲観的な言葉で執拗に責め立て、傷つけ、追い詰め、抵抗する気力を削ごうとする。
🌀作中の活躍🌀
気が付くとお馴染みの余剰次元「精神世界」にいたサーガだったが、いつもは捜査に役立つ筈の精神世界だが、闇の世界の影響により今まで集めてきた情報は全て消え去り、脱出もできなくなっていた。
サーガがまっさらな捜査ボードに近付くと、爆音のスクラッチノイズと共に「別のサーガ」が現れた。
「別のサーガ」がそう言った次の瞬間、捜査ボードには「みんなを裏切った」と書かれた付箋が出現し、プロファイリングエリアには「別のサーガ」の写真と「『彼ら』を裏切った」と書かれた付箋が出現した。
他の写真とは異なり白黒で禍々しい雰囲気の「別のサーガ」の写真と共に現れた「『彼ら』を裏切った」の付箋に触れると、「別のサーガ」は今にも泣きそうな声で言った。
そして「別のサーガ」の写真から、「ケイシー」と「ローガン」の付箋が出現した。
それらの付箋に触れると「別のサーガ」は独白した。
サーガは「これは私じゃない」と否定するも、それはケイシーがミスター・スクラッチに乗っ取られてしまったことや、仕事を優先し家庭を疎かにしていたことを責める、紛れもない自分自身の声だった。
そして、捜査ボードにいくつかの「情報」が追加され、それらに触れると、「別のサーガ」はスクラッチノイズと共に懺悔した。
そして、再びプロファイリングの「別のサーガ」の写真から「ホラー小説」の付箋が現れた。
「別のサーガ」のその言葉に、サーガは思わず「ウェイクのせい」と同調してしまうが事実だし、事態を打開するために精神世界を調べ回った。
しかし精神世界は「別のサーガ」によって改変されてしまっており、手に入る情報はいずれもサーガを後ろ向きにさせ、責め立て、捜査ボードを悲観的な言葉が埋め尽くすばかりであった。
そう叫ぶ「別のサーガ」の言う通り、事態は悪化の一途を辿っていた。
サーガが足掻いていると、プロファイリングエリアの「別のサーガ」の写真から新たな付箋「出口」が現れた。
脱出の手掛かりを得るためにサーガはそれに触れるが…
「別のサーガ」は遂にサーガの自己認識をも揺さぶってきたが、彼女は負けじと抵抗した。
その思いに呼応し、「ここを出ないと!」と書かれた付箋が出現するが…
「別のサーガ」は破滅的な言葉ばかりを続け、「ああ!」という嘆きと共に精神世界を暗闇で包み込んだ。
しかし、それでも諦めないサーガの思いによって「概念としてのライト」が出現し、サーガがそれを手に取ると、今まで不可視状態にされて隠されていた「心の支え」が見えるようになった。
それらを覆う闇をライトの光で焼き払い、サーガは真実を思い出した。
ケイシーは家族が集まる夕食に誘ってくれたことを心から感謝していた。
そして、自分達の仕事が危険なことを知っていて、怪我をしても決してサーガを責めたりしなかった。
ローガンは死んでいたりせず、サーガが仕事へ行く前にブレスレットをプレゼントしてくれた。
そして、サーガを母親として慕っていた。
サーガの能力は本物で、彼女は狂ってなどいなかった。母親は手紙で「自分の能力を信じろ」と言っていた。
その能力が認められたからこそ、サーガはFBIに入局できたのだ。
サーガがその確かな真実で捜査ボードを埋めていくと、「別のサーガ」は邪魔をするように割り込んだ。
そして、サーガは「別のサーガ」のその言葉で気付いた。
最大の敵は自分だと。
つまり、「別のサーガ」の正体は闇の世界の底で絶望に飲まれ、昏倒しているサーガ本人であった。
現実を直視し、諦めない意志を固めるサーガに対し、「別のサーガ」は反論した。
対するサーガはローガンやケイシーのことを思い出せと更に反論し、プロファイリングエリアの「別のサーガ」の写真から、最後の付箋が現れた。
その言葉を最後に、別のサーガはサーガのアストラル体と同調し、消えた。
今まで多くの過ちを犯してきたことを認めながらも、それでも乗り越えていく決意を固めたサーガは、自分自身に克ったのである。
そして精神世界の出口を開き、外へ出たサーガは闇の世界のニューヨークで目を覚ますのだった…。
🌀余談🌀
①
インセイン・アランとは違い、「別のサーガ」とのボス戦は無い。
だが、物語のクライマックスにおける最後の敵であり、作劇上のラスボスと呼べるのは間違いなくこの「別のサーガ」であろう。
②
闇の世界には人々の内面を
まるで暗い水面のように反射してドッペルゲンガーを生み出すという性質がある。
闇に支配された者たちも完全に支配される前に自分のドッペルゲンガーと対面したと思われる。
③
「別のサーガ」は必ずスクラッチノイズと共に現れるため、ミスター・スクラッチの支配下にあることがわかる。
⑤
前述の通りインセイン・アランとの共通点が多い。以下は共通点の一覧
- 破滅的なドッペルゲンガーである
- 正体は闇の世界で正気を失い昏倒している自分自身
- ☆フル実写☆
- 破滅的な言葉によって世界を改変する
- 最後はアストラル体と同化して消える
⑥
「概念としてのライト」は『Alan Wake』の特別篇(DLC)『シグナル』と『小説家』にも登場しており、やはり破滅的なドッペルゲンガーへの対抗手段だった。
追記修正は自らの闇に打ち克ってからお願いします。
- ゲームのエピソード丸写しじゃないのかこれ -- 名無しさん (2025-08-14 10:42:18)
- ↑「別のサーガ」の台詞のみ抜粋してるので丸写しではないですよ。 -- 名無しさん (2025-08-14 16:53:31)
- ↑2 jajaについてはもうだれも相手しないんじゃないか? -- 名無しさん (2025-08-14 17:10:29)
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↑3愚痴・煽りとしてコメント整理に関する相談ページに報告しました議論の結果、該当コメントは削除しました。 -- 名無しさん (2025-08-14 17:34:04)
- jaja氏のRCU関連の記事は細分化され過ぎている上に乱立されており、問題視するユーザーもおり、控えるべきだと思います。 -- 名無しさん (2025-08-14 20:21:38)
- すいません。履歴流しをするつもりは全くありませんがスマホで間違って投票を誤タップしては戻すを2度ほどしてしまいました。 -- 名無しさん (2025-08-14 20:46:58)
- 項目作成した後何度も直すくらいなら最初からもっと考えて作成して下さい。履歴流しにしかなっていません。 -- 名無しさん (2025-08-15 00:31:12)
最終更新:2025年08月25日 23:44