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バイオリン(拷問器具)

登録日:2010/02/19 Fri 13:49:13
更新日:2025/12/10 Wed 04:31:42
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【ばいおりん】

中世ヨーロッパで頻繁に使われたという拷問器具である。
wiki籠りの中には下手くそなバイオリンの音色を聞かせるというコメディちっくなものだと思ってこの項目を開いた人もいるかもしれないが、実際は違うので悪しからず。

見た目は文字通り楽器のバイオリンのような形をした頑丈な木製の器具。
バイオリンでいう板の上部分に小さめの2つの穴、下部分に大きい穴が1つ一直線上に空いている。さらに指板やネックに当たる部分に止め具が付けられており、これを緩めると縦に割れ、そこから(大きい穴に)首と(小さい穴に)両手を通して拘束し、自由を奪うという首枷と手枷が合わさったような効果を持つ。
拷問器具という名前が付いているものの、これを付けられたからといって徐々に首や手が締め付けられたり中から刃が飛び出てくる!…というものでもないので、(とりあえず大人しくしていれば)身体が傷付けられたり、まして死亡するということは無い。精神的な苦痛を与える系のものである。

これは当時、主に女性に使われた。
一説には、バイオリンでいう渦巻き(スクロール)に当たる先端の部分が男性器のように見え、拘束されたその姿が両手を使って男性器をほお張る体制…いわゆるフェラチオの体制に似ており、恥辱の効果もあったと言われるが真相は定かではない。
当時は「女性は男性の所有物」、酷い時は「子供を産む道具」と言われるほど徹底的な男尊女卑思想が根付いており、
そのため生意気で口やかましい態度を取る女性はそれだけで罪とされた。そういう女性にこの器具がよく使われたという。
これだけでは口を塞ぐ事は出来ないのでギャグ等と併用して使われたという話もある。
ただ口を塞がなくてもこの状態で一般大衆の前に晒し者にされていたので、された側には相当の屈辱や精神的な苦痛を与えられ、大人しくならざるを得なかったのは想像に難しくない。まして男尊女卑が根強かった当時なら猶更だろう。
以上のことから「不名誉(恥辱)のバイオリン」や「口やかましい女(がみがみ女)のバイオリン」とも言われる拷問器具でもある。

中世時代に頻繁に使われた、ポピュラーな拷問器具だったということから、現物が現在も残っており、博物館なんかに展示もされているので実際に見ることは可能。
また、同時に当時の風刺画と思われる絵も現存し一緒に飾ってあるが、そこにはやかましく言い争いをした二人の女性にこの器具を取り付け、大人しくなるまで一般民衆の前で晒し者にしている姿が描かれている。

縦に取り付けるということからマイナー寄りではあるものの、首と両手を拘束する(あと男性器をほおばっているようにも見える)というものでもあるので、奴隷娘のようなキャラを描いている、登場する漫画や二次創作絵でたまーにお呼びがかかる器具でもある。


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最終更新:2025年12月10日 04:31