登録日:2011/03/01(火) 23:29:57
更新日:2025/04/15 Tue 12:24:01
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悔い改めよ亡者ども!!!
信仰とは死ぬことと見つけたり!!!
法王庁から聖アルビオン寺院に派遣された異端審問官。4つの車輪轢きの刑用の車輪が掲げられた白い馬車がトレードマーク。
極刑にしたのは500人以上、さらにその数倍の人間の命を拷問で奪っており、"血の教典のモズグス"として世界中で最も有名で恐れられている狂信者。
それだけに買った恨みや憎しみも相当なもので聖鉄鎖騎士団に護衛されている途中に襲われる。
が、彼を師匠と慕う6人の拷問執行人が鎮圧した。
執行人達はその容姿故に迫害されて世を恨んでいたがモズグスに救われてからは神に必要にされていると考えるようになった。
法王庁側の人間に対しては優しく、護衛中に襲撃を許した聖鉄鎖騎士団にも怒らず、咎める事も無かった。
しかし法王庁に楯突く者(=異端者)に対しては容赦が無く、分厚い教典で頭が凹むほど殴打したり、自身を襲った連中を全員簡易裁判にかけ車輪轢きの刑で皆殺しにした。
死にかけている子供のために寺院の布施に手を出した母親に対してはその勇気に免じて子供を助けるも、その代償に神の試練として他の罪人と共にえげつない刑罰を加え、精神崩壊させている。また子供はそのまま母親と共に解放されるも衰弱死した。
顔が四角いのは体全体を地になげうって礼拝する頂礼と呼ばれる儀式を毎日欠かさず千回ほど繰り返しているためと推測されている。
頂礼の際には膝を床に着けた状態から体を倒すため、足の感覚は殆ど無くなっており、歩くのがやっと。
以下ネタバレ注意
魔女として祭り上げられたキャスカを取り調べるために断罪の塔で
鉄の処女に入れたところ、鉄の処女からあふれ出るようにして、形を成した怨念の塊が出現。
周囲の兵士や拷問を受けた者を溶かし喰らうその姿に弟子たちに連れられるようにして一時退却し、礼拝堂にて立ち向かおうとするも、「アルビオンの使徒」の触手によって弟子達と共に
使徒擬にされる。
が、洗脳されたとかそんな事は無く、「怪物」とそれに反応した怨念を止めるべく、キャスカを邪悪の元凶と見なして公開処刑を行おうとする。
使徒擬になった事で翼が生えたり火を吹くようになったり力が強くなったり、さらに全身が岩石の様にやたら固くなった。
異界に属する者は、その意志の強さによって表出する影響力も大きく変わるとされる。
モズグズの狂信から来る精神力は頭抜けていたため、その力は並の使徒を超えていた。
岩を容易く粉砕する剛力に加えて、固さに至ってはドラゴンころしが通じないほど(本人は持っていた教典のお陰で助かったと思っている)。
その力で
ガッツを一方的に追い詰めたが、同時に、その信仰が弱点にもなっていた。
異界の住民は自分の精神が現れるため、「教典は崇高なものであり、その不可侵性を決して疑わない」モズグズにとって、教典こそ至高の防御手段であり、その効力を
疑ってはいけないので、当然教典が埋め込まれた部位の下は無防備でなければならない。
それ故、教典が埋め込まれていた部位が弱点になっていると気付いたガッツによって、教典で覆われた部分を切り裂かれて、だめ押しに突きを喰らい、敗北。死亡する。
死後に体が燃え上がり、それを怨念が避ける様から、ガッツ達は怨霊の対処法を発見した。
◆作中の発言
「神は沈黙を尊ばれます」
「目を逸らしてはなりません」
「神、ただ神のみのために我々は行うのです」
「天誅だとぬかすかああ この不心得者があ!!!」
「禁を破ってまで我が子を救おうとしたあなたの愛と勇気は称えられるべきもの!!だが罪は罪!!!」
「勇気あるあなたであるからこそ!!神の与えしこの試練ぜひとも乗り越えていただきたあい!!!」
「悔い改めよ亡者ども!!!信仰とは死ぬことと見つけたり!!!」
「ぬありませんっっ!!」
「天罰覿面!!天に代りてこの私が!!あなたにバチを当てましょう!!!」
「剛力招来!!!超力招来!!!」
「しかしせめて…この神敵を道連れに…我 最期の命の炎で!!邪悪を焼き尽さん!!」
◆使用した技
翼を無数の拳に変えて全方向から攻撃。回避不可。見開きで使う所はカッコいい。
翼で相手を押し潰す。
◆六人の弟子
いずれも名前は不明。後にモズグス同様に使徒擬(しともどき)となり翼が生え空を飛ぶようになった。
紫外線に極度に弱い体質で、全身を服でカバーしている。マン・キャッチャーが武器。
車輪轢きの刑に使う車輪を武器に使う。
忍者が使うような先に鉤爪のついた鎖が武器。
二人一組で二本のノコギリを使う。
「モズグス様ァ!!」
「御急ぎ下さい!!」
「御救い下さい!!」
「神よォ!!」
「天使様ァ!!」
「編集してェ!!」
- コメント欄が長かったのでリセットしました。 -- 名無しさん (2017-09-12 01:53:56)
- 単行本で洗濯石役で出てきて吹いたw -- 名無しさん (2017-12-16 19:05:35)
- この人ガッツよりもメンタル強いんじゃないか? -- 名無しさん (2017-12-29 22:51:09)
- モズグス様は使途擬きだが、明らかにコカ城の主やワイアルドや伯爵やロシーヌなどの純正の使途より格段に強い ゾッド、グルンベルド、ロクス、アーヴァイン、ラクシャスなどの新生鷹の団の使途たちを除けば間違いなく最強ではないだろうか -- 名無しさん (2018-03-15 22:40:13)
- 伯爵やロシーヌより弱いよ。戦後の描写を比べれば明白。 -- 名無しさん (2018-03-29 09:54:33)
- 自分の中で、狂信者と言ったらまっさきにこの人が浮かぶ、それだけインパクトつよし -- 名無しさん (2018-07-19 08:32:32)
- ↑×2 ドラゴン殺しが通用しない防御力のモズグスに伯爵やロシーヌの攻撃は通らんし、モズグスのパワーは伯爵とロシーヌを撲殺できるレベルだぞ -- 名無しさん (2020-04-10 22:46:45)
- 人の弱さとか食うに困ったら信仰とか言ってられないとか理解できないのがこの人の唯一の欠点だわ、自分に滅茶苦茶厳しいから他人にも滅茶苦茶厳しいという公平さはあるけれども -- 名無しさん (2020-07-13 23:30:22)
- 神を微塵も疑わず、罪無き者には慈愛を持ち、信仰のために命を落とすなら本望と本気で思ってる思考は天使そのもの。でも人間視点だと異常 -- 名無しさん (2020-11-17 10:55:11)
- どうしても白だの黒だのって言うコラを思い出してしまう。 -- 名無しさん (2021-01-30 04:36:39)
- ド外道狂信者の極みなんだけど、その信仰心の強さから一周回って美しさすら感じるのがな。 -- 名無しさん (2022-02-19 00:14:07)
- 異形ゆえに迫害されていたのを、「経典に迫害せよとは書かれてないから」との理由でモズグスに救われた弟子達。逆説的に「経典にこいつら悪だからぶっ殺せOK?」と書かれてたら、容赦なく拷問抹殺にかかるというマジモンの狂信者 -- 名無しさん (2022-02-19 00:45:40)
- というか経典を絶対視してる時点で、その経典が人によって書かれた=神ではなく人の恣意が介在している、という一歩引いた判断ができてない。実際に「経典で悪と書かれていたから」で殺された無辜の人とかいそう -- 名無しさん (2022-11-03 23:45:14)
- 絶対に関わり合いになりたくないけど、他者だけでなく自分すらも神に捧げる究極の利他主義はある意味尊敬できる。そんな人物である。 -- 名無しさん (2023-04-13 22:00:47)
- ↑2 無謬説「おっそうだな」 -- 名無しさん (2023-09-13 21:09:21)
- 一貫性はあるのでキャラとしては好き。現実では絶対に近くにいてほしくはないけども -- 名無しさん (2023-10-10 00:36:43)
- ぶっちゃけこの世界の天使や神は…ねぇ… -- 名無しさん (2023-10-10 03:09:06)
- 魔のイデアが唯一神ではないよ -- 名無しさん (2024-04-17 12:20:14)
- 使徒もどきだけど本人の狂信さ故か並みの使途を遥かに上回るスペックで防御力の高さならグルンべルドに次ぐほどなんだよな -- 名無しさん (2024-08-17 21:50:56)
- 魔のイデアが唯一神ではないにせよ、塔で拷問されてた賢者とやらは明らかにボイドだし、じゃあそれを迎えた天使ってなんだよというのは明らかに当時のゴッドハンドなんだよな… -- 名無しさん (2025-02-19 14:05:26)
- 使徒もどきなら間違いなく最強 めちゃくちゃ強い -- 名無しさん (2025-04-15 12:24:01)
最終更新:2025年04月15日 12:24