薪の王グウィン

登録日:2012/05/21(月) 12:24:04
更新日:2024/04/24 Wed 14:47:46NEW!
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(たきぎ)の王グウィンとは、『DARK SOULS』の登場人物である。


太陽の光の王とも呼ばれ、かつて最初の火に惹かれ「王のソウル」を見出だした者の一人。
騎士を率い、他に王のソウルを見出だした墓王ニト、イザリスの魔女、そして古竜を裏切った白竜シースと共に朽ちぬ古竜に戦いを挑み、勝利。火の時代をつくり上げた。
古竜との戦いには太陽の光の力である雷を巨大な槍として用いたとされる。
その後は自らの力を一族や戦友に分け与え、大剣だけを手に最初の火を継ぐために旅立った。

上記の説明やストーリー中の扱いからわかるように、ダークソウルの世界においての最重要人物と言っていい。

白竜シース、岩の鎧の戦士ハベル、世界の蛇フラムトなど種族をまたいで多くの友を持ち、グウィンが火継ぎに旅だった際には騎士達の一部があとを追うなど慕われていたようである。もしかしたらコミュ力も高かったのかもしれない。

有能であれば奉仕種族、悪く言えば奴隷階級である巨人族も城勤めに登用するなど、人事に関しても柔軟さがうかがえる。
特に鷹の目ゴーは巨人族でありながらグウィン王の四騎士という、当時の世相から考えれば世界でも最高峰の称号と役職を与えられており、ゴー自身も叙勲の際にグウィンから賜った兜を大切にしている。
ゴーを妬んだ何者かに兜の覗き穴が樹脂で塞がれて尚絶対に兜を脱がない事からも、グウィンに対する忠誠心は相当なものがうかがえる。
また王の刃キアランは暗殺者という暗部の存在であるにもかかわらず、ゴーと同じく四騎士の叙勲を受けている。
有能であれば役職、種族問わず登用し、しっかり実力を発揮させている事から戦士としてだけでなく、王としても非常に有能だったようである。


互いに敵対しているシースとハベルの間で板挟みになったり、太陽の長子を勘当したり、娘は娘で問題を抱えていたりと割と苦労人だったりもする。

そして存命ではあるが、かつての居城であったアノール・ロンドには彼の墓所がある。

外見はぱっと見人間に見えるが神様であり、人であるプレイヤーキャラクターよりも一回り以上大きい。ちなみに彼の娘はもっと大きい。幻だけどね



以下軽いネタバレ含みます。





ストーリーは不死人が現れ始めたところから始まるが、これは最初の火が消えかけているのが原因(最初の火が熾ったことにより様々な差異がもたらされた。不死人が現れるようになったのは火が届かなくなり、生と死が曖昧になったため)。
このことはグウィンが最早火を保てなくなったことを意味している。
そのためストーリーを進めていくと、親友である世界の蛇フラムトや彼の娘である太陽の王女グヴィネヴィアに後継として火を継いで欲しいと頼まれる。

そしてプレイヤーキャラクターと相見えるのは最後、つまりはラスボス

炎を纏った大剣で攻撃してくるが、ゴツい見た目と得物のわりに攻撃も移動も速いうえ、エスト瓶(回復アイテム)を使うと即座に突進してくるため迂闊に回復できないかなりの難敵。
他にはガン盾崩しの蹴り、ガード不能の掴み攻撃など、さすがラスボス。と言いたいところだが…。


実はボスのくせに攻撃はパリィ可能。そのため少しパリィの練習をすれば、あまり苦戦せずに勝ててしまう。
なのでパリィ可能で炎カット率が高い黒騎士の盾が有効。さらに致命攻撃の威力を上げるスズメバチの指輪を装備すると楽になる。逆に言えばパリィ無しで挑むととんでもない強敵になる。
それと邪教武器に弱いので用意しておくといい。意外にも炎に弱く、雷は耐性が高いので注意。

グウィンを倒すと薪の王グウィンのソウルを入手。他の「王のソウル」と違い、使用すれば莫大なソウルを得る他、武器の進化や奇跡の入手にも使用できる。

そして2周目以降になると、珍品売りドーナルからグウィンのコスチュームである大王シリーズが購入できる。
着てみるとプレイヤーキャラクターがグウィンより一回り小さいからか、服に着られてる感じがすごい。しかも性能も特筆すべきところがないため、滅多に着ている人を見かけない。

ちなみに彼の力の多くは神々に分け与えられ、また最初の火の薪として千年に渡って燃やされ灰になってしまった。そして彼との戦いに流れる悲しげな雰囲気のピアノ曲のタイトルは「Gwyn, Lode of Cinder」つまり「燃え殻の王グウィン」となっている。
グウィンの装備に特別な力がないのも、こういったことがあったからなのかもしれない。
またよく見ると、グウィンの顔はやつれて亡者のようになってしまっている。
その状態でこんだけ強いんじゃ全盛期はどんなだったんだよ…



以下重大なネタバレになります。















ある条件を満たすと出現するフラムトに瓜二つの蛇、闇撫でのカアスに話を聞くと…。

古い王の後に王ソウルを見出だした者、誰も知らぬ小人は人間の祖であり、『闇のソウル』を見出だした。
やがて火は消え、闇ばかりが残る。だから人の祖は人の時代である闇の時代を待った。

グウィンは闇を恐れ、闇の者である人を恐れ、そして人の間から生まれるであろう火の時代、つまり神の時代を終わらせ、人の、闇の時代をもたらす闇の王を恐れた。

そのためグウィンは闇の王が生まれぬよう最初の火を継ぎ、人がすべて忘れ、呆けるように自らの一族に人を支配させた。

このことから「彼の後に火を継ぐ事が不死の使命」というのは偽りで、真の不死の使命とはもはや消えかけの王グウィンを殺し、闇の時代をもたらすこと。

ということが語られる。とはいえ、どっちの話も胡散臭さMAXなのだが


それなのでグウィンを倒した後の行動でエンディングが分岐する。
最初の火の炉の篝火を灯し、火を継ぐ者として最初の火の薪となるか、そのまま立ち去って闇の時代をもたらし闇の王になるか、どちらかになる。

グウィンが最後に襲い掛かってくるのは、闇の王が生まれるのを恐れたためなのか、火を継ぐ素質を持つ者を試そうとしたのか、はたまた亡者となって正気を保てなくなってしまったのか、真相は不明なので各々フロム脳を加速させるべし。



追記・修正は火を継ぐ者にお願いします。

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最終更新:2024年04月24日 14:47