登録日:2012/05/18 Fri 23:36:28
更新日:2025/03/30 Sun 00:24:45
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「ウソという鳥がいます ウソではありません ホントです ホントという鳥はいませんが」
川崎洋「ウソ」より
Pyrrhula pyrrhula
* *
* + 「ウソ」です
n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
Y Y *
鷽 はスズメ目アトリ科の野鳥。
主に山地の林内に生息する15cm程の小鳥である。
■特徴■
オスは黒い頭と灰色の身体、頬のピンクにも近い鮮やかな赤色が特徴。メスは逆に茶色っぽく地味な色彩をしている。
繁殖期には『フィーフィー』と口笛のような特徴のある鳴き方をする。
派手すぎず綺麗な可愛い鳥なのだが、春先にサクラやウメの開花前の芽やつぼみを食べてしまうため、一部の花見の名所では問題になっている。
■分布■
ユーラシア大陸に広く分布している鳥。
日本では本州中部以北(冬期は全国)の山林に生息し、1年中見られる。
いわゆる里山の鳥だが、餌が少なくなる秋から冬には平地に下りてくるため普通にみられることも。
■名前の由来■
「ウソ」だなんてあまり良いイメージがわかない名前だが、由来は『笛』の意味を持つ『うそ』という言葉から。
『空とぼける』ことを『嘯く』というが、元来はこれに『口をすぼめて息を出す(=口笛を吹く)』という意味もあった。
鳥のウソは鳴き声が口笛のようであるためこの名前がついた。
* *
* + 嘘じゃないです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
Y Y *
■うそ替え神事■
菅原道真公が蜂に襲われそうになった時にウソの大群が追い払ったという伝承が残っている(地域によって話に若干のブレがある)。
この伝承にちなんで全国の天神様(=菅原道真)を祀る神社では1月に『うそかえ』という行事が行われることが多い。
ウソを模した木製のうそ人形を買い求め、昨年買った人形を返納し、新しいものに取り替えるのである。
東京下町の亀戸天神では
『うそ替え神事』という名前で毎年1月の24日と25日の2日間開催され、縁起物を買う人々と初詣の機会を逃してしまった人達で賑わう。
『今までの悪しきものもうそとなり、吉に鳥かえんとの心にてうそかへといふ(=これまで起きた不運を幸運に変えてくれる)』というように言い伝えられている。
ぁん∠ ___
ぁな / \
ぁ訳/ \
ぁな7 _|_|_|_|_j丶
ぁい/ ノ ヽ| 丶
ぁじ>―( 。)-( 。)| ハ
んぁ> ⌒ ハ⌒ | /
!ぁ> _ノ_(U)ヽ|/
_ゝ |エエエエフ||
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…とかそれこそ
* *
* + 「ウソ」じゃん
n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
Y Y *
とか言わないように。
ちなみに『うそ人形』は高さ5cmのものから20cmほどのものまであり小型のものを除き全てヒノキで出来ており、神官たちが一年かけて手作りで製作している。
中には生産上の都合で石膏を用いているものや粘土が産出される地域では土で作られたうそ人形が配られるケースもある。
材料となる木材から頭部と足元の部分を削って鳥の形を作り、ウソの目と嘴の模様をペイントした素朴な作り。
神社や大きさによって見た目の違いがあり、
ジト目気味な人形や目元が真っ黒に塗られている人形、表面を薄く削ることで羽毛を再現している人形など
それぞれの個性がある。
基本的には置物であるが、近年は肌身離さず持ち歩ける根付・ストラップ状のうそ人形が人気らしい。
最初に小さいものを購入し、買い替えるごとに大きくしていくんだとか。
ただし神官たちが一年かけて手作りで製作しているために数量が限られており、神社によっては入手したい人で長蛇の列が出来る。
手頃なサイズのものはすぐに売り切れるため、好みのサイズのうそ人形を確実にゲットしたいなら防寒対策と暇つぶしの用意をしっかりした上で時間に相当余裕を持って行くこと。
追記者は田舎の祭りだからそこまで混まないだろうと販売時間の40分前に現地に到着したところすでに2~3時間待ちの行列が出来ており、途中で諦めて帰った記憶がある。
ウソではないホントの話。
※実際に購入したことのある方・参加したことのある方の情報提供・追記があるとありがたいです。
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* + うそです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
Y Y *
追記・修正はウソについての嘘ではなくウソのネタか本当のウソの話をよろしくお願いします。
ちなみにウソという鳥がいるのは本当です。だから本当なんだってば。
- ホントにいたんだ。 -- 名無しさん (2013-09-03 12:11:38)
- ウソっていう鳥がいる?うっそだぁ~~www -- 名無しさん (2013-09-04 14:56:29)
- ウソだのサギだの、日本の鳥はろくな名前付けてもらえないな -- 名無し (2014-02-28 01:39:53)
- ↑アホウドリなんてのもいるしな -- 名無しさん (2014-03-23 13:59:58)
- ↑アホウドリは初めてみる人間に警戒心持たず近づき殺される所から阿呆鳥だからウソより名付け方たちが悪い -- 名無しさん (2014-03-23 14:27:28)
- 烏鷺合戦という室町時代の絵巻では別名の琴弾鳥・うそ姫から烏の大将に求愛される姫君として登場。なんだが美しい声と見た目はオス個体なのでオスが深窓の姫君役で鳥に詳しい人は二度見する -- 名無しさん (2025-03-30 00:24:45)
最終更新:2025年03月30日 00:24