高校生RAP選手権

登録日:2013/09/24 Tue 02:11:28
更新日:2023/01/16 Mon 19:15:57
所要時間:約 5 分で読めます





DJ PANASONIC,

BRING THE BEAT!!

高校生RAP選手権とは、BSスカパー!のテレビ番組「BAZOOKA!!!」の看板企画である。
おおよそ半年に1度のスパンで放送されており、過去に16回の大会が行われている。「高ラ」と略されることが多い。

タイトルの通り、全国の高校生ラッパーが自身の腕前を競う。
「高校生」とは言いつつ、年齢的に高校生なら大丈夫なので中卒や小卒(!?)でも出場可能。また、留年により一般に高校を卒業している年齢でも出場は可能。
その為実際には多くの出場者が高校生でない。
また、オールスターであった第10回、第16回はすでに成人を迎えたT-PABLOWや9forも出場している。

後に、ノウハウを流用した後継番組「フリースタイルダンジョン」がテレ朝系列で放送された。

ルール

  • 8小節2本勝負(決勝は3本)で、お互いのラップをぶつけ合う。
  • 3~5人の審査員が、どちらのラップが優れているかを札上げで判定する。
  • 多く札の上がったMCが勝利。
  • 甲乙つけがたいと審査委員長が判断した場合は、「もう1回」の札が上がり、延長戦となる。
  • トーナメント方式で実施

主な司会進行


小藪千豊

「BAZOOKA!!!」の司会。ヒップホップには疎いが、芸人らしい軽妙な弁舌で会場を和ませる。
たとえDQNの巣窟となっても場が和むのは一重に彼のおかげだったりする。

真木蔵人

同じく番組のサブ司会。AKTIONの名でラッパーとしても活動歴があり、審査委員長ZEEBRAとの共演経験もある。
主にツッコミ役。第10回を最後に降板。

レイザーラモンRG

ちょいちょい変なフリースタイルラップを挟む。真木と同じく第10回を最後に降板。

その他様々な芸能人が出演している。

主な審査員


ZEEBRA

第1回~第8回の審査委員長。高校生MCたちのお父さん的存在。参加者には信者も多く、ZEEBRAに憧れてDQN生活から足を洗った者も。第9回以降は審査委員長の座を漢に受け渡した。

DABO

Nitro Microphone Undergroundでお馴染みMr.フダツキー。なんかいつも疲れている。

SIMON JAP

UMBなどでお馴染みのMC。割と堅実なジャッジをすることに定評がある。

MARIA (SIMI LAB.)

第3回より参加、唯一の女性審査員。若干ショタコン

鎮座DOPENESS

第3回参加。物腰の柔らかい軽妙なコメントを吐く。
本人は相当フリースタイルが強く、第6回戦極MC BATTLEでは圧倒的な存在感と我が道を行くフローで無双状態、余裕の優勝。

第4回、第6回~参加。MSCの問題児にして、過去にDABOとのビーフを経験している。彼もフリースタイル猛者。第9回からは審査員長を務めている。
当初、ファンの間では彼が審査員を務める光景がイメージできないとの声多数あったが、現在ではKOKやフリースタイルダンジョンをはじめ、審査員として活躍することも多くなっている。

R-指定

ご存じ最強のフリースタイラー。第6回から出演。UMBを前代未聞の三連覇し、初代モンスターでは圧倒的強さから多くのチャレンジャーを蹴散らし、ついにラスボスとなった男。比較的メディア出演の多いラッパーでもある。

DOTAMA

ディスの極み眼鏡で有名な強豪MC。MOGURAの試合中の彼の微笑みは父親に通じるところがある。

レフェリー


DARTHREIDER

第10回までのレフェリーを務める。大会が円滑に動くのはひとえに彼のおかげ。
だが、この番組でフリースタイルにハマったファンから、ラッパーだと思われていないのが悩み。

HIDADDY

第11回からのレフェリーを務めている。それ以前は審査員などをやっていた。
あの韻踏合組合のメンバーで、一二三屋を経営しているHIPHOP街道まっしぐらな男。突然ダンスを披露することもしばしば。

DJ


DJ-KENBO

バトルでのビート(トラック)を出す役。影の主役。第13回を最後に降板。

DJ PANASONIC

第14回から登板。韻踏合組合などの楽曲を手がけているDJである。

主なMC


川崎のバッドボーイ K-九 (T-Pablow)

第1回、第4回大会優勝。第10回大会準優勝。川崎では有名なDQNだったが、アメリカに単身渡った経験がきっかけで更生しヒップホップに目覚める。
圧倒的な言葉運びとテンポで優勝。その後不良ならではの理由で第2・3回と欠場。その後第4回で2度目の優勝を果たすも、第5回でEINSHTEINに負けたのを最後に年齢的な理由で高ラを去った、、、かと思いきや第10回のオールスターで再び出場し、EINSHTEINにリベンジを果たすとともに、優勝候補であったニガリ、Icereyを撃破。惜しくも決勝でじょうに敗れるも、準優勝を果たした。
ちなみに旧ステージネームは「ケーナイン」と読む(canine=軍用犬・警察犬)。
第4回の後にテレ朝の後継企画「フリースタイルダンジョン」にて、初代モンスターとして出演し、若手No.1のスキルとプロップスを武器に活躍した。
現在は自身が所属するHIPHOPクルーBADHOPのメンバーとして音源制作やライブに精をだしている。

わかるか? 俺は常に全体にやってんだよ 俺らで回そうぜラップでこの国の経済!

ブラジリアンギャングスタ CoRoN

第1回のみ出場ながら、その態度のデカさとラップのアレさで、K-九とは違う意味で伝説となった。
一部でカルト的人気を誇っている。

お前みたいなアナルマニア? 違う、お前彼氏に股開きな

平塚のICE CUBE MC妖精

第1~3回出場、現在は高校を卒業したため出場権を喪失。
いわゆるオタクラッパー。特にももいろクローバーZのあーりん推しであり、ライブには欠かさず参加する筋金入りのモノノフ。
韻はほとんど踏まないが、絶妙に相手を小馬鹿にするディスと、なんだか憎めないキャラの良さに定評あり。

お前はさぁ なんか女なのにさ ねずみ男みたいなツラしてるね ドンマイ ドンマイ ドンマイ

アメ村YOUNG GUN TAKA

第1~3回出場。HIDADDY(韻踏合組合)にラップを習う実力派で、スキルはあるがいかんせん結果に恵まれない。
かなりのパンチラインの引き出しが多い。純朴な見た目で人気はあるが、本人のtwitterの発言はわりと痛い。

わかりますか? 今日は高校生 お前俺と当たったことに後悔せい

ベビーフェイスラッパー LIL MAN

第1回大会準優勝。第1~3回出場。肩書き通りの幼い顔立ちと、それに似合わぬ尊大な態度が特徴。
第1回では準優勝、第2回は初戦敗退、第3回はベスト8と、まさにこの大会を体現する男。
K-九とは地元の幼馴染にして師弟関係。また、第1回初戦で戦ったTAKAとは親友。

青いジャケット着て 遊びじゃねぇんだ

パッチギMCKay-on

第2回優勝者。韓国出身のMCで、ハスキーボイスとライミングで第2回を制した。優勝後は音源制作に力を入れるためバトルの場から退いたため、第10回にも出場しなかった。

俺が獲る優勝トロフィー 韓国人として日本に生まれたことが誇り

元ひきこもりMCGOMESS

第2回大会準優勝。小学校の頃に自閉症を患い、ひきこもりと化してしまったが、ラップの力により克服した男。まさにHIPHOP DREAMである。
高校生にもかかわらず、ベテランMCと同じレベルの言葉の重みがあり、相手を諭すスタイルで第2回大会を勝ち上がった。

俺はこれを誇りに思ってるぜ HIPHOPお前に見せてやるこれが唯一希望の光だ

北の最終兵器HIYADAM

第3回優勝。レペゼン北海道のMC。
のちにそれぞれ優勝、準優勝を果たすニガリ、DK、Rackを完封し、HIBIKIを決勝戦で倒した。彼のフロウを重視するマイペースなスタイルは鎮座DOPENESSに通じる部分がある。
Kay-onと同じく優勝後はバトルから離れて音源制作に励んでいるためか第10回は出場しなかった。

流行りじゃねえぜ新しいんだよ お前の言葉馬鹿らしいんだよ!

Fish DealerHIBIKI

第3回大会準優勝。レペゼン岡山のMCで母子家庭である。古風なバイブススタイルを武器に決勝戦まで勝ち上がるも、HIYADAMの前に惜しくも敗れる。現在はUMB岡山予選に出場するなど、バトルも積極的に行なっている。

まずは言わせてくれお母さんありがとう俺をここまで育ててくれた母子家庭で

ラップバカ一代MC☆ニガリa.k.a.赤い稲妻

第6回、第7回大会優勝。第3回大会から出場するも、初出場当初は田舎から出てきたためか垢抜けず、優勝候補のGOMESSを倒したという成果を挙げたものの、HIYADAMに敗れた。その後第4回はT-PABLOW、第5回はRy-laxに敗れ、毎回優勝候補に挙がっていた反面成果を残せてなかったが、第6回でRude-αを破りついに優勝し、その後第7回で初の2連覇を果たした。その後第10回に出演するも、T-PABLOWに敗北を喫した。
現在も積極的にバトルに出場しているMCの1人で、フリースタイルダンジョン3人目の完全制覇者となった。

何が第7回俺たちはぶつけあってくぜお互いのラップで確かな愛





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最終更新:2023年01月16日 19:15