津軽弁の日

登録日:2012/02/21(火) 16:07:28
更新日:2024/02/02 Fri 04:49:25
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津軽弁の日は毎年10月23日に青森市文化会館で行われる青森県津軽地方で話されている津軽弁をテーマとした催し物。2007年で20回目を迎えた。

イベントの行われる10月23日は、青森県の誇る方言詩人、高木恭造の命日にあたる。
主催は「津軽弁の日やるべし会」(標準語では「実行委員会」に当てはまる)。

一般の人から津軽弁に関する「短歌、俳句、川柳」「体験記」「詩」を募集し、優秀な作品は伊奈かっぺいを始めとする面々が会場で朗読する。

作品は青森県内からだけでなく県外や国外からも多数寄せられている。

また出演者同士の津軽弁丸出しの会話も楽しみの一つである。

会場はかつては「だびよん劇場」を使用していたが、廃業に伴い現在は青森市文化会館で行われている。

後日、青森放送にてテレビやラジオでイベントの模様が放送される。また、カセットテープやCDも発売され青森土産の一つとなっている。

なお、2006年の第19回は青森市文化会館の改装工事に伴い、弘前市民会館で行った。


出演者
伊奈かっぺい(青森放送元社員、「津軽弁の日やるべし会」代表)
昔アッコさんとトーク番組をやってた

野津こうへい(ローカルタレント)

北野岸柳(川柳作家)

田中耕一(劇団「雪の会」役者)

青山良平(青森放送パーソナリティ、この日が誕生日に当たるため毎年お祝いされる)

鳴海征子(青森放送元アナウンサー)

山上進(津軽三味線奏者。朗読に合わせて即興で伴奏をつける。ギター・尺八・和笛もこなせる才人)

大友寿郎(司会進行役、青森放送元アナウンサー・現:取締役兼ラジオ局長)

以前の出演者
牧良介(俳優。だびよん劇場のオーナーでもあった)

1997年にはさだまさしもゲスト出演した。
内容は二部構成であり、一部はバンドグループが演奏したりなどの演劇・芸能、二部は優秀な投稿作品の朗読にである。

ぶっちゃけ二部の方が大人気でCDの内容も二部だけ。


二部はお笑い色が強いのだが、感動的な話も多数送られてくる。







で、その面白さであるが


人を選ぶ

看板に偽り無しの津軽弁のオンステージ(南部弁や下北弁も混じるけど)である為、津軽弁が全く分からないと笑うタイミングを逃しかねない。


例えば

原文 カガの影 三歩下がって のれど踏む

訳文 妻の影を三歩下がって思い切り踏む

いわゆる「三歩下がって付いて行く」昔からの日本女性の様子と、それが出来ない気弱な夫の些細な仕返しを表した川柳だが、

これを本番では「のれど踏む」では無く「ノッツど踏む」と言った。
「のれ」より「ノッツ」の方が音を立てて思い切り踏みつけるニュアンスが強いのである。

これは会場では爆笑を浚ったが、果たしてこれを読んだ人が同じ感覚を共有出来ただろうか?



じゃあ分からないじゃんと思った方は心配は要らない。

TVでは字幕スーパーはついているし、出演者達も毎度説明してくれる。
安心して手にとって欲しい。

たまに東京などでも開いているので良かったら公式サイトを。


追記・修正だっきゃ、すたらに、なまらねでしてけじゃ
(追記修正は、そんなにも、訛ったりしないでお願いします)

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最終更新:2024年02月02日 04:49