ギフト(ライジングインパクト)

登録日:2012/10/21(日) 20:08:35
更新日:2024/04/14 Sun 11:40:18
所要時間:約 5 分で読めます




ギフトとは、週刊少年ジャンプで連載されていたゴルフ漫画『ライジングインパクト』に登場する能力である。




ネタバレ込みなので嫌な人は回れ右してください。




【概要】
ライジングインパクトの一部のキャラに備わった能力であり、ギフトを使えるか使えないかは先天的なものによって左右される。
作中に様々な能力が存在するが、共通しているのは「極限にまで高められた集中力によって感覚イメージが視覚化されたモノ」ということ。
例えば「平衡感覚や視覚によって地面の起伏や芝目を感じ取り、それら視覚化されてカップまでのラインが光の道に見える」
など。

野球とかにある「球が止まって見えた」と近い理屈。

それ故に能力は使い手の集中力に大きく左右され、集中力を欠いた状態ではギフトは使えない。
逆に精神的な成長に伴って能力がより強力になることもある。
注意しておきたいのは、ギフトはあくまでも集中力とイメージの産物であり、超常現象ではないということ。

そして彼らがギフトを活かせるのは、彼らの後天的な努力の結果であるということである。
作品にはギフトがなくとも高い能力を持つ選手が多数存在する。



【作中に登場した能力】
  • ライジングインパクト(太陽の光跡)
作品のタイトルにもなっている、クラブの真心とボールの真心に光が見えるギフト。
インパクトの瞬間に光同士がぶつかり(真心を捉えた証)、光が弾けるような描写がある。
これによって超人的な飛距離と曲がらないショットを打ち出すことが可能。
使い手は主人公のガウェイン七海とその息子の七海太陽、ガウェインの父ウーゼル・フェニックスに叔父アーサー・フェニックスと従兄のクエスター。

ガウェインの成長に伴い「光同士が引き合うように感じる」「光のあるラインに乗せて強力なバックスピンを打つ」といったパワーアップを果たした。

一方クエスターはインパクトの瞬間に稲光がおこるようなイメージ描写がある。
彼は精神面がやや弱い為か、ガウェインのような爆発的な成長は無く、またゴルフを始めた当初は光を感じることはできなかった。

しかし練習を重ねる間に徐々に「何か」を感じ取り、その感覚に従うと飛距離が伸び従わないと凡打になることから、その感覚が「真心を捉えた感覚」と確信することで光が見えるようになった。

太陽も当初は光を感じ取れなかっが、ガウェインからもらったクラブを理不尽な理由でへし折られた怒りで覚醒した。



  • シャイニングロード(月の導き)
ボールとカップの間のラインが光の道になって見えるギフト。
使い手はランスロット・ノーマンと彼の姉、カジェリ・ノーマン。
ランスロットは後にフェアウェイからの70ヤードのラインを読み切り一発で沈めるまで成長した。
ただしランスロットがこの能力を活かせるのは幼い頃からの1日1000本のパッティング練習に裏打ちされた努力故である。(ラインが見えてもインパクトに失敗して正確にラインに乗せることができなければ意味はない)


  • フォーリング・スター(風の流星群)
風の流れを光の流星群のように視覚的に見ることができるというギフト。
使い手はトリスタン・リオネス。
独特な打ち方から風に乗せる彼の高いアプローチ技術と合わさり120ヤード内ならほぼ100%チップインするというチート性能と化しており、一か八かの賭とはいえ180ヤードの距離からもチップインに成功した。

ただこれも彼の努力の結果であり、作中より一年前ではチップインの確率は今より低く、さらに風に乗せる打ち方が完成していなかった時期は「ドライバーやパットはセンスがあるがアイアンは下手」という評価を受けており周囲からも馬鹿にされていた。


  • プライドスナッチ(誇りの略奪)
相手の骨格から細やかな筋肉繊維の一本一本すら感じ取ることで、他人のスイングを一目で完全解析するギフト。
使い手はアシュクロフト・サラゼン。
これによりアシュクロフトはヘッドスピードやスイングバランスなどをABC評価で判定するだけでなく、相手のスイングの欠点を見抜きより完全な物に昇華させた上で再現が出来る。
ただしアシュクロフトの技量の限界なのか、トリスタンの独特のスイングのみはこれ以上改良の余地が全くないため模倣することしか出来ず、
またショットの負担の大きさに耐えられないため一発で手袋が破れて指の皮膚がちぎれる。

え? 相手のスイングパクるだけなんだから努力関係ないだろって?
パクりと難癖つけてきた同年代の男子を一撃で沈める身体能力が努力の証だよ、きっと。
うん、きっと。

ちなみに怪我人の診察にも使えたりと日常面でも使い勝手の良い能力だったりする。


【ギフト?】
キャメロット学院日本校の中等部女子2人、黒峰美花とハーシィ・エポアにもギフトに近い能力が備わっている。

黒峰はランスロットと同系統の能力であり、グリーンのラインが蛇に見えるという能力。
当初は複数のラインが見えていたが、ランスロットとのパッティング勝負に敗北し「ラインが多く見えるのは気の迷いがある証」と指摘されたことで努力を重ね、正確な一本のラインのみを読むことが可能になった。
しかし1日500本の努力しかしていなかった彼女は再び挑んだパッティング勝負の最中、疲労によってラインを外してしまい敗北した。


ハーシィの能力はトリスタンと同系統の能力であり、30ヤード圏内なら7割の確率でチップイン可能。
カップに渦巻く雷雲のイメージが見える。
冷静に考えると十分にチート能力なのだが、小学生レベルの体格しかないハーシィは飛距離が無いためにスコアが伸びない。
能力が強力でも地力が低ければ意味がない典型。


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最終更新:2024年04月14日 11:40