ギミカルハート 魔法人形ルミエッタ

登録日:2010/11/08 Mon 15:53:45
更新日:2024/04/14 Sun 09:27:46
所要時間:約 5 分で読めます




HOPEMOON開発の携帯ゲームアプリ。
キャラクターデザインは『ガントレット・ロード』も手がけたS.of.L氏、
シナリオはHOPEMOONおなじみの泉八郎氏が担当している。

銀星シリーズ(ガントレシリーズ)の第3作に当たり、前後の作品との関わりが特に深い一作である。



【基本情報】
  • Softbank(S!アプリ)
『ゲーモバ』にて2009年09月16日配信開始。従量525円。

  • docomo(iアプリ)
『iゲーム大好き!』にて2009年10月19日配信開始。サイト登録で月額315円。

  • au(EZアプリ(BREW))
『@ゲームワールド』にて2009年11月26日配信開始。従量525円。

  • Android
2011年11月に移植された。
なんと無料
そのためダウンロードは10000件以上にのぼり、新規層の開拓に繋がった。
レビューを見る限り、評価も上々である。



【あらすじ】
気づくと『ルミエッタ』は、山深い谷の合間に存在する遺跡《ドールズケイヴ》にいた。
床には門。
壁には垂直な階段。
天井には石の腰掛け。
『遺跡』というにはあまりに異様なその場所は、自ら動くオモチャたちの巣窟だった。
自分が何者か、なぜここにいるのかわからないままオモチャたちに追われる中、
彼女は自らの能力に目覚め、そしてオモチャたちにさらわれた『マスター』を取り戻すために来たことを思い出す。

マスター『ルイス』がさらわれた理由とは、そして彼らが口にする『ブライド』『虹鏡』の正体とは?



【システム】
シナリオパートを読み、シミュレーションパートを攻略してストーリーが進行する。

▼シナリオパート
各ステージの始めと終わり、場合によっては戦闘の途中でアドベンチャー形式の会話が入る。
選択肢等はなく一本道だが、『ルイスを救出する』という大目的を根幹に、コメディも交えた読み応えのあるテキストが展開される。


▼シミュレーションパート
シミュレーションパートは半自動進行。
ユニットであるオモチャを改造、強化、配置し、敵のオモチャを撃破していく。

④① 一四
⑤② 二五
⑥③ 三六
丸数字:自陣 漢数字:敵陣


~戦闘の流れ~
プレイヤーはまず上記のような3x2の陣地に、保有する『マナ』の数値内でユニットを配置し、戦闘を開始する。
その際、コストを上げてステータスアップや能力を付与する『改造』を施したり、レベルを最大5段階まで強化しておくことができる。

戦闘が始まると、各ユニットは行動ゲージが溜まった順に自動で攻撃を仕掛ける。
敵は一体倒すごとにマナを獲得でき、これを使って味方ユニットのレベルアップさせたり、新たにユニットを呼び出して陣容を整えていく。

味方ユニットのHPが0になると味方軍のライフが減り、ユニットは休眠状態になって回復を始める。
HPが最大値まで回復すると戦列に復帰するが、また誰かが倒されてライフが0になると敗北となる。
敵軍は全滅→入れ替えで次の部隊が現れ、最終部隊を撃破するとステージクリアとなる。


~戦略の知恵~
出撃中はレベルアップさせるたびにHPや状態異常が回復する。

出したユニットは移動することが出来ず、また新たに改造を施すこともできない。
『リユース』というコマンドを選べば一旦引っ込めることができるが、HP残量にかかわらず召喚・強化コストの半分のマナしか手元に戻ってこない。
引っ込めたユニットは改造を加えてまた出撃させることが可能。

『スリープ』を用いるとライフを消費せず強制的に休眠状態にする(=全快させる)ことができるが、召喚・強化コストの1/3のマナを消費する。
そのため、マナを節約し効果的にダメージを与えるには『いつレベルアップさせるか』が最も重要なポイントとなる。

各ユニットは通常、敵味方ともに
①同位置
②正面
③近い位置
④遠い位置
の優先順位で攻撃するが、
『前列』『後列』『高HP』などのAIを装備させることで、優先順位を変えることができる(無論、こちらもコストがかかる)。

また、各ステージはクリアまでの時間が計測される。
今作最大のポイントは『いかに早く撃破できるか』であると言えよう。



【登場人物】
▼ルミエッタ
人形師ルイスによって作られた、妖精を模した人形。
蝶のような桃色の羽と茜色の髪、よく動く矢印の触角が特徴。
性格は素直で健気。

空の器となったオモチャにくちづけることでマナの吹き込み、従えることができる。人形でありながら感情と意思があり、夢を見ることすらできる。


▼賢者の像
古代王国の開祖である賢者を模して作られた石像。
賢者自身や製作者の残留思念が元となり動き出したと見られる。
豊富な知識と優れた人格・洞察力を兼ね備え、ルミエッタからは『賢者さま』と呼ばれる。
ドールズケイヴの歴史にも明るいが、オモチャに対しては時おり知識以上の造詣を見せる。


▼ルイス・エヴァンズ
ルミエッタの生みの親である『奇跡の人形師』。
何らかの目的のためオモチャたちに連れ去られた。彼の作品は、作られた後も持ち主の愛情を受け、より美しくなるという。
穏やかで優しい人物だが、やや、いやかなりだらしない性格。


▼ブライド
オモチャたちが口々に呼ぶ名前。
彼らはブライドのために存在しているという。ルイスをさらった目的にも関係するようだが…。


▼虹鏡
ドールズケイヴのオモチャを生み出した存在らしい。


▼その他オモチャたち
ぬいぐるみ、和風、ヒーローなど、各階層それぞれに似たジャンルのオモチャが集結している。
人語は話せるが、自らの意思ではなく本能や命令で動いている。
基本的に会話が成立しないが、それゆえにそれぞれが濃いキャラを形成している。
中には版権ギリギリのパロディから無駄に熱いやつ、電波ずっきゅんきゅんな物まで様々。

さらにEXでは前作のあのお方も出演している。


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最終更新:2024年04月14日 09:27