ウィップ・バイパー(MtG)

登録日:2011/01/23(日) 07:16:49
更新日:2020/12/05 Sat 22:40:04
所要時間:約 3分で読めます




ウィップ・バイパーはマジック・ザ・ギャザリングのデッキ。現在はレガシー環境で使用できる。


マーシュ・バイパー/Marsh Viper
(3)(緑)
クリーチャー: 蛇(Snake)
マーシュ・バイパーがプレイヤーにダメージを与えるたび、そのプレイヤーは毒(poison)カウンターを2個得る。
1/2

炎の鞭/Fire Whip
(1)(赤)
エンチャント:オーラ(Aura)
エンチャント(あなたがコントロールするクリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは「(T):クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このクリーチャーはそれに1点のダメージを与える。」を持つ。
炎の鞭を生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。炎の鞭はそれに1点のダメージを与える。



クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
(緑)
クリーチャー:エルフ(Elf)
あなたがコントロールする森(Forest)を1つ、オーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。この能力は、各ターンに1回のみ起動できる。
1/1


毒カウンターを利用した初のデッキ。毒カウンターを10個を得てしまったプレイヤーは毒が回る→敗北となる。このデッキはその毒カウンターを速やかに致死量与えるために様々な工夫がなされている。


と言ってもやる事は至極単純。マーシュ・バイパーに炎の鞭をエンチャントしてダメージを与え、毒カウンターを相手に乗せる。「ミラディンの傷跡」にて登場した毒カウンターを与える能力・感染同様に、戦闘ダメージでなくても良い利点を最大限に利用する。

デッキの動きは大体以下の通り。


キーパーツが手札に来るまで「濃霧」や「中休み」などダメージ軽減呪文でひたすら時間稼ぎ。


マーシュ・バイパーと炎の鞭が揃ったら戦場に出し、エンチャントする。


クィリーオン・レインジャーやエメラルドの魔除けなどを利用して何回も炎の鞭でダメージ、アンタップを繰り返す。


速攻で毒カウンターが溜まる。


勝利



上手くハマれば一瞬で毒カウンターが溜まるので、かなりインパクトがある。

ただ、マーシュバイパーを始め、このデッキに採用されているクリーチャーは総じて小型であるため、キーパーツが除去されやすいというネックがある。

それを防ぐために「巨大化」のような強化呪文や「濃霧」などの軽減呪文が多数採用されてはいるが、原則は除去される前にヤる、ということになる。



このデッキの特色として、当時は採用されているカードの大半がコモンであることが挙げられる。フルコモンで構成されたこともあった。

どんなカードも工夫次第で勝てるデッキが作れる、という前例を作ったと言えよう。



「未来予知」から「ミラディンの傷跡」にかけて、また毒カウンターが登場した今、また姿を見ることがあるかもしれない。期待しよう。


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最終更新:2020年12月05日 22:40