無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre

登録日:2011/06/27 Mon 10:22:12
更新日:2024/05/24 Fri 15:00:59
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Ulamog, the Infinite Gyre / 無限に廻るもの、ウラモグ(11)
伝説のクリーチャー エルドラージ(Eldrazi)
あなたが無限に廻るもの、ウラモグを唱えたとき、パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
滅殺4(このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーはパーマネントを4つ生け贄に捧げる。)
無限に廻るもの、ウラモグは破壊されない。
無限に廻るもの、ウラモグがいずれかの領域からいずれかの墓地におかれたとき、オーナーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。
10/10

エルドラージ覚醒で登場した伝説のエルドラージの1体。レアリティは神話レア。


キャスティングコストが非常に重い代わりに豪快かつ優秀な能力を持ったクリーチャー。

1つ目は唱えた時にパーマネントを一つ破壊。
リアニメイト等で出した時に効果が発動しないというデメリットこそあれど、唱えた時なのでマナリーク等で打ち消されてもパーマネントを破壊できる。11コストはかかるが少なくとも2:1交換できる。

2つ目は滅殺4。ウラモグが攻撃する度に相手はパーマネントを生け贄にしなければならない為、一度で攻撃できれば相手の戦場をズタズタにできる。

3つ目は破壊されない能力。かなり優秀な除去耐性を持つ。追放やバウンスこそくらうがそれを差し引いても十分な耐性である。青のバウンスをされてもまた唱えてパーマネント破壊が可能。白お得意の追放には弱いが。

4つ目は墓地に置かれたら墓地のカードをウラモグを含め全てライブラリーに戻す能力。一概にメリットであるとは断言できないが既に使用した呪文も戻せる為メリットとも言える。

11コストはかかるがそれでも出す価値のあるカードだろう。実際、伝説のエルドラージを中心に据えた『エルドラージランプ』というデッキでは優先して入れるべきカードである。それだけこのカードが制圧力も耐性も高い証拠である。

さらにエルドラージ覚醒の前のパックであるワールドウェイクでは「ウギンの目」という、エルドラージ呪文のコストを2軽くする伝説の土地が、エルドラージ覚醒ではエルドラージ呪文を唱えたり能力を起動する時に2マナ生み出す「エルドラージの寺院」が登場した為、実際には11マナ以下で出せる。
更には、これらの土地を戦場に出せる上に高速で土地を出してデッキを圧縮する原始のタイタンや緑お得意のマナブーストを利用した緑単色のエルドラージランプが組まれ活躍している。
まぁ、もう少しでスタンダード落ちするが。

エルドラージランプはウラモグ、コジレック、エムラクールといった巨大クリーチャーというロマンを、実用性がカバーした夢のようなデッキなので、是非試してみてはいかがだろうか?


2015年、舞台が再びゼンディカーに回帰した「戦乱のゼンディカー/Battle for Zendikar」にて、
他の2柱が他次元に渡ったとされる中、ウラモグのみはゼンディカーに残留していることが判明した。
同エキスパンションでは新たなウラモグのカードも収録されている。

Ulamog, the Ceaseless Hunger / 絶え間ない飢餓、ウラモグ(10)
伝説のクリーチャー エルドラージ(Eldrazi)
あなたが絶え間ない飢餓、ウラモグを唱えたとき、パーマネント2つを対象とし、それらを追放する。
破壊不能
絶え間ない飢餓、ウラモグが攻撃するたび、防御プレイヤーは自分のライブラリーの一番上から20枚のカードを追放する。
10/10

コストが1減った。踏み倒さず唱えてナンボな性能なので、紛れも無く利点。
滅殺こそ失ったが、唱えた時の能力がパーマネント1つ破壊→2つ追放にパワーアップ。
相手のウラモグを含む破壊不能なパーマネントや再利用されたくないパーマネントを始末できる。
この時点でアドバンテージとしては十分なのだが、もしも1ターン生き残ればあとは2回も殴れば勝利が確定する、20枚ものライブラリアウト。しかも追放なので各種メタも通用しない。

とにかく唱えた時の能力が凶悪で、以前のウラモグを凌駕する勢いでエルドラージランプや赤緑の新たなフィニッシャーとして猛威を奮っている。
果たしてこんな怪物に我らがギデオンは勝てるのだろうか。


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最終更新:2024年05月24日 15:00